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スタディングの司法書士試験対策講座の特徴と評判|スマホで完結する真意と講座概要

資格講座
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スタディングとは、KIYOラーニング株式会社の代表、綾部講師が立ち上げた通信講座です。

 

通勤時間にも学習できるようなカリキュラムとなっており、スマホなどでも好きな時間に好きな場所で学習を進めることができます

 

その手軽さから累計受講者数は80,0000人を超えているそうです。

 

「スタディング」(https://studying.jp/)の有料受講者数累計は、2020年8月に8万人を超えました。(約1年で約1.67倍に増加)。キャリアアップや転職、副業など様々なニーズの方が、資格取得に向けて時間や場所を選ばずリーズナブルに学べることから、多くの方に受講いただいております。
引用元:中小企業診断士、税理士、司法書士、宅建士、社会保険労務士、公務員対策など全27講座

 

スタディングではさまざまな通信講座を提供していますが、司法書士試験の対策講座にはどのような特徴があるのでしょうか。

 

他の通信講座と比べたメリット・デメリットなどについても紹介します。

 

 

司法書士の仕事と試験概要

司法書士とは、登記又は供託に関する手続について代理をしたり、裁判所・検察庁・法務局・地方法務局に提出する書類を作成したりする仕事を主に行います。

 

具体的には、不動産を購入したときの登記や、法人を立ち上げた場合の登記、裁判所に提出する訴状や答弁書の作成などを行います。

 

また、今までは弁護士の仕事であった簡易裁判所における訴訟の代理など、業務範囲も拡大しているので、さらに活躍の場を広げることができるでしょう。

 

司法書士は、男女関係なく独立開業しやすい士業です。また、大都市から田舎まで全国各地でニーズがあるのもメリットといえるでしょう。

 

司法書士試験の合格率はわずか3%

司法書士試験は、学歴や職歴などの制限なく誰でも試験を受けることができます。ただし、合格率は毎年3%前後と非常に難しい資格といえるでしょう。

 

表:過去5年間の司法書士試験の結果

年度

申込者数

受験者数

合格者数

合格率

平成23年度

31,228

25,696

879

2.81%

平成24年度

29,379

24,048

838

2.85%

平成25年度

27,400

22,494

796

2.91%

平成26年度

24,538

20,130

759

3.09%

平成27年度

21,754

17,920

707

3.25%

平成28年度

20,360

16,725

660

3.24%

参考:法務省:司法書士試験

 

司法書士試験の内容

試験は筆記試験と口述試験の2段構成で、筆記試験が7月、口述試験が10月に行われます。

 

試験は11科目で、「民法」「不動産登記法」「商法・会社法」「商業登記法」「民事訴訟法」「民事執行法」「民事保全法」「司法書士法」「供託法」「刑法」「憲法」です。

 

主要4科目に該当する科目は、「民法」、「不動産登記法」、「商法(会社法含む)」、「商業登記法」で、全出題数(択一式70問)の内、実に82%(53問)を占めますので、この科目を重点的に学習する必要があるのです。

 

筆記試験は午前と午後に分かれている

  • 午前の択一式問題は憲法・民法・刑法・商法(会社法)から合計35問
  • 午後の択一式問題は民事訴訟法・民事執行法・民事保全法・司法書士法・供託法・不動産登記法・商業登記法から計35問
  • 午後の記述式問題は不動産登記法・商業登記法の2問

 

の構成です。

 

前・午後の試験共に択一式は満点105点の内毎年定められる70点前後の基準点、記述式は70点満点中30点~35点の基準点をクリアする必要があります。

 

筆記試験に合格すると口述試験を受験します。口述試験の科目は不動産登記法・商業登記法・司法書士法で、15分程度の内容です。最終合格者は官報にて掲載されます。

 

受験手数料は8,000円で収入印紙にて納付します。

参考:法務省

 

 

 

スタディングの司法書士試験対策講座の特徴

まず、スタディングの司法書士試験対策講座について紹介します。

 

初学者でも1年で司法書士試験合格を目指せる

スタディングの司法書士対策講座は択一式・記述式の両方の学習ができる「総合コース」がメインです。

 

スタディング

公式サイト:https://studying.jp/shoshi/

 

この講座を活用することで、初学者でも1年で司法書士試験合格を目指すことができます

 

基礎講座ではビデオ講義とテキストでインプットを行い、暗記ツール(要点暗記・記述式ひな形暗記)やスマート問題集・過去問講座を活用して知識を定着させていきます。

 

記述式対策は、ビデオ講座とテキストに加えて、添削指導

記述式では、1点の差が明暗を分ける可能性があるので、講師から丁寧な指導が受けられるのは嬉しいポイントです。

 

記述式

参考:https://studying.jp/shoshi/

 

具体的には、不動産登記法3問、商業登記法3問の計6問のオリジナル添削専用問題の指導を受けられますが、どのような点に注意すべきかなど採点者からのアドバイスを受けることもできます

 

提出もオンライン上でできるので、煩雑な手続きは一切ありません。

 

ビデオ講座は1.5倍速、2倍速版も用意

ビデオ講座は通常速版だけでなく1.5倍速、2倍速版があるので、ご自身のペースに合わせた速度で受講できます。

 

 

たとえば、学習1週目は通常速版で学習し、2週目以降は倍速で復習という使い方も効果的でしょう。

 

テキスト内容もモバイルかで学習可能

テキストは、短期学習で必要な情報を盛り込んだ内容となっており、PC、スマートフォン、タブレット端末でいつでも参照することができます

 

紙のテキストの場合、通勤時の学習が難しいですし、持ち運びも大変です。

 

その点、webテキストは利便性が高いといえるでしょう。もし、冊子のテキストが必要な場合はオプションで購入することも可能です。

 

司法試験合格に必要な情報を効率的に学習できるwebツール

要点暗記ツールは、覚えるべき単語などが赤く塗りつぶして見えなくなっており、クリックすると答えを見ることができます。

 

参考書で赤いシートを利用する学習法に近いですが、テキストの持ち運びが必要なく、スマホで学習が完結するので非常に便利です。

 

スマート問題集やセレクト過去問集もゲームのようにスマホで問題を解き進めることができます。

 

このようなスマホで利用する問題集については、オプション料金をとる通信講座もありますが、スタディングはwebに特化していることもあり、コンテンツが非常に充実しています

 

 

【関連記事】スタディングの評判ってどう?各講座の口コミや特徴を詳しく解説します

 

 

スタディングの司法書士試験対策講座の費用

スタディングの司法書士試験対策講座は、以下のコースが提供されています。

 

司法書士合格コース ¥74,000 (税抜)

基礎を学びたい人向けのコースです。このコースではビデオ講座、テキスト、スマート問題集、セレクト過去問集、記述式雛形暗記ツールが利用できます。記述式の対策はないので注意してください。

 

司法書士総合コース ¥92,000 (税抜)

上述の「合格コース」と記述式解法を学べる「記述式コース」で構成されています。記述式の対策もきちんと行いたい場合にはこちらがおすすめです。

 

司法書士記述式対策コース ¥46,000 (税抜)

記述式問題の解答力を養う講座で、ビデオ講座、問題/解答例・解説、添削指導サービスが利用できます。

 

冊子版オプション(基本講座テキスト)¥19,800 (税抜)

スタディングでは、Webテキストを活用するため、冊子はオプションで購入することになります

 

Webテキストは持ち運びなどに便利ですが、テキストにマーカーを引いたり、メモを書き込んだりしながら学習したい方はこちらのテキストを購入したほうが良いでしょう。

 

ほかの司法書士試験対策講座との比較

では、スタディングの司法書士試験対策講座は他の通信講座と比べると費用は安いのでしょうか?

 

クレアールの初学者が1年合格を目指す「合格ルート超短期コース」は、340,000円資格スクエアの「初学者向け合格フルパック」は201,700円なので、他の通信講座に比べてもかなり低コストということがわかります。

 

通信講座なので教室の維持費をカットしたり、大量の講師陣を確保したりする必要がないのでこのような価格を実現できているそうです。

 

また、総合コース・合格コースを受講して、司法書士試験に合格した場合は、お祝い金10,000円のプレゼントもあります。

 

公式サイト:https://studying.jp/shoshi/

 

 

 

スタディングの司法書士試験対策の勉強期間は?

司法書士試験に初学者が合格するためには2,000時間の勉強が必要という意見もあります。

 

 

そのため、1年で合格を目指すなら1日当たり5~6時間の学習時間が必要です。

 

スタディングはスキマ時間を有効活用して合格を目指す講座

スタディングのカリキュラムは効率的に学習できる設計がされており、通勤時間や昼休憩などにも学習できる環境が整っています

 

そのため、隙間時間を無駄なく活用することで司法書士のような難しくて学習時間が必要な試験でも、働きながら1年で合格を目指すことが可能なのです。

 

ビデオ講座を聞いただけで満足せず、問題集を解く時間も捻出することも大事

ただし、司法書士試験は記述式の問題もあるので、ただインプットするだけでは合格することができません。

 

情報を頭の中で整理して、回答に必要な情報を上手くアウトプットできる訓練もしていかなければいけません。

 

ビデオ講座など、聞いただけで満足せずに、きちんと問題集などを解く時間も捻出する必要があります。

 

 

 

スタディングの司法書士試験対策講座の講師

スタディングの司法書士試験対策講座は、山田 巨樹講師が主任講師として指導しています

 

1974年山口県生まれ。明治大学法学部法律学科卒業。司法書士試験合格後、1998年から大手資格学校にて司法書士試験の受験指導を行う。教材制作、講義、受講相談、質問回答など司法書士の受験指導に関わるあらゆる業務を担当。多くの合格者を輩出する。

引用元:スタディング

 

山田講師は、1998年から大手の資格学校の講師を務めるなどベテランのプロ講師です。

 

挫折する人を減らしたい」という思いで指導を続けており、スタディングでは1講義あたり30分程度のビデオ動画に収めることに成功しています。

 

一つの講義が長いと、まとまった時間を確保できなければ学習しにくくなりますが、30分であれば通勤時でも無理なく学習ができます

 

30分という短い時間に合格に必要な情報を分かりやすく説明してくれています。

 

また、山田講師は記憶を定着化するには「ビデオ講座→問題練習→過去問」が最適と考えており、スタディングのカリキュラムは、これらすべてがスマホで完結するように開発されているのです。

 

続けて学習できなければ司法試験に合格はできません。そんな考えから、受講生が学習を継続できるように講義は工夫されています。

 

 

 

スタディングの司法書士試験対策講座のメリット

スタディングの司法書士試験のメリットはどんなところでしょうか?

 

スマホ上で学習が完結

スタディングのカリキュラムはスマホで学習を完結させることができます

 

スタディングは通勤時間に資格の学習をすることを目標にしていますが、スマホで学習ができるのであれば満員電車の中であっても学習ができるのです。

 

従来であれば、机に座らなければ勉強できなかったものが、スマホで学習できるのは実に画期的といえるでしょう。

 

合格者の声に以下のような意見もありました。

 

私のように働きながら司法書士試験の勉強をしている方に共通の悩みは、勉強時間の確保だと思います。この点、スタディングの講座は、インプットの講義、アウトプットの問題集と過去問演習のすべてが、ちょっとしたスキマ時間で行うことが可能です。

アウトプットの択一の演習については、仕事で疲れた日など、横になってスマートフォンで演習することがかなり多かったです。おかげで、まったく勉強できなかったという日を作らず、自然と勉強の習慣が身に付きました(合格した現在でもその習慣は継続しており、スムーズに来年の認定考査の対策に移行できています。)。

引用:スタディング|スタディング 司法書士講座 合格者の声

 

このようにスマホで学習できれば、疲れたときに横になっての学習も可能です。働きながら学習をする場合、会社で疲れた後にも無理なく学習できるのも嬉しいポイントです。

 

自分で好きな時間に学習できる

また、通学式の予備校であれば、通学する時間を捻出する必要がありますが、自分で好きな時間に学習できるので、「残業で通えなくなった」「予定ができてしまった」という心配もありません。

 

勉強できない日があれば、週末に勉強時間を確保するなどフレキシブルな利用も可能です。

 

さらに、アプリの利用も可能なので、Wi-fi環境のある場所で講義をダウンロードしておけば、ギガの心配をする必要がありませんし、インターネット環境がなくても学習を継続することができます。

 

教材のクオリティが高い

スタディングは教材のクオリティが高いのもメリットです。

 

Web学習に特化していることもあり、スタディングレベルのwebテキストの使いやすさは他にはないといえるのではないでしょうか。

 

webテキスト上の重要な情報をマイノートに残すこともできますし、ビデオ講義で使われたテキストをマイノートに転記してポイントをまとめることもできます。

 

単元ごとに管理しておけば後から復習で見直すときにもどこにどの情報があるか一目瞭然です。紙のノートのようにどこに何が書いてあるかを探す必要もなくなります。

 

マイノート機能が有料受講期間終了後も利用できる

マイノート機能が有料受講期間終了後も無料で利用できるのもスタディングのメリットです。

 

引用元:マイノート機能とは

 

たとえば、1年目で落ちてしまった場合にもマイノートや冊子テキストを活用しながら再受験を独学で目指すという方法もできます。

 

 

 

スタディングの司法書士試験対策講座のデメリットは?

では、スタディングの司法書士試験対策講座のデメリットはあるのでしょうか。

 

質問ができない

スタディングの司法書士試験対策講座は総合コースや記述式コースを利用すれば添削はしてもらえますが、講師に質問することはできません。

 

他の通信講座の場合は、無制限で講師に質問できるものもあるので、受講生のフォローがいまいちと考える方もいるでしょう。

 

ただし、Q&Aチケット(1,100円)を購入すると講師に質問ができるようになり、過去に他の受講生が質問した内容や講師の回答も閲覧することが可能です。

 

スタディングは他の予備校や通信講座と比べてもかなり費用が低く設定されているので、「必要な分だけサービスを利用すればよい」と考えてはいかがでしょうか。

 

合格祝金が少ない

スタディングでは、総合コース・合格コースを受講した人が司法書士試験に合格すると10,000円記述式対策コースを受講した人が合格すると5,000円の合格祝金を贈呈されます。

 

しかし、この合格祝金が他の予備校や通信講座に比べると少ないのは事実です。

 

講座名

合格祝金

スタディング

総合コース・合格コース合格:10,000円
記述式対策コース合格:5,000円

アガルート

合格お祝い金:30,000円

資格スクエア

司法書士講座に対しての祝金は確認出来ず

クレアール

祝金ではないが、ヤル気コメントでコース受講料10,000円OFF

 

冊子テキストが必須の人には不便

スタディングでは、webテキストの完成度が高く人気ですが、冊子テキストはオプション購入となります。

 

そのため、冊子テキストに書き込んだり、マーカーを引いたりしながら学習したい方にとっては不便に感じる可能性があります。

 

冊子はオプションで購入が可能ですが、冊子を購入すれば他の通信講座と費用が変わらないレベルになる可能性もあります。

 

合格実績が非公開

スタディングの司法書士試験対策講座は、合格者の声はホームページに記載されていますが、合格率の記載がありません

 

そのため、スタディングの講義で本当に合格できるのかはわかりにくいです。

 

合格率が高いことを公表している通信講座の方が信頼できると考える方も多いと思うので、この点はスタディングのデメリットといえるでしょう。

公式サイト:https://studying.jp/shoshi/

 

 

まとめ

スタディングの司法書士試験対策講座は、働きながら資格試験合格を目指す方をターゲットにしており、通勤時間などの隙間時間の学習がしやすい設計となっております。

 

ビデオ講義は1講義30分ほどに構成されているので、まとまった時間が取れないときにも学習できます。

 

Webテキストにはマイノートとしてポイントをまとめられますし、問題集もスマホを活用できるなど、便利なコンテンツばかりです。

 

無駄をとことん排除しているので、コース費用も業界最安レベルです。そのため、費用が負担で受講を迷っている方にはとてもおすすめです。

 

ただし、冊子ベースのテキストや講師に対する質問はオプションです。

 

費用を削っているので、このあたりのサービスは他の予備校や通信講座に比べると少ないと感じてしまいます。

 

また、合格率が発表されていないので不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。このデメリットについては、スタディング最大のメリットと言える費用と天秤にかける必要があります。

 

スタディングでは登録すると無料でビデオ講義を体験できます。利用するか迷っている方は、実際に講義を聞いてみてから受講を決めることをおすすめします。

 

公式サイト:https://studying.jp/shoshi/

この記事の執筆者
キャリズム編集部

転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。

本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。

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