転職エージェントのデメリット・メリットは?最大限活用するためのポイントを解説

編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

転職希望者に企業の求人情報を提供してくれる転職エージェント。

本記事では転職エージェントを利用するメリット10選について徹底解説します。転職エージェントにはメリットばかりではなく、もちろん、デメリットもあります。

転職エージェントのデメリットへの対処法も紹介しますので、賢く利用して、転職活動を成功させましょう。

関連記事:未経験転職に強い転職エージェントおすすめ10選|未経験へ転職する時のポイント

目次

転職エージェントの7つのデメリットと対処法

どのようなものにもメリットがあれば、デメリットがあるものですが、転職エージェントにもデメリットがあります。

あらかじめデメリットや対処法を知っておけば、転職エージェントの利用中に慌てることはないでしょう。うまく対処できれば、メリットにも変えられるデメリットもあります。

ここでは、デメリットに対する具体的な対処法を紹介します。

デメリット1 応募できる求人が制限される

転職エージェントは、転職希望者の希望を聞いた上で企業を紹介します。転職希望者が望む企業に自由にエントリーできる転職サイトとは異なり、企業が求める人材の条件をクリアしなければ、紹介してもらえない可能性があることがデメリットです。

しかし、転職エージェントのアドバイザーに自分の強みや意欲を伝えることで、企業の条件以外の部分を企業側に推してもらえたり、もともとの希望以上の企業を紹介されたりすることもあります。アドバイザーには、応募に必要な最低限の情報を伝えるだけでなく、自己アピールをしておくことがカギとなるでしょう。

転職エージェントは「非公開求人」や「独占求人」を持っているため、希望する求人が少ないと感じた場合は、複数の転職エージェントに登録すると、応募の幅を広げることができます。

デメリット2 転職を急かされることがある

転職エージェントの中には、転職のサポート期間を短く設定している転職エージェントも存在します。転職エージェントは、転職希望者が内定を得ることで、企業から報酬を得るビジネスモデルのため、成功報酬を得るために、多くの転職希望者に対応する必要があります。効率良く報酬を得るためにスピーディーに進めたいと考えるのも当然です。

一方、転職希望者の活動状況にもよりますが、長期間、転職エージェントを利用してじっくり活動をすれば、転職が成功するわけではありません。転職エージェントの細やかなサポートに応じていくことで、転職活動がスムーズに進んでいくはずです。

自分のペースで転職活用をしたい方には転職エージェントは向いていないかもしれません。自分のペースを保ちつつ、転職エージェントを利用したい方は、複数の転職エージェントを利用するなどの工夫をしてみましょう。

デメリット3 転職時期未定だと後回しにされる可能性

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、複数の転職希望者を担当しているため「とりあえず転職を考えている」「具体的な退職時期は不明」という方は、後回しにされる可能性があります。

先にお伝えしたとおり、転職エージェントのビジネスモデルは、成功報酬型です。就職時期をはっきり決めている方を優先するのも当たり前といえるでしょう。

少し迷いがあったとしても「内定したら現在の職場を2ヵ月以内に退職可能」「自分の希望に合った求人があれば応募したい」など、わかる範囲で状況を伝えておくことをおすすめします。キャリアアドバイザーがサポートしやすくなるはずです。

デメリット4 転職サポートのスキルに差がある

転職エージェントによって、キャリアアドバイザーのサポート具合が異なる可能性があります。キャリアアドバイザーのスキルの差や、転職希望者との相性によるところも大きいですが、担当者を変更しても満足するサポートが得られない場合は、転職エージェントを変更してみましょう。

転職は、人生のライフプランに大きな影響を及ぼします。自分に合わない転職エージェントに時間を費やす必要はありません。

自分に合った転職エージェントを見つけて、上手に活用しましょう。

デメリット5 地方は応募先企業が少ないことも

転職サイトであれば、地方の求人情報が掲載されていることも多いですが、転職エージェントによっては首都圏に案件が偏り、地方の情報は少ない場合があります。

総合型転職エージェント」と呼ばれる大手の転職エージェントの中には支社を持ち、地方の転職に対応していることもあります。地方での転職を希望している方の転職エージェント選びは、対応地域をチェックすることから始めましょう。

デメリット6 希望に合わない求人を紹介される

担当者によっては、自分の希望していない求人ばかり提案してくるかもしれません。

そこには転職エージェント側のノルマが関係していることもあります。転職エージェントは企業からの報酬を受け取ることで収益を立てています。

企業側から「こんな人が欲しい」という要望があれば、登録者の希望にそぐわない求人を紹介するかもしれません。

担当者から届く求人募集のメールを確認して、半分以上が自分の希望に合わない内容であれば担当者に相談するといいでしょう。

転職エージェントに登録すると、最初に担当者との面談があります。面談は転職に関する意識や希望の職種、今後の流れを確認するのが一般的です。

面談までに、自分が転職に求める職種や業界について希望をまとめておきましょう。

面談でいかに詳しく自分の希望を担当者に伝えるかで、紹介される求人の質が異なります。

最低でも以下の4点は詳しく伝えられると担当者の理解が深まります。

  • 仕事内容・業界
  • 年収
  • 職場環境(職場の雰囲気)
  • 働き方(残業時間、転勤の有無)

担当者との認識を一致させ、より細かい条件を詰めていきましょう。

デメリット7 相性が合わない担当者がつくことがある

転職エージェントを利用する際、担当者と相性が合わないことがあります。

キャリアアドバイザーは転職活動のサポートを行う存在ですが、転職活動の進め方にずれが生じると、かえって足を引っ張る可能性もあります。

例えば、自分の希望に合う求人だけに応募したい場合に、転職エージェントはとりあえず選考に進むべきと求人を紹介してくると満足のいく転職活動ができません。

担当者が合わない場合は、他の転職エージェントを利用しましょう。

複数の転職エージェントを利用することで、出会える求人数を増やすことができるうえに、アドバイスをもらえる量も増やすことができます。

また担当者を変更することで解決できるケースもあるので、変更依頼することも選択肢の一つです。

転職エージェントを利用するメリット12選

ここからは転職エージェントを利用するメリットを紹介していきます。

メリット1 無料で利用できる

転職エージェントのメリットとして挙げられるのは、キャリアアドバイザーのサポートを受けられるのにもかかわらず、無料で登録・利用可能なことです。

転職エージェントは、ハローワークやリクナビなどの求人サイトと同じで、費用は一切かかりません。

先述のとおり、転職エージェントは人材採用ができた企業から成功報酬として費用を受け取る仕組みのため、転職希望者がお金を支払う必要がないのです。

メリット2 80%を占める非公開求人情報が入手できる

転職エージェントの求人の約80%は、一般には公開されていません。転職サイトやハローワーク、フリーペーパーなどでは手に入れることができない情報です。

転職は、どれだけ条件に合った求人情報を手に入れられるかにかかっています。非公開求人を多く持つ転職エージェントを利用すれば、多くの選択肢の中から自分に合った仕事を見つけられるでしょう。

非公開求人に応募できることは、転職エージェントを利用することの大きなメリットといえます。

メリット3 専任のキャリアアドバイザーに相談できる

転職エージェントは、プロに相談できることが大きなメリットといえるでしょう。筆記や面接に対してのアドバイスをもらえるだけでなく、過去の合格者の傾向などを把握しているため、ノウハウを教えてもらえることもあります。

自分だけで進める転職活動は、全て自分だけで対応しなくてはならないため、手間と時間が膨大になります。
一人でおこなう転職活動は、自分の労力だけでなく、不採用通知をもらうと精神的にもつらくなってしまいます。

うまくいっている時だけでなく、うまくいかないときにも、キャリアアドバイザーに悩みを相談できるのもメリットといえます。

メリット4 キャリアの棚卸しができる

キャリアアドバイザーに相談をすることで、自分の仕事のキャリアの棚卸しができることです。現代人は、仕事に人生の多くの時間を使っています。

キャリアの棚卸しをすることで、転職活動だけではなく、今後の人生についても考えるいい機会となるでしょう。

メリット5 社内の雰囲気を事前に把握できる

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、企業に何度も足を運んでヒアリングをおこなっているため、企業の雰囲気など企業のホームページには掲載されていない情報にも精通しています。

転職サイトを使って転職活動をしていたら、知り得ないような情報ばかりで、かなり大きなメリットといえるでしょう。より自分に合った企業選びができ、企業の情報を把握しているため面接対策にも役立つはずです。

メリット6 提出書類にアドバイスをもらえる

働きながらおこなう転職活動で最も負担感が大きいのは、履歴書や職務経歴書の作成ではないでしょうか。時間を取って、じっくり向き合わなくてはならないため、なかなか取りかかれないという方も多いはずです。

転職エージェントを利用していれば、キャリアアドバイザーから、より魅力的に映る履歴書や職務経歴書について、アドバイスを受けながら作成できるのも大きなメリットです。当然、応募書類の通過率も高くなるでしょう。

書類に書くことが見つからないという方も、キャリアアドバイザーが面談で自分の強みを引き出してくれるため、記載内容も充実します。

メリット7 スケジュール調整をしてくれる

転職活動は、現在の仕事をこなしながら進めるため、企業の面接などの入社試験に関わる日程調整が難しいことがあります。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、スケジュール調整をしてくれるため、非常にありがたく感じるでしょう。

担当のアドバイザーとの面談で、希望の日程を伝えておけば、応募先企業と調整をしてくれるため、負担を軽減できます。仕事をしながら、効率良く転職活動をするにはアドバイザーのサポートが必要不可欠といえるでしょう。

メリット8 選考の通過率が高くなる

転職エージェントを活用できれば、書類選考や面接の通過率が高くなることがメリットです。ひとりよがりで書類作成や面接対策をおこなうと、適正な対策ができているのか、なかなか判断できません。

キャリアアドバイザーから書類や面接に対する専門的なアドバイスを受け、客観的な視点から見た評価を受ければ、選考の通過率が上がる可能性が高くなるはずです。

転職エージェントは、企業のさまざまな情報をつかんでいるため、応募企業に合った対策を教えてくれるでしょう。

メリット9 入社の条件交渉をしてくれる

企業と転職希望者では、力関係としてどうしても企業のほうが勝るでしょう。内定後には給与や入社時期などの条件交渉がおこなわれますが、弱い立場である転職希望者が要望を伝えるのは難しいことだと想像できるはずです。

転職エージェントは、企業と転職希望者の仲介役として、条件交渉をしてくれます。全ての転職エージェントが、交渉をしてくれるわけではありませんので、担当者に尋ねて確認しましょう。

中途採用であれば、条件交渉はよくおこなわれます。自分の持つスキルや技術に合った希望年収を提示するのです。

もちろん、自分で条件交渉することも可能です。適当な条件を提示し、上手に交渉できればいいですが、なかなか厳しいことは想像に難くないでしょう。

条件交渉について熟知している転職エージェントに任せたほうが、希望に近づく可能性が高くなるでしょう。条件交渉のやり方がわからない方や、交渉は心理的なハードルが高いと感じる方は、キャリアアドバイザーに依頼することをおすすめします。

メリット10 勤め先から退社しやすい

転職希望者が希望する企業の内定を得たら、転職活動が終わると思えば大間違いです。意外に苦労するのは退社準備です。

退職日と入社日の折り合いがつかなかったり、業務と引継ぎの有給消化の日程調整が難しかったりと、さまざまな問題が生じます。予想しなかった引止めにあうこともあるでしょう。

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、退職時のトラブルに関してもアドバイスを受けることができます。

メリット11 推薦状を送ってくれる

転職エージェントは、企業に推薦状を作成・送付してくれることがあります。

事前に企業側にどのような人なのか客観的に伝えてくれることで、求職者は面接時に自分の経歴や適性をアピールしやすくなります

個人で転職活動を進めていると、推薦状を送ることはできないので、転職エージェントならではのメリットです。

メリット12 面接のフィードバックをもらえる

転職活動を進めていく中で、面接で不採用になることもあるでしょう。

転職エージェントを利用するとなぜ不採用になったのかフィードバックをもらうことができます。

個人で転職活動を進めている場合は、面接後のフィードバックを得ることは難しいでしょう。

しかし、転職エージェントを通じて転職活動を行うと、面接後に具体的なフィードバックを受け取ることができ、自分の強みや改善点を知る上で有益です。

また、次回の面接に生かすための具体的なアドバイスももらえるため、転職成功の確率を高めることができます。

転職エージェントのサポートを受けることで、より質の高い転職活動を進めることができるでしょう。

転職エージェントは種類によってメリット・デメリットが変わる

一口に転職エージェントと言っても、さまざまな種類があります。種類によって、メリットやデメリットも変わります。

それぞれの転職エージェントの特徴と合わせて、メリットとデメリットを紹介します。

大手総合型|転職エージェントのメリット・デメリット

大手総合型の転職エージェントは、多くの求人案件を持ち、幅広いエリアに住む転職希望者に対応可能です。

メリットとしては、多様な業界・職種の案件を持ち、多くの転職希望者に対応してきた大手ならではの、安定した質の高いサービスを受けられることです。
デメリットは、メリットの裏返しともいえますが、キャリアアドバイザーが全ての求人案件を把握することは難しいこと、全ての業界・業種の深い知識を有しているとはいえないことです。

業界・職種特化型|転職エージェントのメリット・デメリット

業界・職種特化型の転職エージェントは、特定の業界・職種に絞った転職希望者向けのサービスです。

業界・職種について熟知したキャリアアドバイザーが相談に乗ってくれることがメリットです。
デメリットは、業界・職種を絞っているため、保有する求人数が大手総合型の転職エージェントよりは少ないことです。

年代・属性特化型|転職エージェントのメリット・デメリット

年代・属性特化型の転職エージェントは、特定の転職希望者に合わせた対応の経験値が高いといえます。

メリットは、転職希望者に手厚いサポートが受けられることです。
デメリットは、転職エージェントが集める年代・属性特化型の求人が、転職希望者の望む転職先と見合わない可能性があることです。

転職エージェントの利用をおすすめしたい方の特徴

転職活動を進めていくなら転職エージェントの利用を推奨しますが、特におすすめしたいのは、以下の特徴に当てはまる方です。

  • 初めて転職活動をする方
  • 転職業界や職種に悩んでいる方
  • 未経験業界や職種にチャレンジしたい方
  • 客観的な視点を入れて転職活動をしたい方
  • 選考の通過率を高めたい方
  • ブラック企業への転職を避けたい方

転職活動を始めようとするとき、転職エージェントを利用すべきか悩む方も多いことでしょう。転職エージェントのメリットやデメリットだけでなく、自分が利用するべき状況なのか判断することが大切です。

転職エージェントの利用をおすすめしたい方の特徴別にその理由を述べます。

初めて転職活動をする方

転職活動の経験がない方に向けて、転職までの道のりを案内してくれるのが転職エージェントです。キャリアアドバイザーが適切なアドバイスをしてくれるので、転職活動に関する情報収集の手間をかけずに、転職活動に進んでいくことができます。

転職業界や職種に悩んでいる方

今の職場を退職したい理由は明らかでも、次にどのような業界や仕事を選べばいいのか、漠然としている方も多いのではないでしょうか。

25歳〜27歳の転職が最も多いといわれていますが、大卒の場合、実務経験は約4・5年と短めです。さまざまなことに挑戦したくても、実務経験が少ない場合、転職でキャリアダウンになってしまう可能性もあります。

営業の場合のキャリアアップイメージ
例:営業の場合のキャリアアップイメージ

転職エージェントには、転職の成功・失敗事例のストックが豊富にあります。転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談をしながら、次のステージを探していくことがおすすめです。

未経験業界や職種にチャレンジしたい

転職活動で希望の仕事を勝ち取るには、情報収集力が鍵となるといっても過言ではありません。特に、未経験の業界ともなれば、表向きのイメージだけで、詳しい実情を知らない方がほとんどでしょう。

業界へのイメージ先行で応募先企業を決めてしまうと、入社後のギャップが大きく、再びすぐに転職活動を始めることになりかねません。

未経験業界・職種にチャレンジしたい方は、業界特化型の転職エージェントを利用して、業界内の情報を提供してもらいましょう。

実情を知っておけば、内定率も上がり、入社後の定着・活躍にもつながっていくはずです。

次のグラフは、総合求人・転職支援サービス「エン転職」で、ユーザー(9,297名)を対象に「仕事において、やりがいを感じること」についてアンケートを実施した結果です。

仕事のやりがい、どんな時に感じる?一番は「ありがとう」「成長したね」の言葉だった(調査結果)|HUFFPOST
引用元:仕事のやりがい、どんな時に感じる?一番は「ありがとう」「成長したね」の言葉だった(調査結果)|HUFFPOST

仕事における満足度は同じ環境でも人によって違いますので、次の仕事の期待値を調整する役として、転職エージェントを使うのがおすすめです。

客観的な視点を入れて転職活動をしたい方

面接に自信がない場合には、面接を成功させるプロである転職エージェントに、面接対策をしてもらうことには大きな意味があります。とくに未経験職への転職を考えている方は、自分が思っている以上に厳しい面接になると考えておいて良いでしょう。

事前に面接官・採用側の目線で、よく質問されるポイントなどを対策できれば、より内定率を上げることも可能です。

選考の通過率を高めたい方

主に学歴に自信がない方や書類で何を書けば良いか定まっていない方などは、転職エージェントの利用は有効です。書類の通過にもいくつかポイントがあり、書類選考が突破できないと転職活動も始まりません。

転職サービス大手の「マイナビ転職」のデータでも、下記のような記載がありました。

マイナビエージェント(人材紹介)で転職活動を行い、内定を得た人たちのデータによると、応募して書類選考を通過する確率は30%、そこから一次面接を通過する確率は30%、その後最終面接を通過し、内定を得る確率は50%でした。

平均応募社数や、選考通過・内定の確率はどれくらい?|マイナビ転職

たとえば、1企業に100人の応募があれば、書類選考を通過するのは30人、そのうち一次面接を通過するのは9人、最終面接を通過し、内定を得るのは4〜5人ということです。

引用元: 平均応募社数や、選考通過・内定の確率はどれくらい?|マイナビ転職

単純に考えても10人に3人しか書類選考を通過しないという、かなりシビアな状況ですので、応募書類の対策がどれだけ重要なことなのかがおわかりいただけるでしょう。

なぜ書類通過率がこんなにも低いのかというと、次のようなことが挙げられるのではないでしょうか。

まずは、どこでもいいから受かりたいと考えていること。今までの経歴やスキルを無視して、適当に応募してしまうパターンです。なんの目的もなく応募するのは、採用担当者には見抜かれてしまい不採用となるでしょう。

次に、アピールが不十分で、担当者の目に留まらないからです。大手や人気のある企業の求人が出ていれば、応募が集中することが予想されます。限られた時間の中で多くの応募者を選別しなければならないため、書類の情報は重要です。採用担当者の目に留まらなければ、書類通過は難しいでしょう。

もちろん、直接会えば人柄なども評価され、内定に至る可能性も高いといえます。しかし、面接に進むためにも、まずは書類を通過させることが最重要課題となるでしょう。

転職エージェントは、各企業がどんな人を求めていて、面接でどんなことを重視しているか把握しています。転職エージェントを利用することで、書類通過率を高めることは難しくないといえるでしょう。

ブラック企業への転職を避けたい方

転職をしたい人の中には、今の職場がブラック企業だからと転職を考えている方もいるでしょう。その場合、せっかく転職したのに転職先もブラック企業なら元も子もありません。

転職エージェントを利用する企業は、アドバイザーが実際に足を運びヒアリングし、会社の内情なども把握しています。そのため、企業がうそをついていない限りは、転職エージェントの案件にはブラック企業はないといえるでしょう。

転職エージェントの利用をおすすめしない方の特徴

転職エージェントは必ずしも全ての方におすすめできるものでもありません。転職エージェントの利用をおすすめしない方に該当するのは、下記の内容が当てはまる方です。

  • 自分のペースで転職活動を進めたい方
  • 人の意見に流される方
  • 希望の転職先が決まっている方

上記の条件に当てはまる方には、なぜ利用をおすすめしないのかを解説します。転職エージェントの利用で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

自分のペースで転職活動をしたい方

自分のペースで転職活動を進めたい方は、転職エージェントの利用はおすすめしません。

転職エージェントのメリットの中には、スケジュール管理をしてもらえるということもあります。

そのため、自分のペースで進めたいと考える方の場合、転職エージェントをうまく活用できない可能性があるでしょう。転職エージェントを利用すると「書類は最低〇日まで」「〇日までに回答してください」など、行動に対する期限があります。

そのため、少しでも急かされたくない方は、転職エージェントを利用しないほうが無難といえるでしょう。転職サイトで求人を探し、自分で応募すれば自分のペースで転職活動をすることができます。

人の意見に流される方

転職エージェントを利用すると、さまざまなアドバイスが受けられます。

しかし、人の意見に流されやすい方は、転職エージェントの利用をおすすめしません。

転職活動は、自分が希望する業界や企業へ入社するためにおこなうものです。しかし、担当したアドバイザーの意見によって流されてしまうと、本来希望していた業界や企業とは異なる会社に就職する可能性があります。

転職エージェントは、企業が人材を採用するごとに成果として報酬を受け取れるため、転職希望者が希望しない業界や企業を紹介するケースは少なくありません。そのため、人の意見にすぐ流される方だけでなく、何となく転職活動している方は注意が必要です。

人の意見に流されやすい方は、まずは自分で転職活動を始め、自分の目標や希望が明確になってから転職エージェントを活用するのがおすすめです。転職して、すぐに辞めてしまわないためにも、自分の意思をしっかり固めておく必要があります。

希望の転職先が決まっている方

転職したい企業が明確に決まっている人は、転職エージェントを利用しないほうが良い場合があるでしょう。希望する企業が、自社サイト・求人サイトなどで求人を出している場合、直接応募してしまったほうが効率は良くなります。

また、転職エージェントで働きたい企業の求人が出ていなければ、応募することもできません。転職エージェントでは非公開求人となっている可能性もあり、その場合は探すのが困難となるでしょう。

転職エージェントを利用する以外の転職方法

転職エージェントを利用せずに転職をしたい人は、どのような方法があるのでしょうか。転職エージェント以外で転職する方法についてまとめました。

  • 転職サイトから自分で応募する
  • スカウト型の転職サイトを利用する
  • ハローワークに登録する
  • 直接企業に応募する
  • 知人経由で転職する

それぞれ詳しく説明していきます。

転職サイトから自分で応募する

転職サイトは、自分で求人を探して応募する転職活動の方法です。

転職エージェントは、求職者に担当者がついておすすめの求人を紹介することで転職活動を進めます。一方で、転職サイトは公開された求人を自分で確認して、応募したい会社に自分で応募できます。

転職エージェントは担当者が転職を急かしてくるデメリットがありましたが、転職サイトを利用すれば自分のペースで転職を進められます。

企業研究を自分で行う必要がありますが、自分の転職に責任を持って進められるため納得のいく転職になるでしょう。

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スカウト型の転職サイトを利用する

転職サイトは自ら応募する必要がありますが、スカウト型の転職サイトもあります。

スカウト型の転職サイトは、事前にプロフィールを入力しておけば、あとは企業側からスカウトが届く仕組みです。

仕事が忙しくてなかなか転職活動の時間を取れない方にはスカウト型の転職サイトを利用するのがおすすめです。

また企業側が求職者に興味を持ってスカウトを送ることが多いので、選考に通りやすいのもスカウト型の転職サイトを利用するメリットのひとつです。

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ハローワークに登録する

ハローワークは、公共職業安定所と呼ばれる厚生労働省が運営する職業紹介機関です。

ハローワークでは登録料が無料で求人を載せられるため、多くの企業が求人を設置しています。ハローワークに訪問し、登録することで求人を検索できます。

ハローワークに登録する企業は地元の中小企業が多く、地元就職を狙う人におすすめです。

一方で、どの企業も無料で求人を載せられるため企業の質はさまざまです。

自分で企業分析をしっかり行わなければ、ブラック企業に転職してしまう可能性もあります。

相談員と話し合いながら慎重に転職活動を進めると良いでしょう。

直接企業に応募する

多くの企業は、公式サイトや採用ページを設置しています。採用ページから直接企業に応募することも可能です。

もし、自分の希望する企業がすでに決まっている場合は企業の公式サイトから直接応募してみましょう。採用担当者からの返信で今後の採用の流れ・書類面接・面接など、転職活動を進められるはずです。

知人経由で転職する

知人の紹介で企業に転職する方法をリファラル採用と呼びます。

リファラル採用は実際に働いている人から社内の状況や働き方、福利厚生の実情などを聞いた上で転職を進められるため、転職後のギャップを無くせます。

社員による推薦で採用が進み、企業側は採用コストが減らせるメリット、求職者側は推薦という評価ポイントを受け取れるメリットがあります。

一方で、選考の辞退がしづらい、他の企業との比較がないまま転職が進んでしまうというデメリットもあることを、あらかじめ理解しておきましょう。

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングとは、企業が特定の人材やスキルを持つ個人を直接リクルートする方法です。

ダイレクトリクルーティングは特定のスキルを持つハイクラス人材が対象とされることが多いです。

企業が求める条件やスキルに合致した人材を効率的に探し出すことができるのが、企業側のメリットです。

また、候補者に対して直接コンタクトを取るため、採用プロセスがスムーズに進み、短期間で済むのはすぐ転職したい求職者にとって助かる点でしょう。

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年代別・転職エージェントの活用方法

転職エージェントの利用を検討する場合、特定の業態・業種・分野に特化した転職エージェントを選ぶことで、あなたの希望に合った企業を選べる確率は格段に高くなるでしょう。

転職エージェントを選ぶ際に参考になる要素をピックアップしましたので、参考にしてください。

20代の転職希望者の場合

20代で初めて転職する方が多いですが、20代の転職は失敗しやすいといわれています。そのため、良い転職をするためには転職成功実績が多い「大手企業の採用に強い転職エージェント」を選ぶのが得策です。

また、キャリアUPなどの前向きな転職を目指すなら「交渉力が高いエージェント」を選ぶのもポイントといえます。年収UPなどをアピールポイントにしている転職エージェントは、極めて交渉力が高いと思われます。

30代の転職希望者の場合

30代で転職する場合は、年齢的にも失敗は絶対に避けたいところです。そのためにも「転職成功実績の多い大手企業に強い転職エージェント」を選ぶのは必須かもしれません。

その中でも「30代に強い転職エージェント」を選ぶことが重要なポイントです。

40代の転職希望者の場合

40代の転職では30代のころとは違い、役員クラスの能力が求められるケースが多くなるでしょう。

ある程度、幅広い業界で求人案件があるかと思いますが「40代に強い転職エージェント」や「エグゼクティブに強い」「ハイキャリア向け」などの転職エージェントを選ぶことをおすすめします。

女性が転職エージェントを選ぶ場合

女性の活躍する場がやっと認められてきた世の中ですが、50年以上続くような大手企業では、未だに女性に対して厳しい現状もあります。

また、仕事にやりがいを持つ女性が増えてはいるものの、男性に比べれば転職が難しい傾向があるといえます。

そのため、企業と太いパイプを持ち「女性の転職成功実績が豊富な転職エージェント」を選ぶのがポイントでしょう。

転職エージェントを賢く利用する方法

最後に、転職エージェントを賢く利用する際に知っておくべき、以下の5つの知識をご紹介します。

  • 複数の転職エージェントに登録しておく
  • サービス内容を理解し徹底的に活用する
  • 転職に関する細かい希望や疑問を転職エージェントと共有する
  • 担当者とこまめに連絡を取る
  • 担当者との相性が悪ければすぐに変更してもらう

ぜひ参考にして、転職を成功させましょう。

複数の転職エージェントに登録する

転職エージェントを複数使う最も大きな理由は、応募できる求人の幅を広げるためです。転職エージェントでは「非公開求人」のほかにも「独占求人」というものがあり、そのエージェントでしか応募ができません。

また、転職エージェントによって得意な分野に違いがあるため、複数に登録しておくことをおすすめします。転職を成功させるためにも、選択肢を多くしてチャンスを増やすようにしましょう。

サービス内容を理解し徹底的に活用する

転職エージェントを賢く利用するために、サービス内容を理解することが大切です。転職エージェントでは、以下のようなサービスを受けられるでしょう。

転職エージェントで受けられるサービスの例
  • 求人案件の紹介
  • 応募書類のアドバイス・添削
  • 面接の日程調整
  • 内定後の条件交渉

また、不採用になったときには企業へのヒアリングをおこない、不採用の理由を聞いてくれるため、次の面接に活かせます。他にも、転職エージェントによっては、転職成功後1年間のサポートをしてくれる場合もあり安心です。

転職に関する細かい希望や疑問を転職エージェントと共有する

転職エージェントは今まで何人もの求職者を転職させた実績があり、転職に関する知識を幅広く持っています。

ただ、その知識を効果的に得るためには担当者とのコミュニケーションが大切です。自分の希望や悩みを担当者が理解しなければ、それにあったアドバイスができるはずないですよね。

担当者との関係が深くなればなるほど親身に相談に乗ってくれるはずです。担当者と協力して転職を成功させましょう。

担当者とこまめに連絡を取る

転職エージェントを利用する場合、担当者と頻繁に連絡を取りましょう。

担当者からは面談の日程調整や求人の紹介、現在の転職活動の進捗の共有など絶えず連絡がきます。

担当者は複数の求職者の担当をしており、転職に積極的な人をより優先してサポートすることがほとんどです。

つまり、転職エージェントから手厚いサポートしてもらうためには、担当者とこまめに連絡を取り転職に積極的だと示す必要があります。

最低でも1週間に1回は連絡をして転職の進捗を共有するといいでしょう。

担当者との相性が悪ければすぐに変更してもらう

転職を成功させるには、担当者との相性がかなり重要です。

相談を気軽にできなければ、転職に関する悩みや不安を溜め込んだまま、納得いかない転職になってしまう可能性も上がるでしょう。

もしも担当者が自分に合わないと感じた場合は、すぐに変更できます。

転職エージェントの公式サイトから申請する方法や、直接担当者に連絡して変更してもらう方法があり、自分の利用しやすい方法を選べます。

担当者の方は、ベテランから経験の浅い人までさまざまです。人によって相談のしやすい人とそうでない人は分かれますよね。

担当者との相性は実際に話してみないとわからない部分が多いため、ベテランだから良い、経験が浅いから悪いと判断せず、面談や連絡などの対応を通して担当者との相性を判断しましょう。

転職エージェントを利用する流れ

転職エージェントのおすすめについて分かったところで、転職エージェントを利用した転職の流れについても確認しておきましょう。

転職エージェントを利用して転職をする場合、下記の流れで進みます。

STEP
登録

転職エージェントでは、登録をしてあなたの経験等の情報を入力することで、利用ができるようになります。

STEP
担当者と面談

登録後、担当者が付くことになりますので、面談を行いヒアリング等が実されます。

STEP
応募・面接

応募書類は担当者経由で企業に送られます。面接日の調整や給与交渉も行ってくれます。

STEP
サポート

求人の紹介を受けつつ、書類の添削や面接対策等のサポートを受けられます。

STEP
退職と入社準備

通常、内定が決まってから現職に退職を伝えます。同時に転職先への入社準備も進めます。

転職エージェントに登録後、すぐに担当者との面談があります。

そこでのヒアリング情報を分析し、その人に合った求人を紹介する方法で転職活動がスタート。

転職活動中は履歴書の添削や面接練習、キャリアの相談など担当者からのサポートを受けながら求人を探し、応募します。

内定が出た後もサポートは続き、入社日の交渉だけでなく退職に伴う手続きや関係者への挨拶、引き継ぎ方法についてもアドバイスをもらえます。

転職に関する不安は、すべて転職エージェントに相談してみましょう。不安を一つひとつ解消しながら転職を進められますよ。

おすすめの転職エージェント5社|おすすめのポイントごとに紹介

この項目では、転職エージェント5社を利用するおすすめポイントごとに紹介しています。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント」は、株式会社リクルートが運営する転職エージェントです。20231月時点での非公開求人数が21万件以上となっており、優良求人や大手求人に出会いやすい転職サービスといえます。

キャリアアドバイザーが、面接対策や書類添削などのサポートをしてくれるため、転職活動を安心して進めることができます。求人数も豊富に掲載されているため、求職者にマッチした求人を紹介してもらうことができるでしょう

《リクルートエージェントのおすすめポイント》
  • 国内最大級の掲載求人数
  • 専門コンサルタントから手厚いサポートを受けられる
  • 優良求人や大手求人などハイクラス向け転職にも対応

doda

doda

doda」はパーソルキャリア株式会社が運営する大手転職サービスです。dodaでは、転職サイトと転職エージェントの両方のサービスを同時に利用できます

そのため、自分で求人を探しながら、転職エージェントのアドバイザーからの求人紹介やサポートを受けることが可能です。転職活動をうまく進められていない人でも、積極的に求人紹介を受けられ、サポートも充実しているためスピード感をもって就職活動を進めることができるでしょう

dodaのおすすめポイント
  • 豊富な掲載求人から興味のある求人を見つけやすい
  • 積極的に求人紹介を受けることができる
  • 全国各地に支店があるため地方求人も充実している

マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェント」は、人材派遣・人材紹介大手の「株式会社マイナビ」が運営している転職エージェントです。幅広い職種の求人を掲載しているため、未経験職種への転職を希望している人におすすめの転職エージェントとなります。

また20代の転職に強いことから、第二新卒から高い支持を受けています。さまざまな業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しているため、面接対策や書類添削などで専門的なアドバイスやサポートを受けやすいでしょう

初めての転職に悩む人におすすめの転職エージェントです。

マイナビエージェントのおすすめポイント
  • 第二新卒を含めた20~30代へのサポートが手厚い
  • 非公開求人を多数掲載している
  • 専門的なスキルや資格を持っていなくても転職に成功しやすい

doda X

dodaX

doda X」はパーソルキャリア株式会社が運営する転職サービスです。管理職などを含めたハイクラス向けの求人に特化しており、他の転職サイトには掲載されていない非公開求人を多数取り扱っています。

40~50代でハイクラス向けの転職を希望しており、条件に合った企業を見つけたいといった人におすすめの転職サービスです。

doda Xのおすすめポイント
  • ハイクラス向けの求人掲載が多い
  • 40~50代の転職に強い
  • 企業からヘッドハンティングできる機能がある

type転職エージェント

type転職エージェント

type転職エージェント」は、株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職エージェントです。type転職エージェントを利用したユーザーの71%が年収アップに成功していることから、年収を重視した転職をしたい人に向いているでしょう。

求人は関東圏が中心となっているため、一都三県での転職に向いています。キャリアアドバイザーからのサポート内容も充実しているため、一人で転職活動を上手く進める自信がないという人におすすめの転職エージェントです。

type転職エージェントのおすすめポイント
  • 年収アップを図りたい人におすすめ
  • 書類添削や面接対策などの不安を解消できる
  • IT業界への転職に強く未経験転職にも対応できる

転職エージェントのデメリット・メリットに関してよくある質問

ここからは、転職エージェントに関するよくある質問に回答していきます。

  1. 転職エージェントの利用には費用が発生するの?
  2. 転職エージェントはどんな人におすすめなの?
  3. 転職エージェントを見極めるための方法は?
  4. 転職エージェントは、すぐに転職の意思がなくても利用できる?

それぞれ見ていきましょう。

1. 転職エージェントの利用には費用が発生するの?

転職エージェントを利用する場合、費用は発生しません。なぜなら転職エージェントは企業側からの成功報酬によって運営されているからです。

利用者の転職の結果に関わらず費用がかかることなく、転職エージェントのさまざまなサポートを受けられるのが嬉しいポイントですね。

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2. 転職エージェントはどんな人におすすめなの?

転職エージェントがおすすめなのは下記のような特徴を持つ人です。

  • すぐに転職したい人
  • 転職活動にかける時間を短縮したい人
  • 初めて転職する人
  • キャリアの相談を受けながら転職をしたい人
  • 自分で判断しながら転職活動ができる人

転職エージェントは、求職者が素早くかつ好条件の会社に転職できるようにサポートするサービスです。

転職者の不安や疑問を取り除く役割や、スムーズに転職活動を進める役割があるため、ひとりではなく担当者と協力して転職を成功させたい人に向いているでしょう。

3. 転職エージェントを見極めるための方法は?

転職エージェントは、自分に合ったサービスを選ぶことで転職の可能性や効率がかなり上がります。

自分に合った転職エージェントを見極めるには下記の2点を確認してみてください。

  • 自分の転職したい業界や職種の求人が豊富か
  • 担当者との相性がいいか

転職エージェントは、総合型と特化型に分かれます。

自分の転職したい職種がすでに決まっている人は、総合型の転職エージェントだけでなく特化型の転職エージェントにも登録しましょう。

複数の転職エージェントに登録すれば、サポートの質や扱う求人数が変わり、より効率良く転職を進められますよ。

特に、転職エージェントでは担当者との相性が1番重要です。

担当者は求職者の転職のサポートを全面的に行うパートナーのような存在。転職の悩みを話しやすいか、業界の知識は豊富か、サポートの質はいいかなど、自分にとって助けになる担当者であるかを判断しましょう。

担当者はいつでも変更できます。まずは転職エージェントに登録して、担当者との相性の確認を進めるのがおすすめです。

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4. 転職エージェントは、すぐに転職の意思がなくても利用できる?

転職エージェントは、直近の転職の意思がなくても利用できます。

ただ、転職エージェントに登録すると担当者が専属で付き、転職に関するサポートを実施するため、担当者にすぐに転職する意思がないことを伝えなければ、担当者との転職のすれ違いが起こり、サポートの質が下がる可能性があります。

サポート期限が決まっている転職エージェントにも注意が必要です。マイナビエージェントはサポート期間が無期限のため、まずは登録して使い方に慣れていきましょう。

最後に|転職エージェントを最大限活用し、希望どおりの転職を実現させよう

本記事は、転職エージェントを利用するメリットとデメリットについて解説しました。転職エージェントのデメリットも、対処法を事前に知っておけば、メリットに変えることもできるでしょう。

転職エージェントを利用するメリット10選を振り返って、利用の可否を決断しましょう。

  • メリット1 無料で利用できる
  • メリット2 80%を占める非公開求人情報が入手できる
  • メリット3 専任のキャリアアドバイザーに相談できる
  • メリット4 キャリアの棚卸しができる
  • メリット5 社内の雰囲気を事前に把握できる
  • メリット6 提出書類にアドバイスをもらえる
  • メリット7 スケジュール調整してくれる
  • メリット8 選考の通過率が高くなる
  • メリット9 入社の条件交渉をしてくれる
  • メリット10 勤め先から退社しやすい

どのメリットに魅力を感じたでしょうか。1つでも魅力を感じた方は、まずは登録してみましょう。

きっと、転職エージェントの頼りになるキャリアアドバイザーが転職活動の道筋を立ててくれるはずです。

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株式会社アシロ

CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。