
40代が転職しようと考えたとき、資格はどのくらい役に立つのか気になる方も多いと思います。
この記事では、40代が転職を成功させるために必要な考え方と転職に役立つ資格をご紹介します。
【関連記事】 転職に有利な資格5つ|資格の取得方法と企業へのアピール方法
資格がなくても転職できる例
40代での転職は資格がないと難しいと思う人も多いですが、資格がなくても転職できる例はあります。
実績がある
前職で目立った実績があればそれを売りにして転職することもできます。
面接でアピールするときには「業績を上げるために○○という提案をしてきました」というように自分がやってきた行動ではなく、「私の提案した○○によって顧客満足度が5%アップしました」というように具体的な実績を挙げることで効果的にアピールできます。
40代となると、それなりに勤続年数も長く、何かしらの実績がある場合が多いです。
実績があれば、仮に資格を持っていなかったとしても能力のある人材として企業に認められます。
マネジメント経験が豊富である
40代で転職となると、管理職を希望する人も多く、また企業側からしても管理職として活躍できる人材を求めていることが多くなります。
だからこそ、マネジメント経験を積んでいることが転職活動の際には強い武器となります。
もう少し先に転職を考えている人も、積極的にマネジメント業務に就けるよう上司に働きかけ、マネジメント経験を多く積んでおくことが重要です。
資格がなくても証明できる能力がある
例えば語学力や転職先の業界に対する分析能力は資格がなくても十分に証明することができ、大きなアピールポイントにできます。
TOEICを受けたことがなくても、面接で「私は英語が話せます」と伝えてその場で英語を話せば語学力を証明することができますし、「この業界で弊社が発展していくために具体的にどのようなことが必要と考えますか?」というような質問を面接で受けたときに鋭い視点で答えられれば、マーケティング能力や企業を分析する能力があることを証明できます。
資格を取ることも大切ですが、それよりも企業に求められるポータブルスキルを磨くことのほうがより大切です。
資格が必要な場合の例
実績などのアピールポイントがない
実績やマネジメント経験がなく、アピールできるような経歴がない場合には資格を持っていないと転職は難しいと言えます。
逆に言えば、転職先の企業で役に立つ資格を持っていれば、目立った実績や経歴がなくても転職できる可能性は高まります。
アピールできそうな自分の実績を絞り出すことも時には必要ですが、無理にアピールポイントを作ろうとするよりも気持ちを切り替えて資格取得に力を注いだほうがよいと言えるでしょう。
未経験業界への転職
転職先の業界でも役に立つポータブルスキルや、前職での実績がある場合は別ですが、基本的には未経験業界への転職には資格を持っていることが有利に働きます。
「この業界で頑張りたい」という意欲をアピールすることにも繋がるので、未経験の業界へ挑戦する場合には資格を取っておくことをおすすめします。
宅建士などのように、資格を持っている人が一定数いないと営業ができないようなものや、税理士や社労士などのように、どの企業でも必要とされる資格を持っていれば、未経験の業界でも比較的簡単に転職することができます。
40代が転職の際にアピールできること
実績やマネジメント経験がある、資格を持っているということだけでなく、40代だからこそ企業にアピールできるポイントもあります。
40代が転職活動をする際には、実績や資格だけで押し切ろうとせず、40代だからこそアピールできる強みを自覚することが大切です。
経験
40代はその長い勤続年数から経験も豊富です。
成功だけでなく失敗した経験や、後輩や部下を育ててきた経験、さまざまな企業に触れてきた経験など、色々な経験をしてきているはずなので、面接ではそれをうまくアピールしましょう。
ただし、重要なのは経験だけをアピールポイントにしないように注意することです。
40代が経験豊富なのは当たり前のことなので、経験豊富なことを一番のアピールポイントにするわけではなく、「やっぱり40代の人は経験が豊富だな」と企業側の期待を裏切らないためにアピールする程度に捉えておく必要があります。
バイタリティ
企業側は、『年相応に落ち着いている人』ではなく、『40代なのに若い人に負けないバイタリティがある人』を求めています。
年齢に見合った落ち着きや冷静さをアピールすることも大切ですが、それと同じくらいバイタリティがあるところをアピールすることも重要です。
20代の若い人達のように、ハキハキと元気よく喋ったり、仕事に対する熱意を前面に押し出したりする必要はありませんが、どこか闘志や熱意を感じさせるような態度を意識しましょう。
そのためには、しっかりと面接官の目を見たり、腹式呼吸を意識して低く、安定感のある声を意識して話したりすると効果的です。
年齢とのよいギャップ
特に面接官が若い人の場合、40代に対するイメージが固まっていることも多いです。
「融通が利かなさそう」
「若い人のような勢いがなさそう」
「新しい職場にすぐに馴染めなさそう」
そういった40代の印象に対して、意識的にギャップを演出していきましょう。
「フレキシブルに、新しい知識や仕事のやり方を自分に取り入れていけることが強みです」
「自分が理想とするゴールへ向かってまだまだ進み続けたいと思っています」
というようなアピールをすることによって、
「40代なのに若々しい」
「40代だけどすぐに職場に馴染んでくれそう」
といったよいギャップを演出することができます。
40代の転職に役立つ資格
最後に、40代の転職に役立つ資格をご紹介します。
基本的に、どの資格が役に立つかというのは転職先の業界や業種によって異なるので、この記事では「どの業界でも活かせる資格」「特定の業界への転職に役立つ資格」の2つに分けて資格を紹介していきます。
どの業界でも活かせる資格
「とりあえず他の業界に移りたいけど、まだこれといった転職先は決めていない」という人は、まず汎用性が高く、つぶしが利く資格を取っておくことをおすすめします。
TOEIC
英語力は今どの業界でも必要とされ、ポータブルスキルとして非常に需要が高まっています。
ただし、英語力の需要が高まっているのと同時にTOEICを受ける人も増えているため、ライバルに大きな差をつけるまでには至らないこともあります。
日商簿記検定
事務や経理の部署はどんな業界に属する企業でも必ずあります。
簿記検定の中でもブランド力が一番強い日商簿記を取っておくと、事務や経理への転職では比較的有利になります。
中小企業診断士
中小企業の経営に具体的な助言や提案を行なう中小企業診断士。
中小企業からの需要が高いのはもちろんのこと、中小企業との取引が多い大手企業への転職にも役立ちます。
また、取得が難しい国家資格のため、資格を持っていることだけでも評価が高まります。
特定の業界への転職に役立つ資格
業界ごとに役立つ資格は異なりますが、ここではその一部をご紹介します。
資格を取る際に重要なのは、「その資格を持っている人がいないと営業できないもの」「資格があるとできる仕事の幅が広がるもの」を選ぶことです。
資格保有者がいなくても営業できる、資格を取ることで能力を示すことはできても特に仕事の幅が増えない、といった資格は取ってもあまり意味がありません。
宅建士(不動産業界)
不動産仲介会社では、宅建士の資格を持っている人がいないと営業所を開けないと法律で決まっています。
また、現在在籍している宅建士が退職してしまったときのために、規定の人数よりも多く宅建士を雇用する企業も多いため、この資格を持っているだけで不動産業界への転職はかなり有利になります。
介護職員初任者研修(介護・福祉業界)
この資格がなければ介護職員になれないわけではありませんが、その分資格を持っていない人も多いため、介護職に転職したい場合にはこの資格を持っていると有利に働きます。
また、この資格がないと応募できない求人もあるため、介護職への転職を希望する40代にはぜひ取得してほしい資格です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
40代で転職するときには資格がないとだめだ、と思われがちですがそうではありません。
実際に資格がなくても転職できた人は大勢います。
資格だけに頼らず、40代だからこそアピールできるポイントを見極めて転職活動を進めていきましょう。
転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。
本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。
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