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医療事務への転職で失敗しないために押さえるべきポイントと似た職業

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勤務形態が豊富で、長く働ける医療事務に転職したいという方は多いと思います。競争率の高い仕事に転職を成功させるために、どんなサイトを見ればいいのか、雇用形態はどのようなものがあるのか、医療事務と似ている病棟クラーク・医療秘書と何が違うのか。医療事務に転職する前に抑えておきたいものをまとめてみました。

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この記事に記載の情報は2021年04月12日時点のものです

医療事務の転職をする際におすすめのサイト・エージェント3選

沢山の求人サイト・転職エージェントがあります。ここでは、「医療事務」「正社員」と検索をかけた時、求人数が多いサイト3つと、そのサイトの特徴を一緒にまとめてみました。
 

医療事務の転職に特化した転職サイト3つ

 

サイト名

求人数(2021年4月現在)

サイトの特徴。受けられるサービス

医療事務求人.com

9,900件以上

  • 非公開求人も取り扱っている医療事務に特化した求人・転職サイトです。
  • 無資格・未経験からはじめられる、お仕事の紹介があります。
  • 無料でキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。

グッピー

5,000件以上

  • 医療・介護専門の求人サイトです。
  • 匿名のプロフィールに登録すると、採用担当の方からスカウトされます。
  • 優良求人をメールでお知らせしてくれます。
  • 無料の適性診断で自己分析ができます。

メドフィット

900件以上

(医療事務・調剤事務の求人数)

  • 医療に関する職種に特化した求人サイトです。
  • 転職エージェントが親身に寄り添ってくれ、転職をサポートしてくれます。
  • お友だちを紹介すると商品券をもらえるキャンペーンを実施しています。

 
 

医療事務の転職でおすすめの転職エージェント

 

サイト名

求人数(2021年4月現在)

サイトの特徴。受けられるサービス

マイナビ転職

 80件

  • 紹介の8割が非公開求人です。また独占求人も多く扱っています。                                                            
  • 業界別のキャリアアドバイザーが徹底して情報を集めてくれます。
  • 応募書類の添削・面接対応もしてくれます。

マイナビ転職女性のおしごと

約120件

  • マイナビ転職と同じ会社が運営しています。こちらは女性専用になります。
  • 女性ならではの悩みや心配事に対応するコンテンツが豊富です。
     

doda

約250件

  • 応募殺到が予想される人気の求人や、極秘のポジションの求人も多数あります。
  • エージェントサービス・スカウトサービス・パートナーエージェントサービス・無料イベントなどサポート体制がしっかりしています。

 
 
求人数が圧倒的に多いのは求人サイトです。特化したサイトもありじっくり見比べることができます。一方転職エージェントでは数こそ少ないですが、未公開求人など求人サイトにはない厚いサポートが受けられます。
 
身近な場所でバイト・パート・派遣を希望の場合は雇用条件が豊富な転職サイト、正社員を希望の場合は転職エージェントをお勧めします。また、2ヶ月以内など転職の時期が明確であり、医療事務の業務でしたいことをしっかり持っている場合には転職エージェントがおすすめです。
 

医療事務への転職は難しい?業務内容と取ると有利な資格


医療事務の業務と言って思い浮かべるのは、窓口で受付・お会計が主だと思います。では、ほかにどんな業務があるのでしょうか。
 

業務内容

窓口業務

これは一番思い浮かべやすい事務作業になります。受付として、保険証確認・症状確認・会計業務・処方箋の簡単な説明・備品管理・カルテの記入・管理などです。また場所によっては、清掃や紹介状の発送業務・社内資料の作成など多岐にわたります。
 

レセプト業務

国や保険組合に患者が負担した金額の差額を保険者に請求するために、診察内容を一枚の明細書にまとめる業務のことです。月末から月初めにかけて集中するために、その期間は残業になることもあります。
 

医療事務に転職は難しい?

医療事務に転職するのは難しいという意見は多く聞きますが、色々な話を聞いていると採用が難しくなるような条件がある事に気づきました。とはいえ、その病院によって採用条件は変わるので絶対ではありません。
 

  • 大きい病院は派遣や委託が多くて採用されにくい
  • 土日や午前中に出勤できないという条件
  • ハローワークのみでの就職活動
  • 資格ばかりで医療の勉強を全くしない

 
…などです。資格よりも医療の知識がないとカルテを書くときに全く分からないことになってしまいます。また、育児や個人理由でも土日や午前中に働けないということは、働き手が欲しい病院側にすると採用しにくくなってしまいます。
 
では、どのようなことが就職するのに大切なのでしょうか
 

  • どういう風に働きたいか明確に考えている
  • 求人をこまめにチェック
  • 未経験で平気かはしっかりと応募先に確認をとる
  • パソコンの扱い方を覚えておく

 
などです。また、就職した後に覚えることが多いので働きながらも勉強をする意思を持ち、雑務などに耐えられるようにしましょう。
 

転職時に合った方が有利な資格

資格は特にいりませんが、日本医療事務協会のHPに記載されていないものをここではまとめてみました。
 

診療報酬請求事務能力認定試験

国家資格ではありませんが内閣の認定を受けている資格です。内容は医療制度に関する知識やレセプトを作成する試験になります。仕事でレセプト業務に携わる場合あると便利なものになります。
 

メディカルクラーク検定(医療事務技能審査試験)

受付業務の知識・技能の程度を審査する試験です。医療制度や法律に関しての知識も問われます。主な内容としては、診療報酬請求事務・良質なサービス提供としての患者接遇などです。
 

医科 医療事務管理士(R)技能認定試験

この資格は医療事務だけではなく、保険調剤薬局・検診センター・保険請求審査代行機関・医事コンピュータのシステム会社・損害保険会社・健康保険組合など幅広く使える資格です。
 
試験内容は接遇力・カルテの内容把握・正確で早い治療費計算の知識とスキルの審査です。カルテ内容から診療費を計算するスキルは専門性が高く就職の際大きなアピールポイントになります。
 
3つの資格の受験料はそれぞれ7,500円になります。
 

医療事務の雇用形態における給料・勤務時間などの待遇の比較

医療事務の魅力の1つに様々な雇用形態を選べるということがあります。雇用形態でどのような違いがあるのかをまとめました。
 

 

正社員

パート・アルバイト社員

派遣社員

勤務時間

就業規則に定められた時間内

ライフスタイルに合わせ相談して決定できる

派遣先の選択により決まる

転勤

例外を除いて拒否できない

ない

ない

残業

応じる必要がある

選択の自由がある

求人からあり・なしを選べる

社会保険

基本すべて完備

会社や働く時間により異なる

条件により派遣会社の社会保険加入できる

交通費

大体は支給される

大体は支給される

ない場合の方が多い

ボーナス

基本あり

基本的にない

なし

雇用の安定

雇用期間に定めはない

有限雇用だが、雇用期間が5年を超えた場合無期限雇用への転換が可能

派遣期間のみ

参考:はたらこねっと

育児などのライフスタイルに合わせるのならやはりバイト・パートや派遣社員を選んだ方が無理なく働くことができます。長く働き、貯金などをつくるのであれば正社員が一番いい勤務形態だと言えます。
 

医療事務に似た仕事の種類と違い


知名度が低いですが、医療事務に似た仕事で、病棟クラークと医療秘書というものがあります。医療事務よりも求人は少ないですが、とても大切な仕事です。実際にどのような違いがあるのか表にまとめました。
 
表:病棟クラークと医療秘書の違い

 

病棟クラーク

医療秘書

働く場所

病棟のナースステーション

場所はその医療機関で違う

仕事内容

入院の際の書類の受け渡し・ベッドにつけるネームプレート作成・入院患者の名簿作成・入退院の書類作成・退院の伝票処理・カルテ管理・場所によっては看護助手に近い業務

来客の対応スケジュールの管理・出張の手配・電話対応・郵便物の整理・学会への同行や資料作成の手伝い・場合やスキルによって学術論文の翻訳・海外からの来客対応など優秀なコンシェルジュとしての動きを求められる

資格

必須ではない
ただし、看護助手に近いこともするので、医療系の知識と事務系のスキルは求められる

資格や学歴は関係ない
ただし、医学や看護に関する専門的な知識が必要
さらに、パソコンスキルや電話対応・事務系のスキルも求められる

給料

正社員:15~25万円
派遣社員:15万円前後
 
規模が大きいところや、夜勤を必要とするところでは20万円以上の傾向がある

正社員:15~25万円
 
 
土日出勤や残業により20万円を超えるところもある

休み

多くは週休1、2日

多くは週休1、2日

メリット

・患者から感謝される仕事の1つ
・忙しい現場での仕事で自身のスキルアップや周りに感謝される

・家賃補助や住宅手当・保育所が使えるなど福利厚生面で充実している
・学会などで最先端の医療に貢献
・様々なスキルアップにつながるので再就職の時に大きなアピールポイントになる

デメリット

・クラークの人数は多くないので、休みの融通が利かない
・正社員で入れ替わりの激しい病院では残業が多い
・医師・看護師・事務の方々と関わるので気を遣う

・派遣社員やバイトでも残業がある場合も多い
・土日出勤があり、長期休暇は取りにくい
・同僚がいないことが多く、休みがとりにくい
・業務内容のわりに給料が少ないと感じてしまう

向いている人

・コミュニケーション能力が高い人
・気配りができる人
・几帳面で細かい事務作業が得意な人

・対人脳力が高い人
・几帳面で丁寧な仕事ができる人
・医療に関心がある人

参考:病棟クラーク医療秘書

 
病棟クラークと医療秘書はまだまだ知名度が低く求人も少ない状況です。また、専門的な知識が更に必要となります。大変ですが、辞めた時は次の就職にとても有利になる仕事です。医療事務と一緒に検討するのもいいかもしれません。
 
【関連記事】
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まとめ

医療事務への転職は難しいなど様々な意見がありますが、個人のクリニックで月収17万円、さらに海外旅行や国内旅行に行けるくらい休日をもらっている医療事務の方もいます。面接の前にしっかりと雰囲気や業務内容を調べたうえで自分に合う医療機関を見つけましょう。

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