個人の市場価値やスキルへの注目度が上がる転職市場では、あえてスタートアップ・ベンチャー企業への転職を選び、自分の力を試したいと思う人が増えてきました。
転職を成功させるには、業界情報や転職のコツをアドバイスしてくれる転職エージェントの利用がおすすめです。しかし、「スタートアップに強い転職エージェント」はどこなのかお悩みではないでしょうか。
2019年までは、新興ベンチャーやスタートアップ企業に注目する大企業、投資家の間では、資金調達を積極的に行うなど、次世代のサービスや技術に投資する流れが活発化していました。
しかし、2020年3月頃から新型コロナウィルスによって、日本だけではなく世界情勢に大きな変化が起き、2008年のリーマンショック以上の経済打撃を受けたこともあって、いまベンチャー企業やスタートアップへの転職は慎重になった方が良い場面もあります。
——2020年下半期にかけて、転職市場はどのように動いていくと予測していますか。
7月以降も、昨年の同時期と比べるともちろん求人数は減少が続くでしょう。一方で、リーマン・ショックのように一夜にして大打撃を与えるようなインパクトが来ている印象はありません。
2008年には全国で15,000件以上の倒産があり、2007年と比較すると11%の増加率でした。一方で、コロナショックに起因する倒産は6月30日の時点で297件。もちろんコロナショックは完全に収束しておらず、長期化する可能性もあるためこのデータだけで楽観視はできませんが、影響が続くにしても比較的ゆるやかな動きを見せるのではないかと予測しています。
引用元:転職市場予測2020下半期【doda編集長がコロナの影響を解説】 |転職ならdoda(デューダ)
ただ、業種・成長ステージなどの視点でスタートアップ企業を小分けしてみると、この状況を好機と捉えて積極採用をしている会社も多く存在しているのも事実です。
たとえば・・・
- 飲食系やインバウンド、不動産のなかでもテクノロジー系の企業
- B2Bのプロダクト開発(※8月以降の採用は消去的になる可能性はある)
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社員数30名以下で固定費を抑えられる企業
- デフォルトリスクが小さい企業
- アフターコロナに目標を定めて、自社サービスが役立つと確信できる企業
- 新型コロナの影響で役割や利便性にフォーカスが当たったサービスを展開している企業 など
そこで今回、多くの転職エージェントを調査してきたキャリズム(以下、編集部)が、「スタートアップに強い転職エージェント」を8つピックアップしました。
スタートアップに特化した転職のコツや転職エージェントの使い方まで解説するので、あなたのキャリア成功のためのヒントが手に入るはずです。
転職エージェントは3社登録がおすすめな理由と正しい選び方
転職エージェントを複数利用する際も、同じ領域で業務を展開するエージェントに登録しても意味がありません。例えば営業職で転職を検討している場合、まず登録すべきは大手で求人数を多数抱える『マイナビエージェント』や『doda』『type転職エージェント』のいずれか一つをまず選択。
「マイナビエージェント」や「doda」の両方に登録しても構わないのですが、どちらも総合的な職種を扱うエージェントですので、高確率で紹介される求人に被りが出てしまいます。
では、2社目のエージェントはどこにするかというと、『営業職の転職に強みを持つエージェント』です。
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とはいえ、営業職はどこの会社にもある最もポピュラーな職種ですので、比較検討すべき軸としては・・・
『行きたい業界に特化しているエージェント』
『自分の年代に近い求職者が集まっている』
の2軸になります。
この場合は、行きたい業界で選ぶなら・・・
不動産業界の営業職に転職したいなら『宅建ジョブエージェント』
IT業界の営業職に転職したいなら『レバテックキャリア』
コンサル業界の営業職に転職したいなら『ムービン』
広告業界の営業職に転職したいなら『マスメディアン』
を、私たちは提案します。
そして3社目の、自分の年代に近い求職者が集まっているエージェントですが、エージェントが抱える求職者も年代にはばらつきがあり、どの年代層が得意といった色があるので、最後に年代別に強いエージェントにも登録しておくと盤石です。
たとえば、
20代後半までの第二新卒であれば『ハタラクティブ』
29歳までの狭間の世代なら『U29JOB(ユニークジョブ)』
30代前半から後半の範囲であれば『パソナキャリア』
40代後半までであれば『ビズリーチ』
50代なら『JACリクルートメント』
が良いかと思います。整理するとこんな感じですね。
評判の良い各業界別・年代別のエージェントは「こちら」にまとめてありますので、ぜひ参考にして頂けますと幸いです。
スタートアップ企業への転職に強いエージェント6選
スタートアップ転職に強い転職エージェントを選ぶときに編集部が重視したのは、「ベンチャー企業の求人数が多いこと」「スタートアップ企業の支援実績があること」「伸び盛りのIT業界への転職に強いこと」の3点です。
上記3つのポイントと独自の評価点、口コミを考慮した結果、編集部では「マイナビエージェント」「doda」「Geekly」の3社をおすすめします。
おすすめの転職エージェント
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詳細
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マイナビエージェント
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・20代若手からの絶大な信頼がある大手転職エージェント
・スタートアップ転職企業特集など、スタートアップ転職に自信
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doda
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・常時約10万件の豊富な求人数
・スタートアップ・ベンチャーから大企業まで幅広く網羅
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Geekly
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・IT・Web・ゲーム業界特化の求人・サポート
・最新鋭のITのスタートアップ企業取り扱い
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どれに登録するか迷ったときは、編集部ランキング1位でもある『マイナビエージェント』をおすすめします。

マイナビエージェントは、「株式会社マイナビ」が運営する転職エージェントです。編集部の転職エージェントランキングでも1位、オリコンの「転職エージェント20代満足度ランキング2020」でも第1位に選ばれています。
「次代を担うスタートアップ企業の中核者達」の特集を組むなど、若手のスタートアップへのチャレンジを積極的に支援しています。大手転職エージェントならではの豊富な職種・待遇の求人も揃っているので、スタートアップ転職を望むすべての人におすすめの転職エージェントです。
また、IT関係のスタートアップ・ベンチャー転職を狙う人は「マイナビITエージェント」もチェックしてみてください。
公式サイト:https://mynavi-agent.jp/

type転職エージェントは「株式会社キャリアデザインセンター」が運営する、業界未経験者におすすめの転職サポートサービスです。
転職をしたいが進め方がわからない、自身の強みの整理やスキルの棚卸しに関して、アドバイスをもらいたいなど、初めて転職活動をする人も的確にサポートできます。
ベンチャー・スタートアップ関係に関しても豊富な求人を持っており、どの企業が、なぜ積極採用をしているのかなどの理由も詳しく回答してくれます。
公式サイト:https://type.career-agent.jp/

dodaは「パーソルキャリア株式会社(旧:インテリジェンス)」が運営する転職エージェントです。業界最大手の転職エージェントとして、経験者採用を中心に幅広い求人を揃えています。
スタートアップ企業はもちろん、その他のベンチャー・中小企業・大企業まで幅広い求人を選べるのが大きな特徴。エージェントサービス以外にも「転職サイト」「スカウトサービス」として利用できるのも強みです。マイナビエージェントとともに登録をおすすめします。
公式サイト:https://doda.jp/

Geeklyは、「株式会社GEEKLY」が運営する、IT・Web・ゲーム業界専門の転職エージェントです。あえて取り扱う業界を絞ることで、IT関係に特化したサポートを提供しています。
そのサービスコンセプトと同様に、IT・Web関係のスタートアップ企業求人を多く取り扱っています。また「第一次面接確約サービス」として、面接が決まった状態でスカウトがくるシステムもあるため、スピーディーな転職を求める人にもGeeklyはおすすめです。
公式サイト:https://geekly.co.jp/
新興系スタートアップ専門の転職エージェント「アマテラス」

アマテラスは「株式会社アマテラス」が運営する転職サイトです。「日本からGoogle・Facebookを100社創設する」という壮大な目標の下、始めからスタートアップのコアメンバーとして参加できる求人を取り扱っています。
代表がスタートアップ/ベンチャー経営者を実際に面接し、志やビジネスモデルを確認したうえで、厳しい審査を経た企業のみが掲載されています。初めてのスタートアップ/ベンチャー転職の方も安心してご利用が可能。
- 「通過率15%の独自審査をクリアした厳選求人」
- 「CEO直下やコアメンバー、最先端領域エンジニア求人」 など
スタートアップの中でも非常にレベルの高い案件を取り扱っているのが特徴。利用者のほとんどがマネージャークラス以上の経験者と公表されています。
自分のステータスに自信がある人に、アマテラスはおすすめです。ただしエージェントサービスではないため、アドバイザーからの支援はありません。
その代わり、「CEOとの直接やり取り」「スカウト」などサービスを利用しながら、自身で転職活動を進めることになります。
創業フェーズの企業が中心で50名以下のシード・アーリーからシリーズAまでの企業を中心に厳選されているため、新型コロナでも負けない企業に出会える可能性は高いと思われます。
公式サイト:https://amater.as/
ベンチャー・スタートアップ・成長企業への転職なら「プロコミット」

プロコミットは、「株式会社プロコミット」が運営する、スタートアップ・ベンチャー・成長企業への転職支援に特化したエージェントです。「ベンチャーをメガベンチャーに変える人材へ」をコンセプトに、向上心の高い求職者のサポートを行ってきました。
アドバイザー全員が転職経験者であるため、求職者の気持ちに寄り沿ったアドバイスが可能。さらに、さまざまなスタートアップ・ベンチャー企業の経営者とつながりをもっています。スタートアップに特化したアドバイスや求人を求める人は、プロコミットをおすすめします。
公式サイト:https://www.procommit.co.jp/
スタートアップ企業でワンランク上を目指す方へおすすめの転職エージェント3選
スタートアップ企業の中には、最新鋭の技術の取り扱いや敏腕経営者が立ち上げた企業など、ハイクラス・経営層レベルの求人が存在します。
そんなワンランク上のスタートアップ企業を探すのであれば、編集部は「ビズリーチ」「JACリクルートメント」「レバテックキャリア」がおすすめです。
おすすめの転職エージェント
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詳細
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ビズリーチ
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・国内最大のヘッドハンティング型転職エージェント
・将来性高いスタートアップ企業からのスカウトが来る可能性がある
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JACリクルートメント
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・外資系・高年収の求人を扱う
・外資系のスタートアップ転職支援
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レバテックキャリア
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・ワンランク上のIT系転職を支援
・転職者のレベルに応じた転職
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あなたの目的の応じた転職エージェントを選んで登録しましょう。以下より、それぞれの詳細をご紹介します。

ビズリーチは、「株式会社ビズリーチ」が運営する、国内最大のヘッドハンティング型転職エージェントです。1/3以上が1,000万円以上の求人、経営の中核や最重要部門のポジションでのスカウトなど、実力派向けのサービスが揃っています。
2018年にはスタートアップ経営者を支援する「ビズリーチ創業者ファンド」を開設するなど、2009年の創業以来多くのスタートアップ企業を支援してきた実績があります。質の高い会社への転職には、ビズリーチの利用がおすすめです。
公式サイト:https://www.bizreach.jp/

JACリクルートメントは、「株式会社ジェイエイシーリクルートメント」が運営する転職エージェントです。外資系や技術・IT・経営企画など、専門性の高い求人を取り扱っています。
ミドル層が利用するイメージが強いサービスですが、多くのクオリティ高い外資系スタートアップ転職の支援実績をもちます。業界・分野ごとの専任アドバイザーがサポートしてくれるため、あなたが進みたい業界の企業を、JACリクルートメントは紹介してくれるでしょう。
公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/

レバテックキャリアは、「レバテック株式会社」が運営する、ITエンジニア・Webデザイナー向けの転職エージェントです。「今より高く」をコンセプトに、IT関係の転職サポートを15年間実施してきました。
ワンランク上のIT系スタートアップに関しては、編集部ではGeekly以上におすすめしています。
加えて、求職者のスキルや状況に応じて「エキスパート」「ルーキー」「ビギナー」などのサービスを選択できるのも推奨ポイントです。Geeklyと併用することで、IT関係の求人を広くカバーできるでしょう。
公式サイト:https://career.levtech.jp/
スタートアップ・ベンチャー企業への転職を成功させるコツ
スタートアップ・ベンチャー企業への転職は、一般的な転職と比べて少し視点を変えて望むことで有利に進められます。ここからはスタートアップ転職ならではの転職成功のコツをご紹介します。
スタートアップ転職のメリット・デメリットをあらためて確認する
スタートアップ企業への転職は、大企業に転職する場合とは違ったメリット・デメリットが存在します。あなたのキャリアプランを叶えるには、スタートアップ企業への転職がぴったりなのかどうか、今一度確認してみてください。
スタートアップ企業転職のメリット
スタートアップ企業に転職するメリットは以下の通りです。
スタートアップ転職のメリット
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詳細
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経営者と近い距離で仕事できる
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・大企業では難しい経営層の業務に携われたり上層部に意見できたりする
・独立を視野に入れたときのよい経験になる
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個人の裁量権が大きい
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・人数が少ない分、与えられる業務範囲が広い
・若手でも大きなプロジェクトの関われる
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会社と一緒に成長できる
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・自分の能力次第で成長させられるやりがいがある
・常に最先端の仕事をこなせる
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昇進や昇給のスピードが早い
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・若くしてマネージャー・役員クラスになれる可能性がある
・成果報酬やストックオプション次第では大企業の管理職以上になる
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「上流・下流工程」「前線・バックオフィス」などの区分けに左右されない、知識やスキルを満遍なく身につけられる可能性が高いです。会社のブランドや安定性が後ろ盾にある大企業と比べ、個人の能力が磨かれやすい環境といえるでしょう。
スタートアップ転職のデメリット
続いて、スタートアップ転職のデメリットは以下通りです。
スタートアップ転職のデメリット
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詳細
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会社が倒産しやすい
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・大企業と比べ体力がない
・賃金カットの可能性もある
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社長がワンマンすぎて仕事しづらい
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・会社独自のカルチャーに従う必要性
・社長の良し悪しで会社の方向性が決まる
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福利厚生が整っていない可能性がある
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・立ち上げたばかりで制度を整える余裕がない
・労働基準法を無視する経営者の存在も
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残業や休日出勤が多すぎる
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・事業を立ち上げたタイミングだと業務自体も忙しい
・競争に勝ち抜くためにワークライフバランスを犠牲にしていることもある
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スタートアップ企業の経営状況や労働環境の不安定さは大きなデメリットです。転職時には一時的な年収ダウンやハードワーク、会社が倒産するリスクがあることも覚えておいてください。
実際に働いている人の意見・現場を見る
スタートアップ企業に転職を決める前に、実際に勤めている人の意見や働く姿のチェックをおすすめします。
もし経営者が壮大な理念・理想を掲げていたとしても、従業員の士気が低ければ、ワンマン経営の可能性があるためです。
とはいえ、スタートアップ企業は求人案内や公開情報が少ないので、常に情報へのアンテナを張りながらの調査が欠かせません。
可能であれば、実際に社員に会ってみたり、職場を見学させてもらったりすると確実でしょう。難しい場合は、企業の口コミサイト転職会議・キャリコネ・openworkなどで従業員の口コミを調べられます。
またスタートアップ企業の場合、集客や採用のためにSNS(InstagramやTwitterなど)を運用している可能性があります。
会社名で指名検索を行い、言動や会社の方向性を覗いてみてください。もし直接コンタクトが取れて親しくなれれば、直接スカウト・ダイレクトリクルーティングにつながるかもしれません。
経営者・スタートアップメンバーを調査する
スタートアップ企業は、メンバーの質が業績・働きやすさに直結します。経営者やスタートアップメンバーの調査は忘れないようにしましょう。
- 経営者はどの業界出身か(どんな強みや人脈をもっているか)
- メンバーが同郷で固められていないか(中途採用でも活躍できるスペースがあるか)
- 経営者だけでなく、他の社員も優秀か(ワンマン経営かどうでないか)
大企業と違ってジョブローテーションや転勤が期待できないからこそ、事前にメンバーのミスマッチがないよう最善を尽くす必要があります。とくに経営者の能力や性格は、会社の雰囲気や業績にダイレクトに影響します。「一緒に働きたいか」で選ぶことも重要です。
スタートアップ企業の業績・投資状況などをチェックする
スタートアップ企業への転職は、現在の業績や投資状況の確認が大切です。将来性や投資会社からのバックアップの有無を見て、今後長く働けるかを判断しましょう。
- 直近の業績・起業直後の業績・経営の途中経過
- 大企業やベンチャーキャピタル(投資会社)からの投資があるか(信頼があるか)
- 従業員の離職率は高くないか など
スタートアップ企業は、投資時期や立ち上げ年数でも働き方に大きな違いが出ます。「シード(立ち上げ・初年度)」「アーリー(起業直後3年目前後)」などの時期見極めつつ、自分が入社した後にどんな働き方になるのかも予想しておきましょう。
企業が参入している業界全体の業績を調べる
転職希望先のスタートアップ企業だけでなく、参入している業界全体の業績をチェックすることも、転職成功のコツです。業界全体で勢いを増していれば、応募先も将来的にも業績が伸びやすいと判断できます。
調べるには、「ベストベンチャー」「日本経済新聞|NEXTユニコーン調査」、書籍であれば「会社四季報|業界地図」などがおすすめです。
スタートアップ・ベンチャー企業への転職で転職エージェントをうまく利用する5つのコツ
転職エージェントを最大限に活用することで、スタートアップ転職の成功率をグっと上げることができます。最後に、スタートアップ転職で転職エージェントをうまく利用するコツをまとめました。
転職する目的を明確にする
「自分がなぜ転職したいか」「転職に何を求めるか」は必ず最初に明確にします。ここがハッキリしないと、転職活動や応募先を選ぶ基準がブレてしまい、本当に転職したい企業に出会えないからです。
やりがいなのか、年収なのか、業界なのか、もっとも優先する目的を決めてください。
一例として、スタートアップ企業への転職目的としてよくあるパターンをまとめました。
- 今までにない新技術・アイデアがある仕事がしたい
- 会社の創設者メンバーとして会社を大きくしたい
- 裁量権ある仕事でさまざまな経験をしたい
- 経営層に食い込んで高い報酬を得たい
上記のように「なぜスタートアップ企業でないとだめなのか」を考えたあと、その目標を叶えられる求人に応募しましょう。
アドバイザーの意見をとにかく仕入れる
転職エージェントのアドバイザーから、会社の労働環境や人間関係などの内部情報をとにかく仕入れましょう。スタートアップ企業の情報は市場に出回りづらいため、企業の人事や経営層とつながっているアドバイザーの意見は大変貴重です。
また、転職のプロとして転職市場や業界全体のトレンド情報にも詳しいはずです。スタートアップ転職に知見あるエージェントであれば、より目的に特化した支援が受けられるでしょう。
求人票を読み込んで待遇・福利厚生などをチェックする
求人票の待遇・福利厚生面はしっかりチェックすることをおすすめします。人から直接情報を仕入れるのがスタートアップ・ベンチャー転職の鉄則ですが、求人票からも多くの募集背景や待遇など多くの情報が手に入ります。
とくにスタートアップ企業は福利厚生が怪しいところが多いです。給与の表示も、実は残業代・見込み残業込で、基本給は非常に低いという可能性もあります。求人票をしっかり確認し、度を超えたブラック企業に当たらないように気をつけてください。
面接では「熱意」をアピールする
強い上昇志向・新しいアイデアを生み出す力・どんな状況でも楽しみ乗り越えるマインドなど、仕事に熱意をもっている人材をスタートアップ企業は求めています。
スタートアップ企業は大企業と違い、経営者や役員が直接面接し、採用を判断することも多いです。
いかに「自分はこの会社に入りたい」「あなたと働きたい」という気持ちを見せ、経営層に「この人と一緒に働きたい」と思わせるための面接戦略を立てていきましょう。
アドバイザーには転職する意思とやる気を常に見せる
転職アドバイザーに転職する意思・やる気を常に見せることで、他の人より優先してサポートしてくれます。転職エージェントのビジネス的にも、早めに転職を決めてもらった方が利益になるためです。主に以下の2つを意識してみてください。
- 最低でも2週間に1回連絡取る
- すぐにでも転職したいと伝えておく
もし転職する意思がないと判断されると、「もう転職先が決まったのでは」と判断され、サービスを後回しになるかもしれません。
担当者とよい関係を築くためにも、転職活動は積極的に進めることをおすすめします。