
新卒で求人を探すときは、学校からの紹介や、求人サイトを使う方法が一般的です。
ただ、このご時世景気がよくなってきたとはいえ、なかなか就職活動はうまくいかないものです。実は、ハローワークにも新卒が利用できるサービスがあるということをご存知でしょうか。
ハローワークのイメージは、失業者が利用するイメージですがそうではありません。ハローワークを有効活用して、ベストな就職先をみつけるためにぜひこの記事を参考にご覧ください。
新卒でもハローワークは利用できる
新卒とは全く無縁そうなハローワーク。
ですが、実際には新卒でも気軽に利用できます。その名も新卒応援ハローワーク。全都道府県で利用することができるサービスです。
このサービスは、専修学校、高専、短大、大学、大学院の学生や、これらの学校を卒業した方を対象にしています。どのエリアでも最初に登録しておくだけで、ほかのエリアでも新卒応援ハローワークが利用できるという特徴があります。
新卒応援ハローワークを利用するメリット
では、新卒応援ハローワークを利用するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
メリット1:個別支援をしてくれる
全国の新卒応援ハローワーク内では、就職支援ナビゲーター(キャリアコンサルティング有資格者や企業の人事労務管理経験者)が常駐しています。就職支援ナビゲーターとは、簡単にいうとマンツーマンで1時間程度かけて就職の支援をしてくれる専門家のこと。例えば履歴書の作成方法やエントリーシートの書き方、さらには面接の指導や、練習まで一貫して対応してくれます。
とくに、新卒であれば基本的にはアルバイトの面接しかしたことがないため、どのようにして進めるべきかはわからないものですよね。そこでナビゲーターの出番というわけです。
もし、万が一就職が決まらず、精神的に不安定になってしまう可能性がある場合も、しっかりとフォローしてくれますし、希望すれば臨床心理士のカウンセリングも受けられます。就職活動に疲れてしまったり、全く内定が取れずに落ちこんだりしたときは、利用してみるとよいでしょう。
メリット2:仕事探しの相談ができる
当然ですが、仕事探しの相談もできます。新卒はどうしても、どこでどうやって仕事を探すべきかがわからないものですが、仕事探しのプロが丁寧にアドバイスをしてくれるのは心強いですね。
メリット3:各種セミナーを開催している
セミナーは、苦手意識のある方が多い自己分析や自己PR、志望動機などの講座があり、また、就職面接でよくあるグループディスカッションや、マナー講座まで網羅しています。
また、就職フェアも定期的に開催しています。この就職フェアとは、企業が積極的に若者を採用するためのフェアで、指定の場所で説明会や面接が行なわれます。さまざまな業界の人事担当と直接会って話すことができ、面接というより面談に近く、聞きづらいことも気軽に聞けるため、新卒者にとっては大きなメリットといえるでしょう。
新卒応援ハローワークを利用するデメリット
では、逆に新卒応援ハローワークを利用するデメリットはあるのでしょうか。メリットと比較してみましょう。
デメリット1:ブラック企業の求人が多いハローワークはおすすめできない
ハローワークは、ブラック企業の温床ともいわれています。求人数が圧倒的に多いというのも理由のひとつですが、ほかにも原因はあります。それは求人費用が発生しないということです。
本来であれば、求人を公開するために企業がするのは、求人サイトへ自社の求人を掲載することではないでしょうか。いまはスマートフォンで仕事を探す人もずいぶんと増え、簡単に求人をチェックできるようになりました。その結果、人材を一人でも多く採用したい企業にとっては、求人サイトで募集するのがメリットといえるでしょう。
しかし、その裏では求人を掲載するための費用が発生します。それが長期掲載になったり、常に上位表示させたりしようと思えば、オプションとしてさらに料金を支払うことに…。
ですが、ハローワークで募集する際は費用が1円も発生しないわけです。これはブラック企業からすると非常にありがたいシステムです。やはり優良な企業はお金をかけてでも優秀な人材を採用しようとします。
しかし、ブラック企業にはそのような考えは一切ありません。なるべくお金をかけずにとにかく採用するわけです。このように、無料で掲載できるというシステムが、ブラック企業の温床といわれている原因です。
デメリット2:ハローワークには空求人も多い
ハローワークは空求人が多いことでも有名です。空求人なんて一般的に聞きなれない言葉かもしれませんね。空求人とは、企業側は採用する気がまったくないのにもかかわらず、掲載をし続けている求人のこと。
なぜそんな面倒なことをしているのでしょうか。たとえば、会社の宣伝目的であったり、人事部の新人への面接練習だったり。
また、いつか能力の高い人が面接に来てくれればいいや、というような感じで採用に力を入れていない状況が多々あるわけです。「結局どうせ無料なんだし掲載しとけばいい」という考えが見て取れます。
しかも、ハローワークは、空求人だとわかっていても掲載を断ることはできません。これも、ブラック企業や空求人が増えている原因といわれています。
デメリット3:ハローワークの求人票は文字ばかりでイメージがつかない
ハローワークに1度でも足を運ばれた方はイメージがわくと思いますが、ハローワークの求人票は必要最低限のことしか記載されていません。白い紙に黒い字だけです。求人サイトであれば、画像がついていたり、ときには職場を映した動画を見たりできます。ただの白黒の文字だけの求人では、職場の雰囲気を読み取ることは難しいといえるでしょう。
新卒応援ハローワークの利用の仕方
新卒応援ハローワークを利用するためには、まずは受付窓口にて求職申込書をもらい記入します。それができたら再度、受付窓口へ提出し、利用カードを発行してもらいましょう。この手続きはとくに予約することなく、進めることができます。
就職活動を成功させるためのポイント
就職活動は絶対に成功させないといけません。なぜなら自分自身の将来にかかわってくるからです。そこで、就職活動を成功させるポイントをお伝えします。
まずは、1回だけではなく頻繁にハローワークに通いつめてください。最大の関門として空求人とブラック企業は、ある程度把握しておきたいものです。
そこで、いつハローワークに行っても求人を掲載している、または大量募集している企業は、ピックアップしておきます。求人はだいたい3ヶ月くらいを境に終了しますが、これをまたさらに繰り返して掲載している企業も多数あります。そのデータをもとに、いつから募集されているのかなどをナビゲーターに相談してみるといいでしょう。
まとめ
新卒の就職活動はその知識がない分、失敗することも多くあります。入社してみたら「こんなはずじゃなかった。」、なんてことにならないよう、新卒応援ハローワークを有効活用しましょう。
とはいえ、ハローワークを利用する際に注意しなければならないこともあります。メリットとデメリットを事前にしっかり把握したうえで、面倒でも定期的に足を運んでみてください。
かならずよい求人を発見できることでしょう。

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