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転職は面接準備が大事!準備不足を避けるために気を付けるポイント

転職活動の流れ
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初めての転職での面接で、「どのような質問をされるのだろう」「どういった受け答えが好印象を与えるのだろう」などの疑問を抱かれる方も多いのではないでしょうか。

 

「転職面接において、面接官に重要視される点は何か」をふまえながら、初めての転職面接を失敗しないための対策とコツをご紹介します。

 

面接官に好印象を与える質疑応答ができるよう、事前に質問内容やポイントを把握しておき、しっかりと準備をしておきましょう。

 

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この記事に記載の情報は2021年04月26日時点のものです

転職の面接準備1:事前に用意しておく持ち物と下調べ

面接本番前に、最低限用意しておく持ち物などを把握してきましょう。

 

持ち物

履歴書・職務経歴書

当たり前かもしれませんが、意外と忘れやすいのが書類です。

 

事前に送付している場合は必要ありませんが、履歴書や職務経歴書には質問が来ることが多いので、何を書いていたか忘れないためにも、提出書類は念のためコピーを取っておき、面接前に読み返しておきましょう。また、求人情報や募集要項のコピーといったものも持って行くと安心です。

 

筆記用具とメモ

企業によっては適性テストや筆記試験、アンケートがある場合もありますので、ボールペンやメモを持参するのが無難です。

 

念のため、鉛筆や消しゴムも持ち歩くようにしておけば、何かあった場合でも安心です。当日にスケジュールを確認するタイミングも多くありますので、ノートや手帳など、メモが取れるものもあるとなお良いでしょう。

 

腕時計やスーツ

社会人としては常識ですが、腕時計をつけていくのも忘れずに。時間を確認するのはスマホでも事足りますが、面接中にスマホを取り出すのは避けましょう。「マナー違反」だと考える面接官も少なくありません。

 

また、「スーツ着用」を義務付ける企業はそうありませんが、服装に関して何も指定がない場合は、スーツで臨むことをおすすめします。

 

A4のクリアファイル

必ずしも必須ということではありませんが、企業から会社パンフレットや選考書類を受け取ることもありますので、折り曲げずに保管できるものに入れておいた方がマイナスはないので、持っておくと良いです。

 

面接先企業のニュースをチェック

面接先の会社情報のチェックだけではなく、面接先企業が属する業種に関わる時事ニュースなどもチェックしておくと、面接での対応の幅が広がります。

 

例えば、「最近気になるニュースはありましたか」などの質問をされた場合にも、面接先企業と関連付けて答えることができ、「○○についてはこのように思います」のように、自身の考え方などをアピールすることにも繋がります。

 

筆記試験対策

SPIなどの筆記試験や、企業独自のテストを用意しているケースがありますので、一般常識や計算問題が行われても良いように、日頃からニュースに目を通すことはしておきたいところです。

 

また、必ずしも筆記で行われる試験ではなく、フェルミ推定などを用いた計算を求めるケースもありますので、『物事の考え方』を日頃から柔軟にしておくと、実際に転職先でも活かせるケースは増えてきますので、ぜひやっておくことをおすすめします。

 

問1:東京にコンビニはいくつあると思いますか?

回答:東京にコンビニは5,000店ほどあると考えられる。

 

前提:東京=東京都内全域を指すこととする。コンビニは駅の中にあるものも含める。

計算式:

(①単位面積あたりのコンビニの数)×(②東京全体の面積)

 

計算過程:

①まず、単位面積あたりのコンビニを(A)1つの駅の近くにあるコンビニの平均個数と(B)東京都内の駅同士の間隔の2つの情報から求める。

(A)1つの駅の近くにあるコンビニの平均個数

渋谷駅・新宿駅のようなターミナル駅の付近には駅の中も含め15〜20店ほどコンビニが存在すると考えられる。一方で都心から外れた駅では2〜5店ほどと考えられる。これらを分けて考えるのは難しいため、ここでは1つの駅につき駅の中も含め平均で10店舗コンビニがあるとする。

 

(B)東京都内の駅同士の間隔

東京都内の駅同士の間隔は、電車の移動速度と一駅を移動する際の時間から概算できる。電車の移動速度を40km/h、一駅を移動するのにかかる時間を3分とすると

40(km/h)×3/60(h)=2kmと計算できる。よって東京都内の駅同士の間隔は2kmとする。

 

(A)・(B)の情報から1つの駅を中心とする1辺2kmの正方形の中には平均で10店のコンビニがあると考えられる。従って、2(km)×2(km)=4平方キロメートルの中に10店舗あるため、①平方キロメートルあたりのコンビニの平均個数は2.5個と考えられる。

 

②東京都の面積は2000平方メートル強である。山地など一部コンビニが出店できていないエリアがあると考えられるため、ここで東京都の面積を2000平方キロメートルとして考える。

 

以上より、(①単位面積あたりのコンビニの平均個数)×(東京都の面積)

=2.5(個)×2000(平方キロメートル)=5000個 

したがって東京都内のコンビニの数は5000店ほどと考えられる。(回答は以上)

【引用:【徹底解説】 フェルミ推定の例題・回答例を紹介!

 

転職の面接準備2:面接官によく聞かれる質問の把握

初めて転職する際の面接では、新卒での就活面接とは違い、職務経歴など前職のことを問われる内容の質問を受けることが多いです。面接の当日に慌ててしまうことの無いように、転職の面接でよくされる質問にはどういったものがあるのか事前に把握しておくことが大切です。
 

よくある質問の種類と最低限押さえておきたい質問例

転職の面接でよく問われる質問は、自己紹介や自己PRなどの「あなた自身に関すること」と、前職での成果や業務内容などの「仕事に関すること」、面接する企業の商品やサービスなどについての「企業に対する認知度」の、大きく3つのパターンに分類されます。
 

  • 自己PRをしてください
  • 職務経歴を教えてください
  • 前職での成果と失敗を教えてください
  • 転職と退職理由を教えてください
  • 就業後はどのように働いていきたいですか

 
上記の5つの質問に関しては、最低限押さえておくとよいでしょう。

 

スキルや強みに対しては具体的な数値を用いて明確に伝える

転職の面接では、「あなた自身のスキルや専門知識」「これまでの実績・業績」を重要視しています。

 

「職務経歴について教えてください」や「前職での成果を教えてください」など、仕事に関する質問をされた場合には、「○○について頑張っていました」といった漠然とした伝え方をするのではなく、「○%の利率が出ました」や「月に○本の記事を執筆していました」など、数値に置き換えて具体的に相手に伝えられるような内容を準備しておきましょう。

 

そうすることで、どのように仕事に取り組んできたのか、どういったスキルを持っているのかなどが面接官に把握してもらいやすくなり、より明確に自分の経歴や能力をアピールすることができます。
 

退職理由と転職理由ではポジティブな印象を大切に

面接官が退職理由を聞く理由として、「すぐに仕事が嫌になって転職をするような人間ではないか」や、「不満ばかりで社風に悪影響を及ぼす人間ではないか」などの、あなた自身の人間性を見るという目的も含まれています。ですので、なるべくネガティブな印象を与えないような言い回しを心がけましょう。

 

例えば、「○○に不満を感じた」など、前職を悪く言うような言い回しは、「この人を採用してもすぐに不満を持ち、会社を辞めるかもしれない」というような印象を与えがちです。

 

なるべくポジティブな印象の言葉に置き換え、「もっと○○に関する能力を高めていきたいと思った」など、意欲的な姿勢を見せられる言葉を用意しておきましょう。

 

面接先企業のHPは最低限チェックする

面接では、「弊社の事業内容をご存知ですか」や「弊社のどういったところに魅力を感じましたか」などの質問をされるケースも少なくありません。もし面接までに時間があまりなかったとしても、面接を受ける企業のHPには目を通し、最低限、事業内容や企業理念などは事前に把握しておきましょう。

 

転職の面接準備3:面接の練習をしておく

質問項目の把握をしたら、自分がどう相手に伝えるか、練習しておくことも大事です。

 

転職先で自分は何をしていきたいのか

面接では、転職理由や自己PR、逆質問など、色々な質問形式がありますが、どの質問においても、「就業後はどのように業務に取り組んでいきたいのか」「自分のスキルをどのように活かし、どうしていきたいのか」などのビジョンを明確に相手に伝えることが重要です。

 

例えば、「キャリアアップしたいから」ではなく、「今までの営業経験を活かし、御社の○○の業務でさらに能力を身に着け、最終的には○パーセント以上の実績を出せるようになりたい」など、具体的な内容を添えて明確に答えられるようにしましょう。

 

面接官からは、あなた自身が働いているところを想像しやすく、印象アップにつながります。

 

10年後20年後のビジョンも明確に

転職となると、「前職同様、採用してもすぐに退職してしまう人柄ではないだろうか」という不安が面接官には少なからずあります。就業後のビジョンを伝える際には、10年後や20年後のことまで想定できるように、「○年後には」などの言葉を意識的に用いてみることもコツの一つです。

 

毎日1時間は練習しておくと良い

働きながら転職活動をしている方は、今の仕事も忙しいかと思いますが、企業研究や業界研究、受け答えの想定なども1~2時間程度の時間は取ってするべきでしょう。

 

中途採用の面接ですから、あらかじめ全ての内容を把握し、機械のように話す必要はありませんが(逆に不自然になるので)、聞かれるであろう質問にどう答えるのか、シミュレーションしておくのが望ましいと言えます。

 

転職の面接準備4:面接時のマナーを押さえておく

 

到着時間は5分~10分前がベスト

携帯をマナーモードに設定したことを確認した上で、面接会場へ向かいます。当日は余裕を持った行動が大切ですが、受付には5分前~10分前の到着が好ましいと言われています。早く到着した場合は、喫茶店かどこかで、服装の乱れがないか再度確認しながら、時間を潰してください。

 

入室から着席まで

面接室に入る際は、ドアを2回叩き、面接官から返答があったら、「失礼いたします」と入室します。ドアを閉める際には、面接官にお尻を向けないことと、音を立てないようにドアを閉めることに気を付けてください。また、後ろ手でドアを閉めるのはマナー違反です。

 

着席は「おかけください」と言われて、初めて着席をします。荷物は椅子の横に立てておきますが、コートは素早く畳んで荷物と一緒に立てかけましょう。

 

座っている際の姿勢は、椅子の奥から数えて拳一つ分の位置に着席するのが好ましく、背筋は伸ばしたまま、顎を引いた状態を保ちます。

 

退室時はお辞儀の角度に注意

面接終了の合図を出したら、「本日は、お忙しいところありがとうございました」と着席した状態でお辞儀をします。そして、席の左横に立ちながら「どうぞよろしくお願いいたします」と45度の角度でお辞儀をしましょう。

 

退出時、ドアを開く際は後ろ手にならないことと、面接官にお尻を向けないように注意してください。

 

転職の面接準備5:面接官に好印象を与える逆質問の準備

 

意欲を伝えて印象をよくする逆質問

面接の最後には、「何か質問はありますか」と、面接官の方から問われることがよくあります。

 

この時に「ありません」と返答するのではなく、しっかりと質問をすることによって、面接先企業に対する意欲を伝えることができます。また、採用条件などの再確認などもできるので、有用な逆質問ができるようにシミュレーションを重ねておくことがおすすめです。企業のHPなどをチェックして、事前に5つくらい質問を用意しておくといいでしょう。
 

逆質問をする際の注意点

意欲を伝え、採用における条件の確認などもできる逆質問ですが、いくつか注意しておきたい点があります。

 

例えば、企業HPで確認できる内容の質問や、待遇面の質問ばかりではマイナスのイメージを与えてしまうことになりかねません

 

また、残業や休日出勤などの待遇に関する質問を取り入れる場合には、言葉選びが特に重要です。相手に「権利意識や自己主張が強すぎる」と思われないように、気を付けて質問を準備するようにしましょう。

 

面接官に印象に残る逆質問の例

具体的に、面接官の印象に残る逆質問にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

  • 御社の経営理念に大変共感しておりますが、実際にその理念を達成するためにどういった取り組みをされているのですか
  • 失礼かとは思いますが、○○様が実際に仕事に取り組まれている中で、どういったことを意識して仕事をしていらっしゃいますか
  • もし内定をいただけた場合には、入社までにさらに勉強をしておきたいのですが、どういったことを勉強しておくとよろしいでしょうか

 

など、実際の業務内容に社風に関わることや、この先に仕事に対する意欲が見て取れるものがおすすめです。

 

質問内容は面接官の役職に応じて柔軟に

逆質問の内容は、質問する面接官の役職に応じて柔軟に変化させることができるようにしっかりと練習しておくとさらにいいでしょう。

 

例えば、上記にある「企業理念に対する実際の取り組み」に関する質問の場合、もし面接官が社長や役員などの立場の方であれば、「実際の取り組み」ではなく「なぜその理念を掲げるに至ったのか」という会社の設立そのものに関わる内容などに変更することも可能です。

 

まとめ

新卒での採用面接よりも、より具体的な経歴や現在のスキルを重要視される転職の面接。事前に何度も面接をシミュレーションしておくことが大切です。

 

もし想定外のことがあったとしても、面接はあくまでも企業と自分の間で行われる最初のコミュニケーションの場なのですから、焦らずに自分の言葉で会話をするように心がけましょう。本記事が、転職の面接で悩んでいる方の、お役に立てれば幸いです。

この記事の執筆者
キャリズム編集部

転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。

本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。

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