
「転職先で上手くやっていけなかったらどうしよう」
「どの職場を選べば失敗しないで済むんだろう」
転職をしたいけど、職場選びで失敗したくない薬剤師の方は少なくないでしょう。
このページでは、薬剤師が転職に失敗する理由と、転職先選びに失敗しないための秘訣をご紹介します。
薬剤師が転職に失敗する7つの理由
ここでは薬剤師が転職に失敗する理由を説明していきます。
すべての理由には、新しい職場や業務内容のことをよく知らないまま転職してしまったという共通の原因があります。
以下のような失敗をしないためにはどうすればいいのか、あなたの場合に置き換えながら読んでみてください。
目的が明確でないまま転職して後悔
薬剤師の仕事は毎日同じ場所で働き、馬が合わない同僚や上司がいても我慢しながら働かねばなりません。
今の職場での人間関係が悪いので、我慢の限界に達して転職先を探すという方が多いようです。
あなたも職場に嫌な人がいて毎日受けるストレスから「こんな職場辞めてやりたい」と思ったことも1度はあるでしょう。
しかし、不満な点から逃げるだけの転職は失敗しやすいのでおすすめできません。
なぜなら、今の不満から逃れることが目的になってしまうと、転職で本当に自分が得たいことを充分に考えないまま職場を選ぶことになるからです。
目的が明確でないまま転職してもろくなことはありません。
情報収集が足りていなかった
転職する前と職場のイメージが違ったというのもよくある後悔です。年収がいいからとドラックストアに転職したら、雑用ばかりで専門性を活かせないといった失敗をすることもあります。
失敗の原因は、知名度やイメージで職場を選び、現実に近い情報収集を怠っていたからです。大丈夫だろうと根拠のない安心感を抱かず、情報収集をしていきたいところです。
人間関係が良くなかった
薬剤師が転職する理由で最も多いのが人間関係からくる悩みです。悪いことに、転職先でも同じように人間関係で悩む人が多くなっています。
店長や管理薬剤師、お局様と馬が合わなければ、働きにくくなっていくのは火を見るより明らかです。
新しい職場を探す際は、人間関係が良さそうかどうかもチェックしておきましょう。
新しい仕事に適正がなかった
病院や薬局で薬剤師を経験した後、MRや研究職などに転職する人もいます。
これらの職は経験や知識も大事ですが、性格面での適性がなければ成果が出なかったり、働くのが苦痛になったりしてしまいます。
例えば、MRとは製薬会社に勤務し医者に対して薬を売っていく営業職のことで、専門知識に加え営業力が必要になってきます。
成果が出れば高給が期待できる反面、これまでの薬剤師業務とは仕事内容が異なるので、思うようにノルマを達成できず自主退社や配置換えに追い込まれることもあります。
年収だけで転職先を選んでしまった
漫然と今よりも年収がほしいだけの理由で転職する人がいます。なぜ年収が欲しいのか、理由は明確にしていたほうがいいでしょう。
月々の支払いがきついのか、将来への不安からもっと貯金がしたいのか。理由によって目指すべき転職先が変わってきます。
年収が上がるということは、それだけ負担が重くなるということです。
薬剤に対して求められる知識の基準が高く、仕事終わりにも勉強しなきゃついていけなくなるかもしれません。激務になって家と職場の往復になるかもしれません。
そんなときに、「親の介護のためにどうしてもお金が必要」という人はなんとか踏ん張れるものです。
しかし、あこがれや見栄で高給かつ激務の仕事についてしまった人は、はたして覚悟がある人と同じように働き続けられるでしょうか?
予想以上に忙しく、プライベートが犠牲に
上記のポイントと関係していますが、特に病院や企業は給料が良い反面、いそがしくなりやすい傾向があるようです。
稼げるので若いうちはそれでもいいかもしれませんが、結婚や出産を控えている場合などは収入と実質的な労働時間を天秤にかけて考えたほうが良さそうです。
中小規模の薬局は管理体制がずさんなことも
中小の薬局は大手と比べて資金が乏しく、管理に十分なお金や時間、人材を割けないことも珍しくありません。
職場の環境や患者のプライバシーに対して配慮が行き届いていなければ、自分まで罪悪感を感じながら働かねばならなくなります。
薬剤師が転職先選びに失敗しないための8つの秘訣
いま薬剤師は売り手市場で比較的転職しやすいと言われています。
しかし、気軽に転職して自分と合わない職場で働くことになれば、また転職することで履歴書がどんどん汚れるハメに。
ここでは転職で失敗するリスクを事前に減らすためにできることをご紹介します。
今の職場で不満な点と、転職先に何を求めているのかを明確にする
面接官に転職動機を伝えるときは、ある程度建前が必要になる場合もあります。
しかし、転職を思い立った段階では、もっと生々しく泥臭い理由から職場を変えたいと思っていることでしょう。
自己分析をする段階では、自分の気持ちに素直になって、今の職場で不満な点と転職先に求める点を思いつく限り挙げてみましょう。紙に箇条書すると思考が整理されて便利です。
優先順位を決める
不満な点と転職の目的が明確になったら、次は優先順位をつけましょう。
一番の目的を自分で理解できていて仕事にやりがいを感じていれば、多少の不満は気にならなくなる可能性が高くなります。
同じ職場でも、その人の目的によって快適にもブラックにもなりえます。
例えば総合病院で働くにしても、薬剤の幅広い知識を身に着けたい人にとってはいい環境ですが、ワークライフバランスを考えたい人にとってはただの過酷な長時間労働です。
目的が明確になり、優先順位がわかれば自ずとどんな職場が自分にとっていいのかがわかってきます。
現場に近い情報をなるべく多く収集する
転職に失敗するのは理想と現実のギャップを事前に埋められなかったからです。転職先の情報は、あらかじめ収集しておきましょう。いくらやってもやり過ぎということはありません。
情報の中でも特に、現場に近い情報を集めていくべきです。職場見学はかならず行くようにしてみてください。実際に働いている人の話が聞ければなおいいでしょう。「忙しすぎて余裕がない状態で働いていないか」「働いている人の表情はいいか」などを確認しておくといいでしょう。
職場を選ぶ際は人間関係にも注目する
年収、得られるスキル、知名度、待遇の良さ、労働環境や勤務時間など求人をみる際にチェックすべきポイントはたくさんあります。しかし、職場の人間関係は重要なのにもかかわらず、意外と盲点になりやすいもの。長く働き続けられそうなのか、意識的に職場を見ていくようにしてください。
ライフスタイルに合った勤務形態を選ぶ
あなたが女性で結婚や出産の予定がある、もしくはしている場合は特に覚えておきたいポイントです。病院や企業で働くと給与は良いかもしれませんが、忙しくなります。極端な話ですが、旦那さんとのコミュニケーションが取れず関係が冷めていったり、お子さんと過ごす時間が取れず寂しい思いをさせてしまったりすることも十分ありえます。
出産後は退職や育休を取得し育児に専念し、子供の成長段階にあわせて育児専業→パート→正社員へとステップアップしていく働き方が多いように感じます。給与が良くても、関係が冷え切って離婚をしてしまえば本末転倒です。仕事と家庭のバランスを考え勤務形態を決めましょう。
研修制度の充実具合も要チェック
薬剤師の転職は引く手あまたと言っても、それはスキルや経験を持った人に限ってのはなしです。裏を返せば、教育制度が整っていないドラックストアや薬局、病院が多いということ。研修制度が整っていないと、未経験の職場で働くときやブランクから復帰するときなどに苦労するハメになります。
自分独自の強みを磨く
他の薬剤師にない独自の強みがある人は、転職に成功しやすいであろうことは批判の余地はないでしょう。他の項目と比べると実行するのに時間がかかりますが、長い目でキャリアの成功を考えるなら考えておきたいポイントです。
転職のプロに相談する
ここまで読んでくれたあなたは、「やるべきことはわかったけど、1度や2度職場を見ただけでは、人間関係が良いか悪いかなんてわからない」「自分だけで必要な情報をすべて集めきる自信がない」と感じているかもしれません。
確かに、あらかじめ転職先のことをよく知り失敗を未然に防ぎ切るのは容易ではありません。職場選びで後悔しないためにも、転職エージェント経由で転職をする薬剤師が増えています。転職エージェントは求人元に足を運び担当者に直接ヒアリングをしているので、現場の情報を豊富に握っています。
自分だけでは本当にいい職場を決めきれないのであれば、サービスを利用してみると良いかもしれません。採用決定時に求人元から支払われる報酬で運営されていますので、あなたは無料で現場の情報を得られます。
薬剤師の転職に強い転職エージェント3選
ここでは数ある転職エージェントの中でも、薬剤師の転職に強いものを3つほどピックアップしてご紹介します。
マイナビ薬剤師
求人元の人間関係を調べてきてくれる転職エージェントです。管理薬剤師やお局様と馬が合わずに痛い思いをした方には特に欲しいようなサービスではないでしょうか。現に楽天リサーチで利用者満足度NO1を4年連続で達成しており、サポートの質の高さが伺えます。
薬剤師転職ドットコム
大手転職エージェントで、札幌・東京・名古屋・大阪・広島・福岡に拠点があるため、地方で働きたい方も豊富な案件の中から自分にあった職場を見つけやすくなっています。
薬キャリ
こちらも薬剤師転職ドットコムと同様、2万件以上の豊富な求人を保有しています。薬剤師の転職に精通したコンサルタントがあなたの悩みに答えてくれますので、気になっている点は全て質問し、不安を解消した上で転職活動に挑めます。
まとめ
いかがでしたか?
薬剤師の転職では、新しい職場の情報収集不足が原因の失敗がよくあります。
転職の目的を明確にしたうえで、業務内容や人間関係などを見て長く働けそうかどうか考えていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。
本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。
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