
「転職面接まではいったけど、毎回不採用になってしまう」とお悩みの人は多いのではないでしょうか。スキルや経験で選考を通過したはよいものの、そのあとの面接で緊張してしまい、自分を出し切れずに悔しい思いをした人もいるかと思います。
そこで今回は、転職面接で好印象を与えやすい自己紹介の方法をご紹介していきます。
面接官が自己紹介を聞く理由
早速ですが、面接官が採用候補者に、自己紹介をしてくださいと聞く理由を考えたことはありますか?おそらく、ほとんどの人が模擬面接にのみ注目してしまい、なぜ面接時に自己紹介をしなければいけないのかを考えたことがないと思います。
自己紹介はあなたという商品を企業側に売るための時間だと考えてください。いわば、あなた自身を宣伝するんです。
例えば、2つの商品が並んでいるとします。
1つ目の商品はたくさんセールスポイントが書いてあるので、どういった商品か一目で分かるようになっています。対して、2つ目の商品はセールスポイントが少ししか書いていないので、どんな商品かはよく見てみないと分かりません。
あなたならどちらの商品を買いますか?
おのずと答えは決まってくるのではないでしょうか。もし、セールスポイントがないと思っている人は、あなたの家族や知人に「自分にはどんな特徴がある?」と聞いてみてもよいかもしれませんね。
自己紹介を構成する5つの要素
自己紹介といっても、周りの人たちと同じように自己紹介をするだけでは、差別化はできません。実は、自己紹介をするときのポイントは5つあります。下記の5つのポイントを、1つのストーリーにして組み立てていけばよいのです。
- 挨拶
- 氏名・職務経歴の概要
- 自己PR
- 志望動機
- 結び
要素1:挨拶
挨拶をするときは、ほとんどの候補者が「失礼します!」とだけ言っていることにお気づきでしょうか?おそらく、模擬面接でも入室する場面で「失礼します!」と言って入るように指導されているのではないでしょうか。
しかし、それだけでは面接官に好印象を与えることはできません。なぜなら、他の転職候補生たちも同じことをしているからです。
そこで、氏名を言う前に、「初めまして!今回はこのような機会を設けていただきありがとうございます!」と言ってみてはいかがでしょうか。面接官に与える印象が変わるかもしれませんよ。
要素2:氏名・職務経歴書の概要
氏名と職務経歴は、履歴書と職務経歴書に必ず記載する必要があります。
転職面接では、現在までどんな仕事をしてきたのか、その仕事から何を学んで、なぜ弊社に転職しようと思ったのかなどを細かく聞かれるはずです。
できれば、なぜ転職を繰り返し、今の企業面接を受けるに至ったのかを、しっかりと面接官に伝えることができるようにしておきましょう。職務経歴書だけでも、面接官に熱意を伝えることは充分できますので、ただ書くだけではなく上記のように考えもまとめておくとよいでしょう。
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要素3:自己PR
自己PRは、あなた自身をアピールできる最大の見せ場です。自己PRが採用の可否に影響すると言っても過言ではありません。
それほど、自己PRは重要な自己紹介ポイントなのです。自己PRでは、ひとつのことを掘り下げてPRするよりも、複数のアピールポイントを絞り出して話したほうが有利だと考えられます。
自己PRを話すポイントとしては、自分がどんな人間なのか、企業に入って何ができるのか、将来的に何をしようとしているのかまで話せるとよいのではないでしょうか。
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要素4:志望動機
自己PRと志望動機は、基本的にセットで聞かれると予想しておいてよいでしょう。とくに、志望動機はどの企業の転職面接に行っても必ず聞かれる内容です。
新卒と転職時の面接では、少し答え方も変わってきます。例えば、新卒での面接であれば「昔からこの業種で働いてみたかった。」などの動機で充分だといえるでしょう。
しかし、転職時の面接では、答えられるようにしておくべき質問がいずれかに分かれます。
- 同業界の場合:なぜ前職ではなくこの会社でないといけないのか。
- 別業界の場合:なぜ違う業界からこの業界に入りたいと思ったのか。
この質問に答えられなければ、相手から「うちじゃなくてもよいのでは?」と不信感を持たれてしまい、好印象どころか悪印象を与えてしまうことになりかねません。
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志望動機で悩む人の心理
志望動機は、転職の際に悩む人が多いと言われています。おそらく、楽な面でしか企業を見ていないのではないでしょうか。ここで挙げる楽な面とは、給料が高い、自宅から近い、社員の待遇がよいなどです。
ただ、志望動機に、給料がよくて自宅から近いからとは書けませんよね。その企業へ転職したい気持ちが強ければ、志望動機で悩むことはないはずです。
転職したい理由があるなら、それが志望動機なわけですし、転職面接で伝えればよいのですから。あなたが、志望動機を素直に書けて話せる企業へ転職したほうが、転職してよかったと感じるようになるかもしれません。
要素5:結び
最後の締めですね。「今回はありがとうございました。」「失礼いたします。」などが、一般的な締め言葉です。締め言葉で注意すべき点は、面接官から「ご退出ください。」とは言われない点です。
もし言われるとすれば、「今回の面接はこれで終了です。」くらいでしょうか。結びのポイントとしては、とにかく丁寧にハッキリとした口調で「今回は面接していただきありがとうございました! 失礼します。」と、笑顔で伝えることでしょう。
自己紹介をする際に気をつける4つのポイント

自己紹介をするときに気をつけるポイントとしては、早口になりすぎないことです。せっかく、練習でスムーズに話すことができても、本番で話せなくては後悔してしまいますからね。
むしろ、遅くしゃべりすぎて変に聞こえても大丈夫、と自分の中で語りかけてみてもよいでしょう。
ポイント1:自分の短所を話してから長所を話してみる
面接では、自己紹介のときに長所だけを話す人が多いですよね。そこで、あえて短所を話してから、長所を話すようにしてみてはいかがでしょうか。
例えば、「私の短所は〇〇です。しかし、〇〇がきっかけで御社の存在を知り、自分の強みにできるのでは?と考えて、御社で働いてみたくなりました。」といった感じです。
心理学を応用した話し方なのですが、相手に最初にマイナスイメージを与えておいたほうが、次にプラスイメージを与えたときに相乗効果が期待できるといったものです。
ぜひ、参考にしてみてください。
ポイント2:長期間勤務することをアピールする
長期間勤務することをアピールするためには、どうすればよいのでしょうか。実は非常に簡単なことで、将来性をアピールすればよいのです。
「将来的に、この企業でこんな仕事をしてみたい。そのために、現在こういった資格を勉強中です。」といった感じですね。
これだけで、面接官に将来性を感じさせることができます。
さらに余裕があれば、笑顔でハキハキと喋ることができるように心がけてみてはいかがでしょうか。
ポイント3:マニュアル通りに話さなくてもよい
面接官は、マニュアル通りに話す候補生をたくさん見てきています。つまり、マニュアル通りに話しても好印象を与えることは難しいと考えてください。マニュアル通りに自己紹介をして好印象を与えることができるのは、よほど経歴がよい人材だと考えておくべきでしょう。
それよりも、自己紹介で自分自身の個性を出していったほうがよほどよいのです。個性のある人ほど、面接官に好印象を与えやすくなります。企業にマッチしている個性であればあるほど、面接官に好印象を与えることができるでしょう。
ポイント4:自分が面接官だったらどんな人材を採用するか想像してみる
あなたが面接官だったら、どんな人材を採用したいですか?面接官は、候補生のスキルや性格を、わずかな面接の間で判断しなければいけません。そこで、採用する人材の優先順位をつけるのです。
会社独自の優先基準があり、その順位が高い人から順に採用されていきます。つまり、自己紹介をするときに、自分は相手企業が求めている人材だとアピールをしてください。根拠も示した方がよいでしょう。
現在までに、あなたが作ってきたものを見せて、私はこういったことができますと視覚的にアピールするとよいかもしれませんね。
まとめ
今回は、転職面接で好印象を与えやすい自己紹介の方法をご紹介してきました。
自己紹介の方法はさまざまですが、マニュアル通りではなく、ぜひこの記事を通して自己流の自己紹介を試してみてはいかがでしょうか。
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