
女性の転職サイトは種類が多過ぎて、結局どれを使えばいいのか迷ってしまいますね。
結論から言うと、各サービスにはそれぞれ特徴がありますから、転職する目的やキャリアプランに合わせて選んでいくとよいでしょう。
この記事では、転職サイトと転職エージェントそれぞれの特徴に触れた上で、女性におすすめの転職サービスを目的別にご紹介します。
女性の転職サービスには転職サイトと転職エージェントの2種類がある
転職サイトと転職エージェントの違いがよく分からない人もいるでしょう。
ここでは両者の違いを簡単にまとめましたので、状況に応じて使い分ける際の参考にしてみてください。
転職サイト
自分で求人を探すタイプのサービスです。
求人を自由に閲覧できるため、自由に転職活動したい時に便利です。
スカウトメールを受け取ることもできて、あなたの能力を欲しがっている企業から声がかかることもあります。
幅広い求人へ応募できるので、企業に求める条件がはっきりしている方や、他者のサポートが不要な方に向いています。また、幅広い求人情報を収集したいのであれば、断然こちらが優れています。
転職エージェント
あなたの希望に合った求人を紹介してくれるサービスです。
書類・面接対策を受けられる他、転職エージェントは企業の求める人材と、求職者が求める企業をマッチングしていますので、働き出してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しにくくなります。
キャリアに関してプロに相談したい時、なかなか採用がもらえない時などに使うとよいでしょう。
例えば、結婚・出産を期に転職を考えている場合や、未経験業界に挑戦したい場合など、業界や職種の事情に関して情報がない時に便利です。
転職サイトや転職サイトについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
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転職エージェントを利用するメリットとデメリットの全知識
目的別|おすすめ転職サイト・エージェント
ここからは、女性が転職する際に便利な転職サイト・転職エージェントを目的別に紹介します。
全部読むのは大変でしょうから、上の目次から自分が興味を持った項目だけを読んでみてください。
正社員求人を探したい場合
マイナビエージェント
『マイナビエージェント』は、転職大手のマイナビグループが運営する転職エージェントです。
求人の約8割が非公開求人で、マイナビエージェントにしかないものもたくさんありますので、必ず登録しておくことをおすすめします。
女性の転職のほか、20代や第二新卒の実績も多くあり、手厚いサポートが受けられることで評判のエージェントです。
女の転職@type
正社員で成長したい女性のための転職サイトです。
ノウハウやコラム、求人が豊富なので、女性が転職活動に関する情報収集をするのにもってこいです。
やりたい仕事が分からない方には、志向に合う求人ランキングというサービスを利用してみましょう。
カーソルを合わせるだけでおすすめの求人が出てくるため、これから先のキャリアを考える上で参考にできます。
Woman Career
『Woman Career』は、日経グループの『日経HR』が運営する転職サイトです。
約3万件の求人があるので、希望に合った求人を探しやすいという特徴があります。
『doda』『パソナキャリア』『マイナビエージェント』といった人材紹介サービスと提携しており、その中から女性にぴったりの求人を厳選し、掲載しています。
提携している転職エージェントに登録すれば、サイトには載っていない非公開求人を紹介してくれるほか、面接・書類対策を受けられます。
面接に自信が持てない人や書類で落とされる人は、ぜひ登録してみてください。
年収アップを狙いたい場合
リブズキャリア
年収400万円以上の女性に特化した会員制の転職サイトです。
結婚や出産でこれまでのキャリアを諦めたくない人におすすめです。
女性ならではのライフプランを、女性の転職に詳しいプロのキャリアアドバイザーと一緒に考えていけます。
さらに登録すると、優秀な女性を欲しがる200社以上の企業からスカウトメールが届き、自分では思いつかなかった選択肢と出会える可能性もあります。
パソナキャリア
『パソナキャリア』は、パソナグループが運営している転職エージェントです。
『女性が自分らしくキャリアを築くこと』をモットーにしていて、女性の社会進出が進み、キャリア形成が多様化しているなかで、一人ひとりに寄り添ったキャリア支援を行なっています。
ハイキャリア、次世代リーダーなど、マネージャー・チームリーダーとしてキャリアを形成したい人向けに、専任のキャリアアドバイザーが対応しますので、キャリアアップを目指す人には最適なエージェントです。
また、第二新卒やリケジョ(理系女子)の支援にも注力しています。
未経験の職種や業界に挑戦したい場合
パソナキャリア
転職エージェント のなかでも手厚いサポートに特に定評があるため、未経験者にとっては企業目線の効果的なアピール方法がわかったり、面接・書類対策をしてもらったりできるので転職をする際には登録をしておきたいところです。
転職活動をするにあたって何から始めればいいんだろう、どんな仕事が自分に合っているんだろうか、などの不安がある方は、転職のプロに相談することも考えてみてください。
結婚・出産でキャリア形成に迷っている場合
はたらこねっと(ママ派遣)
『はたらこねっと』は、主婦向けの転職サイトです。
バリバリのキャリアウーマンを目指すのでなければ、派遣をしながら家事と育児をこなすのも現実的な選択肢の1つです。
はたらこねっとでは全国からあなたに合った求人を探せるほか、『働くママ歓迎』『ブランクOK』などこだわり条件で求人を選べます。
また、紹介予定派遣の求人も約2,000件以上ありますので、将来子育てが落ち着いたタイミングで正社員を目指したい人にもおすすめです。
事務職の求人を探したい場合
ウィメンズワーク
『エン・ジャパン』が運営する転職サイトです。
一般事務・営業事務・貿易事務などのほか、秘書・受付・人事・経理など、オフィスワークの求人が多数掲載されています。
紹介予定派遣という正社員雇用を前提とした求人が掲載されており、職種未経験からでも、スキルを身につけて正社員を目指せます。
女性に人気のオフィスワークが多いのも嬉しいポイントです。
『残業なし』『未経験歓迎』などこだわり条件で検索もできます。正社員を諦めきれない人にもおすすめと言えるでしょう。
アルバイト・パート・派遣の求人を探したい場合
とらばーゆ
『リクルートグループ』が運営するだけあり、求人数が多い転職サイトです。
豊富な求人から正社員・パート・アルバイトなどそれぞれの雇用形態を選べます。
検索により産休・育休がある会社や子育てママが在籍している会社が分かるので、働きやすい職場を見つけやすくなっています。
在宅で働きたい場合
Lancers
国内最大級の求人サイトです。専任スタッフのサポートがあるので、在宅ワークが初めての人も安心して働き始められます。
プロジェクト、コンペ、タスクの3つの方式があり、あなたに合った種類の仕事を選べます。求人の種類が多いので、自分にピッタリのお仕事が見つかるかもしれません。
SOHO
在宅でできる求人に特化した転職サイトです。
単価はピンキリで、慣れるまでは稼げない人もいますが、経験を積むことで単価を上げられる上に、時間や場所に縛られず仕事ができます。
職種は幅広く、ライティング、翻訳、WEB制作、データ入力などの求人が多くなっています。
転職サイト・転職エージェント利用時の注意点
ここまで読んでいただいた方の中には、女性向けの転職サービスが多過ぎて結局どうすればよいのか決められない人もいるかもしれません。
ここでは、転職サイト・転職エージェントを上手に使いこなす方法をご紹介しますので、よろしければ参考にしてみてください。
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複数のサイト・エージェントに登録する
転職サイトや転職エージェントの強みはそれぞれ。
あなたとの相性が良いかもしれないし、悪いかもしれません。どれを使えばよいのか分からないのは当然のことで、まずは気になったサービスから順番に使ってみることをおすすめします。
面倒くさいかもしれませんが、ここで一手間かけることで求人を見る目が養われ、その後の転職活動成功につながります。
相性の悪いキャリアアドバイザーは変更する
転職エージェントを利用した場合、キャリアアドバイザーがあなたの転職をサポートします。
キャリアアドバイザーが行なうサポート内容は以下の通りです。
- キャリアの棚卸し
- あなたの強みの発見
- 長期的なキャリアプランの作成
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接の練習
- 面接のフィードバック
- 入社条件の交渉
キャリアアドバイザーは技術職ですので、どれだけあなたをサポートできるかはキャリアアドバイザーの力量によるところが大きいと言えます。
もし、力量不足を感じたり、あなたとの相性が悪いと思ったりした場合には、積極的に変更するようにしてください。
情報を全て鵜呑みにしない
前述したキャリアアドバイザーがすすめてくる転職先や、転職サイトに記載されている求人は、企業の実態とかけ離れているケースもあります。
転職して実際に働き出してみたら、思っていたものと違ったというケースも少なくないのです。
口コミサイトなどを利用して、企業の実態がどういったものなのかについて事前に把握しておきましょう。
なお、おすすめの口コミサイトは、『OpenWork』です。実際に企業に勤める社員・元社員の生の声を確認できます。
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職歴などで嘘をつかない
できるだけよい転職先に就職できるように、職歴などで嘘をついてしまう人もいます。
面接などでは、あなたのこれまでの経歴について深く話をしなければなりません。嘘をついていた場合、簡単に面接官は見抜きます。
絶対に職歴等で虚偽の申告はしないようにしましょう。
同じ求人に重複してエントリーしない
同じ求人に重複してエントリーすることは、一般的によしとされていません。
二重で応募した場合には、『自己管理ができていない人材』と採用担当に認識され、それだけで採用されないケースも多々あるのです。
求人への応募は1サイトのみから行うようにしましょう。
女性がするべき面接での着こなし術
面接においては、身だしなみや着こなし術が非常に重要です。
人は、第一印象つまり見た目でその人がどんな人柄かを判断しています。
面接は30分~1時間程度で行なわれることが一般的ですが、その程度の時間で第一印象を覆すことはできません。
第一印象で得た情報は、約2週間程度その人がどのような人かを判断する際に影響を与えます。これを『初頭効果』と言います。
つまり、面接においては、服装や髪型が最も大事なポイントになるのです。
ここでは、面接で落とされないための女性の着こなし術を紹介します。
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転職時の面接で女性が気をつけるべき服装のマナーまとめ
リクルートスーツは避ける
転職では、リクルートスーツは避けた方がよいでしょう。
新卒の時と違い、転職ではあなたの能力をアピールする必要がありますので、普段の働いている様子がイメージしやすい服装を選ぶべきです。
リクルートスーツでは、新卒のイメージを与え、『しっかりしていなさそう』『頼りなさそう』という印象を持たれてしまいかねません。
なお、新しくスーツを買う場合には、グレー系やネイビー系などを選ぶようにしてください。
オーソドックスなものを選んでおけば、面接官にマイナスな印象を与える可能性は少ないと言えるでしょう。
『私服でお越しください』と言われた時には清潔感のある服装を
近年では、スーツではなく私服で来るように伝える企業も少なくありません。
このような場合に考えられる企業側の意図としては、以下の2種類が挙げられます。
➀スーツだと大変だから
②その人のセンスを見たいから
➀の場合には、普段から社員が私服で働いていて、『スーツだと大変だから、私服でも問題ありません』という、企業側から転職希望者への思いやりのケースです。
そのような場合には、『清潔感があること』『オフィスで違和感がないこと』を中心に選べばよいでしょう。
ただし、遊びに行く時のようなあまりにカジュアルな服装では、面接官にマイナスな印象を与えかねないので避けた方がベターです。
➁の場合は、アパレルやクリエイティブな職場で見られるケースです。
自社の社風や方向性などとあなたのセンスがマッチしているかどうかを確認したいという意図があります。
事前に企業のホームページなどで、実際に働いている人がどのような服を着ているか確認しておきましょう。
髪型やメイク、アクセサリーなどは派手にならないように
服装と同じくらい女性の転職で問題になるのは、髪型やメイク、アクセサリーではないでしょうか。
まず、髪型については、顔にかかっていた場合表情が見えづらく暗い印象を与えかねません。きちんとまとめて、目や眉にかからないようにしておきましょう。
メイクに関しては、ナチュラルなものがベター。健康的に見えるように心掛けましょう。
細く吊り上がった眉は不自然な印象を与えます。アーチ型に整えるようにしてください。なお、ブラウン系のアイブロウがおすすめです。
ファンデーションは素肌の色に近いものを選び、鼻や眉間は薄く塗るようにしてください。くすみなどが気になる場合は、コンシーラーでカバーするようにしましょう。
チークは、健康的に見えるピンク系やオレンジ系がおすすめ。リップはパープルや真っ赤なものやグロスは避け、落ち着いた色のものを選んでください。
また、アクセサリーに関しては、結婚指輪や時計、小さめのイヤリングにとどめ、あまりに目立つものは避けるようにしましょう。
まとめ
転職サービスは、目的や各自の状況によって使い分けるのが大切です。
いろんなサービスを利用して、あなたのキャリアプランに合った転職先を見つけてくださいね。
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