転職先が決まっていない退職はNG!?オススメできない5つの理由

編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

これまでに転職を成功させた人は、在職中に転職活動を行なった人がほとんどです。

大手転職サイト『doda』が実施した調査によると、約8割の社会人が在職中に転職活動を行ない、内定を勝ち取ったという結果になっています。

(参考: 転職活動、仕事とどう両立していた?|doda

多くの人が仕事と両立しながら、転職活動をしたのは、『転職先が決まっていない状態での退職』には何かしらのデメリットがあるためといえるでしょう。

以下、詳しく見ていきます。

目次

転職先が決まってない状態で退職する5つのデメリット

転職先を決めずに退職するデメリットは以下の5つ。

  • 転職活動にかかるお金の心配
  • 希望条件に妥協が生まれやすい
  • 転職失敗の『保険』がない
  • 税金や年金・保険の手続きが面倒
  • 会社からの慰留願いを断りにくい

それぞれ確認しておきましょう。

転職活動にかかるお金の心配

転職活動にはいろいろとお金がかかりますが、その1つが交通費です。

例えば、大阪在住の人が東京の会社を受ける場合、新幹線で行くのが普通でしょう。

大阪―東京間は往復3万円近くかかります。

月に2回面接の予定があれば6万円もかかることになります。

仕事をしていて収入があれば何とかなる金額ですが、退職してしまっている人には非常に厳しい額です。

他にも、宿泊費、待ち時間のカフェ代、スーツ代などが必要となる場合もあります。

さらに一人暮らしの人なら、生活費も負担となります。

希望条件に妥協が生まれやすい

お金に余裕があれば、精神的な余裕を持てることにもつながります。

反対に余裕がないと、焦りや不安から転職の希望条件を妥協してしまいがちです。

転職は、可能な限り『自分の最大限の希望が叶えられる会社で働くため』に行なうものです。

「貯金も底を尽きたし、もうこの会社でいいや…。」という中途半端な形で終わってしまうのはとても残念なことといえます。

条件を妥協して転職をしたことで、入社後に「もっと頑張っておけばよかった…。」と後悔している人は少なくありません。

転職失敗の『保険』がない

縁起でもないことですが、転職には成功もあれば、当然失敗もあります。

実際、途中で挫折したり、不採用が続いたりして諦めてしまう人は少なくありません。

そんなときに、今の仕事を続けているのと辞めているのとでは、状況が全く違います。

在職していれば安定的な収入もあり、生活費の心配もないでしょう。

また転職に失敗しても、キャリアが途切れることはありません。

つまり仕事を続けていることで、その仕事が転職に失敗したときの『保険』になるのです。

税金や年金・保険の手続きが面倒

転職先が決まっていない場合、退職後の税金や保険の手続きは自分で行なう必要があります。

市民税、国民年金、国民健康保険などの手続きは慣れていない人が多いため、わずらわしく感じるものです。

年金や健康保険は、離職期間が2週間以上であれば、切り替えの手続きが必要です。

また、会社から離職票をもらい、失業保険の手続きが必要となることもあります。

その点、転職先が決まってから退職した場合、会社の担当部署が手続きをしてくれるためとてもスムーズに進むでしょう。

会社からの慰留願いを断りにくい

転職先が決まっていない状態で、今の会社に退職の意思を伝えても、スムーズに受け入れてもらえない可能性があります。

「期待しているから辞めないで欲しい」

「一回飲みに行こう」

などと引き止められると、つい感傷的になり、残りますと言ってしまうものです。

せっかく転職の決意をしたのに、一時の感情だけでその決意を曲げてしまうのは、自分の将来にとっても転職先にとってももったいないことですよね。

退職願を出す際に、「すでに転職先が決まっています」と伝えられれば、粘り強く引き止められることはほぼないでしょう。

転職先が決まってない退職のメリット


「転職先が決まってからの退職が100%正解」というわけではありません。

転職先が決まっていない状態で退職し、転職活動をすることにも少なからずメリットがあります。

転職活動にかける時間に余裕がある

すでに退職している人は、持っている時間全てを転職活動に注ぐことができます。

在職中の人は、休日や有給を使いながら、履歴書・職務経歴書の作成、業界・企業研究など、転職活動を進める必要があります。

仕事との両立がうまくいかないと、休日を使うだけでなく、睡眠時間が削られたり、勤務中にもメールや電話の返信をしたりすることもあるでしょう。

他方、退職している場合は、面接や説明会などのスケジュール調整がしやすいですし、転職セミナーなどにも参加しやすいです。

しかし、転職活動にかける時間に余裕があるということは、メリハリをつけにくいともいえるため気をつけておきましょう。

応募先に本気度を示せる

面接時に、すでに前職は辞めていますと伝えることで、「絶対に御社に入社したい!」という本気度をアピールすることができます。

というのも、採用担当者の最大の悩みは、内定を辞退されることです。

「時間とお金をかけて優秀な人材を見つけたのに、辞退されてしまった…。」というのは、採用側が避けたいリスクのひとつといえます。

また時間的な余裕があれば、業界・企業研究に力を入れて取り組めますし、アルバイトやボランティアで実務経験を積めば、さらに本気度を示すことができるでしょう。

「いつ始めるか」は成功・失敗の分かれ目

転職先が決まっていない人にとって、転職活動をいつ始めるかは重要なポイントです。

転職活動を始める時期としては、1月ごろと7月ごろがおすすめです。

多くの企業では事業年度の区切りである、4月と10月に向けて採用活動を活発に行ないます。

新規事業のための人員を集めたり、社内体制を整理したりするためです。

4月は新卒も入社してくるため、研修・教育や契約、保険といった事務的な手続きをまとめて行なうことができるという点で、企業側にメリットがあります。

転職は活動開始から内定までに2〜3ヶ月かかるのが一般的です。

ですから、最低でも4月・10月の3ヶ月ほど前から転職活動を始めることがポイントとなります。

また、6月にボーナスをもらってから会社を辞める人も多く、5月や6月にも中途採用の募集を活発に行なっている傾向があります。

【関連記事】 転職活動を始めるベストな時期はいつ?失敗しないための転職術

まずは転職の目的を明確化することが重要

今、転職を考えている人は、「自分はなぜ転職がしたいのか?」を明確化しましょう。

目的や動機があいまいなまま転職活動を続けることには、次のようなリスクがあります。

  • 転職へのモチベーションが下がり途中で挫折してしまう
  • 軸がないので転職活動を効率的に進めることが難しい
  • 入社後に「転職しなきゃよかった」と後悔する

転職の動機は『給与・待遇を上げたい』、『人間関係のよい職場で働きたい』、など人によって千差万別でしょう。

この目的が転職活動を進める上での軸になります。

頭で考えるだけでなく、ワークシートやノートなどに書き込むことで、より具体的にイメージできるのでおすすめです。

【関連記事】 転職の成功例|成功した人の共通点と成功の定義まとめ

転職先が決まっていない人が利用したい転職エージェント3社

本章では転職先が決まっていないけれど、退職を考えている方におすすめの転職エージェントを3社紹介します。

転職エージェントを利用することで、求人紹介から面接対策などあなたの転職活動をサポートしてくれるので、利用したいサービスです。

リクルートエージェント

リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴
  • 転職支援実績NO.1の転職エージェント(※)
  • キャリアアドバイザーの提案力に定評がある
  • 公開・非公開を合わせて約70万件以上の求人を保有

 

『リクルートエージェント』は、転職支援実績NO.1の転職エージェント(※)です。
※2022年6月時点、厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヵ月以上の有期雇用の合計人数(リクルート集計)

 

リクルートエージェントの注目すべき特徴は「キャリアアドバイザーの提案力に定評がある」点でしょう。

 

あなたの気づいていない価値を見つけ出し、活かせる転職先を紹介してくれ、採用担当者にあなたのことを売り込んだり、入社後の条件を交渉したりすることを得意としています。

 

サポート力には定評があるため、「自分自身を売り込むのが苦手」「年収などの条件交渉を代行してもらいたい」といった人におすすめです。

 

サービス名 リクルートエージェント
運営会社 株式会社リクルート
公開求人数 385,514件
非公開求人数 226,534件
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイト
※2024年3月18日現在

 

【リクルートエージェントの口コミ・評判】

模擬面接を通して「何をメインに伝えたらよいか」「企業側はどういう考えか」など、本番の面接で役に立ったことを学べました。

引用元:ご利用者の声|リクルートエージェント

職務経歴書の添削を丁寧にしていただき、各企業に精通した担当者からのアドバイスが、とても参考になりました。

引用元:ご利用者の声|リクルートエージェント

 

doda

doda

dodaの特徴
  • 圧倒的な求人数
  • 顧客満足度No.1を獲得
  • 直接応募も可能

 

dodaは、圧倒的な求人数と顧客満足度の高さが特徴の転職エージェントです。

 

保有求人は公開・非公開合わせて20万件超(※1)と多数で、キャリアカウンセリングを受けられる拠点は全国に12ヵ所あり、大手エージェントの中でも有数の規模を誇ります。

 

また、顧客満足度ランキングで1位(※2)を獲得した実績もあり、手厚いサポートと質の高い求人紹介に期待できるでしょう。

 

dodaでは、転職エージェントを介した応募のほか、気になる求人に自分で直接応募できる機能も備えられています。さらに、企業から直接スカウトが届くサービスもあり、自分に合った方法で転職活動を進められるのも魅力です。

 

(※1)2023年3月時点の求人数
(※2)2024年オリコン顧客満足度調査 「転職エージェント 20代」で1位

 

サービス名 doda
運営会社 パーソルキャリア株式会社
公開求人数 243,348件
非公開求人数 38,013件
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
2024年3月18日時点

 

【dodaの口コミ・評判】

初めての転職におすすめ
初めての転職で使用しました。最初はdodaさんではないところを使っていたのですが求人が最初来たきり紹介がなく他も利用しようと思いdodaさんを登録。エージェントも登録し担当についてくれた方がとても熱心でした。コロナ禍で書類通過率はかなり悪かったですが絶えず求人紹介を頂けましたし、転職活動を進めるにつれ書類通過率も上がってきました。他サイトの口コミなどであるように専門性には欠けるかもしれませんが初めてで右も左も分からない方にはおすすめです。在職中で忙しい人もlineでやりとりできますし、職務経歴書や志望動機などもざっくりした文章でも添削と調整をしてくれてサポートはかなり手厚いです。

引用元:doda/デューダの口コミ・評判

こちらの不安や要望に適した丁寧な対応に満足でした
印象的なテレビCMのキャッチコピーに背中を押されて、登録をしました。
担当の方は、とても穏やかで丁寧な対応をしてくださいました。
求人情報に関しても、こちらの要望に沿うように、繰り返し複数求人をご紹介くださいました。
また、私が職選びや面接や転職後のことで抱える不安や疑問にも一つ一つ答えて下さり、大変心強かったのが印象的でした。レスポンスに関しては、まれに時間がかかることもありましたが、全体的に満足しています。
おかげさまで無事に転職もでき、最後まで面倒を見てくださった担当者様には大変感謝しております。

引用元:doda/デューダの口コミ・評判

 

 

マイナビエージェント

マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
  • 20~30代の転職に強み
  • きめ細やかなサポートに定評あり
  • 夜間・土曜日にも相談可能

 

マイナビエージェントは、はじめて転職する方におすすめの転職エージェントです。

 

キャリアアドバイザーの徹底したサポートに定評があり、ヒアリングに力を入れた面談を経て、希望条件に合う求人を紹介してもらえます。

 

応募書類の添削や模擬面接などにも対応してもらえるため、安心して転職活動に取り組めるでしょう。

 

保有求人数は7万件超(※1)あり、特に20~30代向けの求人を多く取り扱っています。

 

また、平日夜間は20:30まで、土曜日は9:30~17:30まで営業(※2)しているため、都合のいい時間に相談できることもメリットです。

 

(※1)2024年3月18日時点の求人数

(※2)店舗によって異なります。詳しい営業時間は各店舗に確認してください。

 

サービス名 マイナビエージェント
運営会社 株式会社マイナビ
公開求人数 71,203件(※1)
非公開求人数 14,742件(※1)
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイト

 

【マイナビエージェントの口コミ・評判】

大変お世話になり感謝しております。もし知り合いで転職を考えている方がいればぜひ紹介させて頂きたいです。大変お世話になりありがとうございました。初回の面談からしっかりと聞き取りいただき、合致する求人を紹介頂きました。こまめにフォローを頂き、質問に対すても素早く返答頂きました。また常に的確にハッキリと根拠に基づくアドバイスを頂き、とても頼りにさせて頂きました。ありがとうございました。

引用元:転職成功事例|マイナビエージェント

マイナビエージェントを利用させて頂いたことで、転職という自分の人生の転機に力になって頂き、非常に感謝しております。間違いなく自分ひとりでは何をしたら良いかもわからず、現職でただただ働き続けていて、動き出すことが出来ていなかったと思います。転職に際してどう動いたら良いかを丁寧に教えて下さり、より自分に合った求人をたくさん提供頂いたこと結果が、自身の満足のいく転職先の決定に繋がったと思っております。ひとりひとりにしっかり寄り添って提案頂けるとても良いサービスだと感じました。キャリアアドバイザーには初めてお会いしてから長い時間になりましたが、定期的に気にかけて下さり、私の希望条件もしっかり加味してフォローをして頂き、本当に感謝しております。

(後略)

引用元:転職成功事例|マイナビエージェント

 

まとめ

転職先が決まっていない退職をおすすめできない理由は、「収入がないことで精神的に不安定になる」「先に辞めてしまうと転職失敗のときに仕事がない」といったことです。

退職してから転職活動を始めることにも「時間の余裕がある」というメリットはありますが、モチベーションを維持するのが難しいというデメリットもあります。

いずれの立場でも重要なのは、中途採用が多く行なわれる4月、7月、10月入社を見越して、その2〜3ヶ月前から活動を始めることです。

加えて、転職の目的を明確化して活動の軸を作ることも、転職活動を効率的に進める上で重要なので押さえておきましょう。

  • URLcopy
CAREERUPSTAGE編集部のアバター
株式会社アシロ

CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。