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介護士への転職は他業種からでも可能?介護士の現状や注意点まとめ

業界別の転職活動
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「未経験だけど、介護士に転職したい」そう考えている人は多いと思います。

介護はさらに需要が増えていく業界。転職を考える人が多いのも当然です。

しかし、異業種から介護士になることは可能なのでしょうか?

介護業界に触れたことのない人だと、そのイメージが掴みにくいですよね。

未経験で介護士へ転職する注意点、必要な資格などをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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この記事に記載の情報は2021年04月26日時点のものです

介護業界の現状は?

介護士への転職を目指すなら、まず業界の現状を把握しておくことが大切です。

この項目では、介護士の求人倍率、給与水準、勤務実態について詳しく解説します。

 

他の業界に比べると求人倍率が高い

転職する上で気になるのは、やはり『採用されやすいかどうか』ということですよね。未経験からの転職となるとなおさらです。

厚生労働省の調査によると、平成30年度の介護職の有効求人倍率は、なんと約4倍。(他業種は、平均約1.45倍)

【引用:福祉・介護人材確保対策|厚生労働省

つまり、介護業界は、他の業界に比べて採用されやすいと言えるでしょう。

 

介護士の給与水準は?

厚生労働省の調査によると、平成29年度の介護職員の平均月収は、293,450円。

年収で考えると、約350万円が平均値です。

国税庁の調査では、令和元年度の平均年収が約440万円となっています。なので、介護職は給料が上がっていると言っても、平均よりも給料が安い状態です。

 

1人あたりの平均年収

男女合計

男性

女性

436万円

540万円

296万円

【引用: 令和元年分民間給与実態統計調査結果について|国税庁

 

介護士の勤務実態

介護士の勤務実態は、人手不足、また夜勤があることもあり、あまりよくないというのが実情です。

なかなか有給が取れなかったり、体力的にもきつかったりする仕事なので、長く続かない人もたくさんいます。

「本当に介護がやりたい」という方でないと、仕事が厳しいと感じてしまうこともあるはずです。

しかし、中にはシフトの融通がきいたり、希望休が取りやすかったりするなど、勤務条件が安定している職場もあります。

そのような職場なら、仕事とプライベートの両立も可能ですよ。

職場の内部事情を知るためにも、転職は1人で行なわず、転職エージェントを活用することをおすすめします。

 

介護士に向いている人の特徴


介護士に転職したいと言っても、やはり向き不向きはあります。

介護士に向いている人の特徴は、どういったものなのでしょうか?

 

人と接するのが好き

介護と言っても、実際は『接客業』に近い部分もあり、人と話すのが好き、会話の中で自然に笑顔が作れる人は、介護現場でも重宝されるはず。

比較的元気な人もいますが、中には体の不自由な人もいらっしゃいます。さまざまな人と接する以上、コミュニケーションをしっかり取れることが大切です。

そのため、人と話すのが苦手、一人でいるのが好きという人には、介護士として働いていくのは難しいかもしれません。

 

細かい変化によく気づく

『細かい変化に気づく』というのも、介護士には必要な資質です。

介護職は、相手が何を求めているかを先に考えなければいけない仕事。

「この人、トイレに行きたいのかな?」「今日は調子が悪いのかな?」など、常に要介護者の気持ちを察してあげなければなりません。

なので、注意深い観察力がある人は、介護士に向いていると言えます。

 

人のペースに合わせられる

要介護者の中には、なかなかこちらの要望通りに動いてくれない方もいます。

そういう時に、その人のペースに合わせて行動できる人は、仕事がストレスにならないでしょう。

逆に、せっかちで待てない性格の人は、自分の思い通りにならないことも多いので、あまり向いていないかもしれません。

【関連記事】
介護職が未経験でも転職しやすい理由と転職成功のポイント3つ

 

介護士に転職するのに必要な資格

介護施設の中には、無資格、未経験でも働ける場所もあります。

しかし、無資格の場合、従事できる業務に制限があるため、介護の世界で頑張っていくには、資格の取得が必要となります。

介護士への転職を考えるなら、『介護職員初任者研修』の資格を取っておくのがおすすめ。

この資格は、高齢者や障害者を介護するための基礎知識を学べるものです。

講義だけでなく、実演講習もあるので、実際の仕事に活かせる知識が学べます。

介護職員初任者研修の資格を取得するには、各団体が実施している講座を受講する必要があり、代表的なのは、ベネッセやニチイ、三幸福祉カレッジなどです。

費用は、5万円〜7万円くらいが相場となっています。

この他にも、『介護福祉士』や『ケアマネージャー』など、介護の現場で活かせる資格はたくさんあります。

しかし、まずは『介護職員初任者研修』を取得することから始めるとよいでしょう。

 

介護士へ転職するのにおすすめの転職エージェント

介護士に転職する際は、転職エージェントを利用するとよいでしょう。

というのも、転職エージェントを活用すれば、自分だけでは分からない情報も得られます。

介護士へ転職するのにおすすめの転職エージェントを見てみましょう。

 

メドフィット

『メドフィット』は医療・介護系の求人に特化した転職サイト。専任のキャリアエージェントが面接対策や条件面の交渉などのサポートをしてくれます。

また、円満に退職するためのアドバイスや、転職後のフォローも受けられます。

転職エージェントが実際に現場を見て回っているのも特徴的。自分では調べられない『現場の声』も知ることができますよ。

 

カイゴジョブ

介護士への転職なら『カイゴジョブ』もおすすめ。

老人ホーム、デイサービス、グループホームを始め、ケアマネージャーやヘルパーなど、豊富な求人数が魅力の転職エージェントです。

こちらも現場で働くスタッフの声や、職場の写真を紹介してもらうことが可能。

また、ネットでの求人検索が苦手な方のために、電話での相談も行なっています。

 

未経験から介護士に転職する際の注意点

最後に、未経験から介護士に転職する際の注意点についてまとめます。

 

介護職では研修がないこともある

普通、ほとんどの職場には研修があると思いますが、介護業界には研修のない職場も少なからずあります。

臨機応変な対応が求められる介護の現場では、マニュアルは、あってないようなものだからです。

なので、入職初日から利用者を介護しなければならない、なんていうこともザラにあります。

介護士になる前には、『仕事はやりながら覚えるもの』ということを意識しておきましょう。

 

自分から聞く姿勢が必須

介護士として働くためには『自分から聞く姿勢』が大切です。

先程も触れたように、介護職では研修がないことも多々あります。

そこで、教えてもらっていないからといって適当に仕事をこなすと、必ず痛い目に合います。

上司に注意されるくらいならいいですが、最悪の場合、職場に敵を作ってしまうことにもなりかねません。

『分からないことは必ず聞く』これは、介護士になる上で注意したい点です。

 

「なぜ介護職なのか?」を考えてみる

介護士になる前に、「なぜ介護職に就くのか?」ということを考え直してみましょう。

介護士は決して楽な仕事ではないため、続けていくには、介護職に対する熱意が必要です。

『求人倍率が高くて入りやすい』という理由だけでは、転職後すぐに退職ということになりかねません。

「自分は人と接することが好きか?」「要介護者たちのペースに合わせられるのか?」ということを考え、自分が介護士に向いているのかを客観的に見てみましょう。

『介護では辛いこともある』ということを理解した上で、それでも介護士になりたいのであれば、転職することをおすすめします。

 

まとめ

他業種から未経験で介護士に転職する注意点、必要な資格などをまとめました。

「人と接することが好き」「人の役に立ちたい」という方にとって、介護士はとてもやりがいのある仕事です。

介護には辛い場面もありますが、そういう方なら乗り越えられるでしょう。

また、介護士へ転職をする際には、転職エージェントを活用するのがおすすめ。

自分だけで職場を探すよりも効率が良く、また、転職エージェントから現場の声を聞けるので、自分に合った職場を探せますよ。

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