- 「新規営業はつらいからルート営業に転職したい」
- 「新規開拓より既存のクライアントを大切にするルート営業に転職したい」
新規営業をメインにしているけど、「ルート営業職」を募集している企業に転職したいと考えている方も多いのではないでしょうか?
営業職はコミュニケーション能力と提案スキルさえあれば、どこに転職しても通用する強い人材ですから、多くの企業ができる営業を欲しています。
既存顧客との関係性を築いている企業に対して提案営業をするのがメインのため、次の転職を考えた時に不利になり得ることも十分にありえます。
しかし、ルート営業は大手企業との取引も多く、扱う単価も高いため一気に年収UPを狙える職業でもあります。
そこで本記事では、ルート営業に興味があり、転職しようか迷っている方に向けて、ルート営業とはどのような仕事内容でどんな特徴があるのか、転職に必要なスキルなどを解説していきます。
関連記事:営業職の転職に強いおすすめ転職エージェント徹底比較17選|失敗しない選び方と転職成功のコツを解説
目次
ルート営業とはどんな仕事?飛び込み営業や新規営業との違い
ルート営業とは、一言で言えば、自社の既存の顧客対応となります。一般の営業のような新規顧客の開拓がなく、既存の顧客に対してのフォローや営業、きめ細かいサービスを提供することがメインの仕事となります。
ルート営業の特徴
ルート営業の一番の特徴は、既存の顧客を対象とした、フォローアップやアップセル、提案営業が主な業務になります。
既に取引を継続して行なっている顧客に対し、自社の取引を引き続き継続してもらったり、取引を増やしてもらったりするために営業をかけていきます。
既存の顧客をローテーションで回るようなイメージから、『ルート営業』と言われています。
具体的な仕事内容
扱う商材、無形有形によって変わりますが、多くの場合、継続利用の商品や勤怠管理、エアコンやコピー機といったリース製品、定額サービスを利用してもらえるように不安や問題点がないか聞いてまわったり、新商品や新プランが出た際に提案をしたりすることが主な業務です。
新規営業との大きな違いは、既に自社サービスを利用している企業や個人が対象のため、新規顧客開拓をする必要がないという点でしょう。
- 主な職種
-
保険営業
IT法人向け
銀行
通信・OA機器販売 など
ルート営業のメリットとデメリット
- 既存契約の継続率が高く精神的負担が少ない
- アポイントが取りやすい
- 信頼関係がすでに築かれているため商談が成立しやすい
- 企業単位で関係はあっても引き継ぎ時は一から関係を築く必要がある
- 信頼関係を築けるかコミュニケーション力が試される
- ルーティーンが多く、モチベーションの低下につながる可能性もゼロではない
- やりがいがないと感じる懸念もある
- インセンティブが付きにくい
関連記事:【ルート営業はやめとけ】仕事がきつい理由や人材の向き不向きを解説
新規営業・飛び込み営業の特徴
新規開拓の場合は。新規顧客のノルマや数字に、常に追われる傾向があります。
精神力が強くないと続けられませんし、そのモチベーションを維持できるかどうかが重要になります。質問力や交渉力も問われることになるでしょう。
一方、ルート営業の場合は、新規顧客の開拓の難しさに頭を悩ませることはありません。
総じて精神力の高さが求められる傾向にある
新規営業は基本的に断られることが前提の仕事です。
断られても気にし過ぎないことであったり、諦めないことが大事だったりします。
また、あまり深く考え過ぎてしまうと精神的につらいことも多いので、ハングリー精神やチャレンジ精神を持っているか、つらくても給料が高いことで我慢できる方が向いていると言えます。
ルート営業に向いている人の特徴やタイプは?
ルート営業に向いている人はどのようなタイプでしょうか。詳しくみていきましょう。
関連記事:ルート営業が辛い・きつい理由|向いている人と転職成功のコツを解説
新規営業で鍛えられた忍耐力がある人は向いている
ルート営業の対象となる顧客が営業担当に求めることは、価格の不満や製品の不満、サービスの改善要望などがメインとなります。顧客の不満に対し、忍耐力を持ってとことん聞くことが顧客の不満解消に繋がります。
数字に強い人|納得してもらうスキルが高い人
ルート営業に限った話ではありませんが、商品・サービスの販売をすることで、クライアントの課題解決することが営業の役割です。
そのため、提案時に『このサービスを利用することでどの程度の利益が見込める』などの具体的な数字でプレゼンする必要があります。
例えば、
- OA・機器など:他社製品よりも安い、性能が良いなど
- 売り上げ向上系:どの程度の売り上げが発生するのか?広告効果は?
- 経費削減系:どの程度の経費削減が実現できるのか? など
論理的に物事を考えられる方は、ルート営業に転職しても活躍できる人材になれるでしょう。
コミュニケーション力がある人
既存の顧客と信頼関係を築くのに必要なスキルは、コミュニケーション能力です。顧客の不満や要望を聞くだけでなく、仕事以外の雑談力も重要です。
「この人なら信頼できる、お任せしたい」と思わせる営業担当になるためには、顧客とのコミュニケーションを大切にし、信頼される立場になることが重要なポイントとなります。
顧客第一で仕事に取り組める人
ルート営業をしていると、顧客から厳しいクレームを言われたり、さまざまな要求をされたりと、いろいろな対応を求められます。
未経験からルート営業を始めたり、違う業界のルート営業に転職したりする場合は、最初はスキルも備わっていません。
関連記事:営業に向いている人の特徴は?向いていない人におすすめの対策
ルート営業職の平均年収は400万円!?転職で高年収を目指すには
マイナビエージェントが公表している年収データによれば、ルートセールス職の平均年収は約403万円という結果が出ています。
参考:マイナビエージェント
女性ルート営業の平均年収は500万円
30代女性の方が、男性社員よりも平均年収が高いことが分かります。そのため、女性にとって、働き甲斐のある営業の仕事と言えるかもしれません。
業界をしっかり選べば、ルート営業でも700万円以上の年収を目指せる可能性は十分あります。
関連記事:女性が営業をやめとけと言われる理由|営業に向いている人や転職するメリットも解説
ルート営業職で年収600万円以上の求人は何業界?
おすすめなのは、『製薬会社』『コンサル業界』『金融・保険営業』です。
ルート営業のポジションでも、提案力があれば十分に射程圏内に入れてもよい業界です。
例えば、マイナビエージェントには下記のような求人があります。
【参考:マイナビエージェント】
転職エージェントに登録して非公開求人を紹介してもらえれば、もっと高年収を目指せる求人も紹介してくれるはずです。
関連記事:営業職の年収は高い?高収入な営業の特徴と実現するための対策とは
ルート営業に転職する・成功させるためのポイント
ルート営業への転職を成功させるために必要なポイントをご紹介します。
自身のスキル・キャリアの確認をする
転職活動を始める前に自分自身の棚卸しをしっかりしましょう。
また、併せて自分の強みも理解しておきましょう。それが面接時の自己アピールに繋がります。
仕事を続けながら転職活動をする
転職しようと考えた時、仕事を辞めてから転職活動をするか、仕事を辞めずに平行して転職活動をするか、2通りの進め方があります。
おすすめなのが、仕事を続けながら転職活動をすることです。
メリットは、自分に合った条件のよい求人が出るのを余裕をもって待つことができ、不採用が続いた時も今の仕事があることが支えになったりすることです。
また、収入面で安定した収入が続くことで、精神的な負担を軽減できるでしょう。
転職エージェントを活用する
転職エージェントは、あなたの希望の給与や仕事内容、待遇を親身にヒアリングした上で、希望に合った求人を紹介してくれたり、面接のサポートをしてくれたりします。
ルート営業への転職に強いおすすめの転職エージェント
ルート営業への転職におすすめのエージェントを紹介します。
独自の強みやサポート体制を整えているので、2~3社を同時に登録して自分に合った転職エージェントを有効活用することが、転職の成功への近道となります。
リクルートエージェント
転職エージェント業界の中で日本最大と言っても過言ではなく、10万件を超える求人を取り扱っています。
リクルートエージェントが取り扱う求人は営業職が最も多いので、ルート営業への転職を考えている場合は、自分に合った理想の求人が見つかる可能性が高いでしょう。
サービス概要 | |
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サービス名 | リクルートエージェント |
運営会社 | 株式会社リクルート |
公開求人数 | 382,338件 |
非公開求人数 | 334,322件 |
対応地域 | 東京・名古屋・大阪・福岡など全国/海外 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
マイナビエージェント
40年以上の歴史がある日本屈指の大手転職エージェントです。第二新卒採用にも力を入れていて、20代の転職でも強力なサポートをしてくれます。
20代で社会人経験が少なく、未経験でもルート営業をしてみたいという人におすすめです。
また、取り扱っている求人の80%が非公開求人となっています。マイナビエージェントに登録しないと見られない求人もあるので、登録してみる価値は十分あります。
サービス概要 | |
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サービス名 | マイナビエージェント |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数 | 71,822件 |
非公開求人数 | 14,493件 |
対応地域 | 東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
doda
dodaはリクルートエージェントの次に規模が大きい転職エージェントです。特徴はdoda限定の大手求人情報を取り扱っているケースが多いことです。
大手求人や高収入の求人もあり、他では見つけられない求人に出会える可能性もあるので、ぜひ登録をおすすめします。
大手ならではの専任のキャリアアドバイザーが、転職の相談から履歴書の書き方までマンツーマンであなたの転職活動をサポートしてくれます。
サービス概要 | |
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サービス名 | doda |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 241,469件 |
非公開求人数 | 37,762件 |
対応地域 | 東京、名古屋、大阪、福岡など全国 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
ワークポート
ワークポートは約20年の実績がある転職エージェントで、強みはIT・インターネット業界を専門にしている点です。
前職がIT・インターネット業界で、SEからIT系のルート営業に転職したいと思う人にはおすすめです。
IT業界に詳しい専門のコンサルタントが多くいるので、親身に相談に乗ってくれたり、面接のアドバイスを的確にしてもらえたりすると評判です。
また、面接から採用までのスピードが業界の中でもトップクラスで速いと定評があります。
早く転職先を見つけたいと考えている人には特におすすめの転職エージェントです。
サービス概要 | |
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サービス名 | ワークポート |
運営会社 | 株式会社ワークポート |
公開求人数 | 94,288件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国/海外(韓国) |
公式サイト | https://www.workport.co.jp/ |
まとめ
お客様の要望やクレームを迅速に解決し、信頼関係を築くことが好きで、それを仕事のやりがいと感じる人は、ルート営業という職種でキャリアアップが図れるでしょう。
ルート営業の転職を考えている人は、自分自身のキャリアの棚卸しをしっかりしながら、自分一人の力だけで転職活動をしようとせず、転職エージェントの力を借りて理想の転職先を見つけるのがおすすめです。