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転職時に役立つ志望動機の例文|採用率を上げるよい書き方とNG行為

転職活動の流れ
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転職活動の時、自分で考えた志望動機で企業によいアピールができているのかと不安に思うことはありませんか?

この記事では、印象がよく、採用につながる効果的な志望動機の書き方を、例文を用いながら解説します。

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Q1. あなたの性別は?
Q2. あなたの年齢は?
Q3. 直近の年収を
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この記事に記載の情報は2021年03月30日時点のものです

志望動機を書く際に大切なこと

自己PRを書くことはできても、志望動機を書くことは苦手だという人が多いのはなぜなのでしょうか。

それは、志望動機を書くために必要なこと、考えなければならないことが多いからです。

よい志望動機を書くためには、応募している企業や業界の特色を分析したり、自分の人生の目標や仕事に何を求めているかを洞察したり、深く考えなければならないことがたくさんあります。

それを整理することによって、説得力のある志望動機を書くことができます。

最初に結論を述べる

「私が貴社を志望したのは、~という理由からです。」

というようにまず結論から述べるようにしましょう。

「私は、現在企業の経理担当として業務にあたっていますが、そこで~という経験をし、○○をしたいと感じました」

というように、理由から入るとその先の展開が読みにくく、読み手側にストレスが生じます。

結論に至る理由を述べよう

志望する理由だけ述べて、そこから長々と企業の褒め言葉を並べても、なぜその志望理由に至ったのかが分からないと採用担当者の頭の中には疑問が残ります。

結論を述べた後には、すぐにその結論に至った理由を述べるようにしましょう。

志望につながる理由は、主に自分が人生や仕事において大切にしたいと思っていることのはずです。

「お客様第一の営業がしたい」→「人の喜ぶ顔を見るのが好きだ」

「洗練されたWebデザインのノウハウを活かしたい」→「とにかくカッコイイものを作りたい」

など、自分が一番大切にしたいことが何かを考えると、志望理由になぜ至ったかという経緯が非常に分かりやすくなります。

理由をもう一段掘り下げよう

志望動機に至った理由を考えられたら、どんな体験がきっかけでそのことを考えるに至ったかまで考えてみましょう。

「大学時代、サークル活動でボランティアをしに行ったことがあり、たくさんの人の笑顔に触れた経験があります。それ以降、人の喜ぶ顔を見ることが好きになりました。」

というように、具体的なエピソードを用いて理由を掘り下げることで、より話に筋が通り、読みやすく伝わりやすい文章になります。

その企業で自分が何をしたいのかを伝える

大切なのは、その企業の魅力を語って褒め称えることではなく、自分がその企業で何をしたいのか、何ができるのかを伝えることです。

企業は、褒められて嬉しいから人を採用するわけではなく、その人に魅力があるから採用するのだということを覚えておきましょう。

未経験の場合は具体的に勉強していることを伝える

未経験業種へ転職する際には、即戦力としてアピールできる能力がないから大変だと思われるかもしれませんが、未経験だからこそよい印象を与える方法もあります。

未経験の場合は具体的に勉強していることを伝えましょう

「Webサイトを実際に作り、友人に批評してもらうことを半年以上続けている」

「資格を取得しました」

など、具体的に技術習得に向けて努力していることを伝え、アピールしましょう。

「とりあえず入社できたら技術を勉強し始めます」

というようなスタンスでは、いつまでたっても内定をもらうことはできません。

業種別|志望動機の例文

IT企業

コンピューター技術にかかわる事業を行うIT企業。

システム開発をするシステムエンジニアやWebサイトを作成するWebデザイナー、案件を獲得するセールスエンジニアなどの職種があります。

ここではIT未経験でWebデザイナーに転職したい人を例に、志望動機をご紹介します。

[志望動機]

私は、Webサイトのデザインをしたいという思い、そして前職で培ったコミュニケーション能力を活かせるという理由で、Webデザイナー職を志望しています。

前職では旅行代理店のツアープランナーとして、お客様の要望をヒアリングし、ツアーを作成するということを担当しておりました。

その経験から、コミュニケーション能力を活かしてクライアントの要望を深く汲み取り、満足以上のものを提供することに魅力を感じるようになりました。

そのため、「ヒアリングを徹底し、依頼者の理想を超えた満足を提供する」という貴社の経営理念に深く共感し、この度志望致しました。

コンピューター関係の業種は未経験ですが、自身でブログを制作したり、クラウドソーシングで募集されているサイトデザインの案件を仮想のクライアントと見立ててWebサイトを作成してみたりするなど、貴社の戦力として働けるように勉強をしています。

仮に入社できた際には、前職で培ったコミュニケーション能力を活かして、依頼者の理想を超えた満足を提供するWebサイト制作に貢献していきたいと考えております。

金融

金融業界には主に銀行、証券、生保、損保などがあり、それぞれ業務内容はかなり異なります。

ここでは、経理事務職から銀行員に転職したい人を例に、志望動機をご紹介します。

[志望動機]

私が貴社を志望する理由は、中小企業のパートナーとなり将来性のある企業の成長を支えたいと思ったからです。

前職では、中小企業の経理事務として会社の経理を担当しており、企業経営における資金調達の重要性、難しさを肌で感じました。

また、実際に銀行から融資を受けたことで大きく業績が伸びた実例も数多く見てきたことで、企業の将来性を測り、有益な融資をする銀行の業務に自分も携わりたいという気持ちが強くなりました。

中小企業への融資を重要視し、その発展を支えてきた実績がある貴社で働くことで、中小企業の成長を支えたいと考えております。

これまでに、経理への理解を深めるために簿記検定2級を、中小企業の経営状況を的確に見極める能力を身につけるために中小企業診断士の資格を取得しました。

前職で培った経理、経営に関する能力を活用し、貴社の即戦力として働きたいと考えております。

不動産

不動産業界と一言に言っても、ゼネコンやハウスメーカーから賃貸仲介会社、不動産管理会社など業種はさまざまです。

ここでは、他業種の営業職から賃貸仲介会社の営業職へ転職したい人を例に、志望動機をご紹介します。

[志望動機]

私が貴社を志望する理由は、お客様に喜ばれることを第一にした不動産販売や仲介業務をしたいと思ったからです。

前職でも営業職に就いており、そこでお客様の満足度を一番に考えることの大切さを教わりました。その経験からお客様の喜ぶ顔を見ることにやりがいを感じるようになりました。

そして、貴社では「お客様第一」をモットーに掲げて経営をされているということ、また顧客満足度が他企業に比べて非常に高いことを知り、その経営方針と実績に大変魅力を感じております。

私は前職で、より安心してお客様に来店していただけるよう、店舗での接客マニュアルを改善し、実際に顧客満足度及び営業所全体の業績をアップさせた実績があります。

そのような実績、経験を活かし、お客様を第一に考えている貴社の発展に貢献できると考えております。

 

逆効果?NGな志望動機

ここまで志望動機のよい例をご紹介してきましたが、ここからは逆に悪い印象を与えてしまうNG志望動機をご紹介します。

成長したい

「その企業に入ることで、自分も成長することができるから」という志望動機だと、何でも周りからもらってばかりの受け身な人間という印象を与えてしまいます

「○○をしたい」

「○○を成し遂げたい」

という気持ちを伝えた方が、能動的に仕事に取り組む姿勢をアピールすることができます。

魅力的な企業だから

その企業の魅力や実績を羅列し、こんなに魅力的な要素がたくさんあるから入社したい、という志望動機は、「他の会社と比べてなぜうちなのか?」という疑問が解決されないためNGです。

「同業他社に比べて…」

「貴社は業界でも特に…」

など、同業他社と比較した上での話もした方が、「貴社に入社したいんです!」という気持ちが伝わりやすくなり、採用率がアップします。

自分の言葉になっていない

当たり前のことですが、インターネットなどからコピーペーストしたものや、誰かの受け売りで志望動機を書くのはNGです。

もちろん、色々なサイトを見て参考にすることはとても大切です。

でも、見たままを真似しないように気をつけましょう。

「なぜこの志望動機だと、私のものと比べてこんなに気持ちが伝わるんだろうか」

ということを考え、しっかりと納得してから志望動機を書くようにしましょう。

企業のことを理解していない

志望動機を書く際には、熱意だけでなく業界研究や企業研究をしっかりとして、的を射たアピールをすることが何よりも重要です。

業界全体の動向や志望している企業の特色、力を入れている事業などはしっかりとチェックしておきましょう。

逆に言えば、企業研究をしっかりしていれば志望動機はスラスラと書けるようになります

自分のことばかり考えている

「転職して収入を上げたい」

「休みを増やしたいから転職したい」

というように、自分のことしか考えていないように聞こえる内容は、志望動機に盛り込む際、上手に言い換えましょう

「キャリアアップして管理職に挑戦したい」

「ワークライフバランスを整え、自分が本来持っている能力を最大限に発揮したい」

などのように言い換えることで、印象が悪くなるのを防ぐことができます。

自分の就労環境を整えるということも大切なことですから、収入面や労働時間面について志望動機で触れることは構いません。

ですが、その企業に入社したらどんなことをしたいのか、というポジティブな話をした方が印象はよくなります。

以前の会社の悪口を書く

「前職で辛い思いをした」

「人間関係に問題があり、職場の雰囲気が悪い」

など、転職前の会社を悪く言うことはやめましょう

印象が悪くなるばかりか、『問題を解決する能力が無い人』と見られてしまいかねません。

まとめ|転職を『強み』にする志望動機

いかがでしたでしょうか?

志望動機を書く時には、「なぜ?」という疑問が残らないようにしっかりと構成を考えることが大切です。

その上で、入社した後に成し遂げたいことについて話したり、未経験の場合は自分が具体的に勉強していることを伝えたりすることで、より強く企業にアピールすることができます。

また、転職を『強み』にするために、前職での経験がいかに転職先での業務に役立つかということをアピールしましょう。

この記事を参考に、ご自身の志望動機の書き方について、改めて考えてみてくださいね。

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