30代、役職なし、特別なスキルなしでも「副業」で月5万円は稼げる

終身雇用制度の崩壊、定年年齢の引き上げ、年金受給開始年齢の引き上げ。一つの会社に入って定年まで勤め上げる時代は徐々に終わりに近づき、転職をするのが当たり前の世の中になってきました。
また、60歳の定年後にも希望者が働けるように継続雇用制度が用意されていますが、現行の65歳よりも引き上げようという動きが起こっています。さらに、その先には年金受給開始年齢の引き上げが待っているとも…。
これからは、一つの会社に縛られない働き方や長く続けられる働き方をする必要があります。私自身も31歳の頃に副業を始め、32歳を目前にしてフリーランスの道へと進みました。
今回は、副業は誰でも簡単にできる状況にあることを提示しながら、私が副業を始めたときの実体験をもとに副業の始め方、副業を成功させるポイントをご紹介します。
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渋谷クロスFM「bondradio」に出演。
運営ブログ https://sawadaosamu.com/
副業ブーム到来!実は誰にでも稼げるチャンスが目の前に
働き方改革の一環として、平成30年1月に厚生労働省から「副業・兼業の促進に関するガイドライン」というものが発表されました。
また、モデル就業規則も改定され、副業・兼業についての規定が新設されました。すでに国全体として副業を後押しする流れになっているのです。
そう言われてもどうすればいいのかわからない、自分に何ができるのかわからないという方もいらっしゃると思います。そんな副業初心者の方におすすめしたいのが、スキルシェアのマッチングサービスやクラウドソーシングサービスです。
有名なのがココナラやタイムチケット、ストリートアカデミーなど。まずはこういったサービスのサイトでどんなサービスが販売されているのかを確認してみてください。
タイムマネジメントや対人コミュニケーションのようなビジネスマンなら普段から取り組んでいるようなスキルから、スポーツを教える、DIYを教える、プレゼン資料を作成するなど、あなたでもできそうなことが見つかるはずです。
あなたにとっては特別なスキルではなくても、できない人にとってはお金を払ってでも教えて欲しい、代わりにやって欲しいことがたくさんあります。これなら、どんなサービスを売ればいいのかが簡単にわかり、自分でお客さんを集める必要もありません。
また、企業から仕事を請け負うことも可能です。特にやりやすいのはライター。ライターは少し勉強すれば誰でもできるので、私の周りでもライターとして仕事をしている人はたくさんいます。
すでにこういったサービスを使って個人がお金を稼げる手段が増えているのです。チャンスは誰にでもあります。
31歳営業職、役職なしの私が始めた副業は趣味の延長だった
実は私が副業を始めたときは、こういったサービスの存在を知りませんでした。
「自分にできることって何があるんだろう。営業のことはなんとなくわかっているから、営業を始めたばかりの人に営業を教えることはどうだろう。」
こんなことを考えながらずっと悩んでいました。そんなある日、友人から言われた一言が私の人生を変えました。
「料理教えて欲しい」
え、料理なんてやれば誰でもできるのに…。そう思いながら、自宅に来てもらって料理を教えることにしました。結果は大成功。友人はすごく喜んで、
「料理教室やればいいのに」
と言ってくれたんです。
当時の私は都内で一人暮らし、毎日自炊。お弁当を作っているときもありました。でも、料理は趣味程度で調理師の資格があるわけでもなく、誰かに教えたこともない。本当に自分でもできるのか、少し不安があった私は趣味の一つとして料理教室へ行くことに。
料理教室に通ってみて気づいたことは、料理教室ってそんなに特別なことを教えているわけではないこと。これなら自分でも同じようにできる。なんなら、自分の方がもっと楽しい雰囲気を作って教えられるだろうということ。
そこですぐに料理教室を始めることにしました。12月の1週目、もう1年が終わろうというときでした。
レンタルスペースを借りようと考えましたが、運よく友人がスペースを貸してくれるというので借りることに。それから、どんなコンセプトにするのかを考え、どんな料理を作るのかを考え、集客用の募集文を作りました。
ブログなどやったこともなかったので、無料で使える交流サイトや告知サイトに募集文を掲載。初めてだからモニターとしてやろうと考え、金額は1人3,000円に。
1人2人と申し込みが来るたびに、嬉しい気持ちと大丈夫かなという不安が襲ってきたのは今でも覚えています。
ワクワクと不安が入り混じった状態で迎えた当日。最終的に6人のお客さんが来てくれました。友人などではなく、全く知らない人たちが6人。思っていたようにはいかない部分もあったけれど、みなさん喜んでくれたのが一番嬉しかったです。
その後、継続的にやることで、週に一回の料理教室で月に5万円以上稼げるようになりました。
私が初めての副業でお金を得るまでにやったこと
では、副業でお金をもらうまでにどんなことをしたのか。改めて整理してみたいと思います。
- 日頃からやっていることを周りの人たちと共有する
- 教えて欲しいと言われることを無料で教えてみる
- 自分がやりたいことをやっている人にお金を払ってサービスを受けてみる
- 自分のキャラや得意なことを掛け合わせてオリジナリティを出す
たった4つです。
自分が得意なことは自分ではなかなか気づきにくいので、友人や同僚など周りの人からどんなことを言われるかを振り返ってみるといいでしょう。オリジナリティの部分は、エンタメ性を重視した程度です。
私は人前で話すことや笑わせることが好きで、自然とそういう空気にしたくなります。でも、私が通っていた料理教室は先生がそんなに面白くなくて、本当に料理を習うだけという感じでした。
だから、料理を学ぶことが楽しくなるようにすればもっと喜んでくれるんじゃないか。そんなちょっとしたオリジナリティで大丈夫なので難しく考えないようにしましょう。
継続的に稼ぐために必要なことが会社でも活きた
副業で得たものはお金だけではありませんでした。
- リピーターになってもらうにはどうすればいいのか
- どうすればスムーズに運営ができるのか
- もっと多くのお客さんに来てもらうには何をすればいいのか
継続的に収益を出すためにはこういったことを考える必要があります。そのため、業務の効率化や仕組みづくり、物を買うときの心理などを勉強して実践できました。
このような経験はサラリーマンとしての業務や営業のスキルに活かせる部分がたくさんあります。副業を始めてから営業成績が上がり、仕事を効率的に終わらせて早く帰れるようになるなど、会社の業務にも好影響。
今、フリーランスとして働けているのも、このときの経験が大きいです。
副業はリスク0でスキルアップできる
会社にいても給料はたいして上がりません。しかし、ステップアップのために新たなスキルを身につけたとしても、未経験では転職の際にはあまり評価されないのが現実です。
副業であれば、未経験でもできることがたくさんあります。資格を取ったけれど全く活用できていないという場合も、副業なら活かせるかもしれません。もしうまくいかなかったとしても、会社からの給料はもらえるので安心。
副業はリスクなくお金もスキルも手に入ります。月に5万円程度の収入なら誰でも可能です。ぜひ、挑戦してみてください。

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