
働いているほとんどの人が、仕事で何らかのストレスを感じていると思います。適度なストレスは職場に緊張感をもたらし、仕事の質を向上させます。しかし、過剰なストレスは非常に危険です。
ストレスを溜め込むと、サンドイッチ症候群やサザエさん症候群、朝刊シンドロームといった、さまざまなうつ病の初期症状を経たのち、心身ともに壊れてしまいます。
この記事では、そんなストレスが招くリスクを解説し、その解消法を提案していきます。
仕事のストレスを放置するリスク
人間は、ストレスを受け続けると、体と心に変調をきたします。体にあらわれる代表的な症状は頭痛です。他にも胃痛や腰痛、下痢または便秘、高血圧や更年期障害などもストレスの影響で引き起こされるといわれています。
一方、心に受けるダメージは、自覚しにくいので気をつけないといけません。以下は、なかなか自覚できないうつ病や不安障害の初期症状です。
リスク1.サンドイッチ症候群
サンドイッチ症候群は、上司と部下との板ばさみによって、心身が不調となる症状です。放置すると慢性疲労や抑うつ症状、めまい、不眠などを引き起こします。
リスク2.サザエさん症候群(ブルーマンデー症候群)
サザエさん症候群は、日曜日の夕方以降に、「明日から仕事が始まる」という現実に直面して、心身が不調となる症状のことです。憂うつになったり、倦怠感をおぼえたりします。
ちなみに、この症候群は日本だけのものではありません。海外ではブルーマンデー症候群と呼ばれ、広く認知されています。
リスク3.朝刊シンドローム
上記のサザエさん症候群が重症になると、この朝刊シンドロームになります。朝、目が覚めると、数時間後に始まる仕事を思って憂うつになります。その倦怠感は、朝刊を読む気力すらわかないほどです。
仕事のストレス解消法
お伝えした症候群の一番の問題は、本人や職場の仲間から、致命的な状態であると認識してもらえないことです。これらは放置すると、脳の機能に障害があらわれるような心の病気はもちろん、胃痛や心臓病といった体の病気のトリガーにもなります(心身症といいます)。
心身ともにボロボロになる前に、ストレスはしっかり解消する必要があるのです。今まで通りに仕事をしていれば今まで通りにストレスが溜まるばかりで、いつまでたっても解消できません。というわけで、意識的に仕事のやり方や生活の仕方を変えていく必要があります。
以下は、ストレスを効果的に解消できる方法ですので、重いストレスを抱えている方は、ぜひ試してみてください。
解消法1.とにかく声を出す
ストレスは、おしゃべりをすることで気軽に発散できます。声を出すだけでも効果があるので、休憩中のおしゃべりはもちろん、仕事中にも、ちょっとした確認や連絡でもかまいませんので、積極的にまわりに声をかけていきましょう。
特に、軽度のうつ病が発症している場合は、自分の殻にこもってしまって会話が減りがちです。声を出す機会が大幅に減っては、ストレスが溜まる一方です。些細なことでもいいので、意識して声を出していきましょう。
また、思いっきり泣いたり笑ったり、感情を表に出すことも効果的です。これらの行為も、ストレスが溜まってくると無自覚に減っていきます。
解消法2.頑張った自分にご褒美をあげる
ストレスが溜まってるなと感じたら、いつもより贅沢なご褒美を自分にプレゼントしてあげましょう。定番なのは、やはり好きな食べ物をたっぷり食べることです。普段なかなか食べられない高級品を食べてもいいですし、普段飲まない高めなお酒を飲むというのもいいでしょう。
他にも、たとえば十時間以上たっぷり眠るとか、休日にショッピングで散財するなど、普段できずにいることをご褒美にしてしまうのもアリです。頑張った自分には、しっかりご褒美をあげましょう。
解消法3.趣味や運動に没頭する
趣味や運動に没頭することは、実はストレス解消にとてもよいのです。重度のストレスを感じている人は、休日や仕事帰りなどに趣味や運動の時間を作ってください。
仕事が忙しくてなかなか時間がとれない場合は一人でできるスポーツがいいですし、それすら面倒というくらい多忙なら、ストレッチや筋トレなどがおすすめです。
とにかく、仕事のことを忘れてしまうくらい、何かに没頭してください。
解消法4.リラックスする
リラックスすればストレスの解消になる。わざわざ書く必要もない当たり前のことですが、ストレスが溜まってくると、そんな当たり前のことができなくなるのです。「ストレスが溜まってきたな。」と思ったら、意識的にリラックスする時間を増やしてください。
好きな音楽をただひたすら聴くとリラックスできます。音楽を聴くときは、ヘッドホンをしてまわりの音を遮断するのもいいですね。
また、川沿いのサイクリングコースや大きな公園を散歩するのもおすすめです。散歩をするときは、あまり人通りのない、自然とふれあえるような場所がよいでしょう。頭を空っぽにして、贅沢な時間をたっぷり満喫してください。
解消法5.新しいことに挑戦する
今まで紹介した方法ではイライラがおさまらない、疲労感や倦怠感がなくならない…。そんな方には荒療治が必要です。普段の自分なら絶対にやらないようなことを、思い切ってやってみましょう。
たとえば、部屋の模様替えをしてみます。その前に大掃除をするのも気分転換になります。
普段から定期的に模様替えや大掃除をしている人なら、髪型を変えてみたり、恋人作りにはげんだり、ペットを飼ったりと、思い切って新しいことに挑戦してみます。生活に新たな風を取り入れれば、心機一転、気持ちも晴れやかになるでしょう。
何をやっても仕事のストレスが解消されない場合は病院へ
お伝えしたストレス解消法を試しても効果がない場合は、もしかすると精神的な病気を発症してしまっているかもしれません。
特にうつ病は、本人がうつ病にかかっていることに気づくことなく、自殺してしまうこともあるので注意が必要です。
決して放置をせずに、休みを取って病院に行くことをおすすめします。
まとめ
仕事でストレスを感じるのは当然のこと。それはみなさんよく分かっているのですが、ストレスの溜めすぎが危険なことは、それほど浸透していないように思えます。
ストレスの溜めすぎからくる心の病と体の病は、手遅れになるまで自覚できないことがほとんどです。
この記事をお読みになった方が、ぜひストレスフリーなビジネスライフを送れるように祈っています。
ストレスを溜めることのリスクをしっかり理解して、早めの解消を心がけましょう。
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