
「未経験だけど、介護士に転職したい」そう考えている人は多いと思います。
介護はさらに需要が増えていく業界。転職を考える人が多いのも当然です。
しかし、異業種から介護士になることは可能なのでしょうか?
介護業界に触れたことのない人だと、そのイメージが掴みにくいですよね。
未経験で介護士へ転職する注意点、必要な資格などをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
介護業界の現状は?
介護士への転職を目指すなら、まず業界の現状を把握しておくことが大切です。
この項目では、介護士の求人倍率、給与水準、勤務実態について詳しく解説します。
他の業界に比べると求人倍率が高い
転職する上で気になるのは、やはり『採用されやすいかどうか』ということですよね。未経験からの転職となるとなおさらです。
厚生労働省の調査によると、平成30年度の介護職の有効求人倍率は、なんと約4倍。(他業種は、平均約1.45倍)
【引用:福祉・介護人材確保対策|厚生労働省】
つまり、介護業界は、他の業界に比べて採用されやすいと言えるでしょう。
介護士の給与水準は?
厚生労働省の調査によると、平成29年度の介護職員の平均月収は、293,450円。
年収で考えると、約350万円が平均値です。
国税庁の調査では、令和元年度の平均年収が約440万円となっています。なので、介護職は給料が上がっていると言っても、平均よりも給料が安い状態です。
1人あたりの平均年収
男女合計
男性
女性
436万円
540万円
296万円
介護士の勤務実態
介護士の勤務実態は、人手不足、また夜勤があることもあり、あまりよくないというのが実情です。
なかなか有給が取れなかったり、体力的にもきつかったりする仕事なので、長く続かない人もたくさんいます。
「本当に介護がやりたい」という方でないと、仕事が厳しいと感じてしまうこともあるはずです。
しかし、中にはシフトの融通がきいたり、希望休が取りやすかったりするなど、勤務条件が安定している職場もあります。
そのような職場なら、仕事とプライベートの両立も可能ですよ。
職場の内部事情を知るためにも、転職は1人で行なわず、転職エージェントを活用することをおすすめします。
介護士に向いている人の特徴
介護士に転職したいと言っても、やはり向き不向きはあります。
介護士に向いている人の特徴は、どういったものなのでしょうか?
人と接するのが好き
介護と言っても、実際は『接客業』に近い部分もあり、人と話すのが好き、会話の中で自然に笑顔が作れる人は、介護現場でも重宝されるはず。
比較的元気な人もいますが、中には体の不自由な人もいらっしゃいます。さまざまな人と接する以上、コミュニケーションをしっかり取れることが大切です。
そのため、人と話すのが苦手、一人でいるのが好きという人には、介護士として働いていくのは難しいかもしれません。
細かい変化によく気づく
『細かい変化に気づく』というのも、介護士には必要な資質です。
介護職は、相手が何を求めているかを先に考えなければいけない仕事。
「この人、トイレに行きたいのかな?」「今日は調子が悪いのかな?」など、常に要介護者の気持ちを察してあげなければなりません。
なので、注意深い観察力がある人は、介護士に向いていると言えます。
人のペースに合わせられる
要介護者の中には、なかなかこちらの要望通りに動いてくれない方もいます。
そういう時に、その人のペースに合わせて行動できる人は、仕事がストレスにならないでしょう。
逆に、せっかちで待てない性格の人は、自分の思い通りにならないことも多いので、あまり向いていないかもしれません。
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介護職が未経験でも転職しやすい理由と転職成功のポイント3つ
介護士に転職するのに必要な資格
介護施設の中には、無資格、未経験でも働ける場所もあります。
しかし、無資格の場合、従事できる業務に制限があるため、介護の世界で頑張っていくには、資格の取得が必要となります。
介護士への転職を考えるなら、『介護職員初任者研修』の資格を取っておくのがおすすめ。
この資格は、高齢者や障害者を介護するための基礎知識を学べるものです。
講義だけでなく、実演講習もあるので、実際の仕事に活かせる知識が学べます。
介護職員初任者研修の資格を取得するには、各団体が実施している講座を受講する必要があり、代表的なのは、ベネッセやニチイ、三幸福祉カレッジなどです。
費用は、5万円〜7万円くらいが相場となっています。
この他にも、『介護福祉士』や『ケアマネージャー』など、介護の現場で活かせる資格はたくさんあります。
しかし、まずは『介護職員初任者研修』を取得することから始めるとよいでしょう。
介護士へ転職するのにおすすめの転職エージェント
介護士に転職する際は、転職エージェントを利用するとよいでしょう。
というのも、転職エージェントを活用すれば、自分だけでは分からない情報も得られます。
介護士へ転職するのにおすすめの転職エージェントを見てみましょう。
メドフィット
『メドフィット』は医療・介護系の求人に特化した転職サイト。専任のキャリアエージェントが面接対策や条件面の交渉などのサポートをしてくれます。
また、円満に退職するためのアドバイスや、転職後のフォローも受けられます。
転職エージェントが実際に現場を見て回っているのも特徴的。自分では調べられない『現場の声』も知ることができますよ。
カイゴジョブ
介護士への転職なら『カイゴジョブ』もおすすめ。
老人ホーム、デイサービス、グループホームを始め、ケアマネージャーやヘルパーなど、豊富な求人数が魅力の転職エージェントです。
こちらも現場で働くスタッフの声や、職場の写真を紹介してもらうことが可能。
また、ネットでの求人検索が苦手な方のために、電話での相談も行なっています。
未経験から介護士に転職する際の注意点
最後に、未経験から介護士に転職する際の注意点についてまとめます。
介護職では研修がないこともある
普通、ほとんどの職場には研修があると思いますが、介護業界には研修のない職場も少なからずあります。
臨機応変な対応が求められる介護の現場では、マニュアルは、あってないようなものだからです。
なので、入職初日から利用者を介護しなければならない、なんていうこともザラにあります。
介護士になる前には、『仕事はやりながら覚えるもの』ということを意識しておきましょう。
自分から聞く姿勢が必須
介護士として働くためには『自分から聞く姿勢』が大切です。
先程も触れたように、介護職では研修がないことも多々あります。
そこで、教えてもらっていないからといって適当に仕事をこなすと、必ず痛い目に合います。
上司に注意されるくらいならいいですが、最悪の場合、職場に敵を作ってしまうことにもなりかねません。
『分からないことは必ず聞く』これは、介護士になる上で注意したい点です。
「なぜ介護職なのか?」を考えてみる
介護士になる前に、「なぜ介護職に就くのか?」ということを考え直してみましょう。
介護士は決して楽な仕事ではないため、続けていくには、介護職に対する熱意が必要です。
『求人倍率が高くて入りやすい』という理由だけでは、転職後すぐに退職ということになりかねません。
「自分は人と接することが好きか?」「要介護者たちのペースに合わせられるのか?」ということを考え、自分が介護士に向いているのかを客観的に見てみましょう。
『介護では辛いこともある』ということを理解した上で、それでも介護士になりたいのであれば、転職することをおすすめします。
まとめ
他業種から未経験で介護士に転職する注意点、必要な資格などをまとめました。
「人と接することが好き」「人の役に立ちたい」という方にとって、介護士はとてもやりがいのある仕事です。
介護には辛い場面もありますが、そういう方なら乗り越えられるでしょう。
また、介護士へ転職をする際には、転職エージェントを活用するのがおすすめ。
自分だけで職場を探すよりも効率が良く、また、転職エージェントから現場の声を聞けるので、自分に合った職場を探せますよ。
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