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公開日:2018.9.18 

ついにここまで来たか!新しいハラスメント「ハラ・ハラ」とは?

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最近、セクハラ、パワハラ、モラハラだけにとどまらずマタハラ、スメハラ、アルハラ、カラハラなど、どんどん増えていくハラスメント。

さらに、新しいハラスメントに「ハラ・ハラ」があるそうです。

「ハラ・ハラ」とは一体どんなハラスメントなのでしょうか。
 

増え続けるハラスメント

「セクハラ」「パワハラ」「モラハラ」という言葉が日本で使われはじめたのは二十数年前のこと。

今では約50種類のハラスメントが存在すると言われています。

あまりまだ浸透していなさそうなもので言うと「エンハラ」(=エンジョイハラスメント)などというものもあります。

これは、本来人それぞれであるはずの「楽しさ」を押しつけるハラスメントのこと。

また、お互いの関係に配慮をせず無理やりな告白をし、それによって相手に迷惑をかける「告ハラ」(告白ハラスメント)なんてハラスメントもあります。

では新しいハラスメント「ハラ・ハラ」。

これってどんなハラスメントなのでしょうか。
 

ハラ・ハラとは?

ハラ・ハラとは、ハラスメント・ハラスメントの略で、何かにつけて「〇〇ハラスメントだ!」と批判することをいいます。
 


「ハラ・ハラ社員」が会社を潰す (野崎大輔 / 講談社)
<引用:amazon


一部の社員がハラスメントを主張して、上司を困らせる社員が増えてきているというこの状況に疑問を投げかけた書籍『「ハラ・ハラ社員」が会社を潰す』(野崎大輔/講談社)のタイトルにも「ハラ・ハラ」という言葉が使われ話題となりました。
 

ハラ・ハラ社員の実態とは

みなさんの身近にも、ハラ・ハラ社員がいるかもしれません。実際にあったハラ・ハラ社員の話です。
 

仕事のミスを注意しただけで…

何度も同じミスを繰り返す部下に少しきつく注意したところ、翌日人事に「上司が私にだけ注意しています。パワハラをどうにかしてください」と相談されたそうです。
 

運動会どうだった?と聞いただけで…

小学生くらいの子供がいる女性社員に男性上司が「運動会どうだった?何着だった?」と聞くと、「私生活の話を聞くなんてプライバシー侵害です!」と言われ、そのまま相談窓口へ駈け込まれたそうです。
 

ハラ・ハラ社員が増えた原因は?

ハラ・ハラ社員がここまで増えた原因のひとつに、終身雇用制度の衰退があるといわれています。終身雇用制度は、勤続年数が長い人ほど給料が増える年功序列とセットの関係になっています。これまでは、長く勤めれば給料が増えるため少しの嫌なことであれば我慢していましたが、今はスキルアップのためであれば、会社を辞めることに抵抗が少なくなった人が増えたことが原因と考えられています。この他に、個性を言い訳にして、他者との協調性が乏しく我慢ができない人が自分の都合の良いようにハラスメントを利用しているとも考えられています。
 

さいごに

職場環境の改善を目的として使われていたはずのハラスメントという言葉が逆にハラスメントになるという矛盾した現象があちこちで起こっているのが現状です。

先ほど紹介した著書のように、ハラ・ハラ社員によって息苦しくなる人が増え、職場の活力がなくなっているとも聞きます。

ハラ・ハラ社員に対しては「何でもかんでもハラスメントということがハラスメントだ!」と反論することも対策としていいかもしれません。

まあ、それはそれでイタチごっこな気もしますが…。
 

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編集部

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