
結婚が理由で転職をするのは珍しいことではありませんが、理由を伝える際にいくつか注意しなければいけないポイントもあります。このページでは結婚を考えている人が転職理由を伝える際に知っておきたい知識をご紹介します。
結婚が転職理由の場合の答え方は
ここでは結婚が理由で転職する場合、面接でどのようなことを意識して返答すべきかについて紹介していきます。
自分勝手な理由で転職しようとしていると思われないように伝える
結婚が理由で転職をしなければいけない場合、転居を伴ったり、ライフスタイルが大幅に変わったりするため、やむにやまれぬ事情だと面接官が受け取ってくれることもあります。
しかし、「17時には帰宅したい」「残業はしたくない」など伝え方を間違えると自分勝手な印象を与えてしまいます。転職理由を伝える際は、相手に「そういう理由なら仕方ないよね」と思ってもらうことが重要です。
長く働きたい気持ちを伝える
企業にとって一番のリスクは、採用してもすぐ辞められることです。採用と育成にはお金と時間がかかるんだと頭の片隅に入れときましょう。そのうえで長く働きたい気持ちを具体的な根拠と共に提示していくといいと思います。
出産の予定について聞かれたときの答えを用意しておく
長く働きたい気持ちを伝える項目と関係する内容です。出産のご予定はありますかと露骨に聞かれることは少ないでしょうが、将来はどうなっていたいかなどに関連させてオブラートに包んだ形で聞いてくることもあります。
話題が出産になった場合は正直に答えるといいでしょう。もし予定があるなら、「家事や育児は旦那と分担することになっています。」「忙しいときは近所に住んでいる両親がサポートしてくれることになっています。」など、家庭と仕事を両立して長く働ける具体的な根拠を用意しておきましょう。
企業目線で考える
面接で落とされる場合、ベクトルが自分に向きすぎていることがあります。結婚して家庭を守りながら働くのであれば、待遇が気になるのは当然のことです。極端な言い方になりますが、面接の段階で自分の保身しか考えていない姿勢が伝わってしまうと採用はまずされないでしょう。
採用されることを目的とするなら、まずはあなたが企業に対してどう貢献できるかを伝える方が先決です。しかし、待遇を全く気にするなと言うわけではありません。うまい確認の仕方については後述します。
前向きに言い換える
本音と建前を使い分けるのは大切です。前向きに言い換える回答と、正直に言うべき回答は区別していきましょう。前の会社は給料が安いから、残業が多いから、育休が取れないから転職しますといったのであれば、面接官はいい感情を抱かないでしょう。
裏を返せば、上記のような不満は出産後も働きたいという意思があるから生まれてくるという見方もできます。それならば、「家庭と仕事を両立して長く働きたいです」と言い換えたほうが、本音を捻じ曲げず印象のいい言葉で物事を伝えられるようになります。
正直に言う
ただし、だからといって何でもかんでも前向きに言えばいいというわけではありません。例えば前の職場がブラック企業だった場合などは前向きに言い換えにくいでしょう。
不満に関しては、主観的意見ではなく数字を含めた客観的事実を述べましょう。「サービス残業が月に60時間を超えており、1年以内に約3割の社員が退社しました」と伝えたほうが、変に前向きにいうよりも説得力が出てきます。ケースバイケースで伝え方を変えてみてください。
愚痴にならないようにする
転職理由を伝える際に愚痴っぽくなってしまうのは百害あって一利なしです。結婚に対して理解がなかったり、融通がきかなかったりする企業もあるかもしれませんが、油断してポロッと前職の不満をこぼすのはやめといたほうがいいです。
そもそも面接官が転職理由を聞く理由は
面接を受ける際に、採用担当者がどんなことを考え、何を見ているのか想定することで、転職理由の効果的な伝え方を考えていかます。ここでは面接官が転職理由を聞く理由について確認していきましょう。
不満があったらすぐ辞めそうな人か確かめるため
職場に何かしらの不満があるから転職をするわけですが、伝え方を間違うと「堪え性のない人」というレッテルを貼られかねません。企業にとって一番の損害は、採用した人にすぐ辞められることですから、採用してもまた転職するのではないか…と思われないような受け答えをしていく必要があります。
人のせいにする性格か見極めるため
退職した理由を企業のせいにする人は、採用後に発生した問題も企業のせいにする可能性が高いので、面接官としては採用したくありません。上司が悪いから、職場が悪いからと被害者意識を持つのは簡単なことですが、自分にも悪いところはなかったかと謙虚に反省し、認めるのは勇気がいることです。もし自分に1%でも落ち度があるのであれば、素直に改善しない限りは同じことで失敗するでしょう。
会社の雰囲気に合いそうか確かめるため
転職理由を聞いているときに限らず、面接ではあなたの雰囲気を見られています。採用後に一緒に働いている姿を想像できるかどうかも採用基準の1つです。手っ取り早く面接官に気に入られるためには、第1印象を良くすることです。
身なりを整えたり、自然な笑顔を心がけたりしましょう。人間は第1印象に引きずられて意思決定をしがちですから、戦う前に勝負が決まる場合もあると頭のなかに入れておきましょう。
仕事へのスタンスを知るため
転職理由を聞くことで、何を考えて仕事をしているのか、仕事に何を求めているのかを確かめようとしている場合もあります。例えば、前職での問題点や不満を解決しないまま転職した様子が伝わってしまうと、仕事に対して責任感がないと判断されることもありますので要注意です。
応募者の現状を把握するため
どんなスキルを持っていて、何に困っていて将来どうしたいのか。結婚の予定はあるのか、あるなら出産した後どうしたいのかなど応募者の現状を把握したいパターンです。ここで変に盛って都合のいいことばかりを言うと、採用される確率はわずかに上がるかもしれませんが、採用後苦しくなるので常識の範囲内で素直に答えるのが良さそうです。
結婚に理解のある企業を見分けるには?
転職を成功させるには、理由の伝え方を考えると同時に結婚に対して理解のある会社を選んでいく必要があります。求人を探す際には社風や制度面で女性の結婚出産に理解があるかどうかもチェックしてみてください。
産休・育休がある
取得実績まで確認しておきたいところです。大手企業のほうが制度面で優秀なように見えますが、中小企業でも柔軟に対応している場合もあります。
女性比率が高い
いまや結婚が理由で転職をするのは女性だけではありません。しかし、女性が多い職場のほうが結婚に対して配慮する必要性がでてきます。どれだけの女性が働いているのかも確認しておきましょう。目安として半分が女性であれば、そこそこ女性比率が高いといえます。
残業がない(少ない)
結婚後に育児で手間が取られるとわかっている方は、残業の有無を忘れずに確認しておきましょう。ただしあなたが家計の稼ぎ頭で少しでも収入を増やしたい場合、残業の有無を気にするメリットはかなり低くなります。あくまでプライベートと仕事のどちらに比重を置くかで企業を見ていきましょう。
時短勤務ができるか
結婚をすると、家事や育児に手間を取られます。出産後に時短勤務や契約社員に変更して、プラーベートと仕事を両立できる準備があるかどうかも忘れず確認しておきましょう。出産後のことを考えずに転職を決めてしまうと、また転職しなきゃいけなくなるかもしれません。
面接官に悪印象を与えることなく待遇について確認する方法
上記の点は労働者としては気になりますが、面接で待遇面に触れるのは悪印象にもなりかねないデリケートな問題です。では面接官に悪印象を与えることなく転職後の待遇について聞くにはどんな方法があるのでしょうか。
1つ目は採用された後に聞く方法です。採用後は企業があなたを欲しがっている状態なので、よほどわがままを言わない限りあなたの疑問に対して協力的に答えてくれます。しかし、面接で労働条件に触れていくのは欧米では当たり前ですが、日本ではあまりメジャーではないので、聞きにくいと感じる人もいるでしょう。
そんなときは転職エージェントに聞くのがもっともローリスクです。彼らは求人を集める際に採用担当者の話を聞くため直接企業に赴いていますから、企業の現場のことをよく知っています。さらに彼らにいくら本音の質問をぶつけたところで、あなたが特定の企業に採用されるかどうかとは全く無関係ですから、納得がいくまで聞きたいことを聞けます。
終身雇用が終了して転職者が増える中で、多くの人が転職エージェントを利用して転職するようになりました。もし転職エージェントについてよく知らないという方は、以下の記事を参考にして役に立ちそうかどうか判断してみてください。
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まとめ
いかがでしたか?結婚が理由で転職をするのは、決して珍しいことではありません。仕事に対して前向きな姿勢が伝わるよう回答し、長く働きたい気持ちをアピールしましょう。
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