「満員電車が怖い…」“万が一”に備える痴漢冤罪保険って?

都会で電車通勤をしていれば、避けては通れない満員電車。
特に男性であれば、痴漢と疑われないために両手でつり革を持つなど、自分なりの痴漢対策をしているかと思います。
実は、痴漢冤罪保険という保険が存在するそうです。
どんな保険なのでしょうか。保険料や補償内容について調べてみました。
そもそも痴漢冤罪保険って必要なの?
以前は、痴漢と疑われたら「その場から逃げろ」とアドバイスする専門家がいましたが、電車内や駅構内の至る所に防犯カメラがあるので、逃げ切ることは至難の技でしょう。
とはいえ、痴漢に間違われた状態で冷静かつ適切に対応するのも難しいですよね。そのため、最近では「弁護士に相談する」という方法が推奨されています。
痴漢冤罪保険のメインの補償は弁護士費用
この記事で紹介する痴漢冤罪保険はジャパン少額短期保険の『痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士費用保険』です。
痴漢に疑われたときだけに使える保険のように思えますが、必ずしもそうではありません!
偶然の事故によって被害を受けた場合の損害賠償請求費用や法律相談費用などに保険金が支払われたり、人にケガをさせてしまったり、他人の物にぶつかって壊してしまった場合の個人賠償責任保険金も含まれています。
痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士費用保険
痴漢冤罪保険はインターネットからの申込みのみで、保険期間は1年間です。
保険料は、月額590円または年額6,400円のどちらかを選ぶことができます。
〈補償内容〉
弁護士費用等保険金 最高300万円
法律相談費用保険金 最高10万円
個人賠償責任保険金 最高1,000万円
痴漢冤罪保険は特典の痴漢冤罪ヘルプコールが魅力的!
痴漢冤罪保険に加入した方だけが受けられる痴漢冤罪ヘルプコール目当てで保険に加入される方が多いそうです。
この痴漢冤罪ヘルプコールは、事件発生後48時間に発生した弁護士の相談料を補償しています。
この他に、痴漢被害に遭ってしまった方のためのヘルプコールや、弁護士にメールで離婚問題や遺産相続など法律相談をすることができる特典もあります。
まとめ
日本ではいったん起訴されてしまうと、統計上は99%以上が有罪となるとも言われています。
痴漢冤罪保険は、毎日の通勤時の心強い味方となるでしょう。ただし、保険に加入したからといって安心しきってしまうのは危険です。
満員電車では痴漢と疑われないよう、女性の背後に立たないなど、油断はしないようにしましょう。
少しでも痴漢冤罪リスクを抑えたいと思っている方は、この機会に保険に加入するとよいかもしれませんね。
この記事を監修した弁護士事務所
弁護士法人プラム綜合法律事務所 アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。 |

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