「仕事、辞めたい…」それでも頑張るあなたに。3つのストレス軽減法

こんにちは。心理カウンセラーの田倉怜美です。
「仕事を辞めたい。辞めたい。辞めたい…。」
でも、給料面や転職活動のことも考えて、「やっぱりもう少し頑張ってみよう」と今の会社に留まる選択をされた方もいらっしゃると思います。
辛い状況下で仕事を続けていくには、どうすればストレスを軽減できるかを知っておくのが良いでしょう。今回は心理学の観点から、そのための3つの方法をご紹介します。
合わない人とは付き合い方を変えよう
辞めたい理由として多いのが対人関係です。偉そうな態度ばかりで仕事をほとんどしない上司やパワハラまがいの発言をする先輩など、距離を置きたい人や歩み寄ろうとしても歩み寄れない相手もいることでしょう。
その場合には、付き合い方を変えて、上手にかかわることが大切です。
偉そうな態度をとる人は自分に自信があるわけではなく、むしろ自分に自信がないから人を見下す態度を取ったりします。そのため、あえてその人を褒めたり、尊敬していると告げたりすることで、むしろ味方に転じることもあります。
「きっとその発言も私たちの未来を思ってのことですよね。○○さんは優しいですね。」
などのように、褒めてみましょう。“人は期待されたように行動する生き物”とも言われています。常にポジティブな返しをしてあげることで、その方の自己肯定感が上がり、聞く耳をもてるようになります。
そのタイミングで、
「あえて私たちのことを思って厳しく指導してくださり、ありがとうございます。けれど、○○さんの意図がわからない方も多くって、もったいないと思います。きっと××してくださったら、もっと○○さんの意図がすんなり伝わると思うんですよね。」
などと、変わってほしい方向性を具体的に示しましょう。
否定せずに褒めながらかかわり、自分が態度を変えることで相手も態度を変えていきます。きちんと相手と信頼関係を築くことができたなら、聞く耳をもっているため、変わってほしい方向性に徐々に変わっていきます。
キーパーソンを味方につけよう
付き合い方を変えても、まったく相手の態度が変わらないのなら、キーパーソンを味方につけましょう。
どの職場においても、役職に関係なく力を持っている人がいるものです。お局さんであったり、みんなから慕われている人であったりなど、会社によってもさまざまですが、その人を味方にすることで、嫌がらせをする人も手が出しにくくなります。
「この人が言うことならだれもが従う」「この人は誰もが一目置いている」など、キーパーソンになっている人を見抜いて、相談してみてください。相談する際には、必ず二人っきりの場を作ることが肝心です。
相談する場を設けたら、困っている状況や問題点を説明した上で、力を貸してほしいことを伝えましょう。これを伝える際のポイントとしては、その人の力がなぜ必要なのか、『理由』を入れることです。
頼りがいや男らしさ、優しさやてきぱきと問題を解決する姿など、相手の能力や性格な度があるからこそ頼っていることを伝えることで、「力を貸してあげたい」という気持ちになりやすくなります。
会社の中で一目置かれている人が問題の人物を監視をしたり、注意したりすることで、嫌がらせも弱まります。一度相談しておくことで、その後も気にかけている可能性も増えるので、予防にも役立ちます。
我慢しすぎないIメッセージコミュニケーションを取ろう
ストレスになる高圧的な態度や見下すような態度をごく自然にとっている人も中にはいます。過去に自分が同じような扱いを受けてきたからこそ、自身の振る舞いは問題ないと思っている場合です。
その場合には、相手が無自覚なため、我慢せずに主張することも大事です。
主張する際には、『Iメッセージ』で主張しましょう。Iメッセージとは、意見を言う際に主語を自分にして言う言い方です。
主語を相手にした『Youメッセージ』は時に喧嘩や冷戦のもとになりますが、主語を自分にすることで、角が立ちにくくなります。
「あなたのその態度はおかしい」というのと「そのような態度を取られると、私は悲しいです」と言うのでは、どちらが冷静に聞けるでしょうか。
相手が冷静に意見を聴くためにも、Iメッセージで相手のおかしいと思う言動を主張し、改善してもらいましょう。
いかがでしょうか。辞めたいと思う状況は少なからずストレスが溜まっている証拠です。上司や先輩相手の場合には、ストレスになる状況に対しても我慢でしのぎがちですが、必要に応じて主張するのも必要なことです。
ストレスが溢れかえる前に、キーパーソンを味方につけたり、上手な付き合い方に変えたり、工夫をしてつらい現状を変えていきましょう。
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心理学歴13年、臨床経験500名以上の心理カウンセラー・不眠症改善アドバイザー。いじめ、セクハラ、パワハラの三重苦を経験した苦い過去から、悩みが深刻化する前のケアが重要と気づき、こころの予防医学の普及に邁進している。心理セミナー講師経験 延べ120回を超え、現在は企業・団体でのセミナー講師や社内報等の執筆等も務めている。主な資格として、日本心理学会「認定心理士」、日本健康心理学会 「認定健康心理士」他。主なメディア出演経歴として、かわさきFMラジオ、TBSテレビ、朝日新聞などがある。
書籍 「こころの予防医学~偽りの仮面を投げ捨てて自分らしく生きる方法~」
ブログ・公式サイトURL https://ameblo.jp/counselor-satomi/

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