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システムエンジニアになるには?資格の必要性や転職に有利なスキル・未経験から目指す方法

IT・エンジニアの転職
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  • 「コロナの影響で給料が大幅ダウンした…。
  • 「将来のことを考えてシステムエンジニアになるのも一つの選択肢かな」
  • 「システムエンジニアになるにはどうしたらよいのだろうか」

 

と考えている人はいませんか。

 

テレビニュースにて、数十年のあいだ派遣の仕事をしてきたが、コロナのせいで派遣切りにあったからキャリアチェンジをしたいと思っている人を見かけました。

 

有名大学出身者でなくとも、文系であってもシステムエンジニアになることは可能です。この記事では、人生における一つの選択肢としてシステムエンジニアという職種を考えるきっかけをお伝えできれば嬉しいです。

 

文系学部出身で元システムエンジニアの私が率直なリアルをお伝えします。

 

 

ライター:なのはな


夜間大学在学中に、人材コンサル会社にて勤務。

営業や採用サポート、イベント運営などを幅広く経験。

その後、新卒でIT会社にシステムエンジニアとして入社。

開発や保守・運用に従事。

現在は、フリーランスライターとして活躍中。

 

 

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システムエンジニアの役割と主な種類|どんなエンジニアになりたいか?

まず、システムエンジニアの仕事内容をお伝えします。

 

漠然と「システムエンジニアってプログラミングする人でしょ」と思っている人もいるかもしれませんが、実際のところは、もっと業務範囲は広く、パソコンに向き合っている時間ばかりではありません。

 

設計

ITコンサルや営業が中心となってヒアリングしたクライアントの要望を設計書にまとめる作業がシステムエンジニアの仕事です。

 

どのようなプログラムを組めばクライアントの問題や課題を解決できるのか考えます。設計書を作成した人とは別の人がプログラミングしたりテストをしたりすることも多く、システムを適切に運用するためにも誰が見ても分かりやすい設計書を作る必要があります。

 

開発

開発とは、プログラミングのこと。システムエンジニアだけではなく、プログラミングを得意としているプログラマーが担当することも多いです。

 

システムエンジニアは、進捗管理や設計に問題がないかチェックする役割を担います。プログラマーに指示をする機会も多いので、高いコミュニケーション能力が求められます。自己管理はもちろんのこと他のメンバーの管理まで行うのは意外に難しいのですよ。

 

テスト

テストとは、プログラミングしたものが想定通り正しく動くかチェックすることです。きちんと設計書通りに仕上がっているかテスト項目を設定して確認していきます。

 

もし、テスト結果がNGとなると、どこに原因があるのか探す必要があります。すべてのテスト項目がOKになるまで繰り返すのでけっこう大変な作業です。

 

定時近くになってテストを行っていてミスに気付いたので、そのまま残業をして修正するということも起こりうるので緊張感もありますね。テスト結果はOKだった証拠を残して保存しておきます。

 

保守・運用

システムエンジニアといえば、システム開発を行っているイメージが強いかもしれませんが、実際のところはシステムの保守・運用で安定した利益を出しているIT会社は少なくありません。

 

システムを導入した後の管理やアフターケアを行っていきます。保守・運用する中で追加したい機能が出てくる可能性もあります。ここはビジネスチャンスですので逃せません。

 

 

 

システムエンジニアに資格は必要ない

システムエンジニアに資格って必要なの?」と疑問が生じるかもしれません。

 

この点に関しては意見が分かれるかもしれませんが、元システムエンジニアの私が見聞きしたところでいうと、資格はあくまでも参考程度に留まっており実務で発揮された能力を評価するというスタンスの会社が多いようです。

 

システムエンジニアの資格でいうと、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験、オラクルマスターなどが有名ですが、必ずしもすべての知識が実務で役立つとは限りません。

 

就職や転職の際に学習意欲をアピールする武器になるかもしれませんが、「資格さえあれば大丈夫だ」という考えのシステムエンジニアの先輩は少ないでしょう。

 

 

 

システムエンジニアになるための5つのステップ

システムエンジニアになるにはどのようなステップを歩んでいけばよいのでしょうか。「理系じゃないときついんでしょ」「新卒で入社した会社に定年までずっといるべきだ」という考えではなくてもよいかもしれません。

 

必ずしも大学で理系を専攻する(している)必要はない

システムエンジニアになるために必ずしも大学や専門学校で理系を専攻している必要はありません。私自身も経済学部出身でありながら新卒でシステムエンジニアになりました。

 

同期は30人ほどいたのですが、そのうち10人ほどが文系でしたので、意外に高確率だと驚かれるかもしれませんね。

 

システムエンジニアは、コミュニケーション能力やドキュメント作成能力、マネジメント能力などプログラミングスキル以外にも求められるものは多いです。

 

そこに文系・理系であるという学歴はそれほど大きく影響しないようです。実際のところ、大学や専門学校などで学ぶプログラミングスキルだけでは実務を行うのは大変で、結局は文系も理系も勉強しながら働くということになることがほとんどです。

 

面接官も「ポテンシャルが高ければ文系も積極的に採用している」と言う人が多かったです。ちなみに、たしか私の周りにいた優秀な先輩は文学部でした。

 

IT企業、エンジニア部署への就職

システムエンジニアになるには、当然ながらIT企業へ就職するか同じ会社のエンジニア部署へ異動する必要があります。

 

新たな職種にチャレンジするのは不安かもしれませんが、最初は誰だってそうです。システムエンジニアに興味があるなら、適職がどうかしっかり調べたうえで飛び込んでみてもよいかもしれません。

 

 

 

キャリアアップは転職を繰り返しながら築き上げる

システムエンジニアには、所属する会社独自のノウハウだけではなく、IT業界ならどの会社でも通用する汎用的なスキルが多いです。

 

キャリアアップは、転職を繰り返しながら築き上げるという人も少なくありません。「転職回数が多いとマイナスの印象を与えるのでは?」と考えている人もいるかもしれませんが、システムエンジニアの世界ではそうとは限りません。

 

実際のところ、私が在籍していた会社の先輩はクライアントだったメーカーのIT部門へ転職しました。いわゆる引き抜きというものですね。

 

新卒で入社した会社に定年まで居続けるメリットがなければ転職を考えるのは自然なこと。フリーランスエンジニアや起業を考える人もいるほどです。

 

プロジェクトマネージャーになるのが基本的にはゴール

システムエンジニアは、将来的にITコンサルやプロジェクトマネージャーなどになることが多いです。特に会社が求めているのはプロジェクトマネージャーの方かもしれません。

 

プログラマーやテスターはパートナー企業に委託することも可能ですが、プロジェクトの命運を握るプロジェクトマネージャーは自社が担当するためです。

 

プロジェクトマネージャーは、マネジメント能力はもちろんのこと、メンバーに気持ちよく働いてもらうために気遣いができる人が好ましいです。人間性も試されているというわけですね。

 

技術を磨き続けるプレイヤーも引く手あまた

ITコンサルやプロジェクトマネージャーの他には、データベース関連を得意とするシステムエンジニアや、データサイエンティストと呼ばれる人など技術を磨き続けるプレイヤーも需要があります。

 

私が勤めていた会社のクラウド部門の課長は社内でも有数の技術を持っていて、退職願いを出したときは多くの部長が熱心に引き止めたようです。やはり専門性を磨く必要がありますね。

 

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未経験からシステムエンジニアになるには

未経験からシステムエンジニアになるにはどのようなことを知っておくべきかお伝えします。システムエンジニアの中では有名な話でも、業界外には伝わってないこともあるのでチェックしてみてください。

 

【大前提】年齢や性別は関係ない

大前提としてシステムエンジニアには年齢や性別は関係ないことが多いということをお伝えします。

 

システムエンジニアといえば、男のオタクばかりというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、近年では女性システムエンジニアも増えてきています

 

そして、一般的に転職は20代のうちにしておけ、という考えもありますが、システムエンジニアにおいていうと30代以降での転職も難しくありません。技術やコネクションを活かして満足いく転職を果たした人も多くいます。

 

しかし、大手IT会社の場合は4年制大学以上の学歴を持つ学生を新卒採用の対象としているケースがほとんどです。高卒や専門学校卒では不利に働くこともあるので気を付けましょう。

 

未経験歓迎の求人に応募する

未経験でシステムエンジニアになるなら、「未経験歓迎」の求人を探すことをおすすめします。

 

自分で見つけられなくとも、就職エージェントや転職エージェントに相談すると紹介してくれるでしょう。意外に未経験歓迎の求人はあるので、諦めずに探してみてください。

 

プログラミングスクールに通う

  • 「プログラミング未経験だからどうしても不安だ…」
  • 「本当にシステムエンジニアは適職か分からない…」

 

という人は、まずはプログラミングスクールに通ってみることをおすすめします。

 

とりわけ人気なのが、就職・転職支援付きのプログラミングスクール。具体的には、DMM WebCampPro(ウェブキャンププロ)TECH CAMP(テックキャンプ)などがあります。

 

プログラミングスクール卒業後、3カ月以内に就職・転職できなかった場合は受講料を全額返金してくれるところも。オンライン講座もあるので、コロナ禍でも前に進めます。

 

 

 

独学でスキルを身につけてから転職する

仕事や学校で忙しかったり、金銭的にどうしても厳しかったりするなら独学でスキルを身につける方法もあります

 

具体的には、無料でも使えるProgateドットインストールがおすすめです。無料で試してみて「これは楽しい!」と思えたら有料プランに切り替えるのもありですね。

 

個人的にはテキストとにらめっこするよりも、実際に手を動かしてプログラミングをする方が分かりやすいかと思います。なんせ無料でできるのでお時間あるときに。

 

 

オンラインプログラミングスクール3選

DMMWEBCAMP

CodeCamp

GEEKJOB

【受講形態】

オンライン/通学

【受講形態】

オンライン/通学

【受講形態】

オンライン/通学

【受講料】

短期集中講座:628,000円

専門技術講座:828,000円

【受講料】

エンジニア転向コース

入会金:30,000円

受講料:448,000円

その他学習コース

入会金:30,000円

受講料:148,000円~698,000円

【受講料】

Webアプリ学習コース

社会人:132,000円

大学生:66,000円

転職/就職コース

無料

 

【受講期間】

3ヶ月~

【受講期間】

4ヶ月

【受講期間】

1ヶ月~

 

 

システムエンジニアとしての企業選びと就職・転職を成功させる秘訣

コロナの影響による経済的損失は大きいですよね…。そんな中でもなんとか生き残っていかないといけません。システムエンジニアとしての企業選びと就職・転職を成功させる秘訣をお伝えします。

 

「withコロナ」のIT業界で生き残る企業を選ぶ

大きな変化をもたらしたwithコロナの中でも力強くよい業績を上げる企業を選ぶ視点が大事です。

 

具体的には、EC(electronic commerce)やSaaS(Software as a Service)、~~テック業界などが挙げられます。

 

株式会社ナウキャストと株式会社ジェーシービーの調査によると、2020年3月前半の時点で多くの業種が縮小している中でもECがプラス成長を遂げているというのです。

 

引用元:ナウキャスト|新型コロナ感染拡大が続く「3月下旬の国内業種別消費動向データ」を公開 ~外食、宿泊、旅行などは引き続き大幅に悪化~

 

また、株式会社パスチャーが、10代から20代の女性を中心に「オンラインショップの利用状況」を調査したところ、55.0%が「利用が増えた」と回答しました。

 

引用元:「Withコロナ時代」へ突入。外出自粛による若者のオンラインショップ利用は約5人に1人が「おうちカフェグッズ」を購入 | Press News

 

他にも、クラウドで提供されるソフトウェアを指す「SaaS」や、特定のスキルに特化した「~~テック業界」は調子がよいようです。先行きが明るい企業を選んだ方が恩恵を受ける機会が多いのでは?

 

エンジニアとしてのスキルアップを怠らない姿勢

システムエンジニアは、生涯勉強を続けないといけない職種です。就職や転職では、愚直にスキルアップに取り組み続ける姿勢をアピールするとよいでしょう。

 

アピールするためには、資格取得だけではなく、プログラミングスクールに通ったり自宅にてオンラインでプログラミング学習をしたりする方法があります。

 

IT関連のネットニュースを読んだり雑誌を定期購読したりして知識を蓄積しているシステムエンジニアは多くいます。

 

将来のキャリアアップ戦略としてどうなりたいかのイメージは大事

最初はシステムエンジニアとして歩き始めたとしても、いずれITコンサルやプロジェクトマネージャー、特化した技術を持つプレイヤーなどのどれかにならなければいけないでしょう。

 

いつまでも若手システムエンジニアと同じ仕事しかできないと無能扱いされてしまいます。多忙であっても定期的に将来のキャリアプランを練り直したいですね。

 

 

 

IT・エンジニアに特化した転職エージェントの利用

転職に苦戦したら、IT・エンジニアに特化した転職エージェントを利用することをおすすめします。

 

転職エージェントには以下のようなメリットがあるためです。

  1. 転職サイトでは掲載されない非公開求人情報を紹介してくれる
  2. 専任の担当者がついてアドバイスをしてくれる
  3. 応募書類添削や面接対策などをしてくれる
  4. 面接の日程調整や年収交渉などを代行してくれる
  5. あなたのことを企業の人事部にアピールしてくれる

 

どれも一人で転職活動をしていては得られないメリットです。

 

さらに、IT・エンジニアに強いということであれば転職エージェントに蓄積されたノウハウを存分に活かすことができるでしょう。頻繁にエンジニアとキャリア面談をしている担当者はIT知識が豊富であることがほとんどです。

 

具体的には、マイナビエージェント×ITレバテックキャリアGeeklyなどがおすすめですよ。

 

 

 

面接対策も入念にやろう!

学歴も職歴も自信があるから大丈夫でしょ」と甘くみていると失敗することになるかもしれません。

 

システムエンジニアは技術だけではく論理的思考力やコミュニケーション能力などが重要視されます。それをチェックするのが面接ですね。

 

地頭のよさや対人力といったシステムエンジニアとしての適性や、入社後にスキルアップできるかといった点などを見られているので、面接対策も入念に行いましょう。

 

就職エージェントや転職エージェントでは無料で面接対策を行ってくれますよ。自力で練習するのは難しいので、就職・転職のプロの力を借りましょう。

 

 

 

まとめ

システムエンジニアになるには業務内容を適切に把握して必要な対策をとらないといけません。

 

コロナ禍において、システムエンジニアは比較的安定した職種として注目されていますが、あなたにとって適職かどうかをまずは確かめてください。

 

就職エージェントや転職エージェントに相談したり、会社説明会やインターンを受けてみたり、できる範囲で行動してみましょう。

 

この記事の執筆者
キャリズム編集部

転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。

本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。

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