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フリーターの履歴書をよく魅せる書き方とは|自己PR・志望動機の魅せ方ガイド

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履歴書・職務経歴書
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フリーターから正社員などに就職、転職する際、必ず提出を求められるのが履歴書です。

 

履歴書はあなたの人生を書き記したもの大事なものですし、採用担当・面接担当にとってもあなたという人を評価・判断する重要な基準になりますので、できるだけよく魅せる必要があるでしょう。

 

もし自己PR欄に特筆すべきものがなくても、決して嘘を書かなければいけないということではなく、書き方や表現一つでいくらでもよく魅せることができます。

 

そこで今回は、フリーターが履歴書を書く際に気をつけてほしいポイントを4つに分けて解説しますので、ぜひ参考にして下さい。

 

 

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フリーターの履歴書の書き方1:手書き・学歴・証明写真の基本的なポイント

まず、学歴や職歴など決まった項目はすぐに埋まると思いますが、その際にもいくつかポイントがありますので、基本的なポイントをご紹介します。

 

履歴書は手書きでもパソコンでもOK|綺麗な字に自身があれば手書きがおおすすめ

結論から言うと、どちらでも構いません。紙で手書きの方が印象が良いという都市伝説がありますが、重要なのは『何が書いてあるか』ですので、手書きでもパソコンで作って印刷しても結果は変わりません。

 

ただ、手書きにした場合、文字はできるだけ綺麗にした方が、印象が良くなるのは間違いありません

 

履歴書を出した際に字が汚いのは間違いなくマイナスになりますし、他人に見せる書類に気を配れない方に『良い仕事はできない』と判断される可能性はかなり高いでしょう。

 

文字の大きさは統一するのがベスト

手書きにしてもパソコンで書くにしても、文字の大きさは統一した方が見栄えは良いです。

 

ただ、『氏名』に関しては大きめでも良いですし、多くの場合市販の履歴書フォーマットに沿って書いていけば自ずと大小の文字サイズが出てくると思いますので、小さいサイズならそのサイズを、大きい場合はそのサイズを維持するのが基本です。

 

 

学歴欄は高校入学から記入すれば良い

学歴の欄をどこから埋めるのかに迷われる方も多いと思います。いくつかのサイトでは学歴は『小学校入学(または卒業)から書いてできるだけ埋めましょう。』という記載を見かけますが、必ずしも義務教育の時代を記載する必要はありません。

 

 

高校や大学を中退した場合

高校や大学を中途退学した場合、最終学歴は中卒・高卒になると思われていますが、中途退学は『中退』となりますので、一つ前の学歴になるわけではありません。

 

中退経験がある方は、中退年月日を記入しましょう。

 

  1. 20××年 04月 ~大学 ~学部 ~学科 入学
  2. 20××年 10月 ~大学 ~学部 ~学科 中途退学

 

もし留学経験があってストレートで卒業していない場合は

 

  1. 20××年 ~年 ~月 【国名】の~大学に~ヶ月間留学

 

などと記入しておきましょう。

 

証明写真の見せ方テクニック

人の第一印象は会って7秒程度で決まると言われています。

 

また、人は見た目が9割という理論もあるように、初めて出会った方を客観的に印象付けるポイントは多くの場合見た目です。

 

面接官は直接会って話をし、あなたのことをよく知り得ますが、これが2次面接、3次面接と続いていくと担当が変わりますので、これから会う方を判断するポイントは『証明写真』である可能性が高くなります。

 

髪型などに関してもポイントがあるのですが、そちらに関しては下記のコラムを参考にしてみて下さい。

 

【関連記事】

転職活動の面接で相応しい髪型と服装を男女別に解説

転職時の証明写真で悪い印象を与える女性の髪型|証明写真が重要なワケ

 

プロに依頼する|費用はかかるが綺麗さは抜群

一般的には証明写真機のように、スピード仕上げで撮影する方が多いと思いますが、本当は写真に行ったり、ちょっと良い証明写真機を使うことをおすすめします。

 

下図は株式会社セルフィットが行うサービス『就活証明写真』の一例を引用したものですが、プロのカメラマンが撮る写真は違うことがわかると思います。

 

引用元:証明写真で合否が決まる!?|就職活動・転職の証明写真|大阪梅田、京都四条烏丸、名古屋栄のフォトスタジオセルフィット

 

スマホのアプリを使う|印刷環境さえあれば無料で手間もかからない

証明写真を撮るのに必ずしも写真機などを使う必要もなく、最近はスマホのアプリで簡単に証明写真が撮れるという便利なものもあります。

 

参考:履歴書カメラ|iPhone版

 

参考:証明写真アプリ|Android版

 

あくまでスマホアプリですので、撮影したデータを印刷する環境が必要になりますが、そちらも全国のセブンイレブンでプリントが可能なので、興味があれば試してみてはいかがでしょうか。

 

参考:スマホで撮った写真はセブン‐イレブンでかんたん・きれいにプリントしよう

 

 

フリーターの履歴書の書き方2:職歴欄・資格欄の記載ポイント

職歴はアルバイト経験しかなくても重要なアピールポイントです。この項目ではアルバイトの職歴の書き方をご紹介します。

 

基本的にアルバイト経験は職歴に書かないことの方が多い

アルバイト経験を職歴に含めるのかという問題ですが、正社員への就職を目指す場合、基本的に記載しないのが一般的と言われています

 

ただ、応募先企業の業務にアルバイトで得た経験や技術が活かせる場合は、企業への強いアピールポイントになります。もし高校や大学を卒業してからフリーター経験しかない方は、履歴書にアルバイトの職歴を書くしかありません。

 

ただ、空白の期間があるより、アルバイトでも働いた経験があった方が良いです。アルバイトも立派な職歴です。自信を持って必ず書くようにしましょう。

 

 

職歴のアルバイト欄を良く見せるポイント

フリーター時代にアルバイト先であげた功績や努力して結果を出したことがあればぜひ書き加えましょう。短期アルバイトや派遣経験でも構いませんので、職歴欄を補強することでアピールポイントは増えます。

 

 

フリーターは職務経歴書を用意する必要はありませんが、職務経歴書がないぶん空欄が目立つことになりますので、短期アルバイトを含めて、経験業務を一緒に追記しておくことで、よくみせることが可能です。

 

資格欄は無理に記入する必要はない|3級以下は書かない方が無難

いまの時代、「普通自動車第一種免許」ぐらいは持っていると思いますので、それは必ず記載しましょう。もし他にもたくさん資格を保有している場合は、応募先に関係のあるものだけで構いません。

 

資格・免許

20××

06

普通自動車第一種免許取得

20××

07

〜〜資格 2級 取得

20××

08

〜〜資格 1級 取得

   

他●つの資格保有

 

他●つの資格保』と書いておけば、面接官は必ず気になりますので、質問をしてくると思われます。その際に、他にはこんな資格を持ってますといえばい良いので、全部書ききる必要はありません。

 

 

フリーターの履歴書の書き方3:志望動機に関して

志望動機欄はかなり小さめですので、詳しく志望動機を記入したいとしても、

 

  1. なぜその会社を選んだのか
  2. その業種・職種を選んだのはどうしてか

 

具体的に書くようにしてください。

 

例えば、

『営業職を3年間やってきて、よりやりがいのある法人営業にチャレンジしてみたいと思うようになりました。ただ、前職では個人営業しかなく、転職を決意しました。そんな中で貴社の法人営業の求人を見つけ…』

という流れです。

 

このように、『転職理由』と『応募先を志望する理由』をうまく紐つけて説明することで、説得力のある志望動機を作成することができます。

 

【関連記事】

転職で受かりやすくなるための履歴書・職務経歴書の書き方とポイント

 

志望動機でチェックされるポイント

いきなり志望動機を作成せずに、まずは志望動機でチェックされるポイントについて、しっかりと把握しておくことが大切です。

 

会社の特徴を把握できているか

「若手にも裁量権がある」「女性向けの商品に特に力を入れている」「海外展開に力を入れている」など、その会社ならではの特徴を盛り込むようにしましょう。

このポイントで、同業他社ではなくなぜその会社なのか、会社の特徴についてしっかりと把握できていることをアピールする必要があります。

自分の強みが仕事にマッチしているかどうか

これまでの経験で得た自分の強みやスキルを活かせる仕事をしたほうが、自分にとっても会社にとってもメリットが大きくなります。

このポイントで、応募する職種の仕事内容や、その仕事を行なっていくうえで大切になる能力について理解していることをアピールする必要があります。

入社した際のビジョンが明確かどうか

「マーケティングの部署でユーザーの声にたくさん触れて、ゆくゆくはその経験を生かして商品企画の仕事にチャレンジしたい」

営業成績でしっかりと実績をあげて、ゆくゆくはチーム全体のマネジメントを通して成績UPに貢献していきたい」 など

会社で自分が実際に働いている姿がイメージできていることは、入社の意思が強いことのアピールにもなります。

参考:転職の履歴書で大切な志望動機!作成ポイントと職務経歴書との違い

 

何でも当てはまる内容はNG

企業の将来性に安定を感じたので志望しました」などでは、どの企業でも言える内容ですし、どこに安定性を感じているのか必ず質問されるでしょう。

 

『安定』はどの会社に行ってもありませんし、なぜ数ある企業のなかでもその企業に安定を感じて応募してきたのかは、袋小路の答えしか出てきません。つまり、なぜ選んだのかをしっかり書く必要があります。

 

抽象的な内容では伝わらない

フリーター経験しかない場合、この内容を考えるのは難しい作業ですが「自分の経験がいかせると思いました」という抽象的かつ曖昧な回答で終わらせるのは危険です。

 

たとえば、「業界の先を見据えた取り組みに魅力を感じました。なぜなら・・・」と続いていたら印象はだいぶ変わると思いませんか?

 

会社の待遇については触れない方が良い

「給料の高さ、福利厚生の良さに惹かれました」では確実に受からないでしょう。

 

福利厚生は働く方への感謝として会社が与えるものですので、たとえ本音だとしてもわざわざ伝えるメリットは薄いです。人事担当者からすると、待遇だけで選んでいるという印象を与えてしまいます。

 

 

フリーターの履歴書の書き方4:本人希望欄に関して

履歴書の中で本人希望欄という項目があります。「本人希望欄ってなにを書けばいいんだろう。」そんな風に思っている人もいるかもしれません。この項目では、履歴書の本人希望欄の記入方法ということで、『どんなことを書いていいのか』『どんなことを書いてはいけないのか』を解説していきます。

 

履歴書の本人希望欄に書いてもいいこと

本人希望欄は「どんなことを書いてもいい」というわけではなく、額面通りに希望年収や希望勤務地を書いてしまうと、面接採用者にわがままな印象を与えかねません。では、どんなことなら書いていいのかというと、『入社する際にどうしても外せない条件』です。

 

本人希望欄に書くとすれば、以下の2点になるでしょう。

 

・就職する上での最低限の条件

・連絡を希望する時間帯

 

例えば、「親の介護で、19時以降は勤務できない」「家庭の事情で遠くへの転勤はできない』など、客観的に見てもやむを得ないような場合です。

 

本人希望欄は多くても8割まで

本人希望欄は、いわばこちらからの要望ですから、あまりにも欄いっぱいに書かれると、少し要望が多すぎる印象を与えてしまいます。

 

長ければいいというものでもないので、項目は読みやすく要点を箇条書きにまとめると、簡潔、かつわかりやすく伝えることができます。

 

入社可能日を記入する際

在職中の場合、退職の手続きに時間がかかる場合があります。内定後すぐに入社できないのであれば、いつから入社できるのかを明記しておくと親切です。

 

退職までの期間があまりにも短いと、仕事に対する責任感があまりないように感じられますし、3ヶ月以上も先になると採用の可能性を下げてしまう可能性があるので注意してください。

 

(例:在職中のため、月曜日から金曜日の〇時から〇時までの間は電話に出ることができません。また現職の引き継ぎの関係上X月XX日より就業可能です。)

 

給与希望は書いてもOK?

基本的に給与に関しては履歴書に記入するべきではありません。履歴書で給与希望を一方的に提示してしまうと、マイナスな印象を与えてしまうこともあるからです。

 

給与に関しては、面接の中で必ず話題に上がるので、履歴書ではなく面接で伝えるようにしましょう。もし、給与に関する希望を伝えるとするなら、前職を考慮して最低限の給料を提示する場合のみです。

 

(例:前職では年収◯◯◯万円いただいておりましたので、それを考慮した額を希望します。)

 

【関連記事】

転職の履歴書『本人希望欄』に記入してよいこと・悪いこと記入方法まとめ

 

 

フリーターの就職成功率を上げる方法

フリーターから正社員を目指す際、転職エージェントを活用して、採用されやすい業界を狙って活動すれば、必ずうまくいくというわけではありません。正社員への就職を成功させるためには、当然自分自身の努力も大切になってきます。

 

フリーターだった正当な理由を考えておく

フリーターから正社員での就職を成功させるためには、フリーターでいた期間が『ただ何の目的もなくフラフラしていたのではない』ということを説明する必要があります。

 

例えば、以下のような理由であれば、企業を納得させることができるかもしれません。

 

  • 家族の介護の手伝いなどで定職に就くことができなかった
  • 司法書士や弁護士など難関の資格を取得するための勉強に集中していた
  • アーティストや俳優など、なるのが困難な職業を目指して活動していた

 

フリーターでいたことが納得できる理由があれば、企業側としても正社員採用しても、問題はないだろうと判断しやすいのです。

 

フリーター向けの転職エージェントを利用する

フリーターから正社員への転職を目指す方は、「就職活動で何から始めたらいいか分からない」「どんな仕事に向いているか分からない」。また、社会人経験が短いことで不安も多いと思います。

 

転職エージェントはこういった悩みを専門に解決するプロですから、

 

  • 履歴書や職務経歴書の書き方
  • 添削や自己分析のサポート
  • 応募者への求人紹介
  • 面接対策・模擬面接の実施
  • 応募から入社までの代行
  • 退職時のアドバイス
  • 入社後も定期的なフォローを入れる など

 

フリーターの強い味方です。こういったサポートが充実していますので、フリーターでも安心して就職活動が始められるでしょう。

【関連記事】

フリーターに強い転職エージェント比較7選|年齢別・強み・特徴|2019年版

 

 

まとめ

2018年現在の有効求人倍率は1.5倍を超えており、就職活動者に有利な状況です。フリーターから正社員になるためには、転職エージェントから応募書類の添削、模擬面接、スキルの棚卸しなどのサポートを受けることが有効です。

 

さらに企業側にフリーター期間をネガティブなものとしてとらえられないためにも、フリーターでいたことが納得できる理由を考えておきましょう。

 

この記事の執筆者
キャリズム編集部

転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。

本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。

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