マネージメントする人必見!誤解されがちなアイメッセージの真実

「どうしたら部下が思うように動いてくれるのか…」
部下を持つ管理職の悩みは一生絶えることがありません。
それを反映するかのように、世の中にはマネージメントに関する本が無数にあります。
本を読んで「なるほど」と思って実践しても、部下はついてきてくれない。
部下との信頼関係をつくるにはどうしたらいいのでしょうか。
怒鳴るだけでは人は動いてくれない
「この前も言ったばかりじゃないか!なんでこんな事もできないんだ!」と怒鳴っても部下はついてきてくれません。
このようにキツイ言い方で恐怖感を与えて操作しようとしても、反感を買うだけで効果がありません。
人は恐怖を与え続けると、慣れてしまう性質があります。
怒鳴れば怒鳴るほど、逆効果だったのです。
部下とのコミュニケーションには『アイメッセージ』
アイメッセージは、アドラー心理学で使われている用語です。
私(アイ)を主語にして、伝える(メッセージ)ところから、アイメッセージといわれています。
このアイメッセージの対極にあるのが、主語を「あなた」にして伝えるユーメッセージです。
仕事の遅い部下を叱る場合
ユーメッセージの例 「(お前は)なんでそんなに時間がかかるんだ!」
アイメッセージの例 「(私は)あなたに期待していたから残念だ」
アイメッセージの効果
主語をわたしにするだけで、自然に自分の気持ちや感情を表現する会話となり、思いやりで相手との信頼関係が築くことができます。
自分の感情を表現しているだけなのに、相手はなぜかあなたの要望を叶えてあげたくなってしまいます。
ユーメッセージは、批判的なメッセージになる傾向があります。
また、人は他人にコントロールされることを嫌うため、ユーメッセージを使い続ければ、相手との関係にさらに溝をつくってしまう可能性があります。
間違ったアイメッセージ
アイメッセージを使っているはずなのに、部下とギクシャクしていると感じている方は、もしかすると使い方を間違えているのかもしれません。
- 部下の批判に「私はこう思う」を付け加える
- 自分の感情だけをぶつける
- 自分の都合を含めた指示になっている
言われた部下の気持ちになって使うようにしましょう
まとめ
アイメッセージは自分の気持ちを相手に伝える手法です。
今まで怒鳴り続けていた人が突然アイメッセージを使っても、部下は100%動いてくれるわけではありませんので、根気強く試してみてください。
アイメッセージを使いこなせると、ビジネスの場面に限らず、プライベートなど幅広いシーンで活用することができます。

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