不動産営業から転職したい!不動産業界の方におすすめの転職先と転職成功のポイント

編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。
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営業職の中でもかなり厳しいことで知られている不動産業界。

不動産営業として働いているけど、ノルマがしんどい…

テレアポや飛び込み営業でメンタルがキツイ

このように、不動産営業の働き方や業務内容が原因で転職を考えている人も多いのではないでしょうか。

実際、ノルマや残業の多さから転職を考えている方は少なくありません

しかし、提案力やヒアリング力など営業マンとして求められる能力が身についている不動産営業の方は転職市場において市場価値は高いです。

そこで今回は、不動産営業を経験している人が活躍できる業界や転職を成功させるポイントについてご紹介します。

この記事を執筆したライター
大塚ちえライター
都内で働く金融系アラサーOL。スポーツと音楽が趣味。20代のうちに数回の転職を経て現職へ。その経験を生かし、転職活動やキャリアに関するアドバイスを記事にしている。

関連記事:不動産業界の転職に強い転職エージェントおすすめ5社を比較|選び方と転職成功のコツ

目次

不動産営業から転職して活躍できる業界5選

不動産営業を経験したのち、転職を希望する人も多いと思います。不動産営業の経験者は一体どのような業界で活躍しているのでしょうか。

不動産関係の同業他社で働く

もっとも多いのは、同業他社で働くという選択です。これまでの経験が生かせますし、今の会社のやり方や職場環境が気に入らないだけで不動産営業にはやりがいを感じていると言う人のための選択肢ですね。

同業なら給与水準も大きく下がることはありませんし、経験が活かせるのでより有利に転職活動をすすめることができます。

入社後のストレスも、未経験業界に転職するときよりは少なくて済みますし即戦力として歓迎されることでしょう。

不動産営業から本社勤務へ|業態や職種を変更する

不動産業界の中でも、営業職をやめて本社勤務ができる仕事に転職する選択肢もあります。

もちろん今の会社の中で異動希望を出すこともできますが、かなりハードルが高く感じる人も多いと思います。その場合は、いっそ会社を変えてしまうほうがいいという人もいますね。

営業から離れて、マーケティングや企画系の仕事に就いても、営業職の時の経験を活かして働くことができます。

人材業界の営業職

営業職の中でも、人材業界で人とより深くかかわる仕事も向いています。不動産業界で営業をやっていた人の多くは人当りもよく、営業スキルが高いので人材業界のような難しい営業職であっても歓迎されるでしょう。

人材系の営業職だと基本的にはBtoBの営業で、これまでとはちょっと感覚が違うかもしれませんが、すぐに慣れることができるでしょう。

金融業界の営業職

不動産と同じく、人生の中でも大きな買い物である金融商品を売る仕事もおすすめです。無形商材の難しさを感じることがあるかもしれませんが、お客さんにとって大きなお金を動かすという意味では同じです。

不動産業界で磨いた営業スキルが活きるでしょう。

過酷な業界でやってきたという実績とストレス耐性の強さを評価されますし、不動産業界から未経験業種への転職とはいえ、難しいわけではありません。

関連記事:金融業界に強いおすすめの転職エージェント13選!目的別の選び方や利用するコツを解説

IT系の営業職

こちらも基本的には無形商材の営業になりますが、IT系の営業職もおすすめです。

自社商品の知識と同業他社の動向、サービス差分などを調べて顧客に自社製品の魅力を伝えるという点では、不動産営業のときとあまり大きく変わりません。

大前提としてITの知識が必要となりますが、ITスキルを持ち合わせている人なら転職後も抵抗なく働くことができるでしょう。

関連記事:IT業界で求められる人材とは?活かすべきスキルと志望動機について解説

不動産の営業職を辞めたい!転職したい7つの理由

不動産の営業職を辞めたいと思うきっかけや理由はどのようなところにあるのでしょうか。思い当たることがある人は、転職を検討してもいいかもしれません。

営業ノルマが厳しい

不動産業界の営業というのは、一般的に非常にノルマがキツイ仕事です。ノルマに到達していないと上司から厳しく叱責され、罵声や怒号が飛び交う職場も少なくありません。

金融業界と不動産業界は営業ノルマがとりわけ厳しいです。数字そのものがその人の評価なんてこともあるでしょう。

ライター:大塚ちえ
ライター:大塚ちえ

営業ノルマを達成していない人と達成している人の間には雲泥の差ができてしまうもの。前月まで評価されていた人が今月は上司に詰められているというのは日常茶飯事です。 上司たちにとって、自分のノルマの達成率=部下のノルマの達成率なので、部下のノルマ達成率が悪ければ上司のボーナスやその後の評価にも関わってきます。 それゆえ、より厳しく当たってしまうんですよね。

給与体系が歩合制で業績に大きく左右される

不動産の営業職の場合、歩合制のことが多く、自分の業績次第で給料が上げることができます。しかし、逆に言えばどんなに頑張っても売り上げが上がらなかったら給料は非常に少なくなっていくのです。

不動産は自分が頑張ればその分売れる、というものでもありません。営業は何でもそうですが、コツとタイミングが重要です。特に不動産のように大きな買い物の場合はタイミングが重要ですよね。

どんなに営業を頑張っても、不動産を欲しがる人がいなければ仕事になりません。そんな仕事なのに歩合制で給料が毎月変動するのは精神的ストレスが増えてしまいます。

特に家族がいる場合、家族を養っていくうえで貯金の計画を立てたり、将来設計をするものですが、そんなふうに毎月給料が変動する場合は計画を立てづらくなってしまいますよね。

労働時間の長さ

不動産業界は繁忙期が非常にはっきりした業界です。引っ越しシーズンや新居の購入タイミングなどの繁忙期には終電で帰宅して月2日しか休みがないこともあるそうです。

ライター:大塚ちえ
ライター:大塚ちえ

私の知人の不動産業界の人も、春の引っ越しシーズンには1か月休みなしで働くことも当たり前で、昨日もおとといも終電でギリギリ帰れました、なんてことをよく言っていました。 労働時間が長く、プライベートを楽しむ時間なんて繁忙期にはほとんどありません。繁忙期以外も忙しくない、なんてことはなく、繁忙期ほどお客さんがいないのにノルマはあるのでそれをこなすために必死で働きます。

体力的にキツイ

不動産営業の仕事は先述したように労働時間も長く、睡眠時間が削られやすいもの。さらにその上、営業職の場合はその会社にもよりますが現場に入ったり顧客を訪問したりと、何かと外出が多いもの。

運転時間も長く、お客さんを後部座席に乗せて運転するからこそ気が抜けないうえに、移動が多くて体力を使います。

こういった環境なのに仕事自体のノルマも厳しく、精神的にもつらくなってくるもの。精神的なダメージは体にも影響を与えます。十分な睡眠時間が確保できないうえに精神的にも体力的にもダメージが大きいので、結果として過酷な仕事になってしまいます。

休日が予定通りに取れない

不動産業界はもともと、平日休みの会社も多いです。不動産業界の中でも業態や収益基盤の違いによっては土日休みで完全週休二日、という会社もありますが、そういう会社はそれほど多いわけではありません。

平日の中で毎週1日~2日くらい休日があるといい、くらいの感覚で働いている人が多いのではないでしょうか。

不動産業界のほとんどが水曜日休みですが、それ以外は稼働していることが多いのです。特に不動産業界の中でも不動産仲介の営業職だとすべてお客さんの都合に合わせるため、休みがとりにくいでしょう。

顧客とのコミュニケーションが難しい

不動産というのは非常に大きな買い物です。

そんな大事な買い物をするわけですから、顧客の視線は本当に厳しいものです。「担当を変えてほしい」と言われることもよくあるケースです。

ライター:大塚ちえ
ライター:大塚ちえ

ちょっとした発言や態度で顧客から担当を外されることも多いです。 顧客としては「人生1度の大きな買い物だからちょっとでも担当に不満を感じたら代えてほしい」「こんなに大金を支払っているのになんて失礼な態度なんだ」と思われがち。 不動産という大きな買い物であるがゆえに、顧客とのコミュニケーションは本当に難しいです。それが同時並行で何件も走るのですから、不動産営業は壮絶ですよね。

関係者が多く板挟みになりやすい

不動産業界のストレスの一つとして、関係者が多くてコミュニケーションが大変だというのがあります。

顧客とのコミュニケーション以外にも施工会社の人や現場の人、そしてノルマについて詰めてくる上司と顧客、などという複雑な人間関係の中で仕事を進めていかなければなりません。

現場の人や地域の施工会社の人とのコミュニケーションをおろそかにすると顧客のニーズを不動産に反映しきれませんし、当然顧客からクレームがきます。

ですが、顧客のニーズばかり聞いているとノルマを達成できないこともありますし、顧客のアフターフォローをしながら開拓もしていかなければならず、これがストレスのもととなりやすいのです。

不動産業界の営業職を続けるメリットは?

過酷な不動産業界で営業職を続けることのメリットは一体どんなところにあるのでしょうか。ここでは3つのポイントでお伝えしたいと思います。

達成し続ければ高収入が望める

不動産業界の給料は歩合制が多く、給料が青天井でノルマの達成度次第で高収入が望むことができます。

歩合制と言われると、毎月の給料に安定性がないことも確かなのですが、その一方でノルマが達成できていれば非常に高い水準の給料がもらえます。なかには、月100万円単位の給料をもらっている人もいます。

自分の工夫や頑張り次第で給料がいくらにでもなることは働くうえでの大きなモチベーションになるのではないでしょうか。

苦しい分やりがいと達成感は大きい

二つ目は、やりがいと達成感を持って働ける点です。不動産は多くの人にとって人生1度の、そして最大の買い物です。不動産業界で働く人たちは、そんな大事な場面に立ち会うことができるということをやりがいに感じているようです。

また、自分の頑張りがすぐに給与でも報いてもらえることもやりがいや達成感を感じる理由だそうです。

レベルの高い営業スキルが身に付く

三つ目は、高いレベルの営業スキルが身に付くということです。

顧客とのコミュニケーションは繊細で難しく、ただ他愛ない会話をして商品の説明を簡単にすれば買ってくれる、というような類のものではありません。

じっくり時間をかけて丁寧に説明し、顧客が納得してくれなければ購入には至りません。そのうえ、競合他社も高いレベルの営業をかけているので、労力の割には成約に至るまでの成功率も低いです。

そんな状況の中でノルマをこなすには、より高い営業スキルを磨かなくてはいけません。その過酷な環境の中で磨いた営業スキルを活かせば、さまざまな業界で活躍することもできるのです。

不動産営業から未経験の転職先で活かせるスキル6つ

それでは、不動産営業から未経験の転職先でも活かせるスキルについて解説します。

不動産営業を経験してきた方には、次のようなスキルがすでに身についている可能性が高いため、たとえ未経験であってもご自身の能力を発揮しやすい転職先を探してみましょう。

  1. ヒアリング力
  2. 提案力
  3. マネジメント(管理)能力
  4. 論理的思考力
  5. 忍耐力
  6. 対応力

ヒアリング力

不動産営業は、顧客や取引先とのコミュニケーションスキルが重要な職種の一つです。そのため、不動産営業の経験者にとっては、高いコミュニケーション能力を持っている強みがあります。

不動産営業の仕事においては、コミュニケーション能力の中でもヒアリング力が重要と言えるでしょう。

なぜなら、個人の顧客に最適な物件を紹介するにあたっては、単に顧客から希望を聞くだけでなく、信頼を得て家族構成やライフスタイルなど深い情報を聞き出して希望の解像度を高めていく必要があるからです。そして、顧客の希望に合った物件を探し出し、なぜその物件がおすすめかをわかりやすく説明しなければ成約には至りません。

ヒアリング力は、さまざまな業界・業種にとって必要不可欠ですし、どの企業にとっても欲しい人材とされるスキルです。そこで転職活動を行う際の自己PRにおいて、このような高いコミュニケーションスキルを強調し、具体的な経験や事例などエピソードを挙げることでアピールすることが大切です。

提案力

不動産営業は、顧客の要望をヒアリングして得た情報をもとにさまざまな提案を行う仕事です。

不動産営業の顧客は一般顧客から法人まで幅が広く、紹介する物件もアパートやマンション、戸建て住宅から店舗や土地など多種多様ですが、それぞれの顧客に対して合いそうな物件を提案しなければなりません。

そのため、不動産営業の担当者には顧客からヒアリングした内容を基に仮説を立てて、手持ちの物件の中からどの条件の物件が顧客のニーズを満たすことができるかを考えて提案し、提案内容と顧客の要望にズレがあった場合は、仮説をさらに深めて再度提案する力が必要です。

また、顧客の希望が必ずしも物件の相場や契約条件に合うとは限らないため、提案する物件の価値付けや購入を可能とするための方法を営業担当者から主体的に顧客に対して提案するという高度なスキルが求められます。

このような提案力は、営業だけに求められるスキルではありません。例えば、一見関係のない職種に思われるエンジニアや企画職などであっても求められます。なぜなら、提案力の本質とは「売る力」ではなく「相手の希望を実現する力」だからです。

そのため、エンジニアや企画職であっても、顧客の目的に対してどのような開発などを行うのか?社内や市場の課題に対してどのような企画を社内で通していくのか?と考えて実行する力に通じます。

転職活動を行う際は、この提案力を活かしてアピールすることで、新しい職場でも活躍できるイメージを持ってもらいやすいでしょう。

マネジメント(管理)能力

不動産営業は、一般的に最も高額な商品を扱う営業の1つでもあります。そのため、成約に至るまでに数ヶ月〜数年かかることも少なくないでしょう。しかも、1人の営業担当者が抱える案件数が多くなると、高いマネジメント(管理)能力が必要となります。

マネジメント能力はどの仕事でも必要不可欠であり、重要なスキルです。そのため、営業職だけでなく、さまざまな職種の管理職候補となり得る人材と言えるでしょう。

そこで、不動産営業でマネジメントの実績などもある方が転職活動を行う際は、ハイクラス転職専門のエージェントを活用してみるのもおすすめです。

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論理的思考力

不動産営業は、顧客のさまざまな要望を聞きながら、最適な物件を提案するのが主な仕事です。そこで営業担当者は、顧客からヒアリングした内容を自身でまとめ上げ、それぞれの情報を整理しながら提案する物件を紹介します。

ここで必要とされるのが、論理的思考力です。論理的思考力の高い人材は、営業職だけでなく、さまざまな職種において重用されます。

論理的思考力は、複雑な問題を論理的に分解・分析し、解決策を見つけ出す能力であるため、幅広い業界や職種で活躍できる可能性があるでしょう。

忍耐力

不動産営業は扱う商品が高額である上に、リードタイムが長くなることが多いです。営業ノルマを達成するためには、諦めずに顧客を追い続けたり多くの時間を投下して対応顧客数を増やしたりすることが多くなるため、忍耐力が必要でしょう。

当然、顧客の中には反応の良い顧客もいれば、望みの薄い顧客もいることでしょう。しかし、初めから売上に繋がる可能性が高い顧客だけを見分けてアプローチすることは難しく、売上が上がるまで成果が出ていないことに耐え続けながら営業活動をし続けることが求められることもあるでしょう。

このように、厳しい条件下であっても成果が出るよう粘り強く仕事に取り組める方は、どのような業界でも成功できる確率が高い重要な要素を持っていると言えます。

そこで、転職活動を行う際は、成果が出るまで頑張り続けたことを、論理的にどのようなことを考えて何を改善したのかも含めて説明すると、あなたが活躍していくイメージを持ってもらいやすいでしょう。

対応力

不動産営業では、物件を借りたい顧客と貸したい顧客、売りたい顧客と買いたい顧客、社内スタッフ、他社の不動産会社のスタッフなど、多くの人と関わりを持って仕事を進める方も多いです。一方で、関わる範囲が広くなればなるほど、トラブルが発生する割合も上がります。

たとえば顧客側から、成約が決まった物件について「イメージと違う」などとクレームが発生することもありますが、うまく丸く収める必要があるでしょう。

そのため、不動産営業を経験してきた方には、さまざまな人や案件に対応できる高い対応力をアピールできる方も多いです。

対応力とは、仕事の中で予期せぬ状況やトラブルに対して臨機応変に対処し、最適な解決策を見つけ出す能力です。

対応力の高い人材は、組織をまとめて業務を推し進める管理職や、顧客の問い合わせやクレームなどに対応するカスタマーサポート業務、プロジェクトの計画や運営といったプロジェクトマネージャーなど幅広く活躍できるでしょう。

このように、不動産営業の経験者には、さまざまな業界や業種で活躍できる可能性があります。

不動産の営業職から転職を成功させる5つのポイント

不動産の営業職からの転職を成功させるにはどんなことが大事なのでしょうか。転職を成功させるためにいくつか事前に考えておきたいことがあります。

大幅な年収ダウン防止のためにしっかり下調べをする

不動産業界は歩合制ですがノルマをクリアしていたら、世間的には稼げる仕事に分類されます。そのため、転職したときに年収が大幅ダウンということも十分ありえます。そのため、事前に下調べをしておくことが重要になってきます。

具体的には、口コミを読んだり、会社の決算情報や開示情報、四季報や業界情報誌などを見たりすればおおよその年収は把握できるはずです。

社員の人数や福利厚生などにもしっかり目を通しておきましょう。転職先の会社が住宅補助や家族手当などの手当てが一切ない会社で、年収ベースでみれば同じくらいなのに実質の手取り収入は大幅ダウンなんてこともよくあります。

今の仕事をなぜ辞めたいかを明確にする

今の仕事を辞める理由を自分の中できちんと整理しておくことが大事です。漠然と「辞めたい」「しんどいからもう嫌だ」と思っていると、いわゆる「逃げの転職」になってしまいます。

逃げの転職」は、スピード感を求めて安易に転職先を決めてしまうため自分にフィットしない可能性が高まります。

また辞めたい理由が明確になっていないからこそ「結局どの会社も同じか」と嘆くハメになってしまいやすいということが挙げられます。

そうならないためにも、

  1. 今の会社の何が嫌なのか
  2. 人間関係がリセットすれば何でもいいのか
  3. 給料の不安定さが嫌なのか
  4. 会社の福利厚生に満足できないのか など

自分の中で転職を決意した理由を明確にしておきましょう。「これだけは譲れない」という項目をピックアップしておけば、自分に合わない職場に転職することはなくなります。

次の職場でやりたいことを決めておく

次の職場ではどんなことをやりたいのか、あらかじめ決めてから転職活動をしましょう。

次の職場でやりたいことが決まっていないのになんとなく「同業他社でいいか」とか「営業職なら何でもいいや」と思って転職活動を進めると、取り返しのつかないことになります。

ライター:大塚ちえ
ライター:大塚ちえ

「こういう仕事がしたい」と、仕事の内容を決めてしまうのではなく、仕事とのかかわり方や関係者とのスタンスのイメージがあることが大事ですね。 「もう少しノルマに追われずにお客さんのことを考えた営業がしたい」とか「今度はお客さんに直接営業をかけるのではなく、お客さんに喜ばれる商品の開発に携わりたい」などという仕事のイメージを持って次の職場を決めると納得感のある転職になるでしょう。

その職場で働く同年代の人の話を聞いておく

その職場で働く人の話を聞く機会は非常に重要です。実際に働いている人たちが何を思って働いているのか、どういうやりがいを感じているのか、逆に不満に思うことは何なのかということを聞くことで、自分にフィットする会社なのかどうかがはっきりするはずです。

同世代であれば、より昇進昇格の話や年収への満足度の話、そして上司や後輩、部下とのかかわり方などのイメージがつきやすいですよね。

面接のときに企業の担当者に頼んでみたり、知人のツテでその企業に勤める人を探してみたりするのが有効でしょう。

転職エージェントを利用する

転職活動は平均3カ月と時間がかかるものです。転職サイトを見ても、なんとなくダラダラ見てしまって時間ばかり取られたり、自分の条件に合った求人が見つからずに途中で嫌になってしまったりすることがあります。

また、自分のスキルや能力を客観的に見たときにどのくらいの収入が見合うのか、どういう企業に歓迎されるのかというのも自分ではなかなか判断がつきにくいものですよね。

転職エージェントを利用すると、自分の条件を伝えるだけでそれに合う求人ピックアップして勧めてくれますし、見合う収入や労働条件も提示してくれます。

また、それだけではなく内定時には年収や労働条件の交渉もしてくれるので、プロに任せることで享受できるメリットはたくさんあります。

不動産業界に強いおすすめの転職エージェント6選

不動産業界に強いおすすめの転職エージェント5選

NewMA

NewMAはM&A業界のハイクラス転職に力を入れている転職エージェントです。

NewMAの特徴として、M&A業界に精通しているスタッフのサポートが挙げられます。M&A業界や業務内容について掲載されている求人票より深堀りして紹介してくれます。

深堀りして紹介することで実際の実情と求人票とのギャップを無くせるのです。

担当者がM&A業界経験者ということもあり、中身の濃い書類対策や面接対策を受けられるので、転職成功の可能性を広げられるでしょう。

NewMAは企業と転職者とのミスマッチを防ぐために内定前・内定後、入社後のフォローがあるので安心して転職ができます。不動産営業でのキャリアアップを目指している方にはぴったりの転職エージェントといえるのでぜひ一度検討してみてください。

宅建Jobエージェント

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不動産専門の転職エージェント「宅建Jobエージェント」。不動産業界の人材紹介を専門としているため、大手企業からベンチャー企業まで、さまざまな規模の会社とつながりがあります。

多数の紹介者がいるため、業界内でも信頼されており、希望条件に合った求人を紹介してもらうことができるでしょう。比較的高収入の求人も多く、今の年収に不満があると言う人は年収アップを前提とした転職ができそうです。

また、誰もが知っている大手企業との取引がある一方、大手ではなく中小の優良企業で働きたい、という人の希望もかなえられそうですね。

特に30~40代の転職希望者が多く登録しており、「これからどう働きたいか」を考えて転職をしたいという人にもおすすめです。

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関連記事:宅建jobエージェントの評判まとめ!口コミやメリットデメリット・おすすめな人を解説

マイナビエージェント不動産

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言わずと知れた就職・転職エージェント「マイナビエージェント」の中でも、不動産業界に特化しているのが「マイナビエージェント不動産」。

マイナビの中でも不動産や建設業界選任のキャリアアドバイザーが転職活動をサポートしてくれます。

マイナビのようにメジャーな会社だと安心感がありますよね。就活のときにも、マイナビで履歴書の書き方や面接のコツなどを調べたと言う人も多いのではないでしょうか。

関連記事:マイナビエージェントの口コミ・評判まとめ|口コミから利用するメリットも解説

不動産キャリアエージェント

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不動産専門の転職エージェント「不動産キャリアエージェント」

不動産業界の人材紹介を専門としているため、大手企業からベンチャー企業まで、さまざまな規模の会社とつながりがあります。多数の紹介者がいるため、業界内でも信頼されており、希望条件に合った求人を紹介してもらうことができるでしょう。

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関連記事:不動産キャリアエージェントの評判を独自調査!その結果や利用メリット、転職成功のポイントなども解説

不動産&建設転職エージェント

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不動産業界や建設業界に特化して転職活動の支援をしている「不動産&建設転職エージェント」。

運営しているのはリビン・テクノロジーズ株式会社で東証マザーズ上場企業ということで安心ですよね。「不動産&建設転職エージェント」の特徴としては、履歴書や職務経歴書を一緒に作成してもらえるという手厚いサポート。

初めての転職活動って不安ですよね。一人で職務経歴書を書けと言われても、最初はなかなか難しいものがあります。そんなとき、こういった親切なサポートがあるといいですよね。

いえらぶ不動産転職

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「いえらぶ不動産転職」も不動産業界に特化した求人サイトを運営し、その中で転職サポートを行っています。

転職活動でよくありがちなのは、求人が多すぎて自分の希望に合致した求人を探すまでに時間がかかってしまうこと、そして結局時間をかけて探したのに見つからないことです。

こうした転職活動の悩みを解決できるのが、「いえらぶ不動産転職」です。

また、転職活動というと正社員の仕事をイメージする人も多いかもしれませんが、雇用形態でも求人を絞り込むことができ、正社員ではなくアルバイトや契約社員、業務委託などで不動産業界の仕事を始めてみたいという人向けの求人情報もあります。

不動産業界以外の業界で働きたい人におすすめの転職エージェント

本章では、今まで不動産業界で働いた経験を活かして、別の業界で働きたい人に向けておすすめの転職エージェントを3社紹介します。

リクルートエージェント

リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴
  • 転職支援実績NO.1の転職エージェント(※)
  • キャリアアドバイザーの提案力に定評がある
  • 公開・非公開を合わせて約70万件以上の求人を保有

 

『リクルートエージェント』は、転職支援実績NO.1の転職エージェント(※)です。
※2022年6月時点、厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヵ月以上の有期雇用の合計人数(リクルート集計)

 

リクルートエージェントの注目すべき特徴は「キャリアアドバイザーの提案力に定評がある」点でしょう。

 

あなたの気づいていない価値を見つけ出し、活かせる転職先を紹介してくれ、採用担当者にあなたのことを売り込んだり、入社後の条件を交渉したりすることを得意としています。

 

サポート力には定評があるため、「自分自身を売り込むのが苦手」「年収などの条件交渉を代行してもらいたい」といった人におすすめです。

 

サービス名 リクルートエージェント
運営会社 株式会社リクルート
公開求人数 382,338件
非公開求人数 334,322件
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイト
※2024年4月15日現在

 

【リクルートエージェントの口コミ・評判】

模擬面接を通して「何をメインに伝えたらよいか」「企業側はどういう考えか」など、本番の面接で役に立ったことを学べました。

引用元:ご利用者の声|リクルートエージェント

職務経歴書の添削を丁寧にしていただき、各企業に精通した担当者からのアドバイスが、とても参考になりました。

引用元:ご利用者の声|リクルートエージェント

 

関連記事:リクルートエージェントの評判や口コミから分かるメリット・デメリットを解説

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dodaの特徴
  • 圧倒的な求人数
  • 顧客満足度No.1を獲得
  • 直接応募も可能

 

dodaは、圧倒的な求人数と顧客満足度の高さが特徴の転職エージェントです。

 

保有求人は公開・非公開合わせて20万件超(※1)と多数で、キャリアカウンセリングを受けられる拠点は全国に12ヵ所あり、大手エージェントの中でも有数の規模を誇ります。

 

また、顧客満足度ランキングで1位(※2)を獲得した実績もあり、手厚いサポートと質の高い求人紹介に期待できるでしょう。

 

dodaでは、転職エージェントを介した応募のほか、気になる求人に自分で直接応募できる機能も備えられています。さらに、企業から直接スカウトが届くサービスもあり、自分に合った方法で転職活動を進められるのも魅力です。

 

(※1)2023年3月時点の求人数
(※2)2024年オリコン顧客満足度調査 「転職エージェント 20代」で1位

 

サービス名 doda
運営会社 パーソルキャリア株式会社
公開求人数 241,469件
非公開求人数 37,762件
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
2024年4月15日時点

 

【dodaの口コミ・評判】

初めての転職におすすめ
初めての転職で使用しました。最初はdodaさんではないところを使っていたのですが求人が最初来たきり紹介がなく他も利用しようと思いdodaさんを登録。エージェントも登録し担当についてくれた方がとても熱心でした。コロナ禍で書類通過率はかなり悪かったですが絶えず求人紹介を頂けましたし、転職活動を進めるにつれ書類通過率も上がってきました。他サイトの口コミなどであるように専門性には欠けるかもしれませんが初めてで右も左も分からない方にはおすすめです。在職中で忙しい人もlineでやりとりできますし、職務経歴書や志望動機などもざっくりした文章でも添削と調整をしてくれてサポートはかなり手厚いです。

引用元:doda/デューダの口コミ・評判

こちらの不安や要望に適した丁寧な対応に満足でした
印象的なテレビCMのキャッチコピーに背中を押されて、登録をしました。
担当の方は、とても穏やかで丁寧な対応をしてくださいました。
求人情報に関しても、こちらの要望に沿うように、繰り返し複数求人をご紹介くださいました。
また、私が職選びや面接や転職後のことで抱える不安や疑問にも一つ一つ答えて下さり、大変心強かったのが印象的でした。レスポンスに関しては、まれに時間がかかることもありましたが、全体的に満足しています。
おかげさまで無事に転職もでき、最後まで面倒を見てくださった担当者様には大変感謝しております。

引用元:doda/デューダの口コミ・評判

 

 

関連記事:dodaの悪い評判・口コミは実際どう? 向き不向きを徹底解説

マイナビエージェント

マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
  • 20~30代の転職に強み
  • きめ細やかなサポートに定評あり
  • 夜間・土曜日にも相談可能

 

マイナビエージェントは、はじめて転職する方におすすめの転職エージェントです。

 

キャリアアドバイザーの徹底したサポートに定評があり、ヒアリングに力を入れた面談を経て、希望条件に合う求人を紹介してもらえます。

 

応募書類の添削や模擬面接などにも対応してもらえるため、安心して転職活動に取り組めるでしょう。

 

保有求人数は7万件超(※1)あり、特に20~30代向けの求人を多く取り扱っています。

 

また、平日夜間は20:30まで、土曜日は9:30~17:30まで営業(※2)しているため、都合のいい時間に相談できることもメリットです。

 

(※1)2024年4月15日時点の求人数

(※2)店舗によって異なります。詳しい営業時間は各店舗に確認してください。

 

サービス名 マイナビエージェント
運営会社 株式会社マイナビ
公開求人数 71,822件(※1)
非公開求人数 14,493件(※1)
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイト

 

【マイナビエージェントの口コミ・評判】

大変お世話になり感謝しております。もし知り合いで転職を考えている方がいればぜひ紹介させて頂きたいです。大変お世話になりありがとうございました。初回の面談からしっかりと聞き取りいただき、合致する求人を紹介頂きました。こまめにフォローを頂き、質問に対すても素早く返答頂きました。また常に的確にハッキリと根拠に基づくアドバイスを頂き、とても頼りにさせて頂きました。ありがとうございました。

引用元:転職成功事例|マイナビエージェント

マイナビエージェントを利用させて頂いたことで、転職という自分の人生の転機に力になって頂き、非常に感謝しております。間違いなく自分ひとりでは何をしたら良いかもわからず、現職でただただ働き続けていて、動き出すことが出来ていなかったと思います。転職に際してどう動いたら良いかを丁寧に教えて下さり、より自分に合った求人をたくさん提供頂いたこと結果が、自身の満足のいく転職先の決定に繋がったと思っております。ひとりひとりにしっかり寄り添って提案頂けるとても良いサービスだと感じました。キャリアアドバイザーには初めてお会いしてから長い時間になりましたが、定期的に気にかけて下さり、私の希望条件もしっかり加味してフォローをして頂き、本当に感謝しております。

(後略)

引用元:転職成功事例|マイナビエージェント

 

関連記事:マイナビエージェントの口コミ・評判まとめ|口コミから利用するメリットも解説

不動産営業からの転職に関するよくある質問【Q&A】

それでは最後に、不動産営業からの転職でよくある質問を紹介します。

Q不動産営業しか経験がありません。それでも転職できますか?

不動産営業の経験しかない方でも、転職は十分に可能です。

不動産営業の経験者の方は、前述したようにさまざまなスキルや能力を効果的にアピールすることで、他の業界の営業職だけでなく、管理職やマーケティングなどの幅広い分野で活躍できる可能性があります。

そこで転職活動を行う際は、複数の転職エージェントを活用し、ご自身の可能性を広げられる転職先を探してみてください。

関連記事:営業職の転職に強いおすすめ転職エージェント徹底比較17選|失敗しない選び方と転職成功のコツを解説

Q不動産営業からの転職先でおすすめの業界はなんですか?

不動産営業からの転職先としておすすめの業界は、さまざまあります。ただし、まずはご自身の転職理由を優先して転職先を選ぶことが重要です。

もし、ハードワークやノルマが厳しいから転職したいと考えている場合には、残業や休日出勤などが少ないなど条件で絞り、ホワイト企業や事務系の職種への転職がおすすめです。

一方で、「もっと高収入を得たい」や「自分の能力を試したい」「スキルの幅を広げたい」と考えて転職する際は、成果報酬型の営業職に転職したり、不動産関連のコンサルタントやマーケティングなどの別職種へ転換することもおすすめと言えるでしょう。

このように、転職活動を行う際は、ご自身の転職理由やライフスタイルなどを重視して選ぶのがおすすめです。

Q現在、不動産会社に勤務中ですが、働きながら転職活動はできますか?

現在就業中の職場で働きながら転職活動を行うことは十分に可能です。

働きながら転職活動を行う際は、転職エージェントを活用しましょう。転職エージェントへ登録することで、エージェントが求人の収集をしてきてくれたり、企業との交渉などを代わって行ってくれます。

そのため、ご自身の希望に合う転職先の情報を時間と手間をかけずに収集し、効率的に転職活動を進行できるメリットがあります。

転職エージェントは無料で利用でき、登録したからといって必ず転職しないといけないわけではありません。もし転職したいとお考えであれば、特にデメリットがある訳ではないので転職エージェントに登録・相談することをおすすめします。

関連記事:働きながらの転職は難しい?辞めてから転職すべきか徹底検証

Q現職を円満退職するコツはありますか?

現職を円満に退職するには、ご自身が余裕を持って退職時期を決定することが重要です。

特に、無事に内定をもらうことができ新しい職場が見つかったことで、急に現職を退職する場合は注意が必要です。引き継ぎもないままに案件を途中で放棄すると、後任の方に実害があるため反感を持たれたり、社会人として無責任と思われるかもしれません。

ただし、あなたが勤める不動産会社がいわゆる「ブラック企業」で退職者は皆厳しい引き留めに遭うといった環境であれば、円満退職の難易度はかなり高いでしょう。ただし、引き継ぎなどの準備をしておくことで、仲の良い同僚などとは円満な関係で退職できるかもしれません。

そこで、計画的な転職活動を行うことがおすすめです。転職にかかる期間などから引き継ぎなどの準備を行う段取りを逆算して活動しましょう。転職経験があまりなく、そういった感覚がわからないなどといった場合は転職エージェントに登録し、「円満退職したいから引き継ぎなども余裕のある準備の上で退職したい」と担当のキャリアアドバイザーに伝えましょう。

転職エージェントは、さまざまな業界の人材市場を教えてくれるため、いつ頃転職できるかをある程度把握できます。また、それだけでなく、入社日をエージェントがある程度であれば調整してくれることも期待できます。

いずれにしても、円満退職するためには退職するための段取りをしっかりとし、早めに退職願を出して引き継ぎを行えば、円満退職しやすくなるでしょう。

関連記事:【退職理由別】退職の伝え方と円満退職の秘訣

Q転職エージェントを上手に使うコツはありますか?

転職エージェントを上手く使うコツは「現職を辞める前に登録すること」や「複数のエージェントに登録すること」などが挙げられます。

前述したように、働きながら転職活動を行うことで、余裕を持って転職先を探すことができます。もしかすると、働いていると気づかなかった現職の良さを理解して、転職しない方が良いといった判断ができるかもしれません。

また、転職活動を行う際は複数の転職エージェントに登録を行い、幅広い業界から転職先を探すことも大切です。転職エージェントを活用する際は、ご自身の視点だけではなく、人材のプロである転職エージェントのキャリアアドバイザーの意見を聞きながら転職先を探すようにしましょう。

相性の良い転職エージェントに出会えることができれば、あなたの潜在能力を開花させ、より良い職場を紹介してくれるでしょう。

関連記事:転職エージェントの賢い使い方|利用の流れや使い倒すコツを徹底解説

不動産営業からの転職|まとめ

不動産業界という厳しい世界の中で営業として頑張っていたという事実は、転職のときに必ずあなたの助けになります。

転職活動には思った以上に時間がかかるもの。もし今の職場に不満があるのであれば、早めに転職活動を始めましょう。

ほかの会社を見ることで、「ほかの会社ならこんな環境と年収で働けるんだ」とか「今の会社が意外と恵まれているかも」という新たな気づきもあるはずですよ。

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株式会社アシロ

CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。