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高卒を対象にした正社員求人もある!採用してもらうための知識まとめ

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高卒だと就職に不利だと思われがちですが、高卒正社員の求人を出している企業はたくさんあります。この記事では、不利と思われやすい『高卒』をアピールポイントに変え、就活に役立てる方法をご紹介します。
 

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この記事に記載の情報は2021年04月12日時点のものです

高卒を対象とした正社員求人も数多くある

文部科学省が発表している『令和2年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況に関する調査について』を見ると、就職希望者に対する就職内定者の割合は、98.1%で前年同期から0.1%減少したとはいえ高い数値ということが分かります。
 
また政府統計『令和元年度学校基本調査』によると、高卒で就職した人は18万5,613人、そのうち正規職員として働いているのは18万4,523人とかなり多いことが分かります。高卒は正社員として雇ってもらえないのか、と心配になるかもしれませんが、そんなことはないので安心してください。
 
ただし、これは卒業後すぐに就職した人たちを対象にした調査データなので、フリーター期間がある人などは当てはまりません。
 
 

高卒で働くメリット・デメリット

メリット

これだけ高卒の就職率、正社員採用率が高いのは、高卒だということにメリットがあるからです。まずは高卒で働くメリットを見ていきましょう。 
 

メリット1:若い人材である

高卒のメリットとして、まず若さが挙げられます。 若い人は頭が柔らかく、発想も柔軟なため、仕事に慣れてくると画期的なアイデアを提供できるようになることも少なくありません。
 
また、体力も若い人の方がありますから、企業としては「バリバリ働いてくれそうだ」という印象を持ちやすくなります。
 

メリット2:社会経験を長く積める

大学や短大に進学した人に比べ、高卒で就職した人の方が社会人経験を数年多く積むことができます。30~40代になればその差は目立たなくなるかもしれませんが、20代の頃にこの数年の差はとても大きいものになります。
 
大卒の新入社員が22歳で社会人1年目なのに対し、高卒で就職した人は22歳ですでに社会人4年目です。この時点で、仕事に関する能力に雲泥の差があることは容易に想像できます。
 
また、高卒を採用する企業側のメリットとして、『育てがいがある』ということも挙げられます。高校を卒業したばかりの人はまだ社会経験も浅く、良くも悪くも大人の世界に染まっていません。
 
人柄がよく、やる気がある人ならば、「うちの会社で育てたい!」と感じる企業も少なくないと言えます。
 

メリット3:目的なく大学へ進学した人よりも印象がよい

近年、大学進学者が非常に増え、以前のように大卒の希少価値はなくなってきています。また、「とりあえず大学に行こう」、「遊びたいから大学に行く」という考えの人も増えていることから、ただ『大卒』だというだけでは魅力を感じなくなっている企業も多いのです。
 
そんな時代だからこそ、「これ以上大学に行って勉強するよりも、すぐに社会に出て勤務経験を積み、能力が高く企業に貢献できる人材になりたい」というようなアピールができれば、目的なく大学へ進学した人よりもよい印象を与えることができます。
 

デメリット

高卒で働くことのメリットはたくさんありますが、多少のデメリットもあります。
 

デメリット1:子供に見られる

若いからこそ期待されることもあれば、若いからこそ期待してもらえないこともあります。「まだ若いからね」といった言葉をマイナスの意味で投げかけられると、「社会人として扱ってほしいのに」と歯がゆい思いをすることもあるかもしれません。
 

デメリット2:給料が大卒に比べて低い

給料の面で見れば、大卒よりも高卒の方が低くなってしまう傾向があります。ただし、仕事に関する能力を磨き、企業に貢献できれば大卒の給料を抜くことも可能です。
 
また、高卒で給料が低いことを卑下するのではなく、それを逆にモチベーションに変えてやろうというくらいの気概を持っていると、企業からも評価されやすくなります。
 

デメリット3:受けられない求人が多い

大卒限定、短大卒以上など、学歴を必要とする求人には応募できないこともあります。こればかりは自分にはどうしようもありませんから、自分でも応募できる求人を探しましょう。
 
よい企業や大企業が全て大卒でないと応募できない、というわではありませんから、受けられない求人のことは気にせず、どんどん次へ進みましょう。
 
 

高卒が正社員になるために採用担当者にすべきアピール

アピール1:ギャップアピール

人は他人に対して、想像と違う印象を持ったときに強く興味を持つ生き物です。
 
例えば大卒の人と高卒の人が全く同じ能力を持っていれば、「高卒だからできないことが多いのかと思っていたけどそんなことないじゃないか。」というような印象になり、結果的には大卒の同じ能力の人よりも評価が高くなります。
 
だからこそ、「若いのに落ち着いている」「若いのに考えがしっかりしている」というように若さと結びつかなさそうな能力をアピールしましょう。若さと体力、やる気をアピールするのもよいのですが、あえて「若いのに」というギャップを狙ってみるとより効果的です。
 

アピール2:ポジティブな高卒アピール

「自分は高卒なので…」と高卒をネガティブに考えている人は企業から見ても魅力的には映りません。「○○という目標があるから高卒という道を選びました」というようなポジティブな考え方を示した方が、企業からの印象はよくなります。
 
「大学に行く自信がないから就職するんじゃないの?」なんて考えている採用担当者には、しっかりと自分の考えを述べることでギャップ効果も与えることができます。
 
 

卒業から期間が経っている場合の戦い方

高校を卒業してすぐ就職活動をする人と違い、フリーター期間やニートだった経験がある人は、また別の戦い方をしなければなりません。フリーター期間やニート期間があろうと、戦い方を間違えなければ就職は可能ですから、就活に対してネガティブになり、モチベーションを下げないようにしましょう。
 

戦い方1:自分の弱点をはっきりさせる

就職活動を始める前に、まずは自分の弱点をはっきりさせましょう。武器になるようなスキルがない、人付き合いが苦手、仕事が長続きしないなど、辛い作業ですがまずは自分の弱点を見つめなければなりません。
 
弱点を見つけたら、それを補うために行動するのか、その弱点がマイナスポイントにならない職種を探すか、どちらか決めましょう。人付き合いが苦手な人なら在宅で働ける仕事を探したり、スキルがない人は研修制度が整っている企業を探したりするなど、その人に合った就活計画を立てることが必要です。
 

戦い方2:自信をつける

高校を卒業してからの空白期間が長い人は、社会人としての自信を失っている場合が少なくありません。そのまま就活に挑んでしまうと、自信のなさから醸し出されるネガティブな雰囲気に、どの企業も振り向いてくれないなんてことにもなりかねません。
 
そういった人にとって大切なのはまず自信をつけること。自信をつけるための一番の近道は、どんなに小さなものでもよいので、達成感を得ることです。
 
アルバイトをしていない人は週に1日でもいいからアルバイトを始める、アルバイトをしている人は今の仕事を更に効果的にこなし、バイト先のお店に貢献するにはどうしたらよいのかを考えてみるなどしてみましょう。
 
それによって、収入が生まれた、バイト先で褒められたなどの成果があったら自分を褒めてあげます。そういった小さな達成感を積み重ねていくことで、自信を回復させていきましょう。
 
ちなみに、ウォーキングを毎日5分でいいから続けるなど、仕事にまったく関係のないことも、自信回復には効果があります。重要なのは、今すぐに始められて、成果が得られる可能性が高いことをすることです。そのためにはどんなに簡単な行動を選んでもかまいません。
 

戦い方3:ハローワークの職業訓練を受ける

ハローワークでは就活者向けの職業訓練が実施されています。「仕事につくためにはまず何かしらのスキルがないと」と思っている人は、ハローワークの職業訓練を受けることで具体的なスキルを身につけられます。
 

戦い方4:焦らない

フリーター期間やニート期間が長い人が就活をしようと思ったとき、きっと焦燥感に襲われるはずです。「なんでもっと早く行動しなかったんだろう」「早く就職しなきゃやばい」と焦る気持ちも分かりますが、焦ると余裕がなくなり、やはり企業から振り向かれなくなります。
 
もちろんのんびり就活しろと言っているわけではなく、必要以上に自分を追い詰めない方が結果的にはうまくいくということです。大切なのはそのときそのときで自分のベストを尽くすこと。
 
すぐに結果が出なくても、努力している限りは自分を褒めてあげることが大切です。
 
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まとめ

いかがでしたでしょうか?
 
高卒だからといって、正社員の求人がないなんてことはありません。高卒の就職率は高く、そのうち正社員が占める割合はほとんどの都道府県で90%を超えています。
 
高卒であることの強みを活かして就活できれば、きっと正社員として就職できるはずです。
 
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