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新卒就活における志望動機の重要性とは?書き方をご紹介【例文あり】

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新卒就活を明確に考えていかないといけない時期になると、就活生を悩ますのが志望動機ではないでしょうか。

 

正直なところ、これといった理由はないんだよな…」と思う人もいるかもしれませんが、それは違います。

 

他の選ばなかった会社があるのですから、志望動機があるはずです。大切なのは、その志望動機をどう論理的にコンパクトにまとめるかということです。

 

この記事では、志望動機の重要性や書き方、例文などをご紹介します。

 

 

ライター:なのはな


夜間大学在学中に、人材コンサル会社にて勤務。

営業や採用サポート、イベント運営などを幅広く経験。

その後、新卒でIT会社にシステムエンジニアとして入社。

開発や保守・運用に従事。

現在は、フリーランスライターとして活躍中。

 

 

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新卒就活において志望動機の重要性とは?

新卒就活において、努力・工夫すれば今からでも差別化できるポイントは何だと思いますか。学歴は今から変えるのは難しいですよね。学校で経験したことも偽れません。そうです、今からでも努力・工夫できるのは、志望動機です。

 

人によっては、なぜ志望動機をわざわざ聞いてくるのか、と疑問に思うかもしれませんが、恋愛に置き換えても同じことが言えると思います。「あなたのことが好きです」と突然言われても「なんで?」と思うのではないでしょうか。

 

会社だって、「入社したいです」と大勢の就活生にいきなり言われても「なぜ?」と思うのです。そして、せっかくなら、相思相愛の相手を選びたいと考える会社も少なくありません。

 

ストレートに面接にて「弊社は第一志望ですか?」と聞いてくる面接官もいるほど。どれだけの熱い想いがあるのか重要視されるのです。

 

企業が知りたいのはなぜ魅力に感じたか

面接官が見ているポイントは、ずばり「会社の何になぜ魅力を感じたか?」ということだといえます。これを具体的に説明することによって説得力のある志望動機になり、面接官に良い印象を与えられるでしょう。

 

「会社の何になぜ魅力を感じたか?」これを分析して考えてみます。まず、「何に」というところは、その会社のユニークな要素を挙げると説得力が増すでしょう。ある分野で日本一の生産量を誇っていたり、日本で唯一の技術を持っていたりするのであれば、ぜひ注目してみてください。

 

次に、「なぜ」というところは、「面白そうだから」や「好きだから」という抽象的な表現ではなく、自分の今までの経験や価値観と照らし合わせた志望動機であると好ましいです。

 

「何に」「なぜ」を明確にするだけでも、面接官に伝わる説得力が変わってきます。会社の規模にもよりますが、大企業であると数千人という就活生の志望動機が比較されます。その中で悪目立ちすることなく、理路整然と志望動機をまとめるのは好印象を与えます。

 

新卒はポテンシャル採用|熱意が伝わるのが一番重要

就活生によっては、大手企業やベンチャー企業でインターンをしていたり、学校にて成績優秀者に選ばれていたりする実績を持っている場合があります。しかし、そんなときも使うのはあまり好ましくない言葉が、「新卒ですが、即戦力になれます」です。

 

20年以上活躍しているビジネスパーソンにとって、多少差こそあっても、新卒就活を行っている就活生は大きく違わないと言います。今の力をもとに、将来の幹部候補を採用する会社も少なくなく、若いからこそ、吸収力もありこれからの成長に期待されています。

 

そのため、「新卒で即戦力アピール」というよりかは「ポテンシャルがある」ということをアピールするほうが適しているでしょう。

 

もし、即戦力が欲しいなら、会社は実務経験のある社会人を採用する中途採用に重きを置くはずです。会社は、新卒者の何色にも染まっていないフレッシュさに魅力を感じていることもあるので、自信過剰な姿勢にマイナスイメージを感じることもあるようです。

 

アピールするのは、「将来に対するポテンシャル」です。

 

入社後にどうしたいのかを採用担当は知りたい

志望動機が固まってきたら、入社後にどうしたいか、何をしたいか、というポイントをまとめていきましょう。

 

面接官は、自己成長意欲のある人を採用したいと考えています。「入社したい気持ちは分かったが、それで君はどんな形で会社に貢献してくれるのだろうか」なんてことを面接官は考えているのです。

 

自分には、こんな素養があるから、こんな性格だから、こんなことが得意だから、という理由をつけて、会社に貢献できる人材であることをアピールするのです。

 

面接官は、「この就活生と一緒に働くイメージが持てた」という理由で採用することもあります。だからこそ、就活生の本来の姿を表現しやすい私服面接も増えてきているのです。スーツではなく、私服で働く職場であれば、どうなじむかという想像がしやすいでしょう。

 

就活生は、「入社後にどうしたいか」「どう会社に貢献するか」ということを具体的に伝えましょう。

 

 

志望動機の書き方|受かるための7つのポイント

それでは、志望動機の書き方についてお伝えしましょう。面接という限られた時間の中でアピールするには7つのポイントを押さえる必要があります。

 

1:その会社でなければだめな理由を伝える

「貴社に入社したいです!」という率直な気持ちを伝える必要があるので、「この志望動機なら他社や他業種でも良いよね?」という疑問を面接官に抱かせないのが大切です。自分のこれまでの経験や得意に基づいた理由を伝えることを心がけましょう。

 

2:自分の人柄が職場になじむことを伝える

面接官は、自分の会社で活躍できる人材か、上手くなじめるか、という観点で就活生をみています。とりわけ、小規模の会社だと、既存の社員との相性を鑑みることも少なくありません

 

ついつい、入社することがゴールになりがちですが、会社で活躍し続けることが、会社にとっても就活生にとっても大切なポイントです。人柄について問われたら、背伸びすることなく等身大で答えたほうが良いでしょう。

 

3:会社でどう活躍できるかアピールする

先ほども触れましたが、面接官はどう活躍できるのか、就活生の良いところ探しをしているわけですから、就活生自らが「ここが魅力です。だから、こう活躍できると思います」と伝えるのは有効だと言えるでしょう。

 

繰り返しになりますが、入社するのがゴールではありません。活躍できる会社でないと、就活生自信が苦しむことになります。

 

4:会社の普遍的でコアな部分に注目する

会社は、ここに魅力を感じて欲しい、ここがアピールポイントだ、というものを持っています。それは、理念や社風、事業上の目標など、会社の普遍的でコアな部分であることが多いです。

 

可変的なものだと、今後の事業戦略によって左右される心配があるからです。人間の場合でも、強みは信念や性格、経験など、普遍的なものではないでしょうか。

 

5:論理的にコンパクトに

まれに面接でつらつらと何分も話す就活生がいますが、たとえ個人面接であっても好ましくありません。

 

例えば、その会社に入社したとしたら、「あの件どうなった?」と上司から聞かれたとき、「あれがこれで、あと…」と何分も話すと指導を受けるでしょう。

 

結局、何が言いたいんだ」と言われます。論理的にコンパクトに、というのは常に心がけたいことです。

 

6:できるだけ具体的に

会社説明会の社員座談会で話を聞いて魅力的に感じたことを志望動機で話す人がいますが、どんなふうに魅力的だったのか、ということをきちんと伝えられないと面接官の心に響かないです。

 

面接だと、親切な面接官なら「何にどう魅力に感じたのですか?」と聞いてくれると思いますが、とりわけエントリーシートだと、内容がないと判断され、落とされてしまうでしょう。

 

志望動機では、こそあど言葉を使わず、具体的に伝えます。

 

7:主張には根拠・理由づけをする

主張には根拠や理由づけをすることも忘れてはいけません。「why:what=8:2または7:3」の割合でちょうど良いくらいです。どれだけ根強い動機を持っているか伝えるのかが大切です。

 

 

これだけは避けよう!NGな志望動機の例5つ

1:述語が重なっている

これは日本語としての問題なのですが、「他人に感謝されるのが嬉しいと思ったのは、アルバイト経験から感じるようになりました」といった形で述語が重なっていると非常に意味が伝わりにくいです。

 

この例だと、「アルバイト経験から、他人に感謝されることの喜びを学びました」としたほうがすっきりするのではないでしょうか。

 

2:句読点が明らかに少ない

口頭ではなくエントリーシートに志望動機を記入するときは、句読点の位置や個数に意識を向けましょう。意味の固まりを視覚的にするものなので、読みやすさに関係します。読みにくさはストレスを感じさせるので、良い印象は与えません。

 

3:起業する意思があることを伝える

けっこうやってしまうようなのですが、起業する前提で志望動機を述べるのはNGです。最初から辞めるつもりの人間を雇いたいと思う会社は少ないです。

 

4:教育制度の充実に重きを置く

会社の魅力の一つにはなるのですが、志望動機でわざわざ教育制度のことに触れる必要はありません。学校ではないので、他の魅力を伝えるようにしましょう。

 

5:漠然とした内容

  • 「他人に役立つ仕事がしたいから」
  • 「感謝されたいから」
  • 「技術を身に付けたいから」

といった漠然とした内容だけの志望動機は好ましくありません。何に、誰に、どんな、いつまでに、といった具体性を深堀しましょう。

 

 

例文から学ぶ!良い志望動機の書き方事例3つ

良い志望動機はどういったものがあるかご紹介します。会社研究・根拠・実績という観点で考えてみました。

 

1:会社のことをよく研究する

志望動機を説得力あるものにするには、会社研究を行った分析力でアピールできます。とりわけ、学生時代に誇れることをしてこなかった…と悩んでいる人におすすめです。

 

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私は、法人営業マンになりたいと思っています。OB訪問で法人営業担当の〇〇様にお話を伺い、~~~といった業務内容に自分の~~~といった得意を活かすことができると考えたからです。自分のアイディアに基づいた行動力によってチームで協働して、貴社に貢献しますので、ぜひ働かせていただきたいと思っています。

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会社説明会は多くの就活生がおこなっていますが、OB・OG訪問をしていると、さらに説得力が増します。OB・OG訪問を自分で企画するとなると、労力がいりますが、その行動力は評価されるのではないでしょうか。

 

2:経験から根拠ある主張をする

学生時代に自信の持てる経験をしたなら、志望動機で活かさない手はありません。

 

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大学のゼミでは、独自でフィールドワークを行ったり、図書館にこもって資料を読み漁ったりしました。その研究姿勢を教授に褒めていただき、最高ランクの評価をいただきました。突き詰めて研究する資質は貴社での課題解決にて活かせると思います。

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とりわけ理系学生なら、ゼミの研究に力を入れている就活生も多いのではないでしょうか。自分は当然のようしていることも、他人からみると努力家だと評価されることがあります。小さな成功体験を探ってみましょう。

 

3:実績を示して面接官の心を動かす

人気の会社だと、印象に残る志望動機を話さないといけないケースがあります。

 

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学園祭のイベント実行委員として、1,000人の集客をした経験があります。私自身、Instagramで3万人のフォロワーがいるので、イベント投稿記事の呼びかけで、約300人が反応してくれました。この経験を活かして、貴社の顧客数を1年で100件増やしてみせます。

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今の時代だと、SNSを使ってイベント集客を行っている人もいるでしょう。他人の心を動かすという観点でいうと、コツを掴んでいるのかもしれません。具体的に数字をあげて説明して、面接官を驚かしてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

志望動機の書き方や例文などをご紹介しましたが、まるっきり真似をするのではなく、あなたらしいオリジナリティある文章を考えてみてください。

 

もちろん志望動機は重要ですが、採用されるのはそれだけではないので、ポイントだけ押さえて、素直な気持ちが伝わるように工夫してみましょう。

この記事の執筆者
キャリズム編集部

転職・人材業界に深く関わるディレクターが『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職活動の進め方がわからない方』へ、最高の転職を実現できる情報提供を目指している。

本記事はキャリズムを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※キャリズムに掲載される記事は転職エージェントが執筆したものではありません。

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