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中小企業診断士資格取得の9つのメリット|デメリットの有無や転職・独立への寄与

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ビジネスパーソンに注目される中小企業診断士資格。資格取得のための勉強では、企業経営について様々な知識を身に着けることができ、難関資格を取得していることで見る人の目も変わります

 

実際に資格を取得したことで有利に転職ができたり独立が上手くいったりと「人生が変えるきっかけとなった」と言っている中小企業診断士も多いです。

 

資格を持っているだけで仕事が溢れるという訳ではありませんが、資格を活かして自分の働き方や行動を変えれば人生を変えることができるでしょう。

 

この記事では、中小企業診断士資格を取得することによりどのようなメリットがあるかを紹介します。

 

 

 

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中小企業診断士資格を取得するメリット

それではまず、中小企業診断士資格取得のメリットについて紹介します。

 

企業経営について横断的に学ぶことができる

中小企業診断士資格を取得するために、以下の7科目を横断的に学習することになります。

 

  • A. 経済学・経済政策
  • B. 財務・会計
  • C. 企業経営理論
  • D. 運営管理
  • E. 経営法務
  • F. 経営情報システム
  • G. 中小企業経営・政策

 

通常の会社員の場合、自分の在籍する部署における知識は深堀できますが、財務・法務・情報システム・企業経営といった横断的な知識を身に着けるのは難しいです。しかし、中小企業診断士試験ではこれらの知識を問われるので、企業経営全体の知識を身に着けることができます。

 

弁護士や税理士などは専門性が高いですが企業経営全般の知識を身に着けることはできません。その点、中小企業診断士は幅広い知識を学習できるバランスのいい資格といえるのではないでしょうか。

 

経営資源に悩む中小企業が対象

中小企業診断士の主なクライアントは中小企業です。2016年の経済産業省の調査によると、日本に存在する企業358.9万社中、中小企業の数は357.8万社で全体の99.7%です。そのため、中小企業診断士がアプローチできる企業は非常に多いのです。

 

中小企業は、企業体力が大手企業と比べると小さいので、人材を多く採用できないという課題があります。その結果、情報収集がしにくい、新しいアイディアが思いつきにくいという傾向にあります。また、最近では中小企業経営者の高齢化により、事業承継やM&Aの相談をしたい企業も増えているのです。

 

一般社団法人 中小企業診断協会の調査によると、民間の仕事が多い中小企業診断士の平均報酬は診断業務が98,300円/1日、経営支援業務が112,500円/1日です。

 

このようにコンサルティング報酬は高額なので、上手くアプローチできれば大きな収入を得ることもできます。

 

コンサルタントとして信頼を得られる

中小企業診断士資格は、日本で唯一のコンサルティングに関する国家資格です。

 

コンサルティング業務は独占業務ではないので誰でもコンサルティングをすることができますがが、クオリティは玉石混合なのでクライアントとしても誰に依頼するかを悩んでしまいます。

 

その点、中小企業診断士資格は国家資格で難関資格であることでも知られているので顧客からの信頼を得られやすいです。

 

注目が高い資格である

2016年に行われた日本経済新聞社の調査で中小企業診断士は「取得したいビジネス関連資格」1位に選ばれました。TOEICや簿記などの資格より上位で、ビジネスパーソンからの注目が高いことがわかります。

 

また、2015年に行われた野村総合研究所の調査では、中小企業診断士は人工知能やロボット等による代替可能性が低い100種の職業に選ばれています。このように注目度が高い資格なので、取得していれば一目置かれる存在になれるでしょう。

 

困難な目的に対して努力できる人だと思われる

中小企業診断士資格はマークシート式の1次試験・論述問題と口述試験の2次試験に合格する必要があります。1次・2次試験共に合格率は20%前後なので、ストレート合格できるのは数%の割合という難関資格です。

 

中小企業診断士資格はビジネスパーソンに人気の資格なので、多くの受験生は30代~40代で働きながら取得を目指す人が多いです。難関資格を働きながら取得するのは非常に忍耐力が必要なので、資格取得ができれば困難な資格に対して努力できる人だという評価を得ることができるでしょう。

 

業務の幅を広げることができる

中小企業診断士は中小企業に対するコンサルティングがメインの業務ですが、その他にも業務を広げやすい特徴があります。

 

例えば、コンサルティングによって財務内容に問題があれば補助金や助成金申請のサポートをしたり、事業承継に課題があればM&Aのサポートをしたりと経営に介入することによりフィーを得ることができます。

 

また、コンサルティング業務だけではなく、中小企業向けの経営セミナーを行ったり、ビジネス雑誌に寄稿したりといった活動の需要もあります。

 

独立・開業に有利

中小企業診断士資格を取得していれば、独立・開業に有利です。コンサルタントと名乗る人は数多くいますが、資格がなにもないと「本当に役に立つのか」と怪しいイメージを持たれてしまう可能性があります。

 

もちろん、資格を持っているだけで企業に対して適切なアドバイスやサポートができなければ意味がありませんが、国家資格を持っていることで信用を得られる可能性は高くなります。

 

また、中小企業診断士資格は独立業務がありませんが、逆に言うと自分次第で可能性を広げることもできます。他の中小企業診断士やコンサルタントにはない強みや専門知識を掛け合わし、上手くPRすれば集客もスムーズにいくでしょう。

 

会社員の場合は副業・兼業がしやすい

会社員の場合、副業や兼業をする場合には会社の許可が必要ですが、中小企業診断士資格は副業や兼業に有利な資格といえます。SNSなどを利用して上手く集客できれば、平日の夜や土日を利用して中小企業向けのコンサルをしたり、セミナーを開催したりこともできるでしょう。

 

例えば、IT企業に勤めているのであれば、ITの専門知識を活かしたコンサルティングをすることで他の中小企業診断士やコンサルタントと差別化もできます。最近ではオンラインでのコンサルティングも盛んになり、ますます副業や兼業でも活動しやすい環境になっています。

 

副業や兼業が上手くいけば、本業を退職して、中小企業診断士の活動一本で独立するという道も切り開くことができるでしょう。

 

他士業とのネットワークができる

企業の経営に対する問題解決は、中小企業診断士だけで解決できることは少ないです。その結果、中小企業診断士は企業と士業の窓口として活動することが増えます。各士業とネットワークを構築しておくことで、企業の問題解決の引き出しを増やすことができます。

 

中小企業診断士資格取得のデメリット

それでは、中小企業診断士資格を取得するデメリットについても説明します。

 

勉強範囲が広い

中小企業診断士は企業経営全般を勉強することになるので、勉強しなければいけない範囲が広いです。

 

また、経営法務では経営にまつわる法律について学びますが、普段聞き慣れない言い回しも多いので慣れる必要があります。働きながら資格取得を目指す場合には、勉強時間を確保するのに苦戦する可能性があります。

 

独占業務がない

中小企業診断士は、難関資格のわりに弁護士や税理士のような独占業務はありません。そのため、ただ資格を持っているだけでは稼ぐことができません。

 

独立・開業をする場合には、他のコンサルタントにはない自分の専門知識や強みを活かしたコンサルティングができることを積極的にアピールしなければ集客に苦労する可能性があります。

 

受験のチャンスが年に1度のみ

中小企業診断士資格は、年に1回しか試験がありません。そのため、試験に落ちればまた1年勉強が必要になります

 

働きながらの受験で勉強期間が延びれば、モチベーションを保てなくなってしまう可能性もあるでしょう。ただし、1次試験には科目合格制度があるので、合格した教科については翌年・翌々年の受験は免除となります。

 

年間費や更新に費用がかかる

中小企業診断士資格は2次試験合格後に15日以上実務経験をする必要があります。ただし、実務経験ができない環境の場合には、実務補修を受けることにより登録が可能です。この実務補講には148,600円が必要です。

 

また、中小企業診断士資格を取得したら各都道府県の中小企業診断士協会への加入が推奨されています。任意ではあるものの、情報収集や横とのつながりを作るためにも加入しておいた方がいいでしょう。

 

この協会への入会費は都道府県ごとに異なりますが、1〜3万円程度です。また5年毎に更新費が必要で3〜5万円がかかることは理解しておきましょう。

 

 

中小企業診断士の年収は?

会社員の中小企業診断士は、コンサルティング会社や金融機関、企業の管理職として働いていることが多いです。

 

このような企業はもともとの年収水準が高いのと、中小企業診断士を取得しようとする受験生の年齢が高いこともあり、一般的な会社員の年収水準より高く、経験や専門知識が評価されれば年収1,000万円以上になることもあります。

 

資格取得することによりお祝い金の贈呈や資格手当がつく場合もあります。転職市場で評価されれば年収アップできるでしょう。

 

また、一般社団法人 中小企業診断協会の調査が中小企業診断士の年収調査をしています。コンサルティング業務日数の合計が「100日以上」と回答した人のコンサルティング業務の年間売上最も多かったレンジは「501~800万円」21.4%、「1,001~1,500万円」15.4%でした。さらに、年間売上が1,001万円以上の方の割合は3割以上の水準です。

 

中小企業診断士の年収について知りたい方は関連記事をご参照ください。

 

 

 

中小企業診断士の将来性について

一般社団法人 中小企業診断協会では、現在中小企業診断士として活動している人に対して中小企業診断士のコンサルティング業務の需要について調査をしています。

 

その結果、「伸びると思う」と回答した方は32.0%で,「徐々に伸びると思う」29.0%との合計は61.0%でした。 実際に業務をしている中小企業診断士の6 割以上が伸びると思うと答えており、将来は明るいと言えるのではないでしょうか。

 

特に、日本では中小企業経営者の高齢化により事業承継が大きな課題です。

 

後継者がいないことにより、業績好調でも廃業するケースも増えています。日本の99%は中小企業であり、中小企業が衰退すれば日本の国力も低下してしまいます。

 

そのため、親族間のスムーズな事業承継や後継者がいない場合は後継を見つけるというサポートができる中小企業診断士は、今後ますます活躍の機会が増えるのではないでしょうか。

参照:21印 報告_初.indd (j-smeca.jp)

 

 

 

中小企業診断士資格を取得におすすめの予備校3つ

出題範囲が広く難関資格である中小企業診断士の資格取得には、予備校の活用がおすすめです。最後に、中小企業診断士資格試験の対策ができる予備校を3つ紹介します。

 

アガルート

アガルートの中小企業診断士講座は、経費削減などの理由からモノクロのテキストを提供している講座もある中で、講座の担当講師が作成したフルカラーのテキスト(冊子)が評判です。また、同じ講師がすべての教科を担当するのではなく、それぞれの科目に一番適した講師が担当しています。

 

中小企業診断士資格の7科目が全てパッケージされている総合講義(88,000円)と、総合講義に過去問5年分がついた総合カリキュラム(98,000円)の2つのラインナップがあります。また、合格すると講座費用の返金とお祝い金まで贈呈されます。

 

企業経営理論と財務会計の無料サンプルが視聴できるので、講師の話し方や内容などを一度確認した上で講座受講の有無を決めても良いのではないでしょうか。

公式サイト:中小企業診断士試験|総合カリキュラム | アガルートアカデミー (agaroot.jp)

 

 

 

STUDYing

中小企業診断士の綾部講師が立ち上げたKIYOラーニングが運営するSTUDYingは、通勤時間に勉強をすることをコンセプトに構成されたカリキュラムが特徴です。

 

ビデオ講座視聴はスマホ・タブレットなどマルチディバイス対象で、テキストや問題集もスマホで完結します。スマホで動画が見られる通信講座は増えていますが、テキストや問題集までスマホでできる教材は珍しく、問題はゲーム感覚で取り組むことができます。

 

STUDYingの中小企業診断士コースは、初学者が1年で1次・2次試験合格を目指すコース(53,790円)が提供されています。また、合格に向けて入念に学習したい場合には直前対策講座(27,478円)を活用すれば、効率的に要点の整理できるでしょう。

公式サイト:https://studying.jp/shindanshi/

 

 

 

フォーサイト

フォーサイトの中小企業診断士コースは、通信講座でありながら担当講師にメールで質問することができる手厚いフォロー体制がフォーサイト一番の魅力です。試験に合格することを目標に、試験で狙われるところを徹底的に学習します。

 

講座のラインナップは、1次試験対策のバリューセット1(68,800円)、1次・2次試験対策のバリューセット2(82,800円)あります。暗記力アップに効果的なフルカラー冊子のテキストもこの価格に含まれています。

 

図表が多く、視覚的に理解しやすい工夫がされています。試験に合格すると、最大2,000円分のAmazonギフトコードをプレゼントしてもらえます。単科の講座もあるので、基本は独学で勉強して、苦手な教科だけ受講するといったフレキシブルな利用も可能です。

参照:中小企業診断士の通信教育・通信講座ならフォーサイト (foresight.jp)

 

 

 

 

まとめ

中小企業診断士資格を取得することにより、企業経営に関する知識を得ることができますし、社会的な信頼を得ることもできるでしょう。

 

また、日本に存在する企業の99%が中小企業ですが、多くの中小企業は経営資源に悩んでいるので、さまざまな観点から業務の幅を広げやすいのも中小企業診断士取得のメリットです。

 

もともとの専門知識に加えて中小企業診断士としての知識が評価されると、有利に昇格・転職ができたり、開業・独立がしやすくなったりします。

 

中小企業診断士は、勉強すべき範囲も広いので、独学で資格取得を目指すのは得策とはいえません。試験は1年に1度しかチャンスがないので、資格に落ちた場合にモチベーションを保つのが難しいからです。また、2次試験は論述式の筆記試験なので、独学だと方向性が正しいかわかりにくいでしょう。

 

特に働きながら資格取得を目指すのであれば、通信講座などを活用して効率的に試験に合格できるように準備することをおすすめします。

この記事の執筆者
キャリズム編集部

転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。

本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。

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