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転職に役立つ有利な資格21種|職種別のおすすめ資格と転職で上手に繋げるポイントまで

年齢別の転職活動
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現在の仕事から転職をしようとすると、転職先でうまくやっていけるか不安になる方は少なくありません。その不安を払拭するためにも、資格を取ってみてはいかがでしょうか。

資格を取っておくと、転職先でも一目置かれる存在になりやすいですし、資格の存在が転職事態に有利に働くこともあります。

 

そこで今回は、転職に強いおすすめの資格を『取りやすい万能の資格』『職業別のおすすめ資格』に分けて13種類ご紹介していきます。

 

 

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転職の際に資格があると有利になる?転職市場での資格の重要性と資格を活かすポイント

転職のために資格を取ろうと考えている方は、そもそも資格があることで転職に有利になるのかから知りたいところですね。

 

資格があることで転職も有利に!

結論からいうと、資格を持っていると転職で有利な方向に働きやすいです。しかし、転職先と資格の内容が一致している場合の話です。

 

例えば、あなたがIT企業で数年間働き、合間で基本情報技術者などのITに関する資格をいくつか持っていたとします。もし同じIT企業に転職するのであれば、ITに関する資格が目に見える実績や経験、知識として高く評価されます。

 

しかし、IT人材を求めていない全く別の分野に転職しようとした場合、資格の存在がマイナスに働くことはないでしょうが、プラスに働く可能性も低いでしょう。

 

転職を考えている業界や職種と一致した資格を取得しないと、転職では役に立たないこともあるのです。

 

同じ業界/職種での転職ならスキルアップ・キャリアアップに使える

同じ業界に転職するようであれば、資格をスキルアップの材料として使えます。同じ業界へ転職しようとしているということは、少なくともその仕事に不満はないのでしょうから、ご自身の勉強も兼ねて資格取得を目指しても良いでしょう。

 

また、転職せずに同じ会社で働き続ける場合でも、資格取得によって手当や歩合をもらえる会社もあります。

 

未経験への転職なら基礎学習とアピールに使える

未経験へ転職する場合、業界や職業の知識を得るために資格を取っておくこともアリですね。ある程度知識があることで、実際に働き始めた後の業務負担も少なくなります。

 

就職面接でも資格取得での学習に対する姿勢や努力を評価してもらいやすいです。

 

業務独占資格資格は間違いなく有利

『転職に役立つ資格 』とは、その資格を持っている人しかできない業務がある、その資格を持っている人が一定数いないと事業を行えない、というような資格のことも指します。

 

つまり、『持っているだけで必要とされる』というのが役に立つ資格ということですね。

 

例えば、宅地建物取引士の資格がある人が事務所に一定数いないと不動産会社は事業を行えませんし、手術などの医療行為は医師の資格がある人にしかできません。

 

事業を行うために一定数必要とされる資格は必置資格と呼ばれ、資格を持っている人にしかできない業務のある資格は業務独占資格 と呼ばれます。

 

また、必置資格と業務独占資格どちらにも当てはまる資格も数多く存在します。

 

旅行業務取扱管理者

旅行会社は各営業所に必ず1人配置しなければならないと法律で決められているのが『旅行業務取扱管理者』の資格。旅行業界で働く際にはキャリアアップのためにも非常に効果的な国家資格です。

 

保育士

〇歳児何人につき保育士が〇人というように、保育園に配置しなければならない保育士の数は法律で決められています。

 

保育士の資格がなくても保育業務は行えますが、資格がないとできない業務も数多くあるため、保育園から必要とされる資格であると言えます。

 

 

 

看護師

資格がなくても看護助手として働くことは可能ですが、行える医療行為の数にかなり差があります。看護業界で働いていくつもりなら、看護師資格は取っておくべき資格だと言えるでしょう。

 

転職を考えてて資格を取ることのメリット

ここでは資格を取るメリットについてお伝えします。

 

スキルアップになる

資格を取ることで、ただ履歴書が埋まるだけでなく自分のスキルアップになります。また、キャリアアップをするためにも、まずはスキルアップが必要です。

 

今の仕事をしながら少し余裕があるのなら、キャリアアップに必要な資格取得のために勉強してみましょう。

 

スキルアップ、キャリアアップを目指しての行動を普段から取ることによって、自分のモチベーション向上にも繋がるのでおすすめです。

 

転職や仕事の選択肢が増える

もし自分が転職に有利な資格を持っていれば、いつでも選択肢として転職を考えることができます。人間は常に自由でありたいという気持ちがあるので、選択肢が複数ある方が気持ちに余裕が生まれます。

 

自分には転職もできるんだから、辛くて倒れるくらいなら辞めてもいいんだ」という気持ちで働いていると、意外とストレスも少なくなりますが、「転職なんてできないし今の職場で頑張るしかない」という気持ちで働いていると、職場への不満が溜まりやくなってしまいます。

 

また、実際に転職活動で職種を選ぶ際にも、資格があれば選択肢が増えるのは言うまでもありません。

 

やる気を見せられる

転職に有利な資格を持っているだけでも企業から必要とされることは多くなりますが、それと同時に、資格を持っていると自分の仕事に対するやる気を具体的に示すこともできます。

 

例えば、書類選考の段階で「この業界に入るためにかなり勉強したんだな」「目標のためにちゃんと行動ができる人なんだな」という印象を与えることができます。

 

ただし、転職に役立たない資格ばかりが履歴書に並んでいると、「とにかく資格を取ればいいという考えか。あまり頭はよくなさそうだ。」という評価になってしまうので注意が必要です。

 

資格取得と転職を上手に繋げるポイント

ただ、気を付けてほしいことが、士業や医者のように資格が必須の職業でもない限り、資格が絶対必要ということではありません。

 

資格取得にも数ヶ月の勉強期間がかかります。場合によってはこれから資格を取得するよりも、転職活動を早めに始めた方が良い場合もあります。

 

資格取得は短期集中で行いその後転職活動を行う

資格はあくまでも転職に有利に働く1つの要素に過ぎません。他にも、年齢・経験・学歴・人柄など、採用を決める要素はたくさんありますね。

 

すでに資格をお持ちの方であれば、気にすることはありませんが、これから資格を取ろうと考えている方は、資格取得することは最短で終わらせることを意識してみてください。

 

基本的には働きながら資格取得を目指すかと思いますが、資格取得に何年も期間を要すれば、それだけあなたの年齢も1つ2つと上がっていきます。

 

やはり転職市場では年齢も1つの大事な要素です。資格を取ることばかりに気を取られ、肝心の転職活動を全くできていなければ、転職活動に適していた“旬の時期”を逃してしまうかもしれません。

 

仕事をしながらとなると大変でしょうが、期限を決めて仕事の合間で勉強しながら資格取得を目指すと良いでしょう。

 

希望する転職先に応じて資格を選ぶ

繰り返しますが、職種・業界によって求められる資格は違います。本記事でも、職種別におすすめの資格をお伝えしますので、あなたが望んでいる職業に対応した資格を取得するようにしましょう。

 

もし本記事で望んだ職業の資格が分からなかったのであれば、ご自身で「○○(職業) 資格」などと検索してもらったり、まずは万能受けする資格だけ取得してみて、後は転職活動の方に力を入れても良いでしょう。

 

実は転職に関してそんなに役に立たない資格もある

役に立つ仕事とは逆に、持っていても仕事の幅が広がらない、できる業務が増えない資格は役に立たない資格だと言えます。つまりは、民間資格のほとんどが役に立たない資格だと言っても過言ではないということです。

 

資格があってもできる業務が増えるわけではない医療事務に始まり、“○○アドバイザー”や“○○ソムリエ”といった資格は転職には役立ちません。

 

こうした資格は、趣味を極めたい人のための資格だということを知っておきましょう。

また、ワードやエクセルなどの扱いに長けていることを証明するMOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)も、取得していれば転職を進めていく上で有利になるかもしれませんが、採用を決定づけることにはならないでしょう。

 

趣味を極めたい、資格をたくさん取って履歴書を埋めたいという方にはそういった資格役に立つかもしれませんが、絶対に転職に有利になる資格であると盲信するのは危険です。

 

 

どの職業でも役立つ転職に万能の資格5つ

後の項目では、人気の職種別の資格をご説明しますが、こちらでご紹介する資格は、多くの企業で求められていて、未経験でも取得しやすい資格です。

 

転職を希望する業界・職種も定まっておらず、資格選びもまだの方は、まずは以下の5つのいずれかの資格に挑戦してみることをおすすめします。

 

MOS(MicroOfficeSpecialist:マイクロオフィススペシャリスト)

マイクロオフィススペシャリストは、通称MOS(モス)と呼ばれ、世界基準で信頼される国際資格です。現在は、どの企業でもパソコンで情報を管理している時代ですが、中でも、WordやExcelは日常的によく使う人も多いのではないでしょうか。

 

マイクロオフィススペシャリストの資格は、すべてのソフトごとに存在しています。階級自体も、スペシャリスト・エキスパートなどに分かれていて、エキスパートの方が取得が難しくなっています。

 

受験料

スペシャリスト:約9,800円/エキスパート:11,800円

合格率

約50%以上

公式HP

MicroOfficeSpecialist(マイクロオフィススペシャリスト)公式HP

 

日商簿記検定

日商簿記検定は、現在でも学生のうちから取得することが多い資格の1つです。主に会社経営の記録・計算・処理の方法などを学び、事務・経理職には必須と言える知識です。

 

事務や経理などへ転職しない方でも、ビジネスパーソンとして働くのであれば知っておいて損はない知識ですし、比較的に簡単に合格できます。

 

受験料

3級:2,850円/2級:4,720円/1級:7,850円

合格率

3級:約40~50%/2級:約20~30%/1級:約10%

公式HP

商工会議所の検定試験

 

ファイナンシャルプランナー(FP)

ファイナンシャルプランナーは、資金計画を立てるスキルを証明する資格です。

 

ファイナンシャルプランナーは、企業ではなく個人を相手にすることが多く、個人から相談が来たら、まずその人の資金情報(現在の給料、毎月の支出、家族構成、抱えている負債や入っている保険など)を調べていきます。

 

調査後、相談相手がどうすれば毎月決まった額の貯蓄をしていけるのか、どの保険に入ると支出を減らせるのかなど、個人の資金計画を立てることができます。

 

なにより、ご自身の生計もしっかり管理できる能力が身につきますし、会社内でもお金に関わる業務は多数出てきますので、広く活躍できる資格です。

 

受験料

3級:6,000円/2級:8,700円

合格率

3級:50〜70%/2級:約40%

公式HP

日本FP協会公式HP

 

金融機関、不動産関係、住宅メーカーなどの転職に有利な資格で、専門学校や通信講座でも学べます。

 

学ぶ内容は、教育資金についてや老後の貯え方、住宅の購入についてなども多く、ライフプランを立てるのにも役立ちます。

 

TOEIC

英語の実力を証明する格としてTOEICが挙げられます。TOEICと英検の違うところは、合格・不合格という概念がないところです。そのため、基本的にはTOEICの点数で実力を相手に伝えることになります。

 

TOEICの全体平均は580点ですが、転職で有利にアピールしたいのであれば650点以上は目指すと良いでしょう(転職先によります)。

 

取引先が外国企業や外国人の会社も少なくありませんし、訪日外国人も増えてきていますのでサービス業などの現場でも活躍できるでしょう。ビジネスパーソンとして一歩リードできる資格です。

 

受験料

5,725円

目安の点数

650点以上

公式HP

TOEIC公式HP

 

ITパスポート

ITパスポートは、情報処理推進機構による情報処理に関する知識の入門的な国家資格です。英語と同じく、IT技術者も今では多くの会社で取り入れていますので、あれば重宝されることもあるでしょう。

 

ただし、SEなどの専門性が問われる職業への転職であれば、ITパスポートは基礎中の基礎としか評価されませんので、後述する基本情報技術者などのより難易度が高い資格に挑戦されると良いでしょう。

 

受験料

5,700円

合格率

約50%

公式HP

ITパスポート試験

 

 

 

人事・総務関係の転職で役立つ資格

人事や総務のお仕事は、従業員のケアや管理を行いますので、労働基準法や労務、健康保険などの知識があると良いですね。また行政などの手続きも行う場合がありますので、正しい書類申請や処理などの能力を示す資格があるとアピールに繋がります。

 

メンタルヘルス・マネジメント

メンタルヘルス・マネジメントの資格を持っていると、従業員の心のメンテナンスをすることができます。ストレスで退職してしまったり、精神的な病気になってしまったりする今の日本では重宝される資格です。

 

主に人事部へ転職するときに持っておきたい資格で、Ⅲ種、Ⅱ種、Ⅰ種の3段階があります。Ⅲ種が一番取りやすく、Ⅰ種が一番取りにくいです。もちろん、転職先の企業によって待遇は変わりますが、有利に働きやすい資格の一つだといえるでしょう。

 

受験料

3種:4,320円/2種:6,480円/1種:10,800円

合格率

3種:83.2%/2種:55.7%/1種:18.8%

公式HP

メンタルヘルス・マネジメント公式HP

 

秘書検定

秘書検定は、企業の役職についている人物をサポートできる知識があることを証明する資格で、転職で有利なのはもちろんですが、一般常識やビジネスマナーを身につけたいと思っている人には、最適な資格かもしれません。

 

秘書検定を持っていると、どんな業界のどんな職種に転職したとしても、社会人としてのマナーがあると判断されやすいです。なお、秘書検定は階級が3級、2級、準1級、1級の4段階あり、3級が一番取りやすく、1級が一番取りにくいです。

 

秘書検定では、英検と同じように面接試験(準2級から)があります。資格を取得するうえで面接が必要ということは、それだけ実用的なスキルといえるのではないでしょうか。

 

受験料

3級:2,600円/2級:3,800円/準1級:4,900円/1級:6,100円

合格率

3級:約80%/2級:約50%/準1級、1級ともに約30%

公式HP

秘書検定公式HP

 

行政書士

行政書士は、役所関係へ転職したい人は取得しておいた方がよいでしょう。

 

この資格があることで、あなたに法律のスキルがあることや、契約書を作るスキルがあることを証明できます。とくに、総務関係で活躍したいと考えている人にはおすすめです。

 

また、士業の国家資格でもあるため、転職でのキャリアアップだけではなく独立開業の選択もできます。

 

受験料

7,000円

合格率

約7%

公式HP

行政書士公式HP

 

 

 

税理士

税理士事務所は需要に比べて供給が飽和状況にあり、税務の仕事だけでは成り立たないとも言われています。しかし、税理士の資格自体には転職で有利に働く効果を期待できます。

 

  • 経理や財務などの高い専門性をアピールできる
  • 努力できる素質をアピールできる
  • 税理士だけに許されている独占業務を行える など

 

税理士資格を取得するために身に付けたスキルは、転職にて大いに役立つでしょう。

 

受験料

1科目3,000円〜

合格率

約15%(参考:国税庁)

公式HP

国税庁|税理士試験

 

 

 

社会保険労務士

社会保険労務士は、社会保険の加入手続き、企業の労働規約の作成、保険料の計算がメインの仕事です。主な仕事はこの3つですが、労働者が安心して働けるようなサポートも、仕事に含まれています。

 

通称、社労士とも呼ばれている資格ですが、国家資格でもあり合格率は低いです。人事として必要なスキルなので、取得しておけば、どの企業でも重宝されるようになるかもしれません。

 

こちらも士業での独立開業ができますし、コンサルティング業務で役に立てることもできます。

 

受験料

9,000円

合格率

約7〜10%

公式HP

社会保険労務士試験公式HP

 

技術系・ITエンジニアの転職で役立つ資格

技術者やエンジニアなどの特に技能を問われる職業では、実績や成果物も重要ですが、資格によってその人の能力を判断されることも多いです。職業によって取得できる資格は様々ですが、ここではIT技術に関する取得を一部ご紹介します。

 

基本情報技術者

基本情報技術者は、先にお伝えしたITパスポート試験と同じ『情報処理推進機構』が管轄する国家資格です。情報処理推進機構では、全13種の試験が用意されているのですが、その中で最も多い試験の種類です。

 

『ITエンジニアの登竜門』とも呼ばれており、SEやプログラマーに転職するのであれば、ぜひ取得しておきたい資格です。

 

受験料

5,700円

合格率

約25%

公式HP

基本情報技術者試験

 

情報処理安全確保支援士

情報処理安全確保支援士も『情報処理推進機構』の試験の1つで、ITに関する士業とも言える資格です。

 

簡単に説明すると、漏洩してはならない情報を安全に保管したり、個人情報を抜き取られないセキュリティを組んだりすることが主な内容となり、ITやセキュリティに関する高い知識を証明することができます。

 

持っているだけで、ITに関わる会社からの評価は高まりますし、将来的には重要なポストに就けることも期待できます。

 

受験料

5,700円

合格率

約20%

公式HP

情報処理安全確保支援士試験

 

 

 

営業職・コンサル関係の転職で役立つ資格

営業に関する技能は、日々の現場で高めることが一番ですし、営業特有の資格に代表的なものはないのですが、取り扱う商品などの知識を高めておくことで、営業マンとしてより一歩リードすることができます。

 

中小企業診断士

中小企業診断士は、相談を受けた企業の経営がどうすれば立ち直せるかどうかを診断できる国家資格です。どこの企業に転職しても通用する資格と考えてよいでしょう。

 

経営難の企業から依頼がきたら、その企業のどこがいけないのかをさまざまなデータを元に分析し、企業が経営難から回復するための対策を作り出すことが主な仕事です。

 

日本の企業は、その90%が中小企業です。企業の経営改善や新規事業の立ち上げなどに積極的に助言することもできます。経営コンサルタントの国家資格なので、企業主からの信頼を得られると前職よりも大幅な給料アップも期待できます。

 

難易度は高いものの、通信講座でも学ぶことが可能です。営業先企業の経営者支店で自社製品をアプローチできれば、より良い提案ができることも多いでしょう。

 

受験料

13,000円

合格率

一次試験約30%/二次試験約20%

公式HP

中小企業診断士公式HP

 

 

 

建築・住宅業界で役に立つ資格一覧

次に、建築・住宅業界で役に立つ資格について話をしていきます。この業界では、工事や施工の仕事に就くにあったて必須となる資格が多いのが特徴です。

 

建築・住宅業界への転職を希望しているのであれば、ここでしっかりと学んでください。

 

電気工事士

一般用電気工作物工事の技能に関する資格で、第一種電気工事士と第二種電気工事士があります。一般用電気工作物工事には必須となる資格です。

 

1級建築士

建築物の設計・工事の業務に関する技術を証明するための資格です。一級建築士は、より複雑な施設の設計や工事監理を行うことができる資格です。

 

消防設備士

火災報知設備や、消火器・スプリンクラー設備などの消火設備の設置工事や点検作業の技能を証明するための資格です。国家資格であり、消防用設備の工事や整備作業には必須となる資格です。

 

不動産鑑定士

不動産鑑定士は、不動産の鑑定評価やそれに伴うコンサルティング業務を行うためのスキルを証明するための資格です。国家資格であり、不動産の鑑定評価には必須となる資格です。

 

宅地建物取引士

宅地建物取引士(通称:宅建)は、主に不動産業界で働く方なら取得しておきたい人気の資格です。宅建を持っているだけで、不動産業界への転職はかなりやりやすくなりますし、クライアントからの信頼も大きく向上するでしょう。

 

受験料

7,000円

合格率

約15%

公式HP

宅建試験

 

 

ファッション・クリエイティブ系の転職に有利な資格

カラーコーディネーター検定

色に関する幅広い知識や技能を問う検定で、効果的な配色やデザインについて論理的に理解を深めることができます。

 

インテリアコーディネーター

不動産、家具、インテリア関係、設計事務所、デザイン業界など、幅広い分野で知識やスキルを活かすことができるでしょう。

 

ネイリスト検定

ネイルサロンやエステサロンなど美容関係への転職に有利です。 

 

 

 

面接で資格をアピールするときの注意点

ここまで転職に役に立つ資格を業界別に解説してきました。転職を希望している業界であれば、参考になったのではないでしょうか。その業界に必要となる資格を持っていれば、間違いなく転職には有利になります。

 

履歴書に書く際のアピール方法

ただ、単に履歴書に書くだけでは、効果的にアピールすることはできません。面接で資格を持っていることを積極的に伝えましょう。

 

このときのポイントは、あなた自身が仕事に対して真剣に取り組んでいることアピールすること です。

 

例えば、資格を取ろうとした理由を次のように伝えるのです。

「この分野に関する知識や技術をさらに深めたいと思い、認定試験にチャレンジすることを決めました」

 

このように、ただ単に資格の取得をアピールするのではなく、仕事に対する前向きな姿勢をアピールする のです。

 

そうすることで、採用担当者に仕事に対する意欲や向上心を伝えることができるのです。せっかく苦労して取得した資格ですので、転職活動では最大限にアピールしましょう。

 

前職での経験と即戦力になれることをアピールする

転職希望者を採用するにあたって企業が重視するのは、前職での経験と即戦力になるかどうかです。面接の際、前職での実績を自然にアピールすることは大切ですが、自慢話は禁物です。

 

履歴書にも経歴は書いてあるので、聞かれたことに対して謙虚に答えるようにしましょう。

 

異なる分野の転職も実績はさりげなくアピールする

例えば、美容師などの資格を持っていて数々のコンテストで優勝していたとしても、転職先が美容関係でなければ履歴書にはそこまでは書かないものです。

 

しかし、ファッション関係への転職などを希望する場合は美容師資格を明記し、面接でもコンテストでの優勝経験をアピールすると有利になります。

 

今やファッションはトータルなものなので、企業側も採用する上で重視するポイントと言えるでしょう。

 

デキるビジネスパーソンという印象をアピールする

ビジネスパーソンとは、今まで男性をビジネスマン、女性をビジネスウーマンと呼んでいたのに対し、近年では男女間の区別をなくして、『働く人全般』をビジネスパーソンと呼びます。

 

特に資格が必要でない場合は、企業が求めている経験やスキルを、履歴書や面接でうまくアピールするようにしましょう。

 

また、難しい資格を取得しなくても、基本的なビジネスマナーやコミュニケーション能力などについては、本などで独学で勉強しておけば面接時も適切な受け答えができ、『デキるビジネスパーソン』としての印象をアピールできます。

 

 

資格が必須の職種もあるので事前調査を

職種によっては資格が必要な場合もあるので、事前に調べておきましょう。例えば、医師や弁護士、美容師、建築士などの専門職は『業務独占資格』と呼ばれる資格を持っていなければできない仕事なのです。

 

そのような職種に転職を希望する場合は、資格がなければ受け入れてもらえません。資格が絶対的に必要な職種に転職したい場合は、転職する前の段階で資格の取得にチャレンジしておきましょう。

 

また、資格を持っていることで給与などが優遇される場合も、事前に取得しておくようにしましょう。入社後、企業側が資格を習得してほしい場合には、資格取得のサポート制度を設けていることもあります。

 

例えば、

  • 介護スタッフとして転職する場合は『介護職員初任者研修』
  • 不動産系の仕事なら『宅地建物取引士』
  • 製造業なら『フォークリフト免許』など

 

資格取得をバックアップしてくれるようです。転職する際に会社の方針をチェックしておきましょう。

 

資格に頼らない転職活動も進めよう

ここまで転職に役立つ資格をご紹介してきましたが、もし自分に能力があるのなら、資格に頼らなくても転職はできるかもしれません。

 

例えば英語の能力を示すTOEICを一度も受けたことがないとしても、もし自分に英語力があれば、面接で実際に英語を話して見せればいいのです。

 

また、業界の問題点や今後の展望を語り、それが的を射ていれば良い印象を与えることができるでしょう。

 

他にも、面接での受け答えや雰囲気などでも、魅力のある人であればそれはすぐに伝わります。

 

もちろん、業務独占資格や必置資格にはその資格そのものに価値がありますが、それ以外の資格を取ろうとしているのなら、『 資格が無くても能力があればいい』という考え方をしてみるのも転職には効果的かもしれません。

 

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まとめ

今回は、転職に強いおすすめの資格を『万能の資格』と『職業ごとの資格』に分けてご紹介しました。

 

これまでとまったく違った分野へ転職する場合、その資格を即戦力として活かすのはなかなか難しいものです。

 

資格があると転職に有利だからと、あれもこれも受講するよりも、『資格取得支援制度』がある場合は、入社後にそちらを利用した方が効率よく資格を取得できます

 

しかし、その業界で必須の資格に関しては、早めに取得しておくとよいでしょう。

 

取得が簡単なものから難しいものまでありますが、あなたが転職したい業界で役立つ資格を身につけるのが一番です。ぜひ、自分に適切な資格を見つけて、転職を成功させてくださいね。

この記事の執筆者
キャリズム編集部

転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。

本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。

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