グラフィックデザイナーになってみたいけど、どんな仕事かイマイチ掴めていない人は多いのではないでしょうか。
また、グラフィックデザイナーの求人を探すときの効果的な方法を、知らない人も多いですよね。そこで今回は、グラフィックデザイナーになりたい人が、求人を見るときのコツをご紹介します。
グラフィックデザイナーとは
まずは、グラフィックデザイナーとはどういった仕事なのかを見ていきましょう。
グラフィックデザイナーの業務内容
グラフィックデザイナーの仕事を簡単に説明すると、商品パッケージのデザインを作る仕事 です。例えば、コンビニで売られている雑誌のデザインを作っている人、CDやゲームが入っている箱や入れ物のデザインを作っている人も、グラフィックデザイナーと呼ばれています。
グラフィックデザイナーの仕事で大切なことは、クライアントとの打ち合わせです。クライアントが望むデザインを納品できなければ、いくら素晴らしい作品でも修正依頼が入ります。
そのため、どんなデザインを望んでいるのか、そのデザインを作り上げるためにどれくらいの日数が必要なのか、いつまでに完成させればよいのかを打ち合わせする必要があります。
つまり、グラフィックデザイナーの仕事は、デザイナーが見てよいと思うデザインを作ることでなく、クライアントが見てよいと思うデザインを作ることなのです。
インハウスデザイナーとの違い
インハウスデザイナーとは、自分が勤めている企業内の商品をデザインする仕事です。グラフィックデザイナーは、他社から依頼を受けて、その依頼内容に従ってデザインをする仕事です。
つまり、グラフィックデザイナーとインハウスデザイナーの違いは、他社から仕事を依頼されるか、自社で完結させるかの違いだといえるでしょう。
また、大きな違いとして、グラフィックデザイナーはデザイン専門の企業に勤めているデザイナーで、インハウスデザイナーは一般企業に勤めているデザイナーです。
グラフィックデザイナーは、チームで仕事をすることが多いので、その分1人あたりの仕事量も適度に割り振られています。
インハウスデザイナーは、雇用される人数も少ないといわれており、作業を1人で行なわせる企業も珍しくありません。
しかし、インハウスデザイナーを雇用している企業は大手企業が多いため、待遇や収入面ではグラフィックデザイナーよりも好条件だといわれています。
グラフィックデザイナーとインハウスデザイナーという2つの選択肢がありますが、携わってみたい職種を選択してみてはいかがでしょうか。
グラフィックデザイナー求人の特徴
ここではグラフィックデザイナー求人の特徴をご紹介します。
年収は約350万円程度
グラフィックデザイナーの年収は約300〜350万円程度だといわれています。月収に換算すると、約30万円といったところでしょうか。
クリエイティブ系の職種だと、平均年収は約400万円といわれていることを考えると、グラフィックデザイナーの年収は低い方かもしれません。
PhotoshopやIllustratorを使用できるのが必須条件
(引用:Adobe)
グラフィックデザイナーを含むデザイン系の仕事をしていくには、Photoshop や Illustratorのスキルが必須条件です。
Photoshop と Illustratorが扱えないことを一般企業に置き換えると、パソコンの文章作成ソフトやグラフ作成ソフトが扱えないのと同じレベルだといえます。グラフィックデザイナーになるのであれば、Photoshop と Illustratorのスキルをある程度磨いておきましょう。
グラフィックデザイナーを目指す方におすすめの転職エージェント
グラフィックデザイナーが利用すべきおすすめの転職エージェントは、以下の通りです。
- Geekly
- マイナビクリエイター
- マスメディアン
Geekly
『Geekly』(ギークリー)は、IT、WEB、ゲーム業界専門の転職エージェントです。求人数は約9,000件ですが、非公開求人が10,000件以上(2021年4月時点)と豊富にあるようです。
ギークリーでは、以下の基本的なサービスがすべて受けられます。
- 履歴書、職務経歴書の添削
- 求人紹介
- キャリアカウンセリング
- 面接対策
- 日程調整
また、各企業ごとに合格するためのポイントを教えてくれたり、求人票には載っていない情報を教えてくれたりします。もしあなたが、自分がどの業界で、どういった仕事をしたら輝けるのかが知りたいと考えているならおすすめの転職エージェントかもしれませんね。
マイナビクリエイター
『マイナビクリエイター』は、クリエイティブ職専門の転職エージェントです。グラフィックデザイナーの非公開求人も豊富に取り扱っています。
マイナビクリエイターが行なってくれるサービスは、次の通りです。
- 個別カウンセリング
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 求人紹介
- 面接の日程調整
- 面接時のアドバイス
- 面接後のフィードバック
- ポートフォリオ作成のアドバイス
これらのサポートは、すべてマイナビクリエイターのアドバイサーが行なってくれます。非常に助かるサポートばかりですよね。なによりも、ポートフォリオの作り方を直接プロに教えてもらえるのは、大きいのではないでしょうか。
マスメディアン
『マスメディアン』は、広告、WEB、マスコミ専門の転職エージェントです。グラフィックデザイナーの求人数では、マイナビクリエイターに若干劣りますが、エージェントのサポートもあるので、効率的な転職活動が望めるのではないでしょうか。
マスメディアンが行なっているサポートサービスとして、企業への推薦、面接への同行、面接後のフィードバックがあります。
とくに、面接への同行は他社のエージェントでもやっているところを見かけないので、非常に大きなメリットになるのではないでしょうか。エージェントが面接に同行してくれるので、余計な緊張感も軽減されるはずです。
マスメディアンが行なっているサービスは、次の通りです。
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接対策
- 求人紹介
- 企業への推薦
- 面接日の調整
- 面接への同行
- 面接後のフィードバック
- 入社日の調整
- 条件交渉の代行
- 入社後のフォロー
- 個別相談
- セミナー
魅力的なサービスが豊富なので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
グラフィックデザイナーへの転職に役立つ資格
グラフィックデザイナーの転職において、これを取っておけば確実に有利!という資格は、残念ながらとくにないといわれています。
というのも、デザイナーの転職では、資格よりもポートフォリオで実力を判断されるケースが非常に多いのです。資格がなくても、ポートフォリオの出来次第で採用してもらえることも珍しくありません。
しかし、採用するにあたって重視するポイントは担当者によって違うもの。実績があまりなかったり、ポートフォリオに自信がなかったりする場合には、グラフィックデザイナーに関連している資格を取っておくと、その資格が採用を後押しするポイントになるかもしれません。
では、どういった資格があるのでしょうか。
- アドビ認定エキスパート
- Photoshopクリエイター/Illustratorクリエイター能力認定試験
ここでご紹介するこの2つの資格を持っていれば、デザイナーとして一目置かれるようになる可能性が高いので、ぜひ取得しておきましょう。
アドビ認定エキスパート
アドビ認定エキスパートは、アドビ社が認定している資格です。Illustrator や Photoshopの専門的な知識や技術を持っていることを証明してくれる資格です。この資格は、どちらかといえば実務向きではなく、知識を証明するための資格だといえるでしょう。
Photoshopクリエイター/Illustratorクリエイター能力認定試験
Photoshopクリエイター/Illustratorクリエイター能力認定試験は、実際に2つのアプリケーションを操作できるかどうかを認定する試験です。
この試験は、実務向きだといえるでしょう。
グラフィックデザイナーの求人を探す際の注意点
グラフィックデザイナーの求人を探す際の注意点は、以下の通りです。
- 転職エージェントを利用して探す
- 就労支援施設では探さない
転職エージェントを利用して探す
グラフィックデザイナーを目指している人は、転職活動をするときに転職エージェントがいる転職サイトから探すことが、最も効率的だといえるでしょう。転職エージェントがいることで、ほとんどすべての作業をサポートしてくれます。
転職サイト以外で、IT関係の求人を探そうとすると、見つけるまでに時間を要してしまい効率的ではありません。
無駄を省きたい人であれば、転職エージェントのいる転職サイトの利用をおすすめします。
【関連記事】
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就労支援施設では探さない
はっきり言いますと、都心と地方ではグラフィックデザイナーを含むIT関係の求人量に差があります。これは、需要の関係上仕方のないことでもあります。
もしあなたが地方に住み、グラフィックデザイナーを目指しているとして、地方の求人情報にグラフィックデザイナーが掲載されることは、非常に少ないと考えてよいでしょう。
そのため、就労支援施設では探さず、インターネットでグラフィックデザイナーの求人を出している企業に応募をしてみるか、転職エージェントの力を借りたほうが賢明です。
まとめ
今回は、グラフィックデザイナーになりたい人が求人を見るときのコツをご紹介しました。この記事にはグラフィックデザイナーになりたい人がどうすればよいのかが要約されています。
ぜひ、今後の転職活動や就職活動に役立ててくださいね。
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