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転職用の履歴書のフォーマットと作成する際のポイントまとめ

転職活動の流れ
履歴書・職務経歴書
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履歴書は転職活動を進めていく上で、毎回必要になる応募書類です。
 
今回の記事では、履歴書のフォーマットがダウンロードできる5つのサイトと、採用担当者がチェックしている履歴書のポイント、履歴書を作成する際に気をつけたいNGな書き方などについて紹介していきます。
 
履歴書は書類選考を突破するためだけのものではなく、次のステップの面接でも、会話の材料になる大切な書類になります。重要なポイントを押さえながら、丁寧に作成するようにしましょう。
 

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転職用の履歴書のフォーマットがダウンロードできる5つのサイトについて

履歴書のフォーマットは、主に以下の転職サイトなどから無料でダウンロードできます。
 

①リクナビNEXT

『リクナビNEXT』からは、Excel形式で作成された履歴書をダウンロードできます。他のフォーマットと比べると、特技や自己PRなどを記入する項目が小さいのが特徴です。
 
リクナビNEXT
 

②doda

『doda』では、手書き用(PDF形式)とPC用(EXCEL)の2種類がダウンロードできるようになっています。先ほど紹介したリクナビNEXTの履歴書とは違って、通勤時間や扶養家族などの情報を記入する箇所がなく、趣味や特技を記入する欄が大きめに用意されているのが特徴です。
 
doda
 

③マイナビ転職

『マイナビ転職』からも手書き用(PDF形式)とPC用(EXCEL)の2種類をダウンロードできます。上の2つのサイトと比較すると、志望動機の欄が一番大きく設定されているのが特徴で、趣味や特技、本人希望欄も大きめに用意されています。
 
マイナビ転職
 

④エン転職

エンジャパンの転職サイト『エン転職』では、経歴を強調したい人向けのテンプレート(JIS規格)、幅広く自分の強みを伝えたい人向けのテンプレートなど、作成する人の目的に合わせた5種類のテンプレートが用意されています。フォーマットはWord版とPDF版の2種類から選べます。
 

JIS規格とは
JIS規格(日本工業規格)で定められた、一般的によく使われるタイプの履歴書です。氏名・住所といった個人情報のほかは、経歴・資格欄が大きく設けられています。
引用元:エン転職

 
エン転職
 

⑤PROSEEK

『PROSEEK』という求人サイトでは、社会人経験がほとんどない人向けのものと、2・3年以上ある人向けの2種類の履歴書が用意されています。フォーマットはどちらもWord形式です。
 
PROSEEK
 
紹介したようにフォーマットにはたくさんの種類がありますが、自分が一番書きやすいフォーマットを選び、丁寧に記入するようにしましょう。
 

 採用担当者がチェックしている履歴書のポイント

採用担当者が履歴書などの応募書類で特にチェックしているのはどんな所なのでしょうか。
 
『リクナビNEXT』『doda』・『en ミドルの転職』という3つのサイトが中途採用担当者へ行ったアンケートの結果を見てみましょう。
 
※ dodaのアンケート結果は中途採用の担当者1000人、ミドルの転職というサイトのアンケートは中途採用を実施した企業265社へのアンケート結果になっています。
 

アンケート結果について

履歴書で重視している項目のうち一番回答が多かったのは「志望動機」でした。続いて「自己PR」。この二つの項目は約7割の採用担当者が重視しているようです。
引用元:リクナビNEXT

 

「最も重視するポイント」は、すべての職種で「経験」となりました。「経験」に続くのは9職種中8職種で「スキル」です。(「販売/サービス系」のみ「年齢」が2位 )
これは中途採用の現場では「仕事の成果」「仕事で工夫・努力したこと」という仕事の結果や過程よりも「経験」「スキル」が自社の条件と合致するかが重視されていると言えます。
同業種・同職種への転職を希望する場合は、応募先の仕事内容と、自分の「経験」「スキル」がマッチすることを明記する必要があります。
また、もし未経験の業界や職種への転職を希望する場合は、まったく同じような「経験」「スキル」はなくても、それが応募先の仕事内容にどう活かせるのかを強くアピールすることが重要です。
引用元:doda

 

応募書類で内容に不足があるのはどの項目ですか?
1位 退職理由について 45 %
2位 応募動機について 34  %
3位 自己PR・意欲について 31 %
引用元:en ミドルの転職

 

志望動機と退職理由について

それぞれのサイトのアンケート結果での上位項目は、
 
リクナビNEXT: 志望動機・自己PR
doda: 経験 ・スキル
enミドルの転職: 退職理由・応募動機
 
となっています。上位項目はそれぞれのサイトで異なっていますが、リクナビNEXT以外のdodaやenミドルの転職については、履歴書だけではなく職務経歴書なども含めた応募種類についてのアンケート結果になっています。
 
それぞれのサイトによって結果は異なっていますが、3つのサイトのアンケート結果から共通して大切なポイントになっている項目は、なぜ会社に応募しようと思ったかという「志望動機」と言えそうです。
 
会社が志望動機を尋ねる意図は、志望する会社のことについてしっかりと調べられているかよりも、自分が志望する会社で活躍している姿をしっかりとイメージできているかにあると、採用担当者の方に聞いたことがあります。
 
自分が志望する会社で活躍するためには、dodaでの結果のように、まずは自分の経験やスキルを棚卸ししてしっかりと整理できている必要があります。志望動機はその経験やスキルが、会社で求められているものと一致していることをアピールする項目にもなるからです。
 
加えて、en ミドルの転職で1位の『退職理由』も、同じくらい大切なポイントと言えそうです。実際に筆者が転職活動をしたときも、どの会社でも必ず質問されたことでした。
 

自分の本当の退職理由を整理しておくことは、このあと転職を繰り返さないためにも重要です。応募先企業に言えないようなことが理由なら、転職はまだ思いとどまった方がよいかもしれません。前向きな退職であれば、退職理由を書いた方がプラスになります。書かない人が多いので、差別化ポイントにもなります。
引用元:en ミドルの転職

 
退職理由については、前職の会社への不満などネガティブな理由を言うのは特にダメだと言われているので注意しましょう。
 

 読みにくい履歴書はNG

履歴書に限らずですが、応募書類を作成する際はパッと見たときに読みにくい履歴書にならないように注意しましょう。
 
誤字・脱字があるのはもちろん、手書きの場合は丁寧に文字を書くように注意したり、PCの場合は余白のスペースなども意識して文章を作成しましょう。また内容を簡潔に分かりやすく、コンパクトにまとめることも読みやすさにつながります。
 
パッと見たときに内容を読みにくい履歴書は、読む相手のことを意識できていない履歴書と判断されてしまうかもしれません。志望者が多い場合など、履歴書の内容を全部は見られない会社もあると言われていますので、作成したものが無駄にならないように「読んだ際に相手がどう感じるか」ということを特に意識して丁寧に作成しましょう。
 

転職の際に履歴書と一緒に提出する職務経歴書とは

転職活動を行う際は、履歴書だけではなく『職務経歴書」という書類も一緒に提出する必要があります。職務経歴書は、会社での役職や担当してきた仕事内容についてわかりやすく整理した応募書類のことです。
 
職務経歴書は具体的な仕事内容やその成果、メンバー内での自分の役割などについて記載する書類になっており、履歴書よりも自由度が高く、特に自分の経験やスキルなどを詳しくアピールするのに適している応募書類です。
 
職務経歴書も履歴書と同じように、転職サイトなどからフォーマットをダウンロードすることができます。
 
参考:
使える!職務経歴書フォーマット【書き方見本集】 / リクナビNEXT
職務経歴書の書き方マニュアル完全版/マイナビ転職

 

まとめ

履歴書を提出する最終的な目的は、面接を通して自分を会社に採用してもらうことです。

そのためには自分の経験や性格などがしっかりと整理できていて、応募する会社や自分が応募する仕事内容についてしっかりと調べられていることが最低限必要になります。
 
まずは最初に面接に進むというポイントをクリアする必要がありますが、ここだけをクリアする書類を作成しても採用にはつながりません。

次の面接で最終的に採用してもらうためにはどういう内容を書くべきか、面接での会話までイメージして内容を記入することが必要になります。
 
志望動機は履歴書を作成する際に特に大切なポイントになる事や、読みにくい履歴書はNGということを紹介してきましたが、あくまでもこの2つのポイントをクリアするために必要な一部ということ、そして履歴書を提出する最終的な目的は面接で採用される事というゴールだということを、見失わないように注意しましょう。
 
履歴書には、学歴や職歴に加えて志望動機や趣味・特技など、記入する項目がたくさんありますが、どの項目を作成する場合でも「読んだ人がどう感じるか」という事を意識して作成することが大切です。
 
【関連記事】転職で受かりやすくなるための履歴書・職務経歴書の書き方とポイント

この記事の執筆者
キャリズム編集部

転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。

本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。

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