
公認会計士試験対策の講座を用意している予備校はいくつかあります。どの予備校も一長一短があるので、あなたにとってベストな選択をして欲しいです。
そこで、この記事では、公認会計士試験対策で選ぶべき予備校やおすすめの予備校3選、予備校を活用するメリットを解説します。
おそらくTACに通って合格した人はTACを良かったと言うでしょう。しかし、この記事ではなるべく客観的に捉えて、主な特徴とおおよその費用を比較していきます。
公認会計士を目指して予備校に通うことを検討している人にとって有益な情報が詰まっているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
公認会計士試験対策で選ぶべき予備校の選び方|比較すべきポイント3つ
まずは、公認会計士試験対策で選ぶべき予備校のポイントを解説します。どのような形で講座を受けるのか、授業料は高すぎないか、挫折しないようなサポート体制は整っているのか、といった点に注目しましょう。
通学スタイルかWEBスタイルかを選択できるか
公認会計士試験対策の講座を受けるというと、大きく2つのスタイルに分けられます。通学スタイルとWEBスタイルです。
通学スタイルには下記のようなメリットがあります。
- 勉強仲間を作りやすい
- 強制的に勉強に集中しやすい
- 講師へ質問しやすい
一方、WEBスタイルには下記のようなメリットがあります。
- 勉強する時間と場所を自由に選べる
- 講座の前半だけの視聴や1.5倍速での視聴などができる
- 比較的に料金が安い
強制感やある程度の緊張感があった方が集中できるという人は通学スタイルの方が合っているでしょうし、社会人や大学生で時間の都合がつきにくいという人はWEBスタイルの方が合っているでしょう。
ネットで検索すると「通学の方がよい!」「いまならWEBでしょ!」と、さまざま書かれているかと思いますが、自分にとって合うかという視点で選んでみてください。
授業料が高すぎないか
また、コストパフォーマンスを考えると、授業料が高すぎないかというポイントは大事です。のちほど、おすすめの予備校3選のおおよその費用をご紹介しますが、それらに比べて圧倒的に高いところは選ばない方が無難です。
料金が高い分だけ質のよい講座をしてくれるというようにも捉えられますが、後悔する可能性の方が高いですよ。
質問に答えてくれる体制が整っているか
とりわけWEBスタイルを選択したときに意識してほしいのが、質問に答えてくれる体制が整っているか、という点です。
基本的にWEBスタイルでは一人で勉強することになります。公認会計士試験対策の勉強では専門性の高い知識が問われるため、勉強を進める中で理解できないところが出てくることが予想されます。問題の回答や解説を見ても、「なぜ?」が解消されないのです。
そのようなときに、対面やメール、電話などで質問に回答してくれるサポート体制がないと困ってしまいます。さらに、質問回数の制限がなく、すぐに答えてくれるかということをチェックしたいですね。
それでは、公認会計士試験対策におすすめの予備校を3つご紹介します。知名度だけにこだわらず、主な特徴とおおよその費用を比較しましょう。
資格の学校TAC[タック]
TACは、「資格の大原」と並ぶ公認会計士試験対策講座における二大予備校です。そのため、毎年300人以上の合格者を輩出して、合格者シェアは35%ほどを誇っています。
圧倒的にメジャーな予備校なだけあって校舎が多いので、通学スタイルを選択したい人におすすめです。二大予備校と言った「資格の大原」と比較すると、決定的な違いは「合格者講師主義」というところ。講師はすべて公認会計士なのです。
公認会計士試験に合格した経験があるからこそ教えられる、合格テクニックやつまずきポイントなどがあるはずですね。
主な特徴
TACの特徴としては、WEBスタイルから通学スタイルに途中で変更することも可能なところが挙げられます。
先ほど、通学スタイルかWEBスタイルのどちらが自分に合うかよく考えて選択してほしいと言いましたが、中には「どちらがよいか分からない…」という人もいるでしょう。
さらに、「今は事情があって通学できないけど、半年後からは通学スタイルがいい」「自習のような形で早めに勉強を始めたい」という人も期間限定の「学習メディア乗り換えサポート」を利用しています。このサービスは、2021年4月30日までの予定です。ぜひ検討してみてください。
また、TACでは無料体験入学が可能です。
TACのおおよその費用
TACのおおよその費用はこちら。
短期集中L本科生の場合
簿記レベル |
学習メディア |
通常受講料 |
Aレベル |
ビデオブース講座 |
75万円 |
ビデオブース+Web講座 |
81万円 |
|
Web通信講座 |
75万円 |
|
DVD通信講座 |
81万円 |
|
Bレベル |
ビデオブース講座 |
74万5,000円 |
ビデオブース+Web講座 |
80万5,000円 |
|
Web通信講座 |
74万5,000円 |
|
DVD通信講座 |
80万5,000円 |
|
Cレベル |
ビデオブース講座 |
74万円 |
ビデオブース+Web講座 |
80万円 |
|
Web通信講座 |
74万円 |
|
DVD通信講座 |
80万円 |
TACは、初学者・受験経験者・試験合格者など、対象者別のさまざまなコースが充実しています。キャンペーンもあるので、ぜひTACの公式サイトをご確認ください。
LEC東京リーガルマインド
LECは、他の予備校とは異なり、短答式と論文式に分割してカリキュラムを設定しています。明確な目標に向けて一つずつクリアしていきたい人や、一度に多くの授業料を支払うのがためらわれる人におすすめ。
のちほど詳しく費用についてお伝えしますが、短答合格コースと論文合格コースの2つを足しても、TACよりやや低く設定されています。
もし、公認会計士試験にチャレンジして挫折しても、出費が少なく済むのはありがたいところ。
公式サイトにて合格者数を記載していないので実績が見えにくいですが、本試験にてLEC公認会計士講座の答練・模試が多数的中しているとのことですので、期待はできそうです。
LECの主な特徴
LECの主な特徴は、まずは1年で短答式試験の合格を目指すという合理的なカリキュラムになっているところです。
従来の出題内容では短答式と論文式で重複しているところもありましたが、新試験制度下においては分けて考えた方が合理的なのではないか、とLECは考えています。
「1年目に短答合格、2年目に論文合格」これが、LECの考える成功法です。この趣旨に賛同できるなら、LECはおすすめですね。
LECのおおよその費用
LECのおおよその費用はこちら。
2022年短答合格コース<春生>の場合
通信Web・音声DL・スマホ可 答練・模試通学 |
278,000円 |
通信Web・音声DL・スマホ可 模試のみ通学 |
278,000円 |
通信Web・音声DL・スマホ可 答練・模試通信 |
278,000円 |
通信DVD 答練・模試通学 |
378,000円 |
期限付きの早割引や、これまで会計士講座を受講したことのある人の再受講などの割引など、さまざまあるので詳しくはLECの公式サイトをご覧ください。
CPA会計学園
CPA会計学園は、令和元年における合格率が42.9%にも達する予備校です。その合格率の高さは他を寄せ付けません。一般的な合格率は10%ほどですので、4倍にも及びます。
1発合格や働きながらの合格にも強いので、実績で選ぶならCPAですね。
CPAの主な特徴
CPAの特徴は、公認会計士試験合格者の講師が校舎に常駐しているところです。公認会計士試験の合格者だからこそ、バランスのとれた合格するためのアドバイスをしてくれます。いつでも質問や相談ができるのは安心できますね。
大手の予備校ですと、人数が多いので一人ひとりの受講者に目が届きにくいこともあるようです…。CPAなら“自分のことを知ってくれている”という状況をつくりやすいとのこと。
CPAのおおよその費用
LECのおおよその費用はこちら。
上級論文マスターコース |
34万円 |
上級層総合Wチャンスコース |
42万円 |
会計専門職大学院修了者Wチャンスコース |
38万6,000円 |
CPAでは合格返金制度が準備されています。発表後の期間内に合格したことを伝える手続きをすると以下の通りに受講料が返金されます。
受講料全額返金 (論文式全科目合格) |
論文式試験で合格した人には、申し込んだ上級コースの受講料が全額返金されます。 |
受講料一部返金 (論文式科目合格) |
論文式試験で一部科目合格した人には、上級コースの受講料の一部を返金(免除額)されます。 |
一部返金は、1万円から10万円と幅広いですので、詳しくはCPAの公式サイトをご覧ください。
公認会計士資格の勉強で予備校を活用する5つのメリット
予備校の費用をご紹介したので、「正直なところ高いな…」という印象を受けた人もいるかもしれません。たしかに、予備校を利用するにはお金がかかります。
しかし、そのお金を支払うだけの価値は十分にあるのです。予備校を活用するメリットについて解説します。
充実したテキストで学べる
予備校に通う最大のメリットが充実したテキストだと言えるでしょう。本屋に行ってみるとお分かりいただけるかと思いますが、公認会計士試験対策本はほとんどそろっていません。それは、公認会計士試験対策を独学で行っている人の少なさが影響しています。
さらに、試験範囲が膨大で変更も行われるので、市販テキストでは追い付きにくいです。予備校に通い、配布されたテキストをこなすというのが最善の方法でしょう。実際のところ、テキストの分かりやすさで勝負している予備校も少なくありません。
合格するためのカリキュラムを作ってくれる
予備校は過去に公認会計士試験の合格者を多く輩出しているので、合格するためのノウハウを蓄積しています。そのノウハウのもと、合格するためのカリキュラムを作ってくれるので、合格というゴールに向かって走っている感覚を得られます。
独学ですと、「本当に前に進んでいるのか?」と不安になることもあるでしょう。なるべくストレスを軽減させて、意欲高く勉強を進めたいと思いませんか。
答案練習を受けられる
知識は正しくアウトプットできてこそ、“身についている”と言えます。そこで、試験本番を想定したアウトプットの練習として答案練習が必要不可欠です。
予備校では、定期的に答案練習を行っています。予備校だからこそ、どれだけ学習できているか客観的にチェックできる体制が整っているのです。
講師に質問・相談できる
独学のつらいところは、理解しにくいことがあったら、手が止まってしまうところです。疑問というのは意外に聞けばすぐに解決できるものです。しかし、質問する相手がいないと困ってしまいます。
予備校ですと、その道のプロである講師にいろいろ質問・相談をできます。予備校によっては公認会計士試験の合格者に限っていたり、対面・電話・メールという方法から選択できたり、さまざまな工夫を行っています。
自分の学習スタイルと合わせて、よりよい環境を作ると合格への道が近づきますよ。
勉強仲間ができる
公認会計士試験の合格には1年~2年かかることも少なくありません。その期間、一人でモチベーションを維持するのはタフな精神を必要とするでしょう。
やはり勉強仲間というのはいた方が心強いです。SNSといったコミュニティーで探す人もいるようですが、予備校で顔を合わして情報交換をするメリットも大きいです。
まとめ
公認会計士試験に合格するための予備校の選び方やおすすめの予備校などについてまとめました。大きく分けると、通学スタイルかWEBスタイルのいずれを選択するかが大事です。
その他、予備校によって特徴があるので、自分にとって最善の選択をしてみてください。予備校には支払う料金以上の価値があると言われています。
転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。
本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。
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