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プログラミングスクールが無駄とされる理由と無駄にならないスクール選びのポイント

IT・エンジニアの転職
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未経験からプログラマー・エンジニアへの転職を成功させたいと考えた場合、多くの方がプログラミングスクールの利用を検討するかと思います。

 

ですが、プログラミングスクールについて調べていくと、

 

  • 「プログラミングスクールなんて無駄」
  • 「行く必要ない。不要」
  • 「意味ない」「やめとけ」

 

といった意見も少なくありません。

 

高い入学金・受講料を支払った後に、実はエンジニア転職にスクールを利用する必要なんてないといわれたら、たまったものではありませんよね。

 

しかし、いくら無駄だといわれても、未経験からエンジニア転職という目的を実現するためには、プログラミングスクールを利用する以外の手立ては浮かばないのではないでしょうか。

 

そもそも独学でプログラミングの知識やスキルが身につけられるのであれば、誰も苦労はしてないはずです。

 

結論からいうと、プログラミングスクールの利用は決して無駄ではありません。目的や使い方さえ間違えければ、効率よくプログラミングを学べます

 

他方で、プログラミングスクールの選び方・使い方を間違えてしまうと、高い授業料を支払わされたと後悔してしまうでしょう。

 

この記事では、プログラミングスクールが無駄と言われる理由や利用がおすすめな人、賢い使い方などについて解説します。

 

また、スクール利用しないでプログラミングを勉強する方法についても、簡単に紹介するので参考にしてみてください。

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プログラミングスクールが無駄と言われる理由

プログラミングスクールが無駄だと言われるのは、当然理由があってのこと。

 

具体的にどのような理由で、プログラミングスクールが無駄だと言われているのか確認していきましょう。

値段が高すぎるから

プログラミングスクールが無駄だと言われる最も大きな理由は、高額な料金設定にあるといえます。特に料金設定が高いスクールだと、支払い総額が100万円を超えることも…。

 

いくらでも他に安く学ぶ手立てがあるにもかかわらず、高いお金をかけてスクールに通う意味がわからないというわけです。

 

現役エンジニアからしてみれば、それほどのお金をかけてまで、選ぶ仕事ではないと感じている人も少なくないでしょう。

 

エンジニア転職をするためにわざわざスクールに通う必要がないから

多くの人がプログラミングスクールに通うのは、完全未経験からエンジニア転職を実現させるのが困難だと考えているためかと思います。

 

ですが、プログラミングスクールに通ったところで、エンジニア転職の確約が取れるわけではありません

 

また、数は少ないものの、未経験者でも採用する企業はあります。

 

もちろん、自力で転職活動をしなくてはならないので大変ですが、スクールを卒業していてもすんなり内定を得られるのは稀なので、それほど大きな差はないかもしれません。

独学でもプログラミングの勉強ができるから

昔と比べれば、現在はプログラミングの教材が充実

 

やる気と根気さえあれば、書籍やeラーニングなどで、プログラミングの基礎を十分に身につけられる環境は整っているといえます。

 

にもかかわらず、わざわざプログラミングスクールを活用しようと姿を見ると、本気でエンジニアになりたいわけではないのではと感じるのかもしれません。

即戦力という宣伝が噓だから

プログラミングスクールを卒業すれば、企業に即戦力で雇ってもらえると考えている人もいるかもしれません。

 

しかし、さすがにプログラミングスクールで数ヶ月学んだだけで、即戦力となるのは不可能です。

 

あくまでも、スクールで学べるのは基礎の部分だけ。スクールを卒業といっても、実務に関しては完全未経験者と大差がありません。

 

そうした事実はプログラミングスクール側もわかっているはずなのに、即戦力をうたって集客する姿勢が非難されるのは仕方ないでしょう。

 

プログラミングスクールに対する批判は予備校と一緒

プログラミングスクールは無駄だという意見を知って、利用すべきか迷っている人は多いかもしれません。

 

そうした意見も間違いではないですが、だからといって、そのまま鵜呑みにして利用を諦める必要もないです。

 

プログラミングスクールへの批判は、予備校に対する意見と似たものです。

 

高校や大学受験も独学で合格できるのであれば、高いお金を支払って予備校に通う必要はないでしょう。

 

では、なぜ多くの学生が予備校に通うかというと、自分の学習方法が正しいのか、サボらずに勉強が継続できるかなどの不安があるからですよね。

 

また、限られた時間のなかで成果を出さなければなりません。そうした状況下において、予備校に通うのは、合理的な選択といえます。

 

であれば、プログラミングスクールも効率的に学習を進め、エンジニア転職を成功させるために必要と判断したのであれば、決して無駄とはいえません。

 

ただし、現在は様々なプログラミングスクールが乱立した結果、提供されるサービスの質は玉石混交です。

 

プログラミングスクール選びに失敗してしまうと、本当にお金と時間を無駄にすることとなってしまいます。

 

プログラミングスクールの利用がおすすめな人

プログラミングスクールの利用は誰にでもおすすめできるものではありません。

 

もし向かない人が利用してしまえば、値段に見合うだけの価値はなかったと感じる結果につながりやすいです。

 

では、どんな人がプログラミングスクールの利用に向いているかというと以下の通り。

 

  • 計画を立てて勉強するのが苦手な人
  • 短期間で基礎的な学習を終えたい人
  • 他の人と切磋琢磨しながら学習を進めたい人
  • 手取り足取り教わりたい人
  • 独学だとサボってしまう人

 

上記のいずれかに一つでも当てはまる人は、プログラミングスクールを利用して後悔する可能性は少ないでしょう。

 

他方で一つも当てはまらなかった人は、独学でプログラミングの勉強しつつ、自身で転職活動を進めたほうが良いかもしれません。

 

プログラミングスクールの賢い使い方

せっかく高いお金を支払ってプログラミングスクールに通うのであれば、サービスを余すことなく使い倒したいところです。

 

この項目では、プログラミングスクールの賢い使い方について解説します。

受講前に予習しておく

プログラミングスクールでは、自習形式にしろ、マンツーマン形式にしろ、メンターから教われる時間は限られています。

 

限られた時間を有効活用するには、当日行うカリキュラムの内容について、予習しておくことが大切です。

 

予習なしにカリキュラムを受講してしまうと、何を言っているかわからず、内容理解に終始している間に講義が終わってしまいかねません。

 

軽くでも予習を行っておき、理解しづらかった部分を重点的に学習するとよいでしょう。

メンターにできるだけ質問をする

プログラミングスクールを利用する最大のメリットは、わからない部分をメンターに質問できる点です。

 

初歩的なことを聞くのが恥ずかしい、大したことない質問で時間をわずらわせるのは申し訳ないなどと、遠慮する必要はありません。

 

わからないことがあれば、積極的にメンターに質問しましょう。

 

プログラミングにおいては、自分で考えたり、調べたりすることも確かに大事ですが、知識が浅いうちは考え方や調べ方がそもそも身についていません。

 

いくら考えても・調べても正解にたどり着けず、時間だけを無駄にしてしまいます

 

また下手に自力で解決することにこだわると、間違った知識を身につけてしまいかねません。

 

まずは正しい知識を身につけることに専念しましょう。

メンターや他の生徒を仲良くしておく

プログラミングスクールは独学と異なり、メンターや他の生徒と交流する機会に恵まれています。

 

スクールでの繋がりから、将来的に仕事として結びつく可能性もゼロではないので、積極的に周りの人との交流を図ったほうがよいでしょう。

 

また、周囲の人と関係を築いておくと、良い意味での影響を受けられるため、プログラミング学習へのモチベーションが維持しやすくなります

 

質の悪いプログラミングスクールを見分けるポイント

数あるプログラミングスクールのなかには、値段とサービスの質が釣り合っていないものもないわけではありません。

 

この項目では、質の悪いプログラミングスクールを見分けるポイントを紹介します。

メンターが現役エンジニアであるか

質の高い学習指導を受けたいのであれば、メンターが現役エンジニアであるに越したことはありません。

 

スクールのなかには、実務経験のない卒業生や学生をメンターとしているところもあります。

 

カリキュラムに沿って教える分には、そうした学生たちがメンターでも問題ないでしょう。

 

ただ当然ですが、カリキュラム以上の知識や実務で使われるようなやり方は教えてもらえません。

 

実践的な知識を身につけたいのであれば、現役エンジニアがメンターの事務所を選んだほうがよいでしょう。

カリキュラムや学べる言語が具体的に示されているか

カリキュラムの内容や学べる言語について、具体的な情報が得られないプログラミングスクールは避けたほうが無難です。

 

2~3ヶ月という短期間の受講ではプログラミングの基礎的な部分さえ、すべて学ぶことはできません。

 

おそらく多くのスクールが、一部の言語を重点的に学び、他は軽く触れる程度で済ませるという対応をしているはずです。

 

であれば、受講生にとって、何の言語をどういったカリキュラムで学べるかは非常に大事といえます。またスクール側からしても、他社と差別化が図れる情報です。

 

にもかかわらず、カリキュラムや学習言語の情報を明かさないというのは、サービス内容に自信がないと判断されても仕方ありません。

 

納得いく説明がしてもらえるか

質の悪いプログラミングスクールの場合、質問に関する回答がズレたものなりがちです。

 

そのため、せっかく質問をしても納得いく説明が得られないので、疑問を抱えたまま学習を進めなければなりません。

 

無料体験やカウンセリングで、担当者の説明内容に疑問を感じた場合は避けたほうがよいでしょう。

値段設定の理由がはっきりしているか

自分たちのサービスに自信があるプログラミングスクールは、値段設定も適切だという自負があります。

 

そのため、なぜ自分たちが他社に比べて高い(低い)値段でサービスを提供できるのかを、きちんと説明することができます

 

反面、サービス内容にかかわらず値段を釣り上げているプログラミングスクールは、明確には説明することができません。

 

価格帯の違うプログラミングスクールの利用を検討している場合は、なぜ他社と比較して値段が高い(低い)のか尋ねてみてもよいでしょう。

 

おすすめのプログラミングスクール3選

どこのプログラミングスクールも似たり寄ったりの特徴で、違いがわからないという人も少なくないかと思います。

 

もしプログラミングスクール選びで迷われているのであれば、この項目で紹介するサービスの利用も検討してみてください。

DMMWEBCAMP

DMMWEBCAMP

DMMWEBCAMPの基本情報

受講形態

オンライン/通学

※現在はオンラインのみ

受講料

短期集中講座:628,000円

専門技術講座:828,000円

受講期間

短期集中講座:3ヶ月

専門技術講座:4ヶ月

学べる言語

HTML/CSS/JS/jQuery/Ruby/Railsなど

スクール所在地

東京(渋谷/新宿)、大阪(難波)

※現在は利用不可

運営会社

株式会社インフラトップ

 

DMMWEBCAMPの特徴

  • 自身の勉強スタイルに合わせてコースを選べる
  • 利用者の転職成功率98%
  • 受講生の学習満足度90%以上
  • 最大56万円のキャシュバックあり

公式サイト:https://web-camp.io/

 

CodeCamp

CodeCampの基本情報

受講形態

オンライン/通学

※現在はオンラインのみ

受講料

・エンジニア転向コース

入会金:30,000円(税抜)

受講料:448,000円(税抜)

・その他学習コース

入会金:30,000円(税抜)

受講料:148,000~698,000円(税抜)

受講期間

エンジニア転向コース:4ヶ月

その他学習コース:4ヶ月

学べる言語

・エンジニア転向コース

HTML/CSS/JavaScript/MySQLなど

・その他学習コース

受講コースにより異なる

HTML5/CSS3/Bootstrap/Rubyなど

運営会社

コードキャンプ株式会社

 

CodeCampの特徴

  • 現役エンジニアによるマンツーマン指導
  • オンライン学習のため地方在住でも受講可
  • チーム演習により実践力が身につく

公式サイト:https://codecamp.jp/

 

GEEK JOB

GEEKJOBの基本情報

受講形態

オンライン/通学

※現在はオンラインのみ

受講料

・WEBアプリ学習コース

社会人:132,000円(税込)

大学生:66,000円(税込)

・転職/就職コース

無料

受講期間

WEBアプリ学習コース:3ヶ月

転職/就職コース:1~3ヶ月

学べる言語

JavaかPHPどちらか一方と合わせて

HTML/MySQL/NetBeans/GitHubなど

スクール所在地

東京(九段下/四ツ谷)、

※現在は利用不可

運営会社

グルーヴ・ギア株式会社

 

GEEKJOBの特徴

  • 転職/就職コース利用者は無料でプログラミング学習ができる
  • 利用者の転職成功率97.8%
  • 最短1ヶ月でWEBアプリが作れるようになる

公式サイト:https://camp.geekjob.jp/

 

スクール利用しないでプログラミングを勉強するには

プログラミングスクールの利用に不安を覚えた場合は、使わないのも選択肢の一つ。ただスクールを使わないとなると、どうやってプログラミングを学ぶのかが問題です。

 

プログラミングスクールを利用しない場合の主だった勉強方法は以下の通り。

 

  1. 書籍で勉強する
  2. progateやドットインストールを活用する
  3. 個人にメンターを依頼する
  4. 未経験でも採用している企業に入社する
  5. e-ラーニングを活用する

 

プログラミングを独学で学ぶ際の定番の方法といえば、書籍やprogate、ドットインストールを利用した勉強です。基礎を学ぶだけであれば、書籍やprogateを活用すれば十分だという人も少なくありません。

 

また、個人にメンターを依頼するのもよいでしょう。個人的に頼まれてメンターを引き受けている人を意外とSNSでは見かけます。

 

ダメ元で求人募集をかけている企業に応募してみるのも一つの手です。20代であれば未経験でも採用される可能性は十分にあります

 

最近だと、eラーニング教材がかなり充実しているのでおすすめです。動画で勉強できるため、スクールに近い形でプログラミングを学べるはずです。

 

udemyであれば、さまざまな言語のeラーニングが取り揃えられているので、気になる方は会員登録してみてください。

 

まとめ

プログラミングスクールは無駄だという意見も、あながち間違いではありませんが、本人次第である部分も大きいといえます。

 

プログラミングスクールで学べる多くは基礎的な知識であり、エンジニア転職が確約されるわけではありません。

 

独学でもなんとかなりそうであれば、わざわざ利用しなくてもよいでしょう。

 

ですが、独学は自信がないという人には、十分利用する価値があります。

 

ただし、現在はプログラミングスクールが乱立しており、サービスの質もピンキリ。また需要が多いために、以前と比べれば料金も値上がり傾向にあるといえます。

 

そのため、スクールを利用する際は、値段に見合うだけのサービスを提供しているところを選ばないと損をしてしまうでしょう。

 

質の悪いプログラミングスクールを見分けるポイントは以下の通り。

 

  • メンターが現役エンジニアであるか
  • カリキュラムや学べる言語が具体的に示されているか
  • 納得いく説明がしてもらえるか
  • 値段設定の理由がはっきりしているか

 

上記ポイントのうち、複数に該当する場合は避けたほうがよいでしょう。

 

もし自分の見分け方に自信が持てない場合は、以下の3社がサービスに定評があるのでおすすめです。

 

  1. DMMWEBCAMP
  2. CodeCamp
  3. GEEKJOB

 

エンジニア転職をするうえで、必ずしもプログラミングスクールの利用は必要ありません。

 

もしプログラミングスクール選びだけで何か月も掛けてしまいそうであれば、独学でプログラミング学習を進めたほうがよいでしょう。

 

エンジニア転職を成功させたいのであれば、何よりも行動することが大切です。

この記事の執筆者
キャリズム編集部

転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。

本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。

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