「日本人isクレイジー…」なぜ働きすぎで死ぬのか?

過労死は英語で「karoushi」とそのまま表現されるほど、日本特有の労働環境を表す言葉になっています。
海外の人にとっては「働きすぎて死ぬなんて」と信じられないようです。
国もやっと動きだし、過労死の実態や防止対策をまとめた『過労死白書』をつくったものの、ニュースで過労死発覚の報道がなくならないのが現状です。
過労死=自殺だけではない
過労死のなかで多い死因理由は『心疾患』や『脳血管系疾患』といわれています。
長時間勤務や超過残業などは、脳や心臓に多くの負担を与えます。
1日11時間以上働いていた人は、1日8時間働いていた人と比べると、心筋梗塞を発症するリスクが2.9倍というデータも。
加えて、1日の睡眠が6時間未満の人は心疾患にかかる人が多くなるという研究結果も出ています。
過労死ラインは1日5時間残業
働きすぎが原因による死亡と認定される基準があるのを知っていますか?
国は過労が原因で亡くなったのか、持病が悪化して亡くなったのかを判断する基準として『過労死ライン』を設けています。
過労死ラインでは、残業が発症前の1か月100時間、または発症前2~6か月にわたって月80時間を超えた場合としています。
残業が1か月100時間は、土日休みで計算しても、毎日5時間の残業をしていることになります。
残業は36協定で取締り?!
36協定とは、会社が従業員に残業をさせるときに残業時間の上限を従業員の代表と書面で結ぶ協定のことです。
36協定に違反すると、残業の指示をした人に「6か月以下の懲役または30万円以下の罰金」が科せられます。
基本的に、36協定で取り決められている残業時間の上限は1か月45時間まで。
45時間であれば、過労死ラインは余裕でクリアできるように思えますが、繁忙期などに特別に許される『特別条項付36協定』を不正に結んでいたり、サービス残業が横行するなど、その上限がしっかり守られてない企業が当たり前に存在するのが現状です。
過労死がなくならない理由は?
日本は「残業する人は一生懸命仕事をする人」という風潮があります。
過労死ラインができても、上司から「残業はタイムカードを押してから」という暗黙の指示を出す会社もあるそうです。
長く勤めることが正しいとされている日本では、転職も難しいと思います。
おかしいなと思ったら、労働基準監督署や公的機関にまずは相談してみてください。
過労死の前兆として、日頃から頭痛やめまいなどの症状が出ているはずです。
「まだ大丈夫!」と思って、無理をしている状態が当たり前になると、突然の過労死を招いてしまうことがあります。
自分の身体を軽視せずに、なるべく早い段階で医療機関を受診しましょう。

転職の豆知識に関する新着マガジン
-
新卒で入社した会社は3年いたほうがいいって言われるのはな...
マイナス状態のときに面接を受けるより、勢いに乗っているときのほうがうまくアピールできるものです。職務経歴書にも、より多くの実績を書けるよう、目的を持ちながら自分...
-
新卒の皆さん、本当に大事なのは学歴よりもSNSかもしれま...
近年海外では、学歴よりもSNSを重視した採用方法が取り入れられ、日本でもアパレルやメディア企業が一部取り入れ出したといわれています。 書き方が攻略化された...
-
「仕事、辞めたい…」それでも頑張るあなたに。3つのストレ...
こんにちは。心理カウンセラーの田倉怜美です。 「仕事を辞めたい。辞めたい。辞めたい…。」 でも、給料面や転職活動のことも考えて、「やっぱりもう少し頑...
-
「生産性を上げろ!」そもそも生産性って?|上司と部下にで...
長時間労働へ課題意識が注目されるようになり、日本の企業でも『生産性』という言葉が使われるようになりました。 「生産性を上げろ!」=「残業するな!」と理解し...
転職の豆知識に関する人気のマガジン
-
こんなにあるの?タトゥーが入っているとNGの仕事
どんどん“身近”になってきたタトゥー。 しかし、温泉に行けば「タトゥー・刺青の方、御入浴お断り」という但し書きはよく目にしますし、社会的には、タトゥーに対...
-
嫌な仕事を続けるべきか、辞めるべきか。専門家が語る「心の...
こんにちは。心理カウンセラーの田倉怜美です。 会社に行くたびにつらい気持ちになり、仕事そのものも嫌で、「もう辞めたい」ばかり考えてしまっている人は多いと思...
-
時給1,500円以上の国家資格なのに人気ワースト2位…!...
視能訓練士(しのうくんれんし)という職業を知っていますか? コンタクトやメガネを作ったことがある人の多くが、一度は出会ったことがある存在です。 この...
-
「残業禁止命令」…?いや明らかに定時で上がれる仕事量じゃ...
会社の決算の時期などに、上司から「残業禁止」と言われたことがある方は多いのではないでしょうか。 そもそも、仕事が多いから残業していて、残っていたくて残業し...
転職の豆知識マガジン一覧へ戻る