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アガルートと資格スクエアを徹底比較!テキストの質や講座価格を比べてみた

資格講座
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  • 「難関資格を取得して転職したい」
  • 「今の仕事に直結する知識を身に付けたい」

 

などの理由で資格取得を考えている方も多いのではないでしょうか。

 

しかし一般的な通学型の資格予備校は講義の時間が決まっているため仕事で忙しい方には受講が難しく、また台風などの災害や感染症の蔓延が発生するとなかなか足を運びにくい場合があります。

 

そこで今注目を集めているのがオンライン受講を軸とした資格予備校です。とくに「アガルートアカデミー」と「資格スクエア」は新興のオンライン予備校として人気が高まっており、多くの方が利用しています。

 

この記事ではアガルートアカデミーと資格スクエアの特徴を解説したうえで、テキストや講師の質、価格やサポート体制などの6項目について両校を比較していきます。

 

 

アガルートアカデミーの3つの特徴

公式サイト:https://www.agaroot.jp/

 

まずはアガルートアカデミー(以下、アガルート)の特徴を簡単に紹介します。

 

アガルートでは「受験生が本当に必要としていること」を見極め、提供することをモットーにしており、徹底的な合理化が図られているのが特徴の資格予備校です。

 

一方で個別フォローにも力を入れており、「必要なもの」と「必要ではないもの」のメリハリがきいているのも強みだといえるでしょう。

 

必要最小限に絞った講座体系

アガルートの講座は多数の種類の講座が詰めあわされたパッケージ商品ではなく、かなりシンプルな設計となっています。その中には合格に必要な講座だけが入っており、ひとつの講座を受ければそれだけで合格できるというカリキュラムが組まれています

 

講師オリジナルテキスト

アガルートのテキストは該当資格を保有しており指導経験もあるプロの講師が作成しているため、合格に必要な知識だけが掲載されていて無駄がないのが特徴です。

 

内容は文献をもとに講師がアップデートしているため常に最新の情報で学習できます。フルカラーや図表を用いて見やすく、楽しみながら学習できるつくりになっています。

 

充実の個別フォロー体制

アガルートでは通信講座の弱点でもある個別フォロー体制に力を入れています。

 

たとえば月に1回担当講師から無料カウンセリングを受けられるサービスや受講生限定のFacebookグループで質問できるサービスがあります。そのほか講座によっては有料の個別指導オプションも選べるため学習中の疑問を素早くフォローし、学習のつまずきを回避しています。

 

 

 

資格スクエアの3つの特徴

続いて、資格スクアエの特徴を簡単に解説します。資格スクエアでは通学型の資格予備校でも通信講座でもない新世代の学習方法を提唱しています。

 

データにもとづく学習方法

資格スクエアでは今までにない学習方法として「資格スクエアクラウド」と呼ばれるシステムを提供しています。以下の3つのデータをもとに学習効率を最適化するクラウド型の学習システムです。

 

  • 確立された合格者のノウハウ・学習方法などのデータ
  • 論文などに裏付けされたサイエンスデータ
  • 受講生の学習履歴や合格者・不合格者との間の視聴時間等の分析データ

 

多機能のオンライン学習システム

資格スクエアの講義はオンライン上でマーカーを引いたりメモをとったりできるレジュメ機能が搭載されており、自分だけの試験対策テキストを作成できます。また条文リンク機能があるため辞書が不要で、講義中に画面からワンクリックで質問できるなど多機能なのが特徴です。

 

脳科学にもとづく問題演習機能「脳科学ラーニング」

問題演習では、解けなかった問題を繰り返し解くことで知識が定着していきます。また「確実に答えられる問題」と「自信はないがたまたま正解した問題」をわけて考え、たまたま正解した問題を強化する必要があります。

 

資格スクエアでは4段階の理解度チェックにもとづく独自のアルゴニズムにより、受講生ごとの学習履歴・理解を分析したうえで、個人にあわせた演習問題を提供しています。具体的には、講義が終了すると「もちろん○」「たぶん○」「たぶん×」「もちろん×」の四肢から理解度をチェックします。

 

2回目からは理解度の低い問題から順に出題され、自信がなくたまたま正解した問題は自動的に復習の対象となります。この機能により確実に知識が定着するのが資格スクエアの学習方法の大きな特徴です。

 

 

アガルートと資格スクエアを6項目で徹底比較

「難関資格を目指すならアガルートと資格スクエアのどちらがよいの?」と迷っている方に向けて、以下の項目ごとに両校を比較していきます。

 

  1. テキストの質
  2. 合格率等の実績
  3. 講師の人数・質
  4. 講座の価格
  5. サポート体制
  6. オンライン学習機能

 

テキストの質

インプットはもちろん、アウトプットの際にも間違った問題はテキストに戻り確認しますので、テキストは学習の要ともいえる存在です。両校のテキストの質を比較してみましょう。

 

【アガルート】

アガルートは「最良のテキストであること」を大切にしており、オリジナルテキストはわかりやすく理解しやすいと利用者からの評価が高くなっています。特に以下の点が強みです。

 

・フルカラーや図表、レイアウトなど視覚的に記憶に残りやすい工夫をしている

・アガルートの講座を担当する講師が出題傾向や実績をもとに作成している

・徹底的に無駄を省き、合格に必要な知識だけを掲載している

 

とくに司法試験・予備試験講座で使用されるテキストは合格に必要な情報をコンパクトかつ的確にまとめられているとして受講生からの評判が非常によいです。

 

【資格スクエア】

資格スクエアのテキストも合格に直結する点に絞っているためコンパクトでわかりやすい内容ですが、言い換えるとごく標準的なテキストでもあります。資格スクエアのテキストが特別によいという評価は少なく、資格スクエアでもテキスト自体を大々的にアピールしていません。

 

テキストよりもAIを活用した学習に力を入れており、マイレジュメ機能などの優れた機能により自分が見やすいテキストを作ることが可能です。また司法試験予備試験講座に付いてくる「合格読本」が非常に好評で、テキスト以外の付加価値があります。

 

残念な点としては、資格スクエアは2020年8月31日、他社の出版する書籍の不正利用が発覚しました。この点を踏まえると、現段階でテキストの評価としてはアガルートのほうがよいと言わざるを得ないでしょう。

参考:日本評論社|サイトビジット(資格スクエア)による著作権侵害について

 

合格率等の実績

合格率等の実績も気になるポイントでしょう。最終的には自分の頑張り次第ではあるものの、やはり実績が高い学校のほうが安心して学習できるというものです。

 

【アガルート】

アガルートでは一部の講座の合格者率を公表していますので参考までにご紹介します。

 

  • 令和元年度予備試験最終合格率17.7%(全国平均4.04%の4.4倍)※マネージメントオプションを利用した受講生
  • 平成30年度および令和元年度社会保険労務士試験合格率(平均)20.5%(全国平均の3.15倍)
  • 令和元年度行政書士試験合格率72.7%(全国平均11.5%の6.32倍)
  • 令和元年度宅建試験合格率55.6%(全国平均17.0%の3.27倍)

 

母数が不明であることやすべての講座で合格率を公表しているわけではないため一概にはいえませんが、多くの資格講座で全国平均の3~6倍という高い合格率をだしていることがわかります。

 

【資格スクエア】

資格スクエアでは合格者数や合格率等の実績を詳細には公表していません。

 

たとえば予備試験講座では「有料講座から累計200名超合格」としています。令和元年度の予備試験では論文式試験第1位の合格者を輩出しており、オンライン講座でも優秀な成績で予備試験を突破できることを示した形となりました。

 

具体的にどの講座でどのくらいの合格率なのかはわからないため、「単に合格した人がもともと優秀だっただけでは?」といった不安は残るかもしれません。

 

とはいえ合格率等の実績を公表しないのは資格予備校だとごく一般的なので、非公表であることをもって悪く評価する必要はないでしょう。

 

講師の人数・質

講義を担当する講師の質も気になるポイントです。講座ごとに担当講師が異なるため、司法試験予備試験の講座を担当する講師で比較してみましょう。

 

【アガルート】

アガルートの予備試験講座の講師陣は、アガルート代表であり(新)司法試験上位合格者として司法試験の受験指導でずば抜けた評価をもつ工藤北斗講師を筆頭に、15名の講師が公式ホームページで紹介されています。

 

ただ講師の経歴を見ると中には指導経験が少ない講師もいるため、その質については未知数な部分があります。

 

アガルートでは(新)司法試験の合格経験があることを講師の最低条件としているため、(新)司法試験に詳しいという点は強みといえるでしょう。

 

講義や個別指導を担当する講師が全員(新)司法試験の合格者なのはアガルートだけとなっています。また講師の人数が多いと、質問などのフォローをしてもらいやすい点もメリットです。

 

【資格スクエア】

資格スクエアの予備試験講座の講師は、ベテランの高野泰衡講師と吉野勲講師、そして資格スクエアの代表である鬼頭政人講師という3名の布陣です。

 

高野講師は伊藤塾やLECで約20年間も指導にあたっていたベテラン講師で、吉野講師も伊藤塾やLECでの指導経験があり、受講生からの支持が高いカリスマ講師です。人数こそ少ないですが両講師の指導を受けたいがために資格スクエアを選ぶ人もいますので、講師の質についてはかなり高いといっていいでしょう。

 

ただし初学者には難しいとの声が聞かれるのと、講義時間がアガルートよりも短く効率重視なので、法律知識ゼロから始める方はついていけない可能性もあります。講師の質は高いのですが受講生のレベルによってはあわない場合もあるので、オンライン説明会等を利用して確認してみるとよいでしょう。

 

講師については口調や話すスピードなど受講生の好みもあるため比較は難しい面があります。アガルートも資格スクエアも無料で動画を視聴できるサービスがありますので、実際に視聴してみることをおすすめします。

 

講座の価格

アガルートと資格スクエアの講座価格を、どちらも展開している主要講座で比較してみましょう。

 

【アガルート】

  • 司法試験予備試験(1年合格カリキュラム):93万2,800円 ※ただし2021年6月末までの申込の場合は65万2,960円
  • 弁理士(総合カリキュラム):25万1,900円
  • 司法書士(入門総合カリキュラム):17万3,800円
  • 社会保険労務士(入門総合カリキュラム):26万1,800円
  • 行政書士(入門総合カリキュラム):26万1,800円

 

【資格スクエア】

  • 司法試験予備試験(逆算プラン):87万7,800円 
  • 弁理士(基礎・短答・論文パック):26万5,000円
  • 司法書士(逆算プラン):38万2,800円
  • 社会保険労務士(合格パックフルプラン):8万2,280円
  • 行政書士(行政書士合格パック):9万9,700円

 

アガルートと資格スクエアの講座内容や講義時間等は同一ではないため、単純に費用のみで比較することは難しくあります。

 

ただひとついえるのは、アガルートも資格スクエアもほかの資格予備校と比較すると低価格だということです。理由はオンラインに特化することで教室や自習室の運営費用、それに付随する人件費など試験の合格に直結しない部分のコストを徹底的にカットしているからです。

 

また両校とも割引制度や合格特典があるので、上手に利用するとさらに低価格で利用できる可能性があります。申し込みの際に確認してみましょう。

 

サポート体制

通信講座は通学講座と比べて「学習中の疑問を講師に質問できない」「質問できるとしても回数が制限されている」などの弱みがあります。そのため個別サポート体制がどのくらい充実しているのかも重要なポイントです。

 

【アガルート】

アガルートではプロの講師による個別フォローに力を入れています。講義にもよりますが、多くの講義で以下のサポートを実施しています。

 

  • 学習の進め方や自分に適した講座などの受講相談が対面または電話・Skype、メールで可能
  • 毎月1回の講師による無料カウンセリング
  • アガルート受講生限定のFacebookグループ内でいつでも無料で質問可能

 

また有料ですがオプションとして週に1回ラウンジ指導または通信指導で個別指導が受けられるサービスもあります。ここでは学習計画の立案や進捗の確認、問題演習や添削・アドバイス等、幅広い指導を受けられるのが特徴です。

 

【資格スクエア】

講義中に疑問に感じた箇所を講義画面からワンクリックで質問できる点は資格スクエアならではのサポートです。ただし質問への回答は1週間以内とされているため、リアルタイムで疑問点を解消できるわけではありません。

 

ほかには電話やメール、SNSでの相談も受け付けています。また試験問題を解説してもらったり学習の進め方について相談したりできる勉強会が定期的に開催されています。

 

サポート体制についてはアガルートと資格スクエアに大きな差はないものの、アガルートのほうがやや優れているといえます。とくにオプションを利用した場合は講師直々に手厚いサポートが受けられるため、有料とはいえ人気が高くなっています。

 

オンライン学習機能

アガルートも資格スクエアもオンラインを軸とした講座ですが、オンライン学習機能には差があります。

 

【アガルート】

  • 講義画面にテキストが同時表示される
  • 7段階の倍速機能搭載
  • 音声ダウンロードでいつでも講義音声を聴ける
  • パソコン、タブレット、スマートフォン等ブラウザを選ばず利用可能
  • USBメモリオプションで視聴制限が過ぎても視聴可能

 

【資格スクエア】

  • 講義中にオンラインレジュメが同時表示される
  • 21段階の倍速機能搭載
  • 少しの聞き逃しにも対応できる10秒戻る機能
  • パソコン、タブレット、スマートフォン等ブラウザを選ばず利用可能
  • 独自のアルゴニズムにもとづき弱点を強化できる演習問題
  • 講義の進行度や問題演習の成績がオンライン上で確認可能
  • スマホアプリで場所を選ばず知識のアウトプットが可能

 

アガルートの学習サポート機能自体は優秀ですが、資格スクエアでも同じような機能が備わっており、アガルートならではの機能とはいえません

 

たとえばアガルートのテキスト同時表示と資格スクエアのオンラインレジュメの同時表示そのものは似た機能です。しかし資格スクエアではレジュメにマーカーを引いたり付箋を貼ったりといったカスタマイズができますし、条文もワンクリックで確認可能など、機能性で上回っています

 

アガルートの場合はこのような機能がないため、オンライン講座といっても比較的通学に近い形で講義を聴きながらテキストを確認することになります。またアガルートではオンラインで演習問題ができないため、スキマ時間などに問題を解きたい場合は問題集を持ち歩かなければなりません。

 

総合すると、オンライン学習サポート機能は資格スクエアのほうが優れているといえるでしょう。

 

 

 

アガルートが向いているのはどんな人?

アガルートと資格スクエアで迷っている方は、ご自身の希望や状況から向き不向きを確認してみましょう。アガルートが向いているのは以下のようなタイプの方です。

 

質のよいテキストを使いたい人

アガルートのテキストは非常に質がよくてわかりやすいと評価が高いです。講師が作成しているオリジナルなので講義と連動性が高く使いやすいのもメリットです。

 

一方の資格スクエアもテキストはわかりやすいとの声は多いものの、とくにテキストにこだわっている感じはなく、不正利用問題も懸念材料といえるでしょう。したがってテキストにこだわる方はアガルートが向いています。

 

学習の進め方がわからない人

アガルートではカリキュラムにそって学習するため、何から始めればいいのかわからず立ち止まることがありません。個別のフォロー体制が充実しているため学習の進捗状況についてその都度確認することもできます。

 

資格スクエアもカリキュラムにそった学習ですが「独学プラン」があるなど、ある程度自主学習ができる方も想定しているので、「学習の進め方がわからない」「オンラインだけどある程度管理してもらいたい」といった方はアガルートのほうが向いているでしょう。

 

イメージとしては、「通学講座のような昔ながらの方法が安心できるけど、時間や費用の都合上どうしてもオンライン講座で探している」という方はアガルートがおすすめです。

 

 

 

資格スクエアが向いているのはどんな人?

次のような方は資格スクエアの利用をおすすめします。

 

最先端の学習システムで学習したい人

資格スクエアはオンライン学習機能が優れていますので、「パソコンやタブレットになじみがあり、画面上で学習のすべてを完結したい人」「スキマ時間を有効活用したい人」などに向いています。

 

「資格スクエアクラウド」と「脳科学ラーニング」は特許も取得しており各方面で高い評価を得ていますので、AIを用いた新しい学習システムが好みの方や興味のある方も楽しみながら学習できるでしょう。

 

短い時間で学習したい人

アガルートも資格スクエアも効率を重視したオンライン講座なので、忙しい方にはどちらもおすすめできます。

 

ただし資格スクエアのほうが講義時間は短めでより効率重視といえる講義になっています。その分講義内容が手薄になり「本当にこれで大丈夫?」と不安になる可能性はありますが、満点ではなく合格点を狙う学習方法を信じられる方であれば問題ないでしょう。

 

 

まとめ

アガルートと資格スクエアの6項目を比較しました。

 

アガルートはテキストの質や充実したサポート体制が魅力であり、合格実績の高さも期待できるポイントです。

 

対して資格スクエアは優れたオンライン学習機能やAIを用いた新しい学習方法が魅力で、効率化を重視する方にはメリットが大きいでしょう。

 

価格については講座にもよりますが両校とも低価格でコスパがよくなっていますので、自分にあった講義や学習方法なのかを中心に比較してみるのがよいでしょう。

 

この記事の執筆者
キャリズム編集部

転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。

本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。

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