
よくある転職理由のひとつに「職場の人間関係がうまくいかず、環境を変えるために転職したい」というものがあります。
この記事では、職場の人間関係が理由で転職したいと思ったとき、まず考えたほうがよいこと、転職するうえで注意すべきことをご紹介します。
転職を考える理由2位『職場の人間関係』
一般的に人々が転職を考える理由の第1位は「給料の低さ」、第2位は「職場の人間関係」、第3位は「仕事内容 」となっています。
多くの人が職場の人間関係に悩み、転職を考えていますが、そのような理由で転職してもよいのかと悩み、迷う人も多いかと思います。
次項では、職場の人間関係を理由に転職しようと思ったときに、まずすべきことをご紹介します。
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職場の人間関係を理由に転職したいときにすべきこと
自分自身の見方、考え方を見つめなおす
職場の人間関係に悩んだときはまず、冷静に自分を客観視してみましょう。
なぜ悩むのか、その自分の見方は正しい見方なのかをよく考えてください。
また自分自身の目線ではなく、職場の人の目線で考えてみることも大切です。
そうすることで、新たな気づきや、視点を変えて物事を見ることができるからです。
自分目線でなく他人目線で見たとき、自分の行動は正しいでしょうか? 改善するところはないでしょうか?
もしある場合は、環境を変えることよりまず、自分にできる改善を実行してみましょう。
そうしなければ、あなたの中の根本的な問題が解決されないまま、転職してもまた似たようなことで悩む可能性があるからです。
職場にはさまざまな考え方をもった人がいます。
自分の考えだけでなく、他の人の考えを理解し、協力して業務を遂行することはどこの会社でも同じです。
職場の人間関係に悩んだときは、まず自分自身の見方、考え方を見つめなおし、今後どうしたらよいか考えましょう。
信頼できる人に相談する
職場の人間関係に悩んだときに自分自身の考え方を見つめ直すことも大切ですが、職場の同僚や友人、家族など、信頼できる身近な人に相談することも大切です。
悩みを人に相談せず、自分で解決したいと思う人も多いかと思いますが、自分の考えを信頼できる人に口に出して言うと、自分自身の考えの整理にもなります。
また、相談された人からアドバイスをもらえたり、違う視点での考え方を教えてもらえたりするかもしれません。
ご飯を食べたり、飲んだりしながら溜まった愚痴を吐き出すことで、職場関係のストレスを発散することもできます。
悩みを相談するうちに、「私もそう思うことがあるよ」と共感してもらえるかもしれませんし、同じような境遇になったときに、自分以外の人はどうその問題に向き合い取り組むのか聞いたりするうちに、自分自身の問題の突破口が見つかるかもしれません。
自分一人で悩みを抱えず、信頼できる身近な人に相談する勇気をぜひ持ってください。
会社の人事に相談する
1人でよく考え、身近な信頼できる人に相談しても問題が解決しない場合は、会社の人事に相談するのもひとつの手段。
会社の人事は同じような個別の悩みを受け、相談やアドバイスを行なっているところも多いです。
組織がしっかりしている会社であれば、専用の窓口やメールでの受付をしている会社もあります。
個別に人事に相談したときは、相談したことや相談内容は内密にする体制も整っているはずです。
パワハラや上司が原因の場合は、他の部署に移動することを人事から提案されたり、内密に 問題がある上司に対して、注意をしてくれたりする場合もあります。
会社の人事に相談することに抵抗がある人もいるかもしれませんが、人事もその手のプロです。
勇気を持って相談してみてください。
転職をせず、現職の会社で頑張ろうと思った場合

1人で考えたり、信頼する人に相談したりして、もう少し現職の会社で頑張ろうと思った場合、これ以上状況を悪化させないように少し意識を変えていきましょう。
例えば、もう一度この会社でやりたい仕事を意識し、自分軸で仕事をしてみると、人間関係が気にならない位、またやりがいを感じられるかもしれません。
また、挨拶をいつもより大きな声で言ったり、仕事の失敗も真摯に受け止め謝罪したりするといった行動もとても大切なことです。
何気ない行動を前向きに変えると、自分の周りの反応も自然と変わることがあります。
周りの反応が変わり、自分に自信がつけば、また新たな道が開かれるでしょう。
人間関係に悩むときは、どうしても周りが気になったり、よく見えたりして、「なんで自分はこうなんだろう」と卑下しがちですが、そうならないよう意識していくことが大切です。
今の自分は何ができるのか、どうしたらチームに貢献できるのかなど、目線を変えて前向きな意識を心がけましょう。
転職を決意したときに注意すべきこと
職場の人間関係に悩み、自分自身でよく考えたり、信頼できる人に相談したりしても状況が変わらない場合は、転職するのもひとつの手段です。
人間関係のストレスで体調を崩しては元も子もないですし、長く勤めていく上で本当にこの環境でよいのか、冷静に考え転職を決断することも重要です。
では、転職を決意したときに注意すべきことは何でしょうか。
キャリアプランを考える
人間関係で悩んで転職を考えたとしても、転職はあなたにとって職場環境や業務内容が大きく変わることになります。
人間関係の悩みを解決したい一身で急いで転職先を見つけるのではなく、これを機に自分はどういう仕事がしたいのか、どういった会社で働きたいのか、まずは自分自身の棚卸しをしっかりしましょう。
また、どういった職場の人間関係で悩んでいるのかにもよりますが、次こそは人間関係に悩みたくないと思うのでれば、募集企業のHPや雰囲気、組織体制の情報を集め、よりよい体制が整っている会社を選ぶのもひとつの手段です。
会社の雰囲気や内部事情はなかなか外から知ることは難しいですが、転職エージェントを利用すると、選任のコンサルタントが会社の雰囲気や担当部署の人の情報を教えてくれることもあります。
そういった流れで情報収集ができると、入社する前から入社後のイメージを掴みやすく、入社後のギャップを防ぐこともできます。
ただ、1つ注意すべきことは、転職をしたら現職で抱える仕事の悩みが全て解決するということでは決してありません。
同じような人間関係で悩む可能性もあります。
そのときあなたのやる気を継続させるために、転職するまでにあなたの目標とするキャリアプランやビジョンを明確に持ちましょう。
強い目標やキャリアプランがあれば、「私は○○がしたいから」と思い、壁を乗り越えられるかもしれません。
職場の人間関係が原因で転職を考えたとしても、あなたのキャリアプランが前向きに進むような転職にすることがとても大切です。
面接時の転職理由を考える
面接時に転職理由を聞かれた際、「職場の人間関係に悩み転職を考えました」とストレートに伝えるのはNGです。
もし素直にそう伝えた場合、採用担当者は「人間関係に悩むのは本人に何か問題があるのか」「ストレスに弱いのか」「入社しても同じ理由で退職してしまうのではないか」と不安に思い、印象が悪くなるでしょう。
本当の理由は職場の人間関係の悩みだとしても、それは言わず前向きな退職理由を伝えるのが一番です。
職場の人間関係がきっかけの転職だとしても、この機会に環境を変えてキャリアアップを図りたい・給料をUPさせたいと前向きな理由も考えて転職活動を進めるのがおすすめです。
そうすると、自然と面接のアピールに繋がる退職理由が考えられると思います。
また、面接時に転職理由の質問だけでなく、「前の会社では人間関係は良好でしたか?」や「職場に苦手な人がいた場合、あなたはどうしますか?」などの質問も面接時にされる場合があります。
そのような質問があった場合も正直に本音を言ってはいけません。
転職を考える理由の第2位になるくらい人間関係が原因で転職を考える人がいます。
そのため採用側の面接官もそのことは重々承知しているのです。
面接では一般社会人としてのマナーが備わっているか、自分を前向きにアピールできるかを面接官は見ているのです。
どのような質問にも正直に答えるというより、自分のよさをいかにアピールできるかが重要となります。
「前の会社での人間関係は良好でしたか?」や「職場に苦手な人がいた場合、あなたはどうしますか?」などの質問には「良好です」「苦手な場合は、○○の対応を心がけます」など、苦手でも逃げずに真摯に対応する姿勢をアピールしなければなりません。
事前に面接対策をしっかり行ない、前向きなアピールができるよう練習しておきましょう。
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退職するときは円満に退職をしましょう
転職先が決まり、現職の会社に退職する旨を伝えてからは、必ず円満に退職するようにしましょう。
人間関係の恨みがあったとしても、引継ぎを次の後任者にしっかりと行なった上で退職するのは社会人としてとても重要なことです。
また、同じ職場の人とはもう二度と会わないし、会いたくないと思っていても、どこかでまた縁があって会うかもしれません。
あなた自身のためにも、最後まできちんと誠意をもって引き継ぎを行ない、退職するようにしましょう。
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まとめ
人間関係を理由に転職を考えたとき、まずは自分自身をよく見つめて、冷静に考えましょう。
その結果、転職するのもひとつの手段ですし、そのまま継続して会社に勤めていくのもひとつの手段です。
人間関係の悩みはつきものだとしても、自分がそれに対していかに逃げずに対応していくかが重要になってくると言えるでしょう。
あなたの社会人としての人生がよりよくなることを心より願っています。
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