
休職期間を経て復職したものの、やっぱり今の職場で働き続けるのは難しく、辞めたいなと感じている方もいるかと思います。
しかし、休職させてもらったにも関わらず、すぐに辞めるのは申し訳ないですよね。
かといって、このまま働き続けたところで、周りに迷惑がかかるかもしれないと考えると、何が正しいのかわからなくなるのも当然のことです。
結論を言うと、復職後に辞めることに問題はありません。周囲に対する配慮も大切ですが、自分のことを最優先にすべきです。
ただし、現在の職場を辞めるのが正しい選択なのか、よくよく考える必要はあるでしょう。
この記事の前半では、復職後に辞めたいと感じる理由や辞めたくなった際に取れる選択肢について説明します。
後半では、復職が上手くいかなかった場合の転職方法、円満退職のやり方、転職先で長く働くためのポイントについて解説します。
なかなか上手くいかない状況で不安も多いかと思いますが、一つひとつ問題を解決していきましょう。
復職後に辞めたいと感じる理由
まずは、自分がなぜ辞めたいと感じるのか、その理由をさまざまな人の意見を参考に整理していきましょう。
復職後に異動することになったから
復職後の異動を理由に辞めたいと思うようになった方は少なくないようです。
同じ会社とはいえ、部署が違えば行う業務や関わる人間も変わります。
周りの人と関係構築ができでいない中、新しい仕事に取り組まないといけない状況をつらいと感じるのは当然のこと。
会社からすれば休職者に配慮した結果なのかもしれませんが、復職直後から以前のような働き方を求められても困りますよね。
休職して気持ちが落ち着いたから
休職中に気持ちの整理がついたことで、復職以外の選択肢が考えられるようになる場合もあるでしょう。
仕事で追い込まれてしまっている人ほど、周囲を見渡す余裕がないものです。職場が原因で休職することになったにも関わらず、休んでいることを申し訳ないと感じる人も…。
休職期間中に落ち着いて考えた結果、辞める選択が取れるようになったのは、むしろ良いことだといえるでしょう。
うつ病で休職した社員の4割が、休職中や復職後に退職しているそうです。
— ゲッティ. (@gettyblogg) January 22, 2020
そりゃそうですよね。
日本だけで380万社も会社があるのに、嫌な思い出が詰まった1つの会社にこだわるなんて、洗脳されてるとしか言いようがありません。
怖いですね。
私は洗脳から解放されたので、会社を退職しました。
根本的な原因が解決していない
休職の原因となった問題が改善していなければ、復職後に辞めたいと感じるのも当然のことです。
職場環境の改善を行うと口では言っても、何の対策もしない会社は少なくありません。
何の対策も行わない会社に残って改善されることを期待するよりも、自身の力で働きやすい環境が整った職場を探したほうがよいでしょう。
今日会社の同僚から聞いたのだが、また心の病で休職していた職場の人間が辞めたらしい、もう既に何人もが心の病で辞めている、少しは改善しようという姿勢や試みは会社にはないのだろうか?会社の傲慢さを感じずにはいられない、今、怒りの感情が湧き出てしかたがない…
— くにりん (@kunikunikunirin) October 24, 2019
自分の居場所がなかったから
ある程度長期の休職期間を経て復職した際には、代わりの人員が配置されていたり、自分の立ち位置が変わったりで、居場所がないなと感じることも…。
周囲の配慮が逆につらく、自分はここにいるだけで周りに迷惑をかけているのではないかと、気が気ではありませんよね。
休職前のように働けないのであれば、辞めたいと思うのも不思議ではないでしょう。
今の会社に入社した直後の新人教育の時に死ぬ程お世話になった2個上の先輩が、精神的に病んで5月から復帰未定の休職になるっていう話を二次会で言われた
— おうりょう(進化する体重) (@ouryou8) March 27, 2015
休職明けて居場所無かったらそのまま会社辞めるかもしれないと言われた
今年で1番ショックな話だった
飲みの席で思わず泣いてしまった
復職後に辞めたくなった場合に取れる選択肢
復職後に辞めたいと思った場合に、とれる選択肢は大きく分けて3つ。
- 再度休職する。
- 転職する
- 業務量を調整してもらう
それぞれどのようなメリットがあるのか確認しておきましょう。
再度休職する
体調面に不安がある場合、いきなり会社を辞めて転職するのもリスクがあって、決心しづらいですよね。
であれば、会社に再度休職させてもらえないか、相談してみるとよいでしょう。
結局のところ、自身の状況が働けるほどの余裕が整っていなければ、職場を変えたところで、物事が上手くいく可能性は低いといえます。
焦っても状況は良くならないので、まずは体調の回復を最優先に考えましょう。
転職する
自身の辞めたいと思う気持ちに従って、転職するのも選択肢の一つ。
日本には大小合わせて、300万社以上もの企業があります。
それだけの数があれば、現在の職場よりも働きやすい企業が、きっと見つかるはずです。
【外部サイト】
20代向け転職サイト・エージェントおすすめ29社を徹底比較|選び方と転職成功のコツ
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業務量を調整してもらう
会社に復帰したものの思うように仕事が進まず、正直キャパオーバーという場合は、業務量を調整できないか上司に相談してみましょう。
復職直後はまだまだ本調子とはいえず、周りと同じようにフルタイムで働くのは、結構しんどいはずです。
周りの人もどれくらい仕事を任せて良いのか判断がついていない場合も少なくないので、あなたから業務量を調整してほしいと申し出ましょう。
復職が上手くいかなかった方におすすめの転職方法
復職した会社を辞める場合にネックとなるのは、よい転職先が見つかるかどうかですよね。
転職活動を成功させる上で大事なのは、しっかりと準備をすることです。
良い転職先を見つけるためのポイントを確認しておきましょう。
情報収集をしっかりと行う
まずは、しっかりと情報収集に励みましょう。
転職を考えている企業や業界について、事前の下調べをおろそかにすると、入社後のミスマッチにつながります。
どういったサービスを提供している会社なのか、どのような人材を求めているのか、業界としては発展しているかどうかなど。
企業HPや転職・口コミサイト、知人に話を聞くなど、あらゆる方法で情報を集めましょう。
自己分析をする
自己分析も転職活動を行う上では大事です。といっても、難しいことをする必要はありません。
自分ができる・やりたい業務、会社に求めるもの・当てはまったら入社しないものを書き出してみましょう。
書き出した内容を元に応募する企業を絞っていきましょう。
転職エージェントやコーチングサービスなどを利用する
自分一人で情報収集や自己分析をやってみたけど、本当に間違っていないか不安という方は、プロの力を借りてみるのが良いかもしれません。
プロとは転職エージェントやコーチングを行っている方のこと。
キャリアに関する相談を多数受けてきているため、的確なアドバイスが得られやすいです。
また、ハローワークでもキャリアコンサルタントによる転職相談を行っているので、有効活用するとよいでしょう。
【外部サイト】IT/WEBエンジニアが選ぶ人気の転職サイト・エージェントおすすめ10選【徹底比較】
友人・知人に会社を紹介してもらう
最近では、リファラル採用に力を入れている会社も増えているため、友人や知人に求人募集していないか確認するのもありです。
というのも、直接会社に質問しづらい待遇や残業時間など事前に確認しておきたいことも、友人や知人からなら聞きやすいですよね。
また、会社としても社員からの紹介であれば採用しやすい側面があります。
久しぶりに色々話したいなという知り合いがいたら、近況報告がてらコンタクトを取ってみるとよいでしょう。
復職後でも会社と揉めずに円満退職するには
せっかく復職させてもらったのに辞めるなんて、会社に申し訳が立たないと思うかもしれません。
ですが、退職を考えているなら、早い段階で辞める意思を伝えましょう。
時間が経つほど伝えづらくなりますし、会社の戦力として数えられてしまうと、より辞めるのが難しくなります。
会社の都合も考え、3か月ほど先を退職日に設定しておくと円満に辞めやすいです。もちろん、人数的に余裕・引継ぎが不要であれば、1か月で十分です。
また本音はどうあれ、求職させてもらってことへの感謝も伝えましょう。
円満に辞めたいけれども、会社が退職を認めない場合は、こちらも強硬手段をとらざるを得ません。
労働基準監督署や労働組合に相談する、もしくは、流行りの退職代行などを活用するとよいでしょう。
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復職後・転職後に長く働き続けるために大事なポイント
復職した会社を続ける、他の会社に転職するどちらを選ぶにせよ、不安を抱えたまま働くのは嫌ですよね。
この項目では復職後・転職後に長く働き続けるために大事なポイントを紹介します。
仕事はいつでも辞められる
仕事はいつでもやめられるという意識で働くだけでも、自分にかかる負担はかなり少なくなります。
「私が抜けたら会社が困る」
「自分のようなスキル・経験がない人間を雇う会社はない」
なんて、考えを持ちながら、働いていると視野が狭まってしまうもの。
辞められないと思っていれば、つらいことや理不尽なことを我慢しなければなりません。
ですが、いつでも辞められるなら、無理に我慢せず反論したり、拒否したり、最悪逃げることも可能なわけです。
実際、辞めても頑張りしだいで何とでもなりますので、自分の選択肢を狭めないようにしましょう。
周りを味方につける
いざという時のために、周りの力を借りやすくしておくことも大切です。
自分に割り振られた仕事は自分でこなせるに越したことはないですが、体調不良や子供の看病など、予定外のことは誰にでも起こります。
周りに迷惑をかけるのは確かに気が引けます。
ですが、与えられた業務がこなせるのであれば、1人でやったかどうかは、それほど大事ではありません
むしろ、上手く周りの人を巻き込むことができるのも、立派なビジネススキルです。
日頃から周りの人と積極的にコミュニケーションを取り、良好な人間関係を築いておきましょう。
適度に手を抜く
理想は常に100%の力で仕事をこなすことですが、日によっては気分が乗らないこともあります。
今日はダメだなというときは無理して頑張らず、適度に手を抜きましょう。
ただ、露骨に手を抜きすぎると、自身の評価が下がる危険があるため、最低限ここまでは仕事を終わらせると最初に決めておくことをおすすめします。
規則正しい生活をする
仕事のストレスに負けないためには、規則正しい生活を送り、健康なカラダをキープしましょう。
不規則な生活は、無気力や集中力・免疫力の低下など、心と身体の両方に悪影響を及ぼします。
仕事が原因で不規則な生活になってしまった方も多いと思いますが、まずは優先的に生活リズムを改善することから始めたほうがよいかもしれません。
自分なりのストレスを発散する方法を考える
仕事によってストレスが溜まるのは、働く限り避けようがありません。
長く働き続けるためにはストレスを溜め込まないよう、自分なりの発散方法を見つけましょう。
休日は仕事のことを考えず、趣味に没頭するくらいにメリハリをつけたほうが、案外上手くいくものです。
むしろ、「休日は何もやる気が起きず寝て過ごす」「好きなことをしていても楽しくない」などの状況は要注意。
無理をせずに休みましょう。
まとめ
せっかく復職させてくれたのに、辞めたいなんて申し訳ないと感じる方は多いと思いますが、必要以上に会社のことを配慮する必要はありません。
理由はどうあれ、続けるのが難しいのであれば、早めに退職の意思を伝えたほうがお互いのためになるといえます。
しかし、転職するにしても、新しい職場が自分に合わなかったらと思うと不安ですよね。
転職活動を成功させたいのであれば、以下の4点は抑えておきましょう。
- 情報収集をしっかりと行う
- 自己分析をする
- 転職エージェントやコーチングサービスなどを利用する
- 友人・知人に会社を紹介してもらう
また、よい職場が見つかっても、自身の心の持ち様次第では、働くことがつらくなってしまいます。
長く働き続けるためには、以下のポイントを意識することが大切です。
- 仕事はいつでも辞められる
- 周りを味方につける
- 適度に手を抜く
- 規則正しい生活をする
- 自分なりのストレスを発散する方法を考える
復職とはいっても、休職前とまったく同じ状況ではありません。
最初は自身と周囲、両方の変化に戸惑いがあって当然なので、焦らず仕事を辞めるかどうか検討していきましょう。
転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。
本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。
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