
事務職に転職したい、また事務経験があって、それを活かした仕事をしたいと思っていたらどうすればいいのでしょうか。
ただ闇雲に求人を探していては自分が望むような企業にはなかなか就職できませんし、時間の無駄になってしまいます。
そんな時、転職エージェントを利用する際は、どこに気を付けるべきかをまとめておりますので参考にしてください。
事務職の転職に強い転職エージェント4選
現在、数多くの転職エージェントが存在しており、どれを利用すればよいかわからない人も多いのではないでしょうか。
満足いく転職のためには、相性のよい転職エージェントに登録することが必要不可欠といえます。
この項目では、事務職を目指す人におすすめの転職エージェントを5つ紹介します。
「そもそも転職エージェントってなに?」「転職サイトとは違うの?」という疑問をお持ちであれば、『転職エージェントを利用するメリットとデメリットの全知識』をご覧ください。
マイナビエージェント
転職サービス大手の『マイナビ』が運営しており、20代利用者からの支持が高い転職エージェントです。
マイナビエージェントが、20代の支持を集めている理由の一つにマッチング力の高さがあります。
求人を保有している企業に対して、営業担当者が何度も訪問を行っているため、求人票だけではわからない生の情報の提供が可能。
企業が求める人物像や職場の雰囲気、働いている人の様子など、事前に知っておきたい情報が得られます。
また、キャリアアドバイザーによる丁寧なカウンセリング、履歴書の添削、面接対策など、サポート体制も充実しています。
事務系の求人数は、非公開求人も含めて1000件以上。残業が少ない企業に転職したい、産休・育休など福利厚生が充実している企業で働きたいなど、あなたのニーズに合った求人が見つかるはずです。
マイナビエージェントはこんな人におすすめ! |
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doda
『パーソルキャリア』が運営する転職サイトで、エージェントサービスの機能もあわせ持っています。
転職フェアや個別面談会などのイベントを頻繁に開催しているため、いきなりエージェントサービスを利用するのが不安な人は、チェックしておくとよいでしょう。
『doda』では、企業から直接オファーが届くスカウトサービスや年収診断、キャリアアップ査定といったツールも利用できるので、自分の市場価値を客観的に知ることができます。
dodaはこんな人におすすめ! |
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リクルートエージェント
累計40万人以上の転職支援実績を誇る大手転職エージェントです。
保有する事務系の求人数は、非公開求人も含めて3,000件以上あり、転職を考えたらまずは登録しておきたい転職エージェントです。
担当アドバイザーとの面談後には、『リクルートエージェント』独自の面接対策セミナーや、企業レポートなどのサービスを受けられます。
リクルートエージェントはこんな人におすすめ! |
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パソナキャリア
人材派遣サービス大手の『パソナ』が運営する転職エージェントで、支援実績は25万人にも及びます。
多くの人の転職を支援して培われたノウハウにより、パソナキャリア利用者の67.1%が年収アップを実現しています。
登録後には、1時間前後の手厚いカウンセリングを受けられるため、転職先のミスマッチを減らせると評判です。
パソナキャリアはこんな人におすすめ! |
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転職エージェントの賢い使い方
転職エージェントに登録しただけで、転職が成功するわけではありません。転職エージェントを上手く活用できれば、転職が成功する可能性が高くなります。
転職エージェントに頼りきりになるのではなく、自分でも出来ることを見つけましょう。
自分を分析する
自分自身のことを何も知らないうちに転職活動を始めてしまうと、アピールがうまくいかなかったり、面接でもいい受け答えが出来なかったりして、転職活動を失敗させてしまう方が多くいます。
まずは自分の長所、短所をしっかり理解した上で、どのような分野の仕事がしたいか、自分には何が向いているかを知りましょう。
自己分析のやり方を詳しく知りたい方は、『転職前に行う自己分析の方法|不満や強みを整理して採用率を高めるには』をご覧ください。
口コミを調べる
インターネットでそれぞれの転職エージェントを調べると、利用した人の評判を見ることができます。
まずは事務職のよい口コミがある転職エージェントをいくつか探してみましょう。
求人件数を見る
転職エージェントではそれぞれ扱っている求人の数は違ってきます。この時できるだけ多くの求人があるところを探しましょう。
数が多いほど転職の幅は広がっていき、希望する企業に就職できる確率が上がります。
事務職は他の職業に比べて求人数が多いので、自分の希望の企業があるかよく調べましょう。
アドバイザーの確認
事務職は一般事務や医療事務など様々な分野があるので、それぞれに特化したアドバイザーがいます。自分の目指したい職種に合った転職エージェントを探すと転職が有利に進むでしょう。
セミナーや転職活動支援ツールの利用
紹介会社によっては無料でセミナーなどを開催しているところがあります。これらを積極的に利用していきましょう。きっと新たな発見があるはずです。
転職エージェントを利用する際の注意点
転職を手助けしてくれる転職エージェントですが、まれに悪質な物の場合もあります。それらの見分け方、また対策はどうしたらいいのでしょうか。
転職エージェントを利用する際の注意点を詳しく解説します。
悪質な転職エージェントには気を付ける
悪質な例として、求職者の希望していない企業に面接を受けさせたり、架空請求や個人情報の漏えいしたりするケースがあるようです。
このような転職エージェントの見分けるには、無名な紹介会社には登録しない、面接を希望する際は必ずメールをもらうようにしましょう。事前に下調べをし、少しでも怪しいと思ったら利用するのはやめましょう。
転職エージェントのいうことを鵜呑みにしない
転職エージェントを利用しても、必ず満足の行く転職ができるという保証はありません。。
いくら担当のキャリアアドバイザーが凄腕だったとしても、転職するのは自分自身なので、自分の意思をしっかりと持ち、周りに流されないようにしましょう。
なかには前述したように、こちらの希望を無視して、採用されやすさや年収の高さだけに着目して、求人を紹介してくるアドバイザーもいます。
転職エージェントの報酬は、企業が紹介された求職者を採用したら支払われます。また報酬金額は求職者の年収によって変わるため、年収が高い企業に採用されたほうが、エージェントには得になるのです。
もし、自分に合わない企業だと感じるのであれば、きっぱり断りましょう。
転職エージェントは複数登録する
どれだけ求人が多く、有能なアドバイザーがいても一つの転職エージェントだけを利用していてはいけません。転職に成功した人は平均で約4社からアドバイスを受けています。
いくつか掛け持ちをして自分に合った転職エージェントを探すのが成功の近道です。
事務職への転職を成功させるポイント
事務職は人気がある仕事なので、自分自身の努力も大事となります。
この項目では、事務職への転職を成功させるために、意識しておきたいポイントを解説します。
合格に少しでも近づくスキル
事務職にはPCスキルや会計、文章作成など様々なスキルが要求されます。
これらを持っていることで、面接の際のアピールポイントにもなりますし、仕事に就いてからも即戦力として働くことができます。
『目的別|女性の転職が有利になる資格まとめ』では、転職に役立つ資格と取得する際のポイントを紹介しているので、合わせてご覧ください。
アドバイザーとの信頼関係
アドバイザーとの信頼関係を築く事により、転職がスムーズに進む場合があります。
求人先の疑問や面接準備などで積極的にコミュニケーションをとり、早く信頼関係を築けるようにしましょう。
20代が事務職に転職する場合
20代での転職でも、前半と後半で期待されているポイントが異なります。
前半の方は第二新卒枠として多少の経験や多くの伸びしろを、後半の方は即戦力として後輩の指導や今までの経験を期待され採用されることが多いようです。
どちらにしてもポテンシャルを期待されることが多いので、今までやってきたことをすぐ結果に繋げられるように努力しましょう。
『20代女性が転職する理由と本音|キャリアアップ・結婚・出産時の選択』では、20代女性が転職するうえで知識をまとめているので、参考にしてください。
30代~40代以降が事務職に転職する場合
企業が30代以降の人材を採用しようと考えている場合、基本的には即戦力であることを求められます。
年齢がある程度高い人の募集をかけている場合、チームリーダーや管理職として働くことを期待している企業も多いので、マネジメントの経験があると転職に有利です。
反面、スキルや経験が無い未経験での転職は、苦戦することも少なくありません。
しかし、企業によっては従業員の年齢層が高く、若い人だと馴染めないといった理由から、30代以降のほうがよいという場合もあります。
事務職で働くことにこだわりがあるのであれば、希望条件をあまり厳しくせずに、できるだけ多くの企業の求人を見ることをおすすめします。
少しでも転職を成功あげるためには、計画を練って行動することが大事ですので、以下の記事もも合わせてご覧ください。
事務職の内定を勝ち取る履歴書・面接対策
転職エージェントを利用する際も企業の採用基準は変わりません。
転職の際、どの点を注意すればよいか、また面接当日に良い印象を持ってもらうためにはどのようにすれば良いでしょうか。
履歴書の書き方
履歴書の書き方は基本と変わりません。なので丁寧に書くことが大切です。いくら達筆な字でも崩して書かず、楷書で書くようにしましょう。
ですが、丁寧に書きすぎて文字が小さくなってしまったり、枠いっぱいに書いてしまうと採用責任者が読めなくなってしまうので注意が必要です。
履歴書に貼る顔写真は、はがれてしまう可能性もあるので、裏に氏名を書いて貼るようにしましょう。
また、志望動機は転職理由に絡めた内容であると、より納得感が生まれ、自己PRも企業が求めている人材を意識した書き方をするとよいでしょう。
転職エージェントでは、審査に通りやすい履歴書の書き方を教えてくれます。書類審査が通らないという人は履歴書の添削を依頼しましょう。
面接での対応方法
面接では何より第一印象が大切です。スーツやシャツがしわになっていないか確認し、また女性の方は過度の化粧は控えましょう。
詳しくは『転職時の面接で女性が気をつけるべき服装のマナーまとめ』をご覧ください。
また、面接では転職理由を聞かれる可能性が高いですが、前職での不満をそのまま伝えてはいけません。ポジティブな内容に言い換えるようにしましょう。
面接が苦手という人は、転職エージェントの面接対策を受けることをおすすめします。
まとめ
事務職で転職する際の転職エージェントの選び方について、まとめてみてきましたがいかがでしたでしょうか。
転職はアドバイザーに頼っているだけでは成功しません。
自らも努力し、転職エージェントと二人三脚でしっかりと準備すれば、きっと満足のいく結果は出るはずです。
転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。
本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。
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