海外勤務に憧れはあるけれど、海外には出張ですら行ったことがないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、未経験者OKの海外勤務求人の探し方、上手に転職する方法をご紹介します。
効率的に求人を探す方法
海外の求人を効率よく探すためには、海外求人に特化した求人情報サイトや転職エージェントに登録するほか、いくつかの方法があります。
海外で仕事をしている知人に相談する
海外で仕事をしている知人がいる場合には、「私も海外勤務がしたいのだけど、求人の情報はないか」と聞いてみるのもひとつの方法です。
求人情報サイトでは得られない情報を得られるばかりか、知人のつてを使ってリファラル採用を狙えるというメリットもあります。
海外ではリファラル採用を積極的に取り入れ、人材を紹介した社員にボーナスを与える企業もあるので、海外勤務をしている知人がいるのならば海外転職の可能性はぐっと高まります。
海外に支社や工場のある企業に転職する
今すぐに海外勤務が叶うわけではありませんが、海外にも拠点がある日本企業に転職するのもよい方法です。
入社してからしっかりとした実績を作ったり、普段から積極的に海外勤務への意欲をアピールしたりしておくと、海外勤務者の候補として考えてくれる可能性も高いです。
海外就職に関するサイトの運営者に連絡する
海外就職に関する情報を掲載しているサイトや、海外勤務の様子をブログにアップしている人に直接連絡してみるのもよい方法です。
ブログにコメントしたり、運営者のアドレスが記載されている場合には直接メールしてみたりしてもよいでしょう。
熱意がしっかりと伝わり、自分の能力も相手にうまく伝えることができれば、求人情報を紹介してもらえたり、リファラル採用のきっかけになったりします。
海外の求人に強い転職エージェント
海外勤務の求人を探す方法をいくつかご紹介しましたが、たくさんの求人を見たり、気軽に求人を探したりするためにはやはり転職エージェントや転職サイトに登録するのが一番です。
特に、海外の求人に強い転職エージェントに登録すると、未経験でも自分が持っているスキルで採用を狙える企業を紹介してもらえるなど、大きなメリットがあります。
また、「今の経歴ではいきなり海外勤務は難しいかもしれません」というようなアドバイスをエージェントから受けることもできるので、海外での勤務に不安があったり迷いがあったりする人にもおすすめです。
転職エージェントを使う際には、よい担当者を見つけることが転職成功のカギ。
だからこそ、1つのエージェントだけでなく複数のエージェントに登録して、いろいろな担当者に会うことが重要です。
【関連記事】 転職エージェントを利用するメリットとデメリットの全知識
Spring転職エージェント
世界最大の総合人材サービス企業であるアデコグループが運営する転職エージェントが『Spring転職エージェント』です。
組織体制は『HR&ファイナンス』『セールス&マーケティング』『IT&エンジニアリング』の3つの職種専門部門に分かれ、さらに各分野においては、産業・職種別の専門チームを組織し、マトリクス型組織によって担当分野ごとの専門性を追求しているので、自分が希望する職種に詳しい専門のエージェントからアドバイスを受けることができます。
JACリクルートメント
ハイクラスの転職だけでなく、海外求人にも強いのが『JACリクルートメント』です。
ハイクラスに強い転職エージェントなので、特に自分のキャリアに自信のある人におすすめです。
また、公式サイトには海外求人特集のページもあるため、すぐに海外求人の情報を集めることができます。
上手な転職活動の仕方
ここからは、実際に転職活動をするときに使える転職ノウハウをご紹介します。
熱意ある志望動機をアピールする
「海外勤務に憧れがある」だけでは志望動機に筋が通らない、採用に繋がらないというのは誰にでも想像できると思います。
なんとなくの憧れをうまく言葉にした志望動機の例をご紹介します。
【関連記事】 パターン別|転職面接の好印象な志望動機とNG志望動機ランキング
「日本企業のよさを海外に広めたい」
日本企業に在籍しながら海外勤務をする場合、日本の商品を海外に紹介する役目を担うことが多くなります。
日本の企業のよい点、魅力を感じる点を述べつつ、それを海外に広めたいという思いを伝えると、よりこちらの熱意が伝わりやすくなります。
「グローバルな視点で日本の経済を見つめたい」
海外での経験を活かして、将来的には日本で企業を成長させるために働きたい人はこのような志望動機になるでしょう。
実際に、海外で勤務することで海外の経済について深く学べますし、それによって日本の経済を今までとは違った、より鋭い視点で分析できるようになります。
海外勤務に有利な資格を取る
海外勤務を叶えるためには、TOEICなどの語学関係の資格はもちろんのこと、役に立つ資格がいくつかあります。
【関連記事】 転職に役立つ有利な資格21種|職種別のおすすめ資格と転職で上手に繋げるポイントまで
公認会計士、日商簿記
経理、会計の海外求人は意外と多くあり、経理関係の資格を持っていれば比較的スムーズに現地採用を受けられることもあります。
もちろん日本でも汎用性の高い資格なので、取っておいて損はありません。
基本情報技術者を始めとするIT関連資格
コンピューター技術、特にプログラミング言語は世界共通です。
資格に限らず、Webデザインやプログラミングのスキルを持っているだけで海外転職の可能性は高まります。
通関士
海外の自社工場から直接日本へ商品を輸入する企業が増えている今、貿易関係の資格は海外転職に有利に働きます。
通関書類の審査及び記入は通関士の独占業務になっているので、常に通関士の需要は高いと言えます。
勤務したい国について調べる
勤務したい国が定まっているのなら、その国の経済状況や企業の特徴、どのようなビジネスモデルが成功しているかなどを調べてみましょう。
そうすることで、「なぜその国で働きたいのか」「その国で何を成し遂げたいのか」「その国でビジネスを拡大する具体的なビジョンがあるか」という質問に鋭く答えることができます。
また、自分のモチベーションを高めるためにも、勤務したい国について調べることは効果があるのでおすすめです。
海外勤務のメリット・デメリット
メリット
人生経験になる
海外で勤務し、長期間滞在することは、自分のキャリアにプラスになるだけでなく大きな人生経験になります。
海外での生活を経験することによって、一回りも二回りも人間として成長できたと感じる人は多いようです。
国によっては物価が日本よりかなり安く、日本よりも物価が大幅に安い国に滞在することになれば、豪華な住宅に住めたり、貯金ができたり、金銭面で大きな恩恵を受けることができます。
語学力を磨ける
日本で外国語を勉強するのと、実際に現地で暮らすのとでは語学力の伸びに雲泥の差があります。
海外勤務で磨かれた語学力が、日本に戻ってきたときに大きな武器になることは間違いありません。
デメリット
家族や友人と離れてしまう
特に単身赴任の場合、近くに気の許せる友人や家族がいないことは大きなストレスになることが多く、それによってノイローゼになってしまう人もいます。
精神的にタフでない人は海外勤務に慎重になったほうがよいかもしれません。
食べ物が合わない
現地の食べ物になかなか慣れることができず、辛い滞在生活を送っている人もいます。
「食べ物くらい気にならないだろう」と思っていても、食事のストレスは思いのほか大きく自分にのしかかってきます。
可能であれば、海外勤務を決める前に一度、勤務を希望する国に一定期間滞在してみるとよいでしょう。
現地の人間とうまくいかない
その国の言語が話せても、うまくコミュニケーションができるかどうかはまた別の話。
歴史も文化も違う外国では、日本の常識が通じないことも多いため、現地の人とのトラブルも起こりやすくなります。
「英語が話せるから何とかなる」という考えは危険で、勤務する国の歴史や文化、常識やマナーへの理解を深めておく必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
未経験者OKの求人を探すなら、転職サイトやエージェントに登録するだけでなく、知人や海外転職関連のサイト運営者にコンタクトを取るというテクニックも使っていくことで効率よく求人を探すことができます。
ぜひこの記事を参考に、海外勤務の夢を叶えてくださいね。
【関連記事】
- 新着コラム
- 人気コラム
- おすすめコラム