転職活動で必ず必要になるのが履歴書です。
しかし、いざ履歴書の作成に取り掛かると、どのように書いたらよいのか迷ってしまう箇所が出てきますよね。
そこで、ここでは転職活動における履歴書の書き方の基本について解説していきます。
さらに、履歴書で注意するべき5つのポイントについても説明していきますので、ぜひ参考にしてください。
【関連記事】 転職で受かりやすくなるための履歴書・職務経歴書の書き方とポイント
転職の履歴書|書き方の基本
それでは、履歴書の一般的なフォーマットにある各項目について、書き方の基本を解説していきます。
1 提出年月日
提出年月日は、基本的に作成した日付を記入します。
もし郵送で履歴書を送るのであれば、投函した日付を記入するようにしましょう。
また、履歴書を面接の当日に持参するのであれば、その面接を実施する日付を記入することになります。
このように、履歴書の提出年月日は、その用途によって記入方法が変わります。
2 写真
次に履歴書に貼る写真についてです。
写真のサイズは、横幅3cm縦幅4cmが基本。3ヶ月以内に撮影した写真を利用しましょう。
撮影はスピード写真でも問題ありませんが、できれば写真館で撮影するのがおすすめです。
履歴書の写真はあなたの印象を決める重要な要素ですので、時間とコストをかけてよいものを作りましょう。
3 学歴
次に学歴の記入方法ですが、履歴書全体で西暦か元号かの表記を統一するのが基本です。
学歴は高校からの記入で、それ以前の記入は不要です。
また、学校の学部や学科の名称は、省略せずに正式名称で記入すること。
例えば、「高校」も「高等学校」と略さずに記入します。
4 職歴
職歴は時系列で記入していき、学校名と同様に省略せずに正式名称で記載します。
転職の回数などが多く、全ての職歴が書ききれないような場合は、「 詳細は職務経歴書に記載」として職務経歴書に書くようにします。
そして、全ての職歴の記載が終わったら最終行に「現在に至る」と記入して、次の行に右寄せで「以上」と記入するのが基本です。
5 免許・資格
免許や資格は取得した年月日順に記載 していきます。
免許や資格も同様に、省略せずに正式名称を記載します。
例えば、『運転免許証』ではなく『普通自動車第一種運転免許』というように正式名称で書くことになります。
6 志望動機
志望動機のポイントは、企業が求めている人材を理解したうえで自身の強みを伝える ことです。
そのうえで、入社後に何をしたいのか、何ができるのかを明確に伝えることが大切です。
さらに意識したいのが、志望動機を読んだ採用担当者が、なぜ競合他社ではなく自社を選んだのかを理解できるようにしておくこと。
志望動機は履歴書の中でも重要な項目ですので、しっかりと時間をかけて作成しましょう。
7 趣味・特技
趣味・特技は空欄にする人がいますが、履歴書で空白の欄があるのは絶対にNGです。
年数などは気にせずに、趣味は必ず記載するようにしましょう。
一方で、数多くの趣味を記入するのもNGです。
面接で履歴書に記載した趣味・特技から話が弾むこともありますので、あなたが関心の高い趣味を絞り込んで記載しましょう。
8 通勤時間
通勤時間は最大でも1時間30分まで を転職先として選ぶようにしましょう。
それ以上かかると、採用担当者も毎日の通勤に支障が出てしまわないか不安になります。
そのため、1時間30分以上の場合は、面接でどのように答えるかを準備しておきましょう。
9 本人希望欄
本人希望記入欄には、例えば「営業職を希望します。」というように、あなたが希望する職種を記載します。
希望する勤務地があるのであれば、営業所名などを記入。
待遇面については、「 貴社規定でお願いいたします。」という表記にするのが基本。
転職の履歴書で注意するべき5つのポイント
ここまで履歴書の各項目の書き方についてお伝えしてきました。
全て基本的なルールですので、しっかりと守るようにしましょう。
そして、ここからは履歴書を作成するときの5つのポイントについて解説していきます。
これから転職活動の履歴書を作成しようと考えているのであれば、ぜひ参考にしてください。
1 企業に合わせて作成する
転職の履歴書で最も大切なポイントが、応募する企業に合わせて作成することです。
例えば、志望動機は応募する企業ごとに全て個別に作成していきます。
一度考えた志望動機を他の企業の応募へ使い回すのは絶対に避けましょう。
2 時間をかけて丁寧に作成する
また、履歴書は時間をかけて丁寧に作成しましょう。
心を込めて丁寧に書いたことは、必ず読み手に伝わるものです。
また、履歴書を作成するのは意外と時間がかかるものです。
しっかりと計画を立てて履歴書の作成に取り組むようにしましょう。
3 自分に合ったフォーマットを選ぶ
そして、履歴書のフォーマット選びも重要なポイントです。
なかには『自己PR』の欄があったり『家族構成』や『健康状態』などの欄があったりするフォーマットもあります。
自分自身をアピールしやすい、自分に合ったフォーマットを選びましょう。
4 誤字脱字はNG!必ず見直しをする
また、履歴書の誤字脱字は絶対にやってはいけません。
それを読んだ採用担当者は、あなたの入社の意欲が低いと判断するからです。
そのため、履歴書を書き終えたら、誤字脱字がないかを見直しましょう。
特に、いくつもの履歴書を書いていると集中力が落ちてきて、単純なミスをしてしまうケースはよくあることです。
記入ミスや記入漏れなどがないかを必ずチェックしましょう。
そして、履歴書を書いていて文字も間違ってしまった場合は、修正液や二重線などで訂正をしてはいけません。
そのまま書き続けるのではなく、新しい別の履歴書に最初から書き直すこと。
5 必ず控えをとっておく
そして、書き終えた履歴書は必ず控え・コピーをとっておくようにしましょう。
そうすることで、どの企業に、どのような履歴書を送ったのかを後から確認することができるからです。
先ほども説明したとおり、企業ごとに履歴書は作成するものです。
だからこそ、後から履歴書の内容を確認できるように控えをとっておくことが大切なのです。
もちろん、面接の前には、控えの履歴書を見てから臨むようにしましょう。
まとめ
さて、ここまで転職活動における履歴書の書き方の基本について話をしてきました。
履歴書の各項目に関して、それぞれ書き方の基本とポイントを説明してきたので、参考になったのではないでしょうか。
さらに、履歴書で注意するべき5つのポイントについても話をしてきました。
履歴書は企業の採用担当者にあなたという人物を伝える重要な書類です。
記入ミスや誤字脱字がないかをしっかりと確認して、時間をかけて丁寧に作成しましょう。
ここで解説してきた履歴書の書き方の基本をしっかりと守って、応募する企業の採用担当者の目に留まる履歴書を作成するようにしてください。
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