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薬剤師の転職先はいくつかありますが、調剤薬局で働くことに興味がある人も多いのではないでしょうか。
病院に比べて、業務的にも体力的にも余裕がありそうなイメージもある調剤薬局ですが、実際のところはどうなのでしょうか?
薬剤師不足が謳われる昨今、転職の難易度自体は低いかもしれませんが、数ある求人の中から自分の条件に合った企業を見つけ出すのは簡単ではありません。
この記事では、薬剤師が調剤薬局での担当する業務や、働くメリット・デメリットに合わせて、転職を成功させる秘訣を解説します。
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この記事に記載の情報は2021年04月26日時点のものです
調剤薬局での業務内容・年収・業務形態
いままで、病院やドラッグストアなどで働いており、調剤薬局では働いたことがないという場合、業務のイメージがつかめないかもしれません。
この項目では、調剤薬局での業務内容・年収・業務形態について詳しく解説します。
業務内容
調剤薬局での薬剤師の業務は、大まかには以下の流れのようになります。
・処方せん入力
・疑義照会
・調剤
・服薬指導
・薬歴作成
調剤薬局に来る患者は病院で出された処方せんを持ってくるので、基本的な服薬方法や注意点を説明します。
患者のアレルギーや持病、服薬歴などの確認をして記録を取ったり、ジェネリック医薬品のご案内をしたりすることもあります。
また受け取った処方せんと薬歴を確認したうえで、疑問点があれば医師への問い合わせも重要な仕事です。
年収
『マイナビ薬剤師』のアンケートによると、調剤薬局の平均年収は583.8万円となっており、病院勤務の薬剤師の平均年収521.7万円に比べて、高くなっています。
【参考】
年収事情 調剤薬局編|マイナビ薬剤師
年収事情 病院編|マイナビ薬剤師
また仕事の満足度に関しても、同アンケートによると調剤薬局に勤務している薬剤師のほうが、高い傾向にあるようです
業務形態
調剤薬局といえど、業務形態はさまざまです。
医療機関のそばで運営する『門前薬局』や、駅や町中など利便性が高い場所にある『面対応薬局』など、業務形態により仕事の幅や忙しさも変わってくるでしょう。
またチェーン店や個人経営などによって働きやすさも変わってきます。
薬剤師が調剤薬局に転職するメリット

薬剤師が調剤薬局で働くことのメリットは大きく3つ。
・残業が比較的少ない
・都会より地方のほうが給与は高くなる傾向がある
・病院より初任給が高いことも多い
それぞれ確認しておきましょう。
残業が比較的少ない
調剤薬局は薬剤師の他の職場と比較して、そこまで忙しくない傾向があります。
マイナビ薬剤師のアンケート調査によると、年代別の平均残業時間は以下のとおり。
年代
|
平均残業時間
|
20~30代
|
約9.4時間
|
40~50代
|
約9.7時間
|
参考:年収事情 調剤薬局編|マイナビ薬剤師
あくまで、平均であり、勤務地や役職、雇用形態により残業時間は異なるため、注意が必要です。
都会より地方のほうが給与は高くなる傾向がある
中小の調剤薬局の場合、地方のほうが年収が高くなる傾向があります。
というのも、その地域に薬剤師が少ないなどの理由で、求人を出してもなかなか人が集まらないため、少しでも採用できる確率を上げるため給料を高くして募集を出しているのです。
順位
|
都道府県
|
平均年収
|
年齢
|
月間労働時間
|
1位
|
静岡県
|
698.7万円
|
38.7
|
177
|
2位
|
長野県
|
689.5万円
|
43.1
|
183
|
3位
|
高知県
|
642.7万円
|
40.1
|
172
|
4位
|
島根県
|
625.8万円
|
42.9
|
170
|
5位
|
愛知県
|
622.1万円
|
41.4
|
163
|
参考:都道府県別 薬剤師年収ランキング(2020年版)|薬キャリ職場ナビ
『薬キャリ』の調査によると、薬剤師の平均年収が高い県は上記の通り。上位を地方の県が独占しています。
ですが、地方ならどこでも都会より年収が、高いわけではありません。47位長崎県の平均年収は428.2万円となっており、地方によって違いがある点には注意が必要です。
病院より初任給が高いことも多い
平均年収と同じように、病院よりも調剤薬局のほうが初任給は高い傾向があります。
病院は長時間労働になることもありますので、給与面だけで考えると割がいいと言えそうです。
薬剤師が調剤薬局に転職するデメリット
調剤薬局に転職するメリットもあれば、もちろんデメリットもあります。
・病院のほうが安定しやすい
・スキルを磨きたいなら病院の方がいい
・職場によって働きやすさがかなり違う
・総合科目の調剤薬局は毎日の勉強量が多い
転職において、何を優先するかは自分次第。デメリットも考慮したうえで、働き方を選ぶことが大切です。
病院のほうが安定しやすい
病院は初任給が低いものの、キャリアを重ねて役職に就くことが出来れば、高年収を得られる可能性があります。
また調剤薬局は、薬価改定の影響で統廃合が進んでおり、大手ドラッグストアでも調剤を併設するところもあるため、潰れるリスクがないわけではありません。
景気や経営統合の影響に判断されにくい病院のほうが、安定しやすいといえるでしょう。
スキルを磨きたいなら病院の方がいい
総合病院の場合は特に扱う薬剤の数が多く、毎日勉強なので嫌でも知識が身につきます。
薬剤師としての専門性を高めるなら、病院に軍配が上がるでしょう。
職場にもよりますが、忙しくてもやりがいを感じられるのが魅力と言えます。
職場によって働きやすさがかなり違う
大手の薬局の場合は店舗数、そのほかでは現場の雰囲気について、必ず確認したいところです。
大手は安定しやすいものの、転勤させられるかもしれないうえに、田舎に行っても給料が変わりません。
他方で、小さすぎる調剤薬局を選ぶと、年収が良くても閉店のリスクがつきまとい、また一人薬剤師として勤務する可能性もあるでしょう。
総合科目の調剤薬局は毎日の勉強量が多い
プライベートに時間を割きたいという理由で、調剤薬局へ転職したい方は要注意です。
総合科目の薬局へ転職すると、覚えることが多く、勤務時間外も勉強することになるかもしれません。
職場により事情が変わるので、確認は必須です。
【関連記事】
薬剤師が転職で失敗しないために知っておきたい18の知識
こんな人は調剤薬局で働くのがおすすめ

どんな人が調剤薬局に転職するのに向いているのでしょうか?以下の点に当てはまる薬剤師は調剤薬局への転職が向いているかもしれません。
・病院で働くのが体力的にきついと感じている人
・地方で働くことに抵抗がない人
・出産や育児に時間を割きたい人
病院はやりがいはあるものの仕事が忙しく、体力的にキツイことも多いため、比較的に業務内容に負担が少ない調剤薬局のほうが合っているかもしれません。
また調剤薬局は、地方で働くだけで年収が上がる可能性があるため、田舎暮らしに抵抗がない人や、すでに田舎に住んでいる人には特に旨味があるでしょう。
残業時間が少ないため、育児と仕事の両立を目指す女性にとっても、いい選択肢かと思います。
調剤薬局への転職を成功させるためのポイント

ここでは薬剤師が調剤薬局に転職する際に意識したいポイントについて触れていきます。
楽な割に稼げるというのはあくまでイメージで、必ずしも全ての薬局に当てはまるわけではありません。
事前にギャップを埋められるよう行動していくことが大切です。
転職の目的を明確にして優先順位をつける
転職において大切なのは、目的を明確にして優先順位を決めることです。
『年収アップを目指すのか』『やりがいを求めるのか』『家庭との両立を優先とするのか』など、人によって仕事に望むものは異なります。
そうした転職目的によって、ベストな選択肢が変わりますので、今一度譲れない条件とそうでないものを明確にしておきましょう。
会社の規模を確認する
初めての調剤薬局で働く場合、サポート体制が充実している方が働きやすいといえます。
大手の調剤薬局であれば、研修制度や教育支援に力を入れている場合が多いので、キャリアが浅い人には特におすすめです。
しかし、大手は安定していて研修制度が整っている反面、全国に店舗を構えており、転勤を命じられることもあります。
地方の薬局であれば年収が上がるとお伝えしてきましたが、大手企業の場合は、他よりも人材が集まりやすく、また他の店舗ともバランスを取らなくてはいけないため、地方勤務で高収入が得られるとは限りません。
規模が小さい地方の調剤薬局のほうが、高収入を得られるかもしれませんが、閉店のリスクや、狭い社会なので、人間関係で失敗すると悲惨です。
応募先の職場環境・内部事情を確認する
転職するうえで年収の高さも大切ですが、職場環境も非常に大事です。
1人当たりが担当する処方せんの数が多く、薬剤師の人数が少なければ、業務の負担は大きくなります。
また薬局という狭い空間で、人間関係に問題があれば、働くことが苦痛に感じるかもしれません。
求人票の条件だけで判断するのではなく、できれば職場見学をしておくとよいでしょう。また後述する転職サイトは、紹介先の内部事情にも詳しいので確認することをおすすめします。
・薬剤師は何人いるか
・どの程度忙しいのか
・空気がピリピリしていないか
といった点を自分の目で確認することでミスマッチを減らしていきましょう。
転職サイトを活用する。
せっかく勉強して薬剤師免許をとっても、短期間での転職を繰り返してしまえばあなたの強みがどんどん失われていきます。かと言って、我慢して働き続ければ、心か体にガタが来ます。
家計を守りつつ自分の強みをムダにしないためにも、職場選びには力を入れましょう。
薬剤師向けの転職サイトのなかには、プロのアドバイザーが話を聞いた上で、おすすめの職場を紹介してくれます。
職場の雰囲気や給料、待遇など面接官には聞きにくいことも、アドバイザーから聞くことができるので、納得して新しい仕事に取り組みやすくなるでしょう。
【関連記事】
転職するか悩む男性薬剤師へのアドバイス|おすすめの転職エージェント
転職するか悩む女性薬剤師へのアドバイス|おすすめの転職エージェント
薬剤師におすすめの転職サイト4選
ここでは数ある転職サイトのなかでも、特に調剤薬局へ転職する薬剤師が使いやすいサービスを4つ厳選してご紹介します。

人材紹介会社大手の『マイナビ』が運営する薬剤師向けの転職サイトで、楽天リサーチによる調査で“ご利用者満足度5年連続NO.1”を獲得しています。
調剤薬局の求人数は、公開されているものだけでも3万件、非公開求人も含めるとそれ以上です。
業界に精通したキャリアアドバイザーが、スケジュール調整や給与交渉などの代行を含めて、転職活動をサポートしてくれるため、はじめての転職も安心して臨めるでしょう。
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『株式会社メディウェル』が運営する求人・転職の情報サイトで、調剤薬局へ転職したい薬剤師は、登録して損はないでしょう。
求人数は3万件以上(2021年4月現在)と豊富で、幅広い選択肢からあなたにあった職場を選べます。
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【徹底比較】薬剤師の転職サイトおすすめ人気ランキング【令和最新版】
まとめ
調剤薬局の業務は、直接患者と触れ合う機会も多く、それだけ責任ややりがいもある仕事といえます。
病院よりは楽というイメージがあるかもしれませんが、ただ処方せん通りに薬を渡すのではなく、患者のアレルギー、薬歴を考えて適切な薬を渡さなければなりません。
給料や勤務条件も地方・都内でそれぞれ異なっており、自分の希望に合った求人を見つけることが大切です。
なかなか自分の条件に合う求人が見つからない場合は、この記事で紹介した転職支援サイトを利用してみてはいかがでしょうか。
非公開求人を紹介してもらうことができますし、専任のコンサルタントに相談することで、転職活動の悩みも軽減されるでしょう。
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