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パターン別|転職面接の好印象な志望動機とNG志望動機ランキング

転職活動の流れ
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転職の面接で最も重要な質問のひとつ、それが「志望動機」です。ベテラン面接官の中には、志望動機を聞くだけで、その人が会社に入ってから活躍してくれるかどうかイメージできる人も多いようです。

答え方をしくじってしまうと不採用の決め手になってしまうこともある「志望動機」の質問に、どのように答えれば好印象を与えられるのか、そして、どのような志望動機を言ってしまうと不採用になる可能性が上がるのか、面接を受ける前にしっかり確認しておきましょう。

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この記事に記載の情報は2021年04月01日時点のものです

転職の面接官に不採用を決意させる志望動機ランキング


面接官が志望動機を聞くのは、大きく分けて2つの理由があります。

1つ目はその人が本当にうちの会社に入りたいと思っているのかどうかの本気度を図りたいから。もう一つは、その人が自分の会社にマッチしているかどうかのマッチング度を見たいからという2つです。書類審査は通るのにどうしても面接で不採用になってしまう・・・

そんな悩みをお持ちの方はもしかしたら志望動機の答え方にあるのかもしれません。まずは多くの場合で不採用になってしまう志望動機をランキング形式で見ていきますのでチェックしてみてください。
 

1位:給与、休暇などの待遇重視

お金がたくさんもらえることや、お休みがたくさんあることは確かに大切です。それは面接官もわかっています。ただ、それを志望動機として掲げてしまうのはよろしくありません。なぜなら、面接官からすると「うちより給料やいい会社や休みが多い会社があったらそっちに行くの?」と思ってしまうからです。また、成果を出すことよりも与えられることにスポットライトが当たっているので仕事を甘く見ている人という印象を与えてしまいます。あくまで事業内容や仕事内容、社風を志望動機に含めるようにしましょう。
 

2位:「スキルがないので勉強したい・・・」会社=学校とはき違えている

一見勉強熱心でいい印象を与えそうな志望動機に思えるのですが、会社は学校ではありません。学校はお金を払って勉強する場所ですが、会社はお金をもらって成果を出す場所です。教わりたいという受け身な態度ではなく、「こういう風に貢献したい」という自ら戦力になろうとする姿勢を見せましょう。
 

3位:家が近い、乗換が楽などの立地重視

長く働く上で確かに立地は大切です。通勤しやすい方がいいに決まっています。しかし、それを志望動機にしてしまっては面接官の脳内には不採用の文字しか浮かびません。そもそも転勤になったら会社も辞めてしまうのではと思われてしまいます。地元への愛よりも仕事への情熱を語るような志望動機を考えましょう。
 

4位:「御社の理念に共感し・・・」ろくに準備していない志望動機

御社の理念に共感し・・・といういかにもテンプレ的な志望動機も悪くありませんが、他の人との差別化はできないでしょう。また、きちんと準備せずにテンプレ志望動機を使ってしまった場合、深く突っ込まれてしどろもどろになってしまうと「うちの会社に興味を持っていない上に準備もしてきていない人」という印象を与えてしまいます。
 

5位:「ここで実績を積んで起業したい」辞める前提の止まり木

実績を積む、という点においてはとてもいい印象を与えられるのですが起業したいと明確に言ってしまうと面接官に「うちの会社は踏み台にされるのか」という印象を与えてしまう可能性があり危険です。ただし、ベンチャー企業や外資系企業のような結果主義の会社であれば気に入られることもあるので自分が受ける会社がどのような体質の会社かを見極めてから志望動機として起業について触れるかどうか決定するといいでしょう。
 

面接官の心を動かす志望動機の組み立て方


次に面接官に「おっ!」と思わせ他の転職希望者との差をつけるための志望動機の作り方を見ていきましょう。組み立て方のコツをお伝えしますので業界、業種関係なく活用していただけると思います。
 

インターネットで会社の情報を集める

まずは会社の情報を集めましょう。どこに支社があるのか、従業員数はどのくらいなのか、事業内容はどうなのか、創業何年なのかなど基本的な情報をまずは入手します。その際、自分はどこに魅力を感じたのかもメモしておくといいです。余裕があればIR情報などもチェックし、その会社が今後どのような方向性で会社を発展させていきたいと思っているのかも見てみると面白いかもしれませんね。
 

実際のサービス、商品を使ってみる

次に、実際にサービスを使ってみましょう。消費財メーカーであればシャンプーや洗剤を使ってみるのもいいでしょうし、メディア事業の会社であれば実際にサイトにユーザー登録してサイトを利用してみましょう。なお、BtoBのサービスで実際の利用が難しい場合は、同じようなサービスを行っている他社との比較で志望する会社の特徴を洗い出すと良いでしょう。
 

実際に利用した時の良かった点、気になった点をまとめる

商品やサイトサービスを使った際、どのような点が使いやすかったのか、逆にどのような点が使いにくかったのかなど正直に感じたことをメモしておきます。
 

自分と会社の接点を考える

会社の情報とサービス、商品を使ったときの感想がそろった段階で、自分と会社とのマッチしている点を探してみましょう。共感できる部分や魅力に感じた部分でもいいです。
 
{具体例:消費財メーカーの面接の志望動機}
「普段、私はシャンプーには特にこだわりを持っていなかったのですが、御社のオーガニック性のシャンプーを使ってみて違いに驚きました。製品の質がとても高くもっと早くから知っていればとも感じました。一般の人にオーガニックであることをもっとわかりやすく伝えられれば多くの人に違いを実感してもらえて御社のメーカーのブランド価値も上がるのではと思いました。私は前職でマーケティング部門でのブランディングを担当していたので御社の●●シャンプーのブランディングに貢献できるのではないかと、御社のマーケティングを志望致しました。」
このように伝えてみると実感がこもっていて、面接官に伝わりやすいのではないでしょうか。
 

なぜ競合他社、同業他社ではなく「御社なのか」をまとめる

最後に、なぜ他社ではなくその会社を選んだかの理由も添えると効果的で納得感のある志望動機にすることができます。他社ではなくその会社を選ぶ理由としては、会社の仕事内容だけでなく、社風や働き方考え方などにも触れるとより面接官の心を打つことができるはずです。
 

より効果的な志望動機を作るためのコツ

先ほどの「面接官の心を動かす志望動機の組み立て方」の項では基本的な志望動機のまとめ方についてご説明しましたが、ここではより効果的に志望動機を伝えるためのコツをご紹介します。
 

客観的な実績と貢献度を含める

転職の面接と新卒就活の面接の大きな違いは、過去の実績が話せることにあります。新卒の就活面接ではスペックだけが見られているといっても過言ではありませんが転職の面接ではスペックよりもむしろこれまでの実績が見られています。「○○の業界で頑張りました」ではなく誰が見てもわかりやすい客観的な実績を含めて志望動機を作りましょう。また、実績に加えてあなたが出したその結果が会社にどのくらいの貢献をもたらしたかについても触れると面接官の印象はとてもよくなります。
 

新しいことへ挑戦する意思を示す

面接官が懸念していることの一つとして中途採用で取った人間が、前の会社のやり方にこだわって素直に成長に向けて努力できないのではないかという点があります。これに対して、しっかりと新しい分野、業界、仕事に挑戦する意欲があることをアピールしましょう。
 

企業に合わせた自己PRを書く

面接官が見ているポイントの一つとして「共通項」があるかどうかということが挙げられます。どれだけ優秀な人材であっても会社の雰囲気に合わない人だと長く働いてもらうことは難しいので、社風や自社の考え方と合う人かどうかを意外に厳しくチェックしています。そのため、どの会社に対しても自己PRを同じ内容で同じ表現で行ってしまうと可もなく不可もなく、という印象を持たれてしまう可能性があるのでもったいないです。しっかりと応募する会社の社風や考え方をチェックしたうえで自己PRを考えて準備しましょう。
 

新卒の頃とは違い熱意よりも入社した後の貢献度とその根拠を示す

1つ目のポイントの「客観的な実績と貢献度を含める」のところでもご説明しましたが転職の面接は新卒の面接とは違い、一社会人として働くことを理解している人間として面接官は見ています。そのため、新卒の面接は熱意だけで乗り切れた方でも転職の面接では実績や客観的なデータがないと乗り切れません。誰が見ても納得できるような実績データをもとに、今後御社でどのように貢献していけるのかを志望動機に含めて説明する必要があるでしょう。
 

パターン別|好印象な志望動機のサンプル例


最後に、好印象を与える志望動機のサンプルをパターン別でお伝えします。未経験の業界への転職なのか、それとも未経験の職種への転職なのか、というところでも効果的な志望動機は変わってきますので自分に当てはまるものを選んでチェックしてみてください。
 

未経験業界への転職面接の場合

なぜ、未経験にもかかわらずこの業界への転職を考えたのか具体的に伝えましょう。そして未経験だからこその強みを伝えつつ、未経験の弱みをカバーする努力をする気があることも伝えます。
 

具体例

「前職では教育業界で対個人への営業を担当していましたが、一人一人に合う営業方法を調べるためにインターネットを使うことが増えてきました。日々インターネットに触れるうちにITの魅力に惹かれていったことがこの業界に携わりたいと思ったきっかけです。また、御社の運営しているサイトは○○の悩みを抱えている人にとってまさにスピーディーかつ的確に情報を伝えるサイトなので運営に関わりたいと志望致しました。IT業界は未経験の業界ではありますが、そもそも変化の速い業界だと思いますので今のうちに日々勉強してキャッチアップする癖を身に付けておけば長い目で見ても有利になると思い、すでに○○のサイトで情報を毎日チェックしています。」
 
この例文が好印象を持たれる理由としては、IT業界に転職したいと思ったきっかけが明確であること、そして他のIT会社ではなくなぜ御社なのかを理由も踏まえて明確に伝えている事です。そして未経験の業界だから一から教えてもらおうとしているのではなく、自らすでに勉強していることを伝えているので、未経験ならではの強みをアピールできています。
 

経験業界かつ未経験職種への転職面接の場合

こちらも同様に、未経験職へ転職したいと思ったきっかけを明確にすることと、なぜ前職の会社での社内異動ではなく御社を選んだのかをしっかりと伝えましょう。
 

具体例

「前職では御社と同じWEB業界で経理の仕事をしておりましたが、お客様がいらっしゃったときのお茶出しや会議のメモを取る作業なども担当しておりました。その時に営業の方々が顧客の新規開拓としてうちの会社にいらっしゃったときの営業の方の話や対応の仕方を見ていて、営業の仕事にとても興味を持ったのがきっかけです。そこから営業についていろいろ調べてみたのですが新規営業と既存営業、個人向け営業と法人向け営業など大まかに分けられることを知り、興味があるのは法人向けの新規営業だと感じました。前職では個人向けの既存営業がメインだったためWEB業界で法人向けの新規営業ができる御社を志望致しました。」
 
この例文では、未経験職種へ興味を持ったきっかけが明言できている事、そして、営業についてちゃんと調べられている事、調べた中でどの営業がやりたいのか自分自身で把握できているところがポイントです。なお、なぜ前にいた会社で社内異動の希望を出さなかったのかの理由についても伝えることが大切です。
 

経験職種かつ経験業界への転職面接の場合

経験職種からの転職は経験があるので通常歓迎されることが多いです。ただし、なぜその会社を志望しているのかを具体的に話せないと、どうして同じ職種で違う会社に転職しようとしているのか、面接官に不信感を与えてしまいます。実績をアピールしつつなぜ御社を選んだのかの理由も明確にして伝えましょう。
 

具体例

「前職では電機メーカーでの営業を担当しておりました。法人向けの営業で営業成績トップを通年で取った実績もあります。今後、より多様な商材での営業と幅広い販路での営業でスキルを高めていきたいと思い、海外展開もされている御社での営業を志望致しました。これまでの知識や実績を活かし売り上げ拡大にむけての即戦力になる自信もございます。また、海外展開での営業となると未知の領域ではありますが新たな気持ちで情報を吸収していきたいと思います。」
 
この例文では経験職種だからこその実績を客観的なデータを交えてしっかりアピールできているところがポイントです。加えてその会社を志望した具体的な理由を述べたうえで自分がどのように貢献できるかを伝えることで面接官に「一緒に働きたい」と思わせるよう意識しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。志望動機は面接でほぼ確実に聞かれる質問である上に採用、不採用に直結する可能性の高いきわめて重要な質問です。しっかりと事前に準備して臨みましょう。
 

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