公認会計士におすすめの転職エージェントサイト10社徹底比較|選び方と転職成功のコツ

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本記事は、転職エージェント公式サービス(リクルート・マイナビ・ビズリーチ等)の広告リンクを含みます。

ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。

  • 転職エージェントってたくさんあるけど、会計士向けのサービスはないのか
  • 何社か使ってみたけど、担当者と合わなかった…
  • 会計事務所や監査法人に強いアドバイザーに相談したい など

転職活動時に転職エージェントを利用しようかなと思っても、会計士向けのサービスも結構多く、どれを使ってよいか悩みますよね

特に会計士の場合、選ばなければ転職先には困りませんから、こちらの要望をしっかりと叶えてくれる転職エージェントでなければ利用価値は低いといえます。

数ある転職エージェントの中で、どこを利用すれば理想の転職先が見つかるのか、どういったスタンスで活用すればよいのか、気になる人は多いはずです。

この記事では、会計士におすすめの転職エージェント10社と、転職エージェントを上手に活用するコツなどについて詳しく解説します。

目次
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上場企業等での社外役員経験や非常勤監査役経験を持つ専門家をご紹介。社外役員兼務社数4社以下、経験年数10年以上、女性社外役員など、700名以上のプロフェッショナルとマッチングが可能です。

公認会計士におすすめの特化型転職エージェントサイト10選section

会計士専門の転職エージェントはいくつかありますが、中でもおすすめなのは以下の9つです。それぞれどういった特徴を持っているのか、確認していきましょう。

エージェント名特徴
ハイスタ会計士公認会計士・USCPA特化の転職サイト。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫だからミスマッチがない。
BEET-AGENT公認会計士・事業会社の経理・財務、CFO候補といったバックオフィスに強い転職エージェント
ビズリーチ税理士など専門スキルを持つハイクラス層向けのスカウト型転職サイト。
マイナビ会計士マイナビの公認会計士特化型転職エージェント。年間300件以上携わるキャリアアドバイザーが在籍。
REXアドバイザーズ公認会計士、税理士、税理士試験科目合格者などの転職相談が可能。
MS-Japan経理・財務、人事・総務、法務、経営企画などの管理部門・士業の登録ナンバー1。
ジャスネットキャリア会計事務所やコンサルティングファーム、税理士事務所への転職に強い。
PCP転職満足度が高い転職エージェント。
リクルートエージェント業界最大手『リクルート』が運営。10万件を超える圧倒的に豊富な求人を保有。
doda求人掲載数最大手。初めての転職、入社後の困りごとも無料で相談可能。

いずれも公認会計士の求人の取り扱いがありますが、『ハイスタ会計士』『マイナビ会計士』は公認会計士・経理・管理部門の転職支援に力を入れる特化型サービスですので、外せないエージェントと言えます。

ハイスタ会計士|公認会計士専門の転職エージェント

ハイスタ会計士
対応エリア東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪
公開求人数非公開
営業時間平日|10:00 ~ 21:00
運営会社株式会社アシロ
公式サイトhttps://hi-standard.pro/cpa/

会計士・経理等のバックオフィスの詳しいアドバイザーのみが在籍しており、法律会計事務所、一般事業会社への転職支援に強みを持っています。会計・税理士事務所、監査法人への求人紹介は少ないですが、初めての転職・年収UP・キャリア形成をしっかりやりたい方ならおすすめ。

  1. 公認会計士、監査法人の求人紹介に特化
  2. 利用者一人ひとりに合わせて行う丁寧なカウンセリングを強み
  3. 会計士経験、試験合格者の転職サポートが丁寧
  4. 経理等の事業会社への転職もカバー
  5. CFO候補・コンサルティングファームなどの幅広い求人取り扱いあり

公式サイト:https://hi-standard.pro/cpa/

BEET-AGENT|公認会計士特化・CFO候補求人多数

公式サイト:https://beet-agent.com/

BEET-AGENT』は、公認会計士・事業会社のCFO候補といったバックオフィスに強い転職エージェントです。

  • 監査法人から企業の経理財務への転職に強い
  • 公認会計士・USCPAの求人多数
  • プライム上場からベンチャー企業の求人紹介
  • 専任のアドバイザーが必ず希望をヒアリングするためミスマッチなし
  • 全国対応・リモートワーク可能な求人多数

プライム上場企業はもちろんのこと、ベンチャー企業やスタートアップ求人も多く、IPO準備中企業のCFO候補の転職支援も積極的。希望の働き方の実現や監査法人以外の選択肢を模索中の公認会計士におすすめ。

公式サイト:https://beet-agent.com/

ビズリーチ|スカウト型の転職サービス

対応エリア全国対応
公開求人数5万件以上
運営会社株式会社ビズリーチ
公式サイトhttps://www.bizreach.jp/

ビズリーチは厳密にいうと転職エージェントではありませんが、ハイクラス層向けの転職サイトとして高い評価を得ており、会計士の方にもおすすめです。会員登録することで、ビズリーチに登録しているヘッドハンターからのスカウトが届きます。

基本的にはハイクラス層向けのサービスであるため、求人に見合うだけの経歴がないとスカウトは届きません。そのため、自分の市場価値を知るのにも役立ちます

また、転職支援サービスでは珍しいことに、有料プランがあるのもビズリーチの特徴です。

無料会員では一部の求人への閲覧・応募、プラチナスカウトへの応対しかできませんが、有料会員になれば、そうした制限なく利用できます。

マイナビ会計士|マイナビの会計士特化エージェント

マイナビ会計士
公式サイト:https://cpa.mynavi.jp/
対応エリア全国対応
取引実績(2021年4月現在)15,000件以上
営業時間平日9:30~20:30土曜日9:30~17:30
運営会社株式会社マイナビ
公式サイトhttps://cpa.mynavi.jp/

マイナビグループが運営する、公認会計士の転職に特化した転職エージェントです。

  1. 利用者一人ひとりに合わせて行う丁寧なカウンセリングを強みとし、監査法人出身者のサポートが得意
  2. 会計士の転職に精通したキャリアアドバイザーが、一から丁寧に大事なポイントを説明。はじめて転職する人でも安心して利用できる 
  3. 高い知名度と独自のネットワークにより、事業会社への転職を得意
  4. 全国の会計事務所・税理士法人から、コンサルティングファームまで、幅広く求人を扱う

REXアドバイザーズ|シニア・マネージャークラスに強い

公式サイト:https://www.career-adv.jp/
対応エリア全国対応
取引実績(2021年12月現在)4,000件以上
営業時間平日9:30~20:30土曜日9:30~17:30
運営会社株式会社レックスアドバイザーズ
公式サイトhttps://www.career-adv.jp/

会計業界で豊富な実績を持つREXアドバイザーズ。転職サポートの充実や、利用時の転職成功率でも利用者から高評価を受けております。

30~50代の経験が豊富な方の紹介を得意としておりますが、20代でキャリアアップを目指す有資格者の利用者も多いです。求人紹介、キャリアカウンセリングはもちろん無料なため、情報収集も兼ねて一度登録してみることをおすすめします。

公式サイト:https://www.career-adv.jp/

MS-Japan|自走できる・豊富な求人紹介を受けたい方向け

MS
公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/
対応エリア全国対応
営業時間平日9:00~20:00土曜日10:00~19:00
運営会社株式会社MS-Japan
公式サイトhttps://www.jmsc.co.jp/

MS-Japanは、経理・財務、人事などの管理部門と、弁護士、公認会計士、税理士等の有資格者に特化した専門型転職エージェント。

業界No.1の利用実績を誇り、創業30年間の歴史あるエージェントになります。MS-Japanの利用者が多いのは、質の高いサービスあってこそ。その証拠に、MS-Japanが独自に行ったアンケートでは、90%を超える人が再度利用したいと答えており、名実ともに業界No.1の転職エージェントといえるでしょう。

ジャスネットキャリア|キャリアアドバイスに定評

jasnet
公式サイト:https://career.jusnet.co.jp/
対応エリア全国対応
取引実績(2021年4月現在)4,000社以上
営業時間平日・土曜日9:00~18:00
運営会社ジャスネットコミュニケーションズ株式会社
公式サイトhttps://career.jusnet.co.jp/

会計、税務、経理・財務分野に絞って、サービスを提供している転職エージェントです。

豊富な取り引き実績 による信頼性の高さから、保有する求人数は業界トップクラス。20代から40代以上まで、さまざまな年代に合わせた求人情報の提供が可能です。

これまで数多くの会計士の転職を支援してきたことから、転職活動で大事なポイントを熟知。転職活動に関する多くの知識やノウハウが得られるでしょう。

公式サイト:https://career.jusnet.co.jp/

PCP(ピー・シー・ピー)

対応エリア全国対応
公開求人数不明
運営会社株式会社ピー・シー・ピー
公式サイトhttps://sk-pcp.co.jp/

「会計士の会計士による会計士のための転職エージェント」がコンセプトの転職支援サービスです。

会社設立以来、会計士の転職のみに特化。監査法人出身、かつ、マネジメント経験を有する会計士がサポートを行う徹底ぶりです

求職者と同じ会計士としての視点で話しができるため、より具体的なアドバイスが期待できるでしょう。また、利用者の希望に応じて、入社後も継続して、面談フォローを行います

リクルートエージェントまたはdoda

よりさまざまな選択肢を検討したいという人は、求人掲載数が多いリクルートエージェントまたは、dodaへの登録がおすすめです。

業界1位のリクルートエージェント、2位のdodaに登録しておけば、主要な企業の求人はほぼカバーすることができるでしょう。ただし、この2社は総合型のエージェントであるため、会計士の転職に特化したサービスに比べると、業界知識には乏しいかもしれません

また、多数のキャリアアドバイザー在籍しており、能力もピンキリです。あくまでも、サブ的な位置づけで利用したほうがよいでしょう

エージェント名特徴
ハイスタ会計士公認会計士・USCPA特化の転職サイト。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫だからミスマッチがない。
BEET-AGENT公認会計士・事業会社の経理・財務、CFO候補といったバックオフィスに強い転職エージェント
ビズリーチ税理士など専門スキルを持つハイクラス層向けのスカウト型転職サイト。
マイナビ会計士マイナビの公認会計士特化型転職エージェント。年間300件以上携わるキャリアアドバイザーが在籍。
REXアドバイザーズ公認会計士、税理士、税理士試験科目合格者などの転職相談が可能。
MS-Japan経理・財務、人事・総務、法務、経営企画などの管理部門・士業の登録ナンバー1。
ジャスネットキャリア会計事務所やコンサルティングファーム、税理士事務所への転職に強い。
PCP転職満足度が高い転職エージェント。
リクルートエージェント業界最大手『リクルート』が運営。10万件を超える圧倒的に豊富な求人を保有。
doda求人掲載数最大手。初めての転職、入社後の困りごとも無料で相談可能。

公認会計士におすすめの転職先|エージェント経由でより高待遇が狙える業態などsection

つぎに、公認会計士が活躍する場について紹介します。

一般事業会社の経理財務

公認会計士としての知識を活かして、一般事業会社の組織内会計士として活躍する公認会計士もいます。日本公認会計士協会によると、2020年12月末時点の組織内会計士の正会員数は2139名でした。2014年12月末時点では985名だったので2倍以上に増えていることがわかります。

組織内会計士ネットワーク会員数

参考:日本公認会計士協会 組織内会計士ウェブサイト

育休・産休・時短制度が整っていることも多く、女性にとっても働きやすい環境でもあります。そのため、特に女性の会計士にとって働きやすい環境といえるでしょう。

監査法人

公認会計士の多くは監査法人で働いています。監査法人とは公認会計士法に基づき5名以上の公認会計士によって構成される法人のことを指します。

大会社(最終事業年度に係る貸借対照表の資本金が5億円以上、または、最終事業年度に係る貸借対照表の負債の部の合計額が200億円以上である株式会社)は、企業の監査が義務となっていますので、監査法人は主に上場企業などの会計監査を行います。

中でも従業員数・実績が突出している

  1. 有限責任あずさ監査法人(KPMG)
  2. 新日本有限責任監査法人(EY)
  3. 有限責任監査法人トーマツ
  4. PwCあらた監査法人

はBIG4と呼ばれ、公認会計士資格を取得したらまずBIG4で経験を積もうと考える公認会計士も多いです。

財務・会計系コンサルティングファーム(FAS)

公認会計士としての知識を活かして、企業のコンサルティングを行う企業(FAS:ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)に勤める人もいます。

監査法人は、企業の会計が正しくできているかをチェックする役割ですが、FASの場合はいかに戦略的に事業拡大ができるかなどを財務面からアドバイスします。

具体的にはM&A・企業再生・不正調査などのアドバイザリー業務が主な仕事内容となります。例えば、事業拡大を効率的に行うためM&Aを行うと想定しましょう。

税理士法人

税理士法人で公認会計士兼税理士として活躍するケースもあります。公認会計士は無試験で税理士登録をすることができます。そのため、個人の確定申告・法人の財務資料の作成などをサポートしたい場合には税理士として活躍することもできるのです。

大手企業のほとんどは大手監査法人と契約を結んでいるので、独立して大手企業と契約を結ぶのは難しいです。公認会計士として独立する場合はIPO準備やコンサルティングなど回公認会計士から派生した仕事になることがほとんどのようです。

CFO

一般事業会社のCFO(最高財務責任者)として活躍する公認会計士もいます。CFOは企業の経営陣として財務を戦略的に考える役割です。

例えば、事業を拡大するためにどの企業を買収するか、逆にリストラクチュアリングするためにどの部門を切り捨てるかを決めていきます。

経営を仕切るCEO(最高経営責任者)と並び重要なポストであり、監査法人での実績がある公認会計士をCFOとして迎えるケースが多く見られます。

社外取締役

上場企業では、2021年3月より社外取締役の設置が義務化されました。そのため、社内に会計に強い人材が少ない場合には、社外取締役として公認会計士を迎える企業もあります。

また、上場をしていなくても、IPOを目指す企業が社内の会計体制を整えるために社外取締役として公認会計士を迎えるケースもあります。

公認会計士の転職で転職エージェントの利用をおすすめする3つの理由section

会計士は働く場所にあまり困らない職種です。そのため、会計士が転職活動をする際に、転職エージェントを利用する必要あるのかなと、疑問を持っている人もいるかもしれません。

この項目では、会計士の転職で転職エージェントを利用したほうがよい理由を紹介します。

非公開求人を紹介してもらえる

非公開求人とは、何らかの理由に人材募集していることを知られたくない求人のこと。

こう聞くと、やましい理由で隠しているのではと思うかもしれませんが、マイナビ会計士では企業が求人公開しない理由を以下のように説明しています。

  1. キャリア採用をしていることを、他社に知られたくない
  2. 応募の殺到を避け、採用を効率的に進めたい
  3. 求人を公開して募集する時間がない
  4. 「いい人がいれば、いつでも会いたい」という潜在的な求人ニーズ

企業側からすると、転職エージェントは効率的に良い人材を採用するためのツールといえます。

企業や業界の詳しい情報を教えてもらえる

企業や業界の詳しい情報が知れるのも、転職エージェントを利用するメリットの一つ。求人情報を見ただけでは、その企業がどのような雰囲気なのか、どんな人材を求めているのかわかりませんよね。

転職エージェントが紹介する企業について、直接訪問・人事担当にヒアリングするなどして、内情をきちんと把握しています。

そうした情報を事前に確認できるため、転職後のミスマッチを避けられるのです。

また、異なる業界への転職を考えている場合、将来性について気になる方も多いはず。実際に働いている人たちの生の声は、転職活動で大いに役立つでしょう。

さまざまな転職サポートが受けられる

転職エージェントを利用すれば、さまざまなサポートが受けられるため、効率的に転職活動が行えます。特に働きながらの転職活動だと、準備をする時間が取れないという場合も少ないでしょう。

転職活動の準備が不十分だと、ミスマッチにつながる可能性は高くなり、貴重な時間を無駄にしています。

前述したように、企業・業界の詳しい情報や面接日程の調整、履歴書の添削など、転職活動に役立つサポートが受けられます

転職活動の負担が少なくなれば、仕事と両立して理想の転職先を見つけることも不可能ではないでしょう。

エージェント名特徴
ハイスタ会計士公認会計士・USCPA特化の転職サイト。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫だからミスマッチがない。
BEET-AGENT公認会計士・事業会社の経理・財務、CFO候補といったバックオフィスに強い転職エージェント
ビズリーチ税理士など専門スキルを持つハイクラス層向けのスカウト型転職サイト。
マイナビ会計士マイナビの公認会計士特化型転職エージェント。年間300件以上携わるキャリアアドバイザーが在籍。
REXアドバイザーズ公認会計士、税理士、税理士試験科目合格者などの転職相談が可能。
MS-Japan経理・財務、人事・総務、法務、経営企画などの管理部門・士業の登録ナンバー1。
ジャスネットキャリア会計事務所やコンサルティングファーム、税理士事務所への転職に強い。
PCP転職満足度が高い転職エージェント。
リクルートエージェント業界最大手『リクルート』が運営。10万件を超える圧倒的に豊富な求人を保有。
doda求人掲載数最大手。初めての転職、入社後の困りごとも無料で相談可能。

公認会計士が転職エージェント経由の転職を成功させるコツsection

いくら手厚いサポートをしてくれるからといって、転職エージェントに頼りきってしまうのは考えものです。上手に活用してこそ、多くのメリットが得られますので、しっかりと活用方法を学んでおきましょう。

転職エージェントには複数登録する

どの転職エージェントを利用するか決まってないのであれば、まずは何社か複数登録するのがおすすめです。

複数登録をおすすめする理由は以下の取り。

転職エージェントは複数登録が良い理由
各転職エージェントが保有する求人・情報は異なるため自分の市場価値を見極めため情報を照らし合わせるため的確なサポートができる担当者を探すため。

転職エージェントのサービスの質は、担当者の力量によって大きく変わります。大手の転職エージェントでも、悪い担当者に当たってしまうと、適切なサポートが受けられません。

誤った情報に惑わされないためにも、複数登録してリスクヘッジすることが大切といえます。

目的に合わせて転職エージェントの登録は絞る

転職エージェントの複数登録は大事といっても、むやみやたらに利用するサービスを増やしても煩わしくなるだけですから、目的に合わせて使い分けるとよいでしょう。

例えば、大手転職エージェントは知名度の高さから、さまざまな情報が集まります。メインで利用しないにしても、転職市場の動向を確かめるにはうってつけです。

中小規模の転職エージェントは、大手に比べると求人数などは少ないですが、その分、親身になってサポートしてくれる場合が多いといえます。

はじめての転職活動で不安という人は、中小規模のエージェントを利用するほうが安心できるかもしれません

また、特定の業界・職種に特化した転職エージェントの場合は、当然担当アドバイザーも専門知識を身につけています。そのため、より適切なアドバイスが得られやすいです

転職エージェントの特徴まとめ
総合型…幅広い分野の求人を扱う。多くの情報を持っている。担当者が専門的な知識を持ってない場合も多い。
特化型…特定分野の転職に強い。担当者が専門的な知識を持つ。求人数は少なめ
大手…求人数・情報量が多い。担当者の能力がピンキリ。利用者が多く、対応が雑になる場合もある
中小…求人数・情報量は少なめ。親身なサポート対応が期待できる。

良い求人があればすぐにでも転職するという姿勢は見せる

良く転職エージェントのHPには、「すぐに転職する気がなくてもご利用ください」とありますが、言葉通りに鵜吞みにすべきではありません。

転職エージェントの担当者にも、達成しなくてはならないノルマがあります。限られた時間の中でノルマを達成せねばならぬ以上、すぐに転職する気がない人の対応を優先するはずがありません

そのため、本心ではすぐに転職する気がないとしても、ポーズくらいは見せておかないと、対応を後回しにされてしまうでしょう。

連絡へのレスポンスを早くする、自分から積極的に意見・要望を伝えるなどして、転職への意欲を示しましょう。

複数エージェントから同じ求人に応募するのは避ける

複数の転職エージェントを利用していると、同じ企業の求人を紹介される場合も少なくありません。もし、別々のエージェントから紹介された同じ求人に応募したい場合は、どこか1社に絞って応募しましょう

複数社から応募しても、選考通過の可能性が2倍にアップすることはなく、応募先企業・転職エージェントの両方から信用をなくすだけです。

どこから応募するか迷った場合、基本的には条件の良いところを選べばよいでしょう。

条件がどこも同じだった場合は、その紹介先と関係がしっかりと築けている(内部事情に詳しい等)転職エージェントから応募することをおすすめします。

カウンセリングでは正直に話す

転職理由がネガティブなものだと、誤魔化したほうがよいかもと思うかもしれないですが、担当キャリアアドバイザーには正直に話しましょう。というのも、正直に転職したい理由を話してもらわなければ、適切な求人紹介・アドバイスができないからです。

ネガティブな転職理由を担当アドバイザーに話したからといって、紹介先の企業に伝わることはないので安心してください。

面接が終わったら担当者に連絡しよう

企業との面接が終わったら、担当アドバイザーには忘れず連絡を入れましょう。面接終了後に連絡を入れることで、キャリアアドバイザーが企業の人事担当者に対して、後押しフォローをしてくれるからです。

面接という限られた時間の中で、自分の良さをアピールするのが難しいのと同様に、企業側も応募者の人物像を完璧にとらえられることはありません。

企業側が面接で感じた懸念点を担当アドバイザーに解消してもらうことで、採用される可能性を上げられるわけです。また、仮に不採用という場合でも、面接のフィードバックをすることで、次に活かすことができます。

転職エージェントを利用する際にこれだけは覚えておく注意点section

キャリアアドバイザーの話は鵜呑みにしない

キャリアアドバイザーの能力はピンキリで、すごく優秀で親身になってくれる人もいれば、働き始めたばかりで経験が浅い人もいます。

当然、優秀な担当がついた場合は、話をしっかりと聞いておいたほうがよいですが、ダメなアドバイザーの話は残念ながら聞いても時間の無駄です

「的外れなアドバイスが多い」「やたらと上から目線」など、対応に疑問を感じた場合は担当の変更をお願いするか、違う転職エージェントを利用しましょう。

冷やかしの応募は避ける

転職エージェントを利用する場合、企業の採用に関するハードルが上がる可能性があります。転職エージェントから紹介を受けた応募者を企業が採用する場合、エージェントに対して手数料を支払わなくてはなりません。

手数料の相場は、採用した人の年収の30~40%程度。仮に年収500万円だと、150~200万円支払う計算で非常に高額です。

高い手数料を支払って採用するからには、失敗したくないと慎重にならざるを得ないわけです。そのため、転職エージェント経由で応募する場合は、試しに採用してみようという対応は期待できません。

エージェント名特徴
ハイスタ会計士公認会計士・USCPA特化の転職サイト。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫だからミスマッチがない。
BEET-AGENT公認会計士・事業会社の経理・財務、CFO候補といったバックオフィスに強い転職エージェント
ビズリーチ税理士など専門スキルを持つハイクラス層向けのスカウト型転職サイト。
マイナビ会計士マイナビの公認会計士特化型転職エージェント。年間300件以上携わるキャリアアドバイザーが在籍。
REXアドバイザーズ公認会計士、税理士、税理士試験科目合格者などの転職相談が可能。
MS-Japan経理・財務、人事・総務、法務、経営企画などの管理部門・士業の登録ナンバー1。
ジャスネットキャリア会計事務所やコンサルティングファーム、税理士事務所への転職に強い。
PCP転職満足度が高い転職エージェント。
リクルートエージェント業界最大手『リクルート』が運営。10万件を超える圧倒的に豊富な求人を保有。
doda求人掲載数最大手。初めての転職、入社後の困りごとも無料で相談可能。

転職エージェントを利用する際によくある質問section

最後に、転職エージェントを利用する際によくある質問を紹介します。

なぜ無料で利用できるの?

企業から採用が決まった際に手数料をもらっているからです。

転職サイトとなにが違うの?

転職サイトとエージェントの違いは、主に以下の通りです。

違う点転職サイト転職エージェント
求人の探し方自分で検索するアドバイザーからの紹介
非公開求人ないある
転職サポート基本はないある
日程調整自分で行うアドバイザーが行う

地方在住でも利用できる?

地方在住でも利用は可能。ただし、大都市圏に比べると地方の求人は少なめです。

地方で転職を考えている人は、地域の求人に特化した転職エージェントを利用するか、ハローワークなども活用したほうがよいでしょう。

転職回数が多いと不利になる?

一般的には、転職回数の多さは不利につながる場合が多いといえます。

しかし、転職回数が多い理由を納得いくよう説明できれば、企業もそこまでマイナス評価はしないでしょう。

しっかりと転職活動の準備をしておくことが大切です。

面談しないと利用できない

転職エージェントから求人を紹介してもらうには、面談(カウンセリング)を受けることが必須となっているサービスがほとんどです。

ただ必ずしも直接訪問する必要はなく、電話によるカウンセリングを行っている転職エージェントも多いので、確認してみるとよいでしょう。

エージェント名特徴
ハイスタ会計士公認会計士・USCPA特化の転職サイト。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫だからミスマッチがない。
BEET-AGENT公認会計士・事業会社の経理・財務、CFO候補といったバックオフィスに強い転職エージェント
ビズリーチ税理士など専門スキルを持つハイクラス層向けのスカウト型転職サイト。
マイナビ会計士マイナビの公認会計士特化型転職エージェント。年間300件以上携わるキャリアアドバイザーが在籍。
REXアドバイザーズ公認会計士、税理士、税理士試験科目合格者などの転職相談が可能。
MS-Japan経理・財務、人事・総務、法務、経営企画などの管理部門・士業の登録ナンバー1。
ジャスネットキャリア会計事務所やコンサルティングファーム、税理士事務所への転職に強い。
PCP転職満足度が高い転職エージェント。
リクルートエージェント業界最大手『リクルート』が運営。10万件を超える圧倒的に豊富な求人を保有。
doda求人掲載数最大手。初めての転職、入社後の困りごとも無料で相談可能。

まとめ

会計士向け転職エージェントを選ぶ際、大切なのは自分に合ったサービスを見つけることです。まずは、3社程度登録しておき、求人の質や担当アドバイザーとの相性を見極めながら、メインで利用するサービスを絞っていくとよいでしょう。

上手く転職エージェントを活用できれば、非常に心強い味方となってくれるはずです。

とはいえ、転職エージェントも万能ではありません。利用する際は以下の点には注意してください

  1. 複数エージェントから同じ求人に応募するのは避ける
  2. 推薦文を確認させてもらう
  3. キャリアアドバイザーの話は鵜呑みにしない

転職エージェントもあくまで、転職活動に役立つツールの一つです。転職エージェントに頼りきりにならないよう気をつけながら、転職活動を進めていきましょう。

エージェント名特徴
ハイスタ会計士公認会計士・USCPA特化の転職サイト。求職者と企業担当をアドバイザー1人が担当する一気通貫だからミスマッチがない。
BEET-AGENT公認会計士・事業会社の経理・財務、CFO候補といったバックオフィスに強い転職エージェント
ビズリーチ税理士など専門スキルを持つハイクラス層向けのスカウト型転職サイト。
マイナビ会計士マイナビの公認会計士特化型転職エージェント。年間300件以上携わるキャリアアドバイザーが在籍。
REXアドバイザーズ公認会計士、税理士、税理士試験科目合格者などの転職相談が可能。
MS-Japan経理・財務、人事・総務、法務、経営企画などの管理部門・士業の登録ナンバー1。
ジャスネットキャリア会計事務所やコンサルティングファーム、税理士事務所への転職に強い。
PCP転職満足度が高い転職エージェント。
リクルートエージェント業界最大手『リクルート』が運営。10万件を超える圧倒的に豊富な求人を保有。
doda求人掲載数最大手。初めての転職、入社後の困りごとも無料で相談可能。
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