
コロナが大きな影響を与える中、
- 「リモートで仕事をしやすいシステムエンジニアに魅力を感じた」
- 「地方でも活躍できるシステムエンジニアを目指したい」
と考える人も多いようです。
おはようございます。
— ぱらげさん@フリーエンジニア (@pararinrinrin) August 24, 2020
子供熱でこれから病院行ってきます🏥
午後からはテレワークにさせてもらった✨
こういう時在宅勤務のありがたさがわかる…
プログラミングといえば理系が得意とするところというイメージを持っている人も少なくないかもしれませんが、実際のところ文系のシステムエンジニアは多くいます。
- 「でも、文系だと苦労するんじゃないの?」
- 「有名大学ではない文系でもシステムエンジニアに採用されるの?」
と不安が残る人も。そこで、中堅どころの大学の経済学部卒業でシステムエンジニアになった経験を持つ私がメリットや向いている人などを紹介します。
私は、すでにIT会社を退職してWebライターとして働いているのですが、大手グループ会社のSIerでの経験をリアルにお伝えしたいと思います。文系でシステムエンジニアに興味がある人はぜひ読んでほしいです。

夜間大学在学中に、人材コンサル会社にて勤務。
営業や採用サポート、イベント運営などを幅広く経験。
その後、新卒でIT会社にシステムエンジニアとして入社。
開発や保守・運用に従事。
現在は、フリーランスライターとして活躍中。
システムエンジニアの主な仕事は?
まずはシステムエンジニアの仕事について。漠然と「プログラミングする人でしょ」と思っている人もいるかと思いますが、実際のところと違うことを知ってほしいです。
システムエンジニアの仕事は5つの工程に分けられます。
- ニーズのヒアリング
- 要件定義
- 設計
- プログラミング
- テスト
ニーズのヒアリング
まずはクライアントのニーズを正確にヒアリングします。問題や課題を抱えていない企業はほとんどありません。システムを利用して解決したいことを明確にしていきます。
しかし、意外に思われるかもしれませんが、具体的に「こうしてほしい」と言ってくれる企業は少ないです。
漠然と「こういうことをしたいんだけどシステムを作ったらなんとかなるかな?」と相談してくれます。システムエンジニアはどこでもドアを作れるわけではないので、できることとできないことを区別してクライアントに提案します。
要件定義
次に、要件定義では顧客の業務や要望を理解してドキュメントにまとめます。ドキュメントにして問題や課題を“見える化”するというわけですね。
この工程ではIT知識はもちろんのこと、クライアントの業務を理解する力も必要です。例えばメーカーであれば、具体的にどういった流れで製造や販売などが行われているか、細かく理解しなければいけません。
設計
設計の工程では、システムの仕様をクライアントやプログラマーなどへ正確に伝えるドキュメントを作成します。プログラマーとは、プログラミングを専門的に行う人のこと。
誰が見ても同じシステムが出来上がるような設計書を作成します。プラモデルの設計書をイメージするとよいかもしれませんね。
プログラミング
意外に思われるかもしれませんが、プログラミング自体はシステムエンジニアが行わないことも多いです。プログラミングを得意とするプログラマーが担当すると、効率よく短い期間でかつ安い単価で作り上げられることが多いためです。
企業によっては、「新人のうちにシステムづくりのことを深く知るためにプログラミングをしておけ」という方針のところもありますが、新規でシステムを作り上げた経験がないシステムエンジニアもいます。少しコードを変えただけの似たシステムを作ることがあっても。
テスト
テストは、多くの時間をかける工程です。システムが想定通りに動くか確認します。しかし、これもシステムエンジニアではなくプログラマーが担当することも多いです。プログラミングをした人とは違う人がテストをしてチェックの役割を果たすこともあります。
テストがすべてOKとなったら、クライアントに納品します。エンドユーザーへの影響を配慮して夜間や休日に導入を行うことがほとんどです。
IT企業がSEとして文系を採用する3つの理由

私は社員数が1,500人ほどの中堅IT会社に新卒入社したのですが、同期は30人ほどでした。
そのうち、文系は10人ほどです。
「意外に文系も多い」と思われるかもしれませんね。もちろん採用人数は企業によって異なりますが、文系・理系関係なく採用するところも少なくありません。
文系でも採用される理由をお伝えします。
大学や専門学校などで学ぶ知識の深さは意外と浅い
情報系理系大学を卒業した同期がこんなことを言っていました。「正直なところ、大学で勉強していたから文系よりも有利って思っていたけど、そんなことなかったわ…」
その同期が言うには、大学で学んでいた知識の深さは意外と浅くて、実務で使う知識量には到底達していないそうです。
一人だけではなく、複数人の情報系理系学生がこのような発言をしていました。システムエンジニアは業務範囲が多岐にわたり、要件定義のドキュメント作成や設計書作成などのスキルは働いてから身につけることになりそうです。
経験よりも論理的思考力を重視する
システムエンジニアとして活躍するために求められるスキルの一つが論理的思考力(ロジカルシンキング)です。
とりわけ新卒採用のときは、プログラミングのスキルよりも論理的思考力が重要視されています。論理的思考力とは、簡単にいうと要素を分けて整理して正しい結果を導き出す能力です。
感覚的や直観的に表現することが多いアーティスティックな人には合わないでしょう。「文系で文章が上手い人は論理的思考力が高い」という先輩もいました。
大学や専門学校などで何を学んできたかという経験より論理的思考力を重視するので、文系であっても積極的に採用している企業が少なくありません。
いずれコミュニケーション能力やマネジメント能力が求められる
システムエンジニアで採用されたら、将来的にはプログラミングよりもニーズのヒアリングや要件定義、クライアントとの交渉、プロジェクトのまとめ役などを期待されていると考えてよいでしょう。後者の方がより難しくお金が高く発生する役割だと言われているためです。
役職でいうと、ITコンサルやプロジェクトマネージャーと呼ばれますね。これらは、高いコミュニケーション能力やマネジメント能力などが必要です。文系・理系問わず、この能力に優れた人が採用されるわけですね。
文系出身者がシステムエンジニアを目指す3つのメリット
文系出身者がシステムエンジニアを目指すメリットがあります。「理系よりも出遅れてしまうのでは…?」と考えている人にぜひ知ってほしいです。
文章を読む力・書く力を活かせる
システムエンジニアはドキュメントを読んだり書いたりする時間もけっこう多く、文系で資料を読み込む力を鍛えてきた人に有利に働きます。
意外に大事なのが、クライアントがどう言ったか、自社がどう答えたかという議事録を残すこと。何かトラブルになったとき、言った・言っていないという水掛け論になることも少なくないためです。
曖昧な表現で議事録を残していて、プロジェクトが赤字になることも。読む力や書く力に自信のある文系出身者の強みですね。
プログラミング未経験だからこそ質問をしやすい
情報系理系学部出身者の同期でも苦労するほど、入社したては分からないことばかり。採用した企業も、文系出身者はプログラミング経験がないことを理解したうえで配属先を決めているので、質問しやすい環境を整えてくれることがあります。
「理系なのにこんなことも知らないんだ」というハードルがあるのも事実です。「プログラミング未経験なので、一から勉強します!」という新入社員でも、努力次第で道は拓けます。
文系出身者だからこそチャンスが巡ってくることも
文系出身者だからこそ、初めの配属先がニーズのヒアリングや要件定義をメイン業務とする部署になることもあります。
いずれシステムエンジニアとして求められる可能性が高いスキルですので、早くから経験できるのはメリットでしょう。
文系からシステムエンジニアを目指すのに向いている人の特徴
文系出身者のメリットをお伝えしましたが、「それでもやっぱり何も分からずにシステムエンジニアになるのは不安だな…」と思う人もいるかもしれません。
そこで、文系からシステムエンジニアを目指すのに向いている人の特徴を紹介しましょう。一流のシステムエンジニアが持ち合わせている特性ともいえます。
好きなことにのめり込める
私の上司は「パズルが得意な人ってプログラミングが好きなんだよね」とよく言っていました。パズルを完成したときの達成感が、コーディングを通じてシステムを構築できた喜びと似ているというのです。
元システムエンジニアの私もそれは言えていると思いました。そして、やはり没頭できるような仕事を選ぶべきと。
好きこそものの上手なれ、という言葉もあるように心から好きな仕事を選べるかというのは人生において大事なことだと思います。
世の中に貢献したい
また、システムを通して世の中に貢献したいと本気で考えている人は突出して仕事ができました。飲み会で仕事への向き合い方について話し合うと、それはそれは熱い想いがありました。
システムによって解決できる問題も多いので、世の中に貢献できると心の底から思っているのでしょう。強い信念があるとここぞというときに踏ん張れます。
将来のキャリアを見据えている
システムエンジニアはいずれITコンサルやプロジェクトマネージャーといったポジションになることが多いです。その他にも、データサイエンティストを目指す人も。
将来どのポジションにつくことを目指すかを具体的にイメージしたいところです。多忙ですと「何のために頑張っているんだろう…」「何になりたいんだろう…」と悩んでしまうこともあるためです。仕事とは別に独学で勉強するにしても、目指す指針を立てたいですよね。
文系の全員が活躍するわけではない|SEに向いていない文系の特徴
反対にシステムエンジニアに向いていない人の特徴を挙げてみましょう。
論理的に説明するのが苦手だったり、人とコミュニケーションをとるのが苦手だったりする人はシステムエンジニアに向いていない可能性が高いです。
システムエンジニアは高い論理的思考力を求められ、クライアントやプロジェクトメンバーなどと頻繁にコミュニケーションをとることが多いためです。これらに当てはまる人は他にも多くの職種があるので、システムエンジニア以外にもさまざまな可能性を探ってみてもよいですね。
文系出身エンジニアがこれから狙うべき企業の特徴と選び方
IT企業と一言でいっても、ベンチャーから大手まで多種多様です。さらに、それぞれの社風も大きく影響します。そこで、文系出身者におすすめの企業の特徴と選び方をお伝えしましょう。
まずは大手のSlerを狙うのがおすすめ
将来的にフリーランスエンジニアや起業を目指していても、まずは大手のSlerを狙うのがおすすめです。なぜなら、研修体制が整っているためです。
私は大手ではありませんが、中堅どころのSlerに内定をいただきました。新人研修は1年間ほどで、ベテラン社員になっても会社負担で受けられる研修は豊富でした。
いきなりベンチャーでがしがし頑張るのは厳しい可能性が高いですね。より落ち着いて学べる環境を選ぶ方が賢明でしょう。
withコロナでも研修をしっかりしている企業
研修はけっこう重要ですので、大手と言わずとも手厚いフォローをしている企業がおすすめです。とりわけwithコロナの時代で景気が傾いても研修を十分に受けられる会社は良心的です。新入社員にお金をかけられるタフさが魅力ですね。
ある程度の技術を身につけてからの転職ならスクール
「どうしてもプログラミング未経験で就職するのは心配だ」ということでしたら、プログラミングスクールに通ってから入社するとよいでしょう。
とりわけ就職先のあっせんをしてくれるプログラミングスクールが便利です。
具体的には、
などがあります。
卒業後、3カ月以内に就職できなかった場合、受講料を全額返金してくれることも。プログラミングスクールだからこそある企業とのコネクションに期待したいですね。
まとめ
文系出身者でシステムエンジニアになった私からリアルなメッセージが伝わっていたら嬉しいです。システムエンジニアの仕事を好きになれるか不安な気持ちもあるかもしれませんが、未経験のことに対する不安感は理系出身者だって同じこと。
会社説明会に参加したり、インターンに参加したりして、少しでもシステムエンジニアについて深く知ってみてください。あなたにとって適職が見つかりますように。
転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。
本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。
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