
Googleはそもそもの採用レベルが非常に高いうえに、独自手法で採用活動をおこなっている会社として知られています。
そのため、就活生にとってみると、どうすれば新卒採用されるのかイメージが湧きにくいかもしれません。
そこで、この記事では2021年の新卒採用の基本情報やGoogleの特徴、新卒入社するためのポイントをご紹介します。少しでもGoogleに興味のある方は読んでみると今後の就活の参考になると思います。Google就活の実態を知りましょう。
Googleの2021年新卒採用の基本情報
まずは、Googleの2021年新卒採用の基本情報を見ていきましょう。非公開となっている情報も多いのですが、現社員が公開している情報や就活サイト情報などをまとめてみました。
1:採用人数
採用人数に関しては、Google公式人材募集サイトには明確な記載がありませんでした。しかし、過去のデータをみると、200人以上が採用されているようです。
2:インターン人数
インターン人数に関しても公式での情報が公開されていません。しかし、最短でも8週間のプログラムなので、多くの人数ではなく、狭き門だと言えます。
3:選考開始時期は?
選考開始時期は、2020年の3月~4月ごろとなっています。
・Global Business Organization (ビジネス職):応募締め切り2020年3月18日
・ソフトウェアエンジニア:応募締め切り2020年4月9日
応募締め切りに間に合うように事前準備が必要です。例えば、Global Business Organization (ビジネス職)に応募するなら、応募フォームに各事項を入力しなければいけません。学歴や英文履歴書の他に、カバーレターを入力しましょう。
カバ―レターの内容は以下の通りです。
1)これまでの人生で最も感銘を受けた出来事(または人)について、その理由も含めて教えてください。(英語: 130 語以内、日本語: 400 字以内)
2)目標達成・問題解決のために、自分なりに考え抜き、積極的に行動し、周囲を巻き込むことで結果を残せたと思えるエピソード(人生経験、インターンシップ、学校、友人関係など)があれば教えてください。(英語: 130 語以内、日本語: 400 字以内)
3)今回の求人をどのようにして知ったかを教えてください。(Google の社員、就職支援センター、大学での企業セミナー、オンライン イベントなど)
4)採用プロセスにおいて特別なサポートや対応(手話通訳、車椅子の介助など)を必要とされる場合は、お知らせください。できる限りご要望にお応えいたします。
(引用:Google人材募集_学生向け)
4:募集職種
新卒採用の募集職種は「Global Business Organization (ビジネス職)」と「ソフトウェアエンジニア」があります。
5:採用の流れ
Googleの採用選考は、応募フォームからの申し込みによる書類選考から始まります。その後、電話面接や多いケースでは5次にまで至る対面面接がおこなわれます。
6:採用される人物像
Googleでは事前の評価ポイントを告知しており、Googleが求める人物像に当てはまらなければ採用選考を通過できず、採用されません。
Google が求める 4 つの要件は次のとおりです。
1. 一般的な認知能力: Google は、新しい状況を学び、それに適応できる有能な人材を求めています。これは、GPA や SAT のスコアではなく、応募者が現実の難題をどのように解決し、どう学ぶかを重視するということです。
2. リーダーシップ: Google では、「エマージェント リーダーシップ」という特定の種類のリーダーシップを求めています。これは、正式な肩書きや権限を持たないリーダーシップの一形態です。Google では、さまざまなチームメンバーがリーダーの役割を引き受けて貢献する必要があり、このようなリーダーシップは、彼らが持つ特定のスキルの必要性がなくなればそのリーダーの役割を退くという、シビアな責務でもあります。
3. Google らしさ: Google では、応募者が Google で能力を発揮できるかどうかを判断する物差しとして、あいまいさを許容できる性格、積極的な行動力、協調性の 3 つを持ち合わせているかどうかに注目しています。
4. 職務に関連した知識: Google は、応募者が成果をあげるために必要な経験や経歴、スキルなどを備えているかを精査します。
引用元:採用する人材の要件を定義する
Google社員との面接を通じて、自分の意見を言えるか、応募している職種に適しているか評価されます。
7:面接の時間配分
Googleは応募者を評価する立場ですが、逆に応募者からも評価される立場です。そのため、面接の時間内にどの様なことを話すべきか、同時間を使うべきかを明確に定めています。
面談で何を話すべきか、おおまかな予測が立てられるのではないでしょうか?
次の図は、Google による面接の時間配分を示しています。これにより応募者と面接担当者の両方が時間を有効に利用できます。
面接の時間配分を組み立てる以外にも、Google では、良い面接を行えるよう次のように取り組んでいます。
引用元:時間配分を組み立てる
そもそもGoogleとはどんな会社?特徴3つ
Googleが気になる就活生なら知っておきたい社風や特徴をご紹介します。他の会社とは少し違った価値観があるようです。
1:結果を出せるかどうかが重要
多くの会社で「コミュニケーション能力」や「リーダーシップ」、「協調性」といった言葉が使われています。もちろん、Googleでも重要視されていることではあるのですが、Googleは何よりも「結果第一主義」だと言えます。
Googleでの人材開発担当者は「性格は関係ない。大切なのは、結果を出せるかどうか」と語っています。
2:学歴は関係ない
Googleでは学歴は関係ないとされています。
Googleも創業初期の新卒採用は、創設者がスタンフォード出身なので「まずはスタンフォード、次にアイビーリーグ(アメリカの名門私立大学群)から」という形でした。
しかし、同じ大学出身者ばかりを採用しては多様性がなく、人種も偏り、ダイバーシティに欠けてしまうので、大学のレベルに関係なく採用するようになりました。
実際、何年かかけて調査した結果、「どんな大学を出たか」よりも「これまでの人生で苦労をしたかどうか」がパフォーマンスに相関していることが分かりました。
3:情熱的にプロフェッショナルを目指す
Google採用では4カテゴリの基準があります。
- googliness(Googleらしさ)
- リーダーシップ
- 専門性
- general cognitive ability (GCA・根本的に問題を解決できる能力)
「googliness(Googleらしさ)」には、明確な定義がないのですが、自分なりに解釈して情熱を持って根本的に何かを変えようするチャレンジ精神や好奇心が大切だと言われています。
「リーダーシップ」は、自分で手を上げてプロダクトを成功に導けるか、「専門性」は求められる技術性の高さを表します。
「general cognitive ability (GCA・根本的に問題を解決できる能力)」は、新入社員でも中途社員でも同じ項目で測られる指針です。自らの軸となる専門性に加えて、多様なジャンルについての広い知見を持ち合わせている人材が求められています。
Googleは応募書類・履歴書に評価ポイントを明確に定めている
Googleには年間300万通以上の応募書類が届いています。
数多く寄せられる応募書類の中から応募者を効率的に比較し、できるだけ有望な応募者を見つけることを常に繰り返しています。
しかし履歴書だけで人材を選考のは明らかに不完全ということは認識しており、氏名、住所、学校、人種、社会経済的状況などの情報が、無意識に意思決定に影響する恐れをまず排除するため、Googleでは一貫性のあるプロセスを用意し、下記の用件でチェックしています。
Google が最初に行う履歴書の審査では、以下のような点に注目しています。
・応募書類の完成度: 履歴書を詳しく審査することで、応募者が細かいところまで気を配っているかどうかがわかります。
・定量化できる仕事のインパクト、貢献、実績: 売上実績、特許申請数、学術賞の受賞歴など、疑う余地のない定量化可能な経験が望ましいといえます。
・時系列が明らかな職務経歴: 応募者のこれまでの仕事内容や経験をすべて知ることは有益ですが、失業期間があるという理由だけで不採用にするべきではありません。引用元:一貫性とインパクトを審査する
Googleへ新卒入社をするためのポイント5つ|奇問・難問は現在やっていない
超難関のGoogleに新卒入社するためのポイントをご紹介します。現社員からのアドバイスを参考にしてみました。
1:成功するチーム作り
Googleでは、結果主義ということをお伝えしましたが、成功するチーム作りが重要視されています。例えば、Googleの新卒採用の面接では下記のようなことが聞かれました。
「あなたは、5人チームのマネージャー。今日は大事なプレゼン本番。それぞれ担当領域を決めて順番にプレゼンをしていく予定でしたが、気合の入りすぎたJohnは1人で一気にすべてプレゼンをしてしましました。さて、プレゼン後、あなたはチームに対して、またJohnに対して何をしますか。」
Googleがチームを重要な要素として見ているのが分かる質問です。これだけが正解というものはありませんが、就活生の価値観や考え方などを見ています。
2:論理的でかつ柔軟な発想力
Googleの採用選考を通過する人は、論理的でかつ柔軟な発想力を持ち合わせています。例えば、Googleのメンバーになるには以下のような課題をクリアしないといけません。
- 日本全体のストリートビューを完成させるためには、Googleカーは何km走らなければいけませんか。
- バスには何個のバスケットボールが入りますか。
- 富士山を動かすにはどうすればいいですか。
- 私があなたならあなたをどのようなプロセスで面接を行い、採用しますか。
- あなたが社長になったとして、1年で1億円を作るためのアクションプランを教えてください。
「自己PRをしてください」といったよくある質問は少ないようです。面接は4回ほどあるのですが、理由づけがきちんとされている回答を出すのがポイントだと言えます。
現在、奇問・難問は採用の評価にしていない
ここはなぜそうしたのか、原文をそのままご紹介します。
かつて Google では面接の際、「ボーイング 747 の中にゴルフボールはいくつ収まりますか?」といった難問や、「もしあなたが 5 セント硬貨と同じ大きさに縮んで、ミキサーに入れられたとしたら、どうやって脱出しますか?」といった奇問を出題していました。
しかしそれと同時に Google では、面接時のスコアとそれ以降のパフォーマンス スコアを比較し、難問奇問による予測能力を詳しく検証しました。その結果、このような質問に対して見られた能力は、好意的に解釈しても、訓練を通じて向上できるようなスキルであることを発見し、それからは応募者の評価に利用することはなくなりました。こうした難問奇問は最悪の場合、些末な情報または応募者側の深い洞察がないと解くことができず、その一方で面接担当者を利口になった気にさせ、自己満足させるのみで終わってしまいます。
このような質問には、応募者が仕事でどのような業績を示すのかを予測することはほとんどできません。その理由の 1 つは、質問が的外れであるからであり(日々の仕事で飛行機の容積を見積もらなければならないことがあるでしょうか)、もう 1 つは一般的な認知能力と、難問奇問を解くための能力との間に相関関係がないからです。
引用元:難問奇問を避ける
3:英語力
近年だと、かなりの英語力を求められるようです。4回ほどある面接のうち、1回は英語ネイティブのマネージャーにチェックされるようです。入社後は、英語を用いてのディスカッションやプレゼンができなければ一定以上の昇進ができないので、英語力は必須と言っても良いでしょう。
4:T型人材
Googleでは「T型人材」が好まれます。T型人材とは、自分の軸となる特定の分野の専門性を高めたうえで、さらにそれら以外の多様なジャンルについても幅広い知見を持ち合わせている人材のことを言います。
アルファベットの「T」のタテ軸を高い専門性、ヨコ軸を幅広い知見に見立てて、こう呼んでいます。ちなみに、Googleでは多趣味の方が多いようです。
5:Googleスタンス
Googleに新卒入社する人が持っているスタンスがあります。
- 愉快なことを楽しむ
- ある程度の謙虚さを備えている
- きわめて誠実である
- 曖昧さを楽しむ余裕がある
- 人生で勇気のいる、または興味深い道を進んできたという証拠を手にしている
参考:
単純に頭の良い優秀さだけが自慢の方々ではありません。チャレンジ精神やチャーミングさ、勇敢さなどがありそうです。
まとめ
Googleに新卒入社したいなら、知っておきたい情報をまとめてみました。Googleが持っている基本的な採用方針は、「事前に上手く社員を選べれば、雇った後は手間をかけずに済む」という考えです。
採用ホームページを隅々まで読み、面接の質問に備えて、等身大で質問に回答すると、ずいぶん結果が変わるのではないでしょうか。超難関の人気企業ですが、チャレンジしないと結果は出ません。
転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。
本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。
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