【仕事がなかなか進まなくて悩んでいるあなたへ】集中力を高めるコツ

作業をしていても集中力が続かなくて困っているという方は多いでしょう。
集中力を持続させるトレーニングというのはあるのでしょうか。
3時間、4時間作業を続けても集中力が途切れない、そんな方法があれば最高です。
「仕事がなかなか進まない…」
「定時で帰りたいのに仕事が溜まってしまう…」
そんな方へ向けて、今回は集中力を高めるコツについてお伝えします!
集中力には限界があることを受け入れるべき
結論から言ってしまうと、いつまでも長時間集中し続けるというのは限界があります。
その域にまで集中力を高めるのも普通の人には無理でしょう。
例えば禅寺のお坊さんは、何時間も目を閉じて座禅を組み続けることができますが、それは静かな場所で外界からの情報を意図的にシャットアウトしているから可能なのです。
高僧であっても、渋谷のスクランブル交差点でいつも通りの心境で座禅を組み続けるのは難しいはず。
視覚・聴覚・嗅覚など周囲からの情報が多ければ多いほど集中力の妨げになります。
したがって、静かな場所で余計なものをデスクに乗せず、作業に必要なもの以外は目にも耳にも入らないような状態を作ることが、集中力を保つための条件の1つです。
とはいえ、これも非常に難しいと考えられます。というのも、今は作業といえばPCを使った作業を指すことがほとんどでしょうから、いつでもネットが見られてしまう環境というのは好ましくありません。
大事なのは「長時間集中する!」ということよりも、「集中力は基本短い時間しか続かない、でもせめてその短い時間で最高のパフォーマンスを発揮しよう」と考えること。
そう考えたほうが現実的なのです。
ポモドーロ・テクニックを取り入れる
さて、そんな短時間集中方法の1つがポモドーロ・テクニックです。
25分作業して5分休むというもので、これを繰り返すことで集中力が高い状態を保つことができます。
これを4回繰り返したら、30分の長い休憩を取り、また繰り返します。
つまり2時間半で100分作業・50分休憩という配分になるわけです。
これを習慣として行なうことで結果として集中力が高まります。
注意点としては、調子が出てくるとぶっ続けで2時間作業できる場合がありますが、必ず決められたペースを守ること。
後でエネルギー切れを起こしたり、飽きたりする危険性があります。
また、作業前に4回の区切りというのを決めておくことも必要です。
「ここまでを4サイクルで終わらせる」という終わりを決めておくことで、作業のモチベーションを下げずに行なうことができます。
もしやってみて無理だった場合は、下方修正すればいいのです。休憩中は作業の状態をデスクにキープしておきましょう。
サンドイッチ原理でモチベーション&集中力を持続させる
自分が「苦手・気乗りがしない仕事」を、「好き・得意な作業」で挟むことで、集中力を持続させる、サンドイッチ原理を使うのも有効です。
例えば、朝イチは調子を上げるために単純だったり得意だったりする仕事から始めます。
そして就業間際もささっと終わらせられるようなタスクを行ない、得意なものと苦手なものをサンドイッチのように挟んでスケジュールを組んでいくのです。
もちろん、急に入る仕事もあるでしょうから全てが立てた予定通りにはいきませんが、集中力がなくなってきたと感じたら、一旦別の得意な仕事に取り組んでリズムを取り戻すのもありです。
これを行なうためにはそれぞれの仕事を終わらせないといけない期限を把握しておくことが必須になります。
サンドイッチ原理を利用するというのが、「嫌な仕事を後回しにする言い訳」になっては本末転倒だからです。
自分がしなければならないことを分析する
上記2つのテクニックを使い集中力を高めるにしても、絶対に必要なのがいつまでに何を終わらせないといけないかを把握することです。
これができていないと仕事の組み立てができないため、そもそも作業計画を立てることができません。
まず、自分が抱えているタスクを紙に全部書き出してみましょう。
その上で、「時間がかかりそうなもの」と「すぐ終わりそうなもの」を分類していきます。
作業の優先順位がついてきますが、優先順位の高いものをとにかく先に終わらせるというのではなく、優先順位が下のものも含めてタスク処理の計画を立てるようにしてみましょう。
Aという仕事は明日の夕方までに終わらせないといけないからとにかくAを早く終わらせようとすると、本来4時間程度で終わるような仕事でも集中力が続かずに期限ギリギリまでかかってしまうようなこともあるかもしれません。
集中力を持続させるのには、とりあえず2時間Aに取り組み、次の2時間はBに取り組み…といった形で、1日のうちに違う仕事を組んでいくことが必要です。
軽い運動をする
集中力を高めるためには気分転換が必要です。
休むと言っても、仕事をしていた席でネットサーフィンをしていては、効果は薄いでしょう。
30分くらい散歩に出てみるとか、家事をするとか、運動をしてみるとか、仕事から離れた場所で体を動かしてみるのがおすすめです。
座って仕事をしていた場合は、軽く運動をするだけでも体の血流が良くなり、脳も活性化します。
オフィスワークだと、堂々と出歩いて休憩を取るのは厳しいかもしれないので、可能な範囲でOK。
集中するための充電だと思って、質のいい休憩をとりましょう。

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