
- フリーターは経済的な面から将来がかなり不安
- 自分の夢を追いかけるためにフリーターでいるけど先立つものがない
- 組織に縛られることなく働きたいからフリーターになったけどやっぱり将来は絶望的なの?
フリーター生活を送っている人の最も大きな不安は、経済的な面から来る将来への不安ではないでしょうか。確かに、フリーターを続けている方にとって将来の生活は、今以上に貧しいものになってしまう可能性があります。
フリーターでは、最終的な年収は正社員の3分の1程度。さらには退職金もなく、年金も少ない。正社員でさえ、経済的にギリギリな生活を送っている人が多いのですから、フリーターの生活はかなり貧しいものになってしまうでしょう。さらには、歳を取るごとにケガや病気のリスクが高まるので、どんどん貧しくなります。
近年では、景気の回復に伴い、若者のフリーター割合は低くなってきましたが、130万人程度フリーターがいるということを考えると、依然としてフリーターは多いように感じます。
【引用:2020年労働力調査】
フリーターは自由度が高いですが、経済的な将来的な事を考えると望ましくない状態であることは間違いないでしょう。そこでこの記事では、フリーターの将来について、以下の事柄をお伝えします。
フリーターの将来に対する不安要素7つ|正社員と比較した際の格差とは
フリーターの将来を正社員と比較してお伝えします。
収入が少なく今後上がる見込みが少ない
フリーターは収入が低く、正社員と違って将来的に収入が上がる見込みはほぼないと言ってもいいでしょう。厚生労働省の調べによると、フリーター(アルバイト・パート)の平均年収は、200万円前後という結果が出ています。
図:【年齢別】正社員とフリーターの年収格差
【引用: 正社員とアルバイトに関する年齢と時給推移(大卒編)|厚生労働省】
時給換算した場合、20代〜30代の格差は500円以上、年収でも100万円以上と明らかで、同じ時間働いていても埋めようのない状況が生まれています。
正社員は、能力や任せられる仕事によって収入が上がるので、勤続年数に比例して収入が上がっていく見込みがあります。しかし、フリーターはどれだけ勤続していても、時給換算で給料をもらうため、将来的に収入が上がる目処は立ちません。
フリーターは勤続年数で給与が上がることはない
フリーターとしていかに長い期間勤めていたとしても、正社員として企業勤めをしている方とは違い、月給が上がることはありません。もちろん、勤続年数に応じて時給は上がる可能性はありますが、50円〜100円上がったところで、勤続年数による給与の上がり幅は正社員に及ぶ訳でもないのが現状です。
例:時給1,000円の方が50円UPした場合
- 時給1,000円×8時間=8,000円
- 時給1,050円×8時間=8,400円
- 週5日勤務=8,000円×20日=16.0万円
- 週5日勤務=8,400円×20日=16.8万円
- 年収換算:16万円/月= 192万円、16.8万円/月=201.6万円
つまり、時給が50円上がっても、年間でたった9.6万円上がるだけなのです。
税金などが控除された正社員と同じ給与
上記の年収201万円は、正社員と同様の手取り年収という場合もあります。
であれば、フリーターとして働いたとしても同じ金額の給与をもらっているではないかと思われるかもしれませんが、正社員の場合、『社会保険』や『雇用保険』『所得税』などが引かれた上での給与が年収200万円である可能性が高いです。
アルバイトや・パートでも、雇用保険料や社会保険、税金などは引かれる事になりますので、時給1,000円で働いたとしても、そこから控除され、実際の手取りを時給換算すると900円程度になります。つまり、実際の月給は14万円、年収は170万程度になるでしょう。
- 正社員:200万円
- フリーター:170万円
年収に30万円以上の開きが出る。これがフリーターで居続ける将来に最も不安を与えるものでなくて、なんと言うのでしょうか?
経済面でも安定しない
繰り返しになりますが、経済面で安定しないことがフリーターの一番大きい不安事項でしょう。フリーター全員に共通して言えることですが、時給制のため、休んでしまえば収入は0円になりますし、ボーナスもないので、フリーターは経済面で安定しません。また、結婚して経済面の厳しさをなんとかしようとしている人がいますが、なかなかうまくいきません。
フリーターは厚生年金がもらえない可能性が高い
日本にいる以上、国民年金への加入が義務になります。そのため、フリーターであっても正社員であっても年金を納めなくてはいけません。年金を納めておくことで老後にお金がもらえますが、正社員の場合は厚生年金にも加入しています。
2つの年金に加入することで月々に支払う金額は高くなりますが、その分、定年を迎えた将来に受け取れる金額は十分なものとなります。
全国民共通の基礎年金に加えて、報酬比例の年金(厚生年金)が終身でもらえます。
例えば月収88,000 円の方の場合 、毎月8,000 円(年額96,000 円)の保険料で、 40 年間加入した場合では毎月19,000 円 (年額228,000 円)の年金がもらえ、 1年間だけ加入した場合でも毎月500 円(年額6,000 円)の年金が終身でもらえます (モデルケース参照) 。
【引用:厚生労働省|保険料と年金額のモデルケース】
フリーターには退職金がない
フリーターは月々の収入が少ないだけでなく、退職金をもらえないのも特徴です。退職金は正社員として働いているうちに少しずつ積み立てていくものですが、アルバイトにはそういったものがないため、退職した時にもらえるお金がありません。
正社員ならば、退職時に退職金をもらうことができますし、会社から年金の補助が出るため、もらえる年金の金額が上がります。フリーターは、そのような恩恵を受けることができないため、将来の保証がまったくない状態であると言えるでしょう。
30歳を過ぎると就職もしにくい
フリーター生活を続けて30歳を過ぎると、正社員として就職することも難しくなります。
例えば、あなたが人事の担当者で、30代のフリーターが応募してきたと想像してみましょう。ちゃんとした社会人経験もなく、中途採用なのに対したスキルもない。コンビニや軽作業のアルバイト経験だけは長いが、人格形成もできあがってしまっているので、第二新卒と比較して素直さにも欠ける。
すべての方がそうではないと思いますが、こういった状況の30代フリーターと、ちゃんと正社員として数年間働き、一般常識やマナーをわきまえて、年収アップや向上心を持って入社したいという30代がいたら、フリーターを採用しようとは思いませんよね?
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将来結婚しにくい
経済的な安定性に欠けるため、フリーターは結婚しにくい傾向にあります。結婚するとなると、結婚式や子育て、その他行事でお金をたくさん使うようになります。そのお金はフリーターという立場では稼げない額でしょう。すると、必然的に何かしらを諦めなくてはいけなくなるので、結婚相手としては選ばれにくくなります。
女性の場合、結婚する相手を見つけにくい
フリーター女性は、結婚相手と出会いにくい傾向にあります。基本的に、フリーター女性の周りにはフリーター男性しかいないからです。フリーター女性が結婚相手候補として見るのは正社員の男性のみでしょう。
将来の経済的安定を考えると、フリーター男性では経済面に不安があるからです。フリーター女性の周りにいる男性は、フリーター男性かお客さんくらいです。したがって、フリーターの立場では、結婚相手に相当する男性と出会う可能性が低いということです。
生活が貧相になっていく
フリーターは収入が少ないのは変わらないものの、年を重ねるごとにケガや病気をしやすくなるため、 出費がかさみ、徐々に生活が貧相になっていきます。同年代の正社員の人は、徐々に年収が上がり、生活が豪華になっていきますが、フリーターの場合はその逆で、生活が貧相になっていくでしょう。
貯金もないため病気への備えや保険に入る余裕もない
万が一、入院した際にかかる費用をご存知でしょうか?どういった怪我や病気で入院するかによりますが、1日にかかる入院費用は平均23,300円というデータがあります。
【参考:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」令和元年度】
もし一週間入院したとしたら、約15万円の支出です。入院中に仕事はできませんから、時給で働くフリーターにとっては致命的な出費になるでしょう。
フリーターの将来を明るくするには正社員になるのが一番の近道
フリーターの将来的な不安を払拭するには、今からでも正社員になるために動くのが一番かと思います。大抵の悩みはお金で解決できるというのは間違いではありません。
20代後半や30代のフリーターでも正社員になれるの?
「フリーターの経験しかない人を正社員として雇う会社はない」このようなことをよく聞くかもしれません。たしかに、「アルバイトという責任の軽い仕事しかしてこなかった人は、いつか無責任な行動を取るだろう」と考えて、正社員経験のない人の雇用を避ける会社もあるでしょう。
しかし、そうではない会社もあります。以下のサイトに登録している会社は、フリーターから正社員への転職を歓迎している会社ばかりです。「フリーター経験しかないからダメだろう…」と思っていつも諦めている人は、ぜひ一度見てみてください。
フリーターから正社員への就職支援に実績のある企業
- JAIC(ジェイック)|フリーターの満足度94.3%の就職支援サービス
- UZUZ(ウズウズ)|第二新卒・既卒・フリーター・ニートの内定率86%
- 就職SHOP|リクルートが運営するフリーター向け正社員就職支援サービス
- ハタラクティブ|20代・フリーター・ニートを転職成功に導くプロ集団
- マイナビジョブ20’s|マイナビが運営する20代・既卒向けの転職エージェント
【取材記事】
JAIC(ジェイック)はどんな人でも就職できる?来て欲しい層を聞いてみた
担当者:いわゆる弱者支援というイメージはあるかなと思っていて、ユーザーからみたポジションは変わりつつあるんですけど、、、
例えば、最近で言うとDODAさんとかちょっと打ち出し方を変えてきていますが、あえて言うと、最も就職が難しい方々を救ってきたのがJAIC(ジェイック)なので、コミュニケーションが難しい方とかでも、JAIC(ジェイック)ならなんとかしてくれるんじゃないか?
そう思って、来ていただく方は多いです。実際なんとかさせて頂きますからね。
==JAIC(ジェイック)さんのところにはどんな人が来て欲しいですか?
担当者:そうですね。うちの研修は先ほどもお伝えしましたが、今の時代になくてもいいかもしれませんが、『あったら幸せになるサービス』であるのは間違いなく言えるので、今までだったら弱者支援のイメージが強かったんですが、サービスのコンセプトを変えていきたいと思っています。
誰が来てもプラスアルファになるんですよね。
うちが就職カレッジという名称に変わるいいタイミングで、サービスとしてのコンセプトは『社会人としての期間が長くなるにつれて、20代というキャリアとしてのベースをいかに素晴らしく過ごせるか、より素晴らしくものにしてあげられる』のがJAIC(ジェイック)です。
正社員になるために資格を取得するのは意味がない?
自分の能力や知識を客観的にアピールできるという点では、資格は役に立つでしょう。
ただ、資格は取って終わりではありませんし、何より実務で活かせなければ資格など無駄です。ですので、正社員になるために資格を取ろうという意識は大事だとは思いますが、企業サイドとしてはそんなものはいくつあっても採用の決め手にはなりません。
どんな職種であれ一度正社員になった実績を作ることが大事
フリーターを続け、その間に色々な職業を経験したとしても、肩書き『フリーター』であることに変わりはありませんし、世間の目は思っている以上に冷たいです。どんな職種、業界でも良いので、一度正社員になることで履歴書に正社員雇用と書けますので、『転職』をする際に成功率は高まります。
『止まり木』『渡り鳥』と揶揄されるかもしれませんが、あなたの将来を考えた時、せめてお金で困らないようにするためには、とても大事なことだと思います。
ただし、入社から半年や1年足らずで辞めてしまうのはおすすめできません。それこそ経歴を汚すだけではなく、早期退職者というレッテルが貼られることになりますので、少なくとも2年以上は在籍し、できる限りのスキルや知識を吸収し、今後に活かす努力をすべきでしょう。
フリーターからなりやすい職種は営業職
営業職をおすすめする理由はいくつかありますが、最も推す理由は人間性が一番活かされる職種だからです。企業サイドも人格形成がしっかりされた方を営業職として採用したいと思っていますし、営業には特別な知識といったものも最初は必要ありません。
また、これからAI技術が普及していく中で、人間の仕事が奪われる傾向は避けられません。そうなると、最終的に残る最後の仕事は、機械(AI)が一番苦手にしている『対人コミュニケーション領域』です。
これから定年まで仕事をする過程で、50歳で職を失うようなことになっては元も子もありません。そうならない人材、最後に勝ち残れる人材は、営業職の人間だと思います。
仮に、5年後や10年後にマーケティング職や技術職に就いても良いですが、最初に正社員としてのベースを営業職に置き、『人と向き合って仕事をする』働き方を根幹に置いておけば、必ず他の職種に移ったとしても、活躍できる人材になれるでしょう。
【関連記事】
営業に強いおすすめの転職エージェント徹底比較15選
まとめ
フリーターは経済面で安定しないために、将来の生活や結婚への不安を拭うことができません。結婚して専業主婦になりたいと考えているフリーター女性でも同様です。フリーターの周りにはフリーターしかいないため、結婚相手が見つからず、将来への不安がいつまでも拭えないでしょう。
フリーターという立場から来る将来への不安を克服したい場合には、一刻も早く正社員への転職を考えるようにしましょう。現代では、フリーターから正社員への転職を斡旋するサイトがあります。ぜひそちらを活用して、転職活動に向けて動いてみてくださいね。
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転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。
本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。
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