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42歳の転職|即戦力or管理能力それとも?役立つ資格と求人ツール

年齢別の転職活動
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仕事に没頭していて、ふと気がついたら40代になっていた。42歳はそんな年齢です。
 
そして、どんなに順風満帆でも「このままでいいのか?」と、将来のことが頭をよぎる年齢でもあります。
 
この記事では、そんな42歳の転職事情と、役立つ資格や求人ツールを紹介していきます。
 
 

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この記事に記載の情報は2021年04月09日時点のものです

42歳の転職事情


日本でも『成果主義』や『実力主義』といった働き方が導入されてしばらく経ちますが、それでもまだまだ『年功序列』の考え方が残っています。
 
経営者には、「新しい人を採用するときは、若い人材を選ぶ」という考え方の人が依然として多いのです。
 
そういう事情もあって、企業の求人の対象は20代から30代がほとんど。40代になると求人の数はかなり少なくなってしまいます。
 
そのなかでも正社員の求人はとても少ないので、40代の方は「正社員として採用されて当然」と考えていると、なかなか転職できません。
 
40代で転職によって年収アップを実現する人は本当にレアケースなので、転職したいときは「非正規雇用からスタートしてもかまわない」という気構えでいたほうがよいでしょう。
 

そもそも42歳ってどんな世代なの?

2018年に42歳の人は1976年生まれ。同い年の有名人には、女優の中谷美紀さん、観月ありささん、俳優のオダギリジョーさん、2ちゃんねる管理人の西村博之さん、そしてサッカーのロナウド選手がいます。
 
世代的には「ポスト団塊ジュニア」と呼ばれ、少子化によって大学入試は易しくなりましたが、その代わり「失われた20年」と呼ばれる就職氷河期に遭遇した世代です。
 
特に1976年生まれの人たちが大学を卒業する2000年前後は、「超氷河期」とも言われ、新卒を採用しない企業が多くみられました。
 
ちなみに、団塊ジュニア世代よりも人口は減りましたが、それでも今の20代30代に比べてまだまだ人数は多いです。
 
要するに、求人が少ないのに人数が多い世代なので、いつの時代もどんな年齢であっても競争率は高くなっています。
 

42歳の転職で求められる能力って?

経営者が42歳の転職希望者に求めることは、ずばり即戦力であることです。
 
企業には、40歳以上の新人を育てる余裕はありませんので、採用後にすぐ戦力になることを求めています。
 
また、42歳は一般的には管理職経験がある年齢なので、部署をまとめる管理能力も求められます。
 
少人数のチームでもかまいませんので、リーダーとしての実績がないと厳しいでしょう。
 
 

42歳の転職者が抱く不安


42歳はポスト団塊ジュニア。上述したように、「失われた20年」と呼ばれる就職氷河期を経験した世代ですので、ほとんどの方が就職活動でつらい思いをしています。
 
正社員登用が激減し、非正規雇用が一般に広まった時代に社会人となったので、決して誇れるような履歴・職歴ではありません。
 
というわけで、自分の職務経歴書を見て、転職活動をする前にあきらめてしまう方がいます。
 
しかし、同世代の人たちは、みな立派な職歴を持っていないのです。
 
職務経歴書を見て、不安を抱く気持ちはもっともですが、実はほかの転職希望者も似たような職歴なので、それほど負い目を感じることはありません。
 
 

42歳の転職に役立つ資格と、あまり意味をなさない資格


42歳の転職希望者に、経営者が求めるものは即戦力であることです。
 
ですから、前職で実績を十分に積んだ人は、新たに資格を取る必要はありません。
 
しかし、キャリアが十分ではない場合や、異業種に転職する場合は、資格を取っておいたほうがよいでしょう。
 
即戦力であることの証明になりますし、なにより意欲をアピールできます。
 
以下は、42歳の転職に役立つ資格と、そしてあまり意味をなさない資格です。
 
【関連記事】40代の転職に資格は必要?|資格なしでも転できる例と役立つ資格まとめ
 

役立つ資格

・第二種運転免許
・介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)
・マンション管理士
・管理業務主任者
 
42歳の転職に役立つ資格は、ずばりマイナーな資格であることです。特に収入や仕事の範囲に直結するようなピンポイントな資格がよいでしょう。
 
たとえば、ドライバー職は、第二種運転免許を持っていると扱える車種が格段に増えます。その結果、収入が大幅にアップしますので、転職率を高めるだけでなく年収の増加にもつながります。
 
ほかの業種でも、このように収入アップにつながる資格がありますので、希望する業界について調べたり、転職エージェントに相談したりするとよいでしょう。
 

あまり意味をなさない資格

・TOEIC
・簿記1級
・英検1級
 
これらは、新卒や若いころの就職活動には大活躍した資格です。
 
しかし、42歳の転職では実はそれほど役に立ちません。というのも、若い人でも取れる資格だからです。
 
たとえば、英検1級の22歳と英検1級の42歳の転職希望者がいた場合、経営者は22歳の転職希望者を選びます。42歳という年齢の強みがまったく活かせませんので、今からわざわざ時間をかけて取得する意味はありません。
 
 

40代の転職おすすめのエージェント

42歳が転職を成功させるためには、まず自分の市場価値を正確に知ることと、自分に合った求人と出会うことです。
 
それらは自分1人でも実現できますが、以下のような転職エージェントを利用したほうがより確実です。
 

リクルートエージェント

業界最大手の転職エージェントサービス。
 
アドバイザーの求人も業界最多となっています。
 
リクルートエージェント
 

ビズリーチ

エグゼクティブに特化した会員制転職サービスです。
 
ハイクラスを対象にしており、中高年向けの高額の求人が多くなっています。
 
ビズリーチ
 

パソナキャリア

パソナが運営する転職エージェント。
 
転職支援のプロがキャリアカウンセリングを行ない、最適な求人企業を紹介するサービスです。
 
パソナキャリア
 
 

42歳におすすめの求人情報ツールはハローワーク

お伝えしたように、40代の転職希望者には、転職エージェントの活用がおすすめです。
 
しかし、それ以外のツールも活用するのが、40代で転職を成功させるための秘訣。
 
特にハローワークは、40代の求人情報がとても多いので、活用しない手はありません。

また、現在の求人は転職エージェントや転職サイトで見つけるのが主流になっているものの、求人情報誌もまだまだ現役です。
 
求人情報誌はコンビニや駅で配布されており、配布エリアごとに求人情報が異なります。地域密着型の求人情報なので、転職サイトやエージェントが対応しきれないピンポイントの求人が載っているのです。
 
それ以外では、求人情報を転職サイトには載せず、自社サイトにしか掲載していない企業や、旧友とのコネで、思わぬつながりができる企業もあります。
 
ほかの人が思いつかないところから求人情報を獲得すると、それだけ競争率は下がりますので、転職サイトや転職エージェントと併用して、そういった方向からもアプローチしてみましょう。

 
全国のハローワークで受理した一般求人のうち、事業主がインターネットへの掲載に同意したものが、すべて掲載されているサイトです。
 
40代が応募できる求人の数が非常に多いので、こちらも積極的に活用していきましょう。
 
 

まとめ

42歳の転職事情はまだまだ厳しい状況ですが、それでも成功をつかんだ人は何人もいます。
 
転職エージェントを活用し、それ以外の求人情報も併用すれば、最適な企業と出会えるでしょう。
 
【関連記事】
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