
景気は徐々に回復しているとは言いますが、しかし、まだまだ油断はできません。好調といわれる業界でも、突然の不況にみまわれるのが今の日本です。
そして、企業はそういった苦境に陥ると、まずは大規模なリストラを行ないます。
この記事では、40代の方々がそんな突発的なリストラに遭ったとき、再就職するためにどうすべきかについてご紹介します。
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リストラ直後の心得
会社からリストラを宣告されたときは、かなりのショックを受けることでしょう。しかし、そのショックからいち早く立ち直ることが、リストラ直後のなによりの心得です。
リストラされた後は、あっという間に時間が過ぎていきます。転職活動は、平均して3ヵ月~6ヵ月かかりますし、大規模なリストラだった場合は、大勢の人が同時に転職活動を行ないますので、それだけ競争率は上がります。
なかなか転職先が決まらないだけでも焦りますが、問題はそれだけではありません。実は、会社勤めをしなくなると、どんどん行動力が下がっていくのです。
次第に気力がなくなり、一日にできることが減っていくので、体力も衰えがちな40代の方は特に、短期決戦を心がける必要があります。
結論から先に述べると、かなり厳しい状況におかれます。というのも、40代の転職は、20代・30代と比べてただでさえ厳しいのに、そこにリストラによる転職希望者…すなわち大量のライバルが加わるからです。
40代でリストラされた場合は、本格的な転職活動をする前に、まずは収入源を確保したほうがよいかもしれません。
具体的には、転職活動をしながら、当座の収入源としてアルバイトもすることを視野に入れます。
また、正社員雇用にこだわらないことも必要です。現代はさまざまな業種で非正規労働者が増えていますので、まずは非正規雇用で職を得て、そこからやがて正社員になることも考えましょう。
ちなみに、銀行の融資は、一般的には勤続年数の長さによって合否が決まります。無事、優良企業に転職できたとしても数年は融資が受けられませんので、ローンは退職前に組むようにしましょう。
再就職するための方法・心構え
中高年はリストラされた場合、かなり厳しい状況におかれます。再就職するための方法・心構えとして以下をお読みください。
1.自尊心は保ち、プライドは捨てる
たいていの人はリストラを宣告されたとき、初めはショックを受けますが、しばらく経つと怒りがこみ上げてきます。
よく考えてみると、そもそも会社の業績が悪化してリストラをすることになったのは、経営者の経営手腕が悪いからで、リストラをされた人には、リストラを回避する方法も責任もありませんでした。
そのため、自責の念にとらわれる必要はありませんし、怒りがわくのも当然です。しかし、そんな気分をいつまでも引きずるのは、転職活動にとって大きなマイナスです。
経営者や面接官は、プライドの高い求職者を敬遠します。自尊心を抱きながらもプライドを捨てる。そんな精神状態を心がけましょう。
2.家族の理解と協力を得る
40代のリストラと転職は、1人だけの問題ではありません。リストラはなかなか家族に言いにくいことですが、少しでも早いタイミングで伝えるようにしましょう。
転職活動は、家族に秘密にしたままにはできませんし、たとえ秘密にしたまま再就職できたとしても、社名や勤務地が違うので必ずバレます。
また、よく「転職先が決まってから伝える」という方がいますが、そのタイミングで家族に伝えてもまず理解は得られません。
「なんでもっと早く教えてくれなかったんだ」と怒りを買うだけです。家族には、早めに伝えて協力してもらうことが大切です。
3.異業種・異職種も視野に入れる
40代の転職は、今までの経歴やスキルにこだわっているとなかなか難しい場合があります。
たとえば、過去には半導体業界の大量リストラや、中小出版社の連続倒産といったことがありましたが、その際に、半導体技術者や編集者の求人は、ほとんどありませんでした。
転職希望者が大量にいるのに、業種・職種そのものが縮小しているので、求人がないのです。
このような大量リストラが起こった場合、いつまでも前の職業にこだわっていると再就職できません。柔軟な発想で異業種・異職種への転職を考えたほうがよいでしょう。
4.自分の市場価値を把握する
40代でリストラされたときに絶対にやってはいけないことは、前職の年収にこだわって、希望年収を高く設定して転職活動をすることです。
企業の求める人材とかけ離れていれば、いつまで経っても再就職できません。
中高年の再就職を成功させるコツは、自分の市場価値、すなわち適性年収を知ることであり、その適正年収を受け入れることが、突然のリストラからいち早く立ち直る秘訣です。また、悲惨な状況を回避するための、最も効果的な方法でもあります。
そして、自分の市場価値を正確に診断してくれるのが転職エージェントです。
転職エージェントに相談しよう
40代でリストラをされた場合、過去の実績や職歴に頼るよりも、40代ならではの強みを活かしたほうが転職はうまくいくことがあります。
そんな40代の強みを客観的に判断できるのが、転職エージェントです。以下は、40代の急なリストラにも対応できるサービスです。
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転職エージェントに効率よく相談するコツとおすすめの相談先
Spring転職エージェント
アデコグループの転職支援サービス。
専任のアドバイザーが転職希望者の適性を判断してアドバイスしてくれ、40代の求人も充実しています。
▶Spring転職エージェント
JACリクルートメント
管理職・専門職に特化した転職エージェントです。
外資系に強く、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、中国、韓国、香港、ベトナム、インドなどに拠点を持っています。
▶JAC Recruitment
リクルートエージェント
業界最大手の転職エージェントサービスです。
コンサルタントの求人も業界最多と、さすがは大手といったところ。
突然のリストラのときは、やはり大手が頼りになります。
▶リクルートエージェント
ハローワークインターネットサービス
全国のハローワークで受理した一般求人のうち、事業主がインターネットへの掲載に同意したものが、すべて掲載されているサイトです。
40代が応募できる求人の数も非常に多くなっています。
▶ハローワークインターネットサービス
再就職後は、別の収入源を確保する
再就職したのちも、しばらくは「またリストラに遭うんじゃないか…。」「会社が倒産するかも…。」などと考えてしまうこともあるでしょう。
そんなときは、就職先とは別の収入源を確保すると、心の安らぎが得られます。
週末に数時間だけアルバイトをしてもよいですし、今はインターネットだけで仕事が完結する在宅ワークもあります。
ほんの数万円でも、本業以外の収入があると心にゆとりができますので、不安がおさまらないなら、無理のない範囲で副収入を確保しましょう。
まとめ
40代でリストラされた場合、厳しい状況に置かれるのは事実です。
しかし、ネガティブな気分を振り払い、「今の自分にしかできないことがあるはずだ」と、前向きになることがなにより大切です。
前向きな気持ちで転職活動を続けていれば、きっと最適な企業が見つかることでしょう。
転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。
本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。
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