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残業代が出ない理由|正しい対処法と相談先を紹介

今の仕事への不満
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「残業代は出ない」と会社から言われたことはないでしょうか。

しっかりと働いているにもかかわらず、残業代が出ないのは納得できませんよね。

そこで、ここでは残業代が出ない時の正しい対処法について解説していきます。

さらに、仕事に関する困りごとや悩みを相談できるルートを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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この記事に記載の情報は2021年04月26日時点のものです

残業代が出ないありがちな理由

まず、なぜ企業が残業代を出さないことがあるのでしょうか。

ここでは、その主な理由についてお伝えします。

 

みなし労働時間制を導入しているから

まず、企業が『みなし労働時間制』を導入している場合は、残業代が出ないケースが多いです。

みなし労働時間制とは、外回り営業などの労働時間の算定が難しい職種に対して、一定の労働時間を勤務したと認める制度です。

ただ、みなし労働時間制であっても、残業代は別途支払われるべきで、残業代未払いの理由になることはありません。

 

フレックスタイム制を導入しているから

フレックスタイム制を理由に、残業代を払わない企業も多いです。

フレックスタイム制とは、定められた時間内であれば、労働者が出社・退社時間を決めることができる仕組みです。

しかし、法的にはフレックスタイムであっても残業代は支払われなければいけません。

 

裁量労働制を導入しているから

次に、裁量労働制を導入しているケースです。

実労働に関係なく、一定の時間の勤務を認める仕組みで、その規定時間内であれば残業代は発生しません。

しかし、規定時間を超えて勤務した分に関しては、当然ながら残業代が支払われるべきです。

 

完全歩合制であるから

また、完全歩合制を理由に残業代を出さない企業も多いです。

しかし、完全歩合制であっても、法定労働時間を超えれば残業代の支払いの対象になります。

 

年棒制であるから

年棒制を理由に残業代を出さないケースです。

年棒に含まれているからという説明をする企業が多いのですが、実際には法定労働時間を超えた稼働に対しては、残業代の支払いの義務は発生します。

 

管理職であるから

そして、管理職を理由に残業代が出ないケースも非常に多いです。

しかし、実は労働基準法において管理監督者には、残業代を払わなくてもよいことが定められており、違法ではないのです。

つまり、マネージャーや部長といった管理職に残業代が支給されないのは、法的に問題がないのです。

 

残業代が出ない時の正しい対処法

それでは、ここからは残業代が出ない時の正しい対処法についてお伝えします。

会社から残業代が支給されないことに疑問を感じているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。

 

人事部に確認する

まずは、人事部に確認することです。

残業代などの給料の支払いルールを定めている人事部に確認することが、最も適切な対応と言えるでしょう。

あなたが気づいていない残業代に関する会社のルールがあるかもしれません。

 

就業規則を確認する

次に就業規則を確認することです。

就業規則には、給料や残業代の支払いに関するルールが必ず記載されています。

残業代が出るケースや残業代の計算方法などは、しっかりと確認しておきましょう。

 

違法ではないかを確認する

労働に関する法律に対して素人である一般のサラリーマンが、会社の言い分を鵜呑みにするのはとても危険です。

そのため、残業代が出ないことが違法でないかを必ず確認しましょう。

 

専門家に相談してみる

そして、残業代が出ないことが違法かどうかを確認する方法は、専門家に相談するのが一番です。

労働に関する法律に精通した専門家に、残業代が出ないことの違法性を確認するのです。

法律の素人に判断できないことは、その道のプロフェッショナルにしっかりと確認するようにしましょう。

相談先については、次項で詳しく解説します。

 

残業代が出ない時の正しい相談先

ここでは、残業代が出ない時の正しい相談先を紹介していきます。

今の勤務先から残業代が支給されないことに疑問を感じているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。

 

相談先1:弁護士・社会保険労務士

相談先として最初に挙がるのが、弁護士・社会保険労務士です。

あなたの職場や住まいの近くにいる弁護士や社会保険労務士に相談してみるのです。

弁護士や社会保険労務士は、当然ながら法律のプロフェッショナルです。

一般のサラリーマンが見ても理解できない労働基準法を熟知した弁護士や社会保険労務士に相談することで、残業代未払いの違法性を確認しましょう。

 

相談先2:総合労働相談コーナー

残業代に関する悩みを相談できる機関として最後に紹介するのが、『総合労働相談コーナー」です。

厚生労働省が運営する相談窓口で、都道府県ごとに設置されています。

職場や仕事におけるさまざまな悩みや疑問を相談することができます。

事前に予約を取っておいたうえで、面談、もしくは電話によって総合労働相談コーナーの相談員に相談することが可能です。

残業代に関する疑問はもちろん、パワハラやセクハラ、不当な解雇というような、さまざまな職場の悩みを相談することができます。

厚生労働省の機関であり、安心して利用できる相談窓口です。

運営:厚生労働省

URL:http://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html 

 

まとめ

この記事では残業代が出ない時の正しい対処法について話をしてきました。

具体的な対策を説明してきたので、残業代について疑問を感じていた人にとっては、役に立ったのではないでしょうか。

さらに、残業代に関する悩みを相談できる相談先を紹介してきました。

上司や同僚に聞いても解決しないような悩みは、仕事に関する悩みの専門家に相談するようにしましょう。

ここで解説した内容があなたの悩みの解決に少しでも役立てば幸いです。

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